忘れな草のおボケな日記

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忘れな草0713

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2010年01月12日
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カテゴリ: 主婦・雑談
私は時々とても深いところにおちてしまう



それはたいてい一人の時で



ふとした瞬間にそうなってしまう



買い物をしている途中とか



テレビでお笑い番組を見ているときとか



連続ドラマを見終わったときとか



お風呂に入っている最中とか



夕ご飯を作っているときとか



こうしてブログの更新をいている最中とか







今日もお嫁ちゃんとタイガー&ドラゴンをアパートまで送った帰り



一人で運転をしている時にそれがやってきた



今日のそのきっかけは多分ドリカムのアルバム 「AND I LOVE YOU」



前にも書いたけど、このドリカムのCDは長女ちゃんが最後に買ったものだ



このアルバムに入っている 「君にしか聞こえない」



通夜や葬儀の時にずっと流していた



このアルバムは運転をする時に時々聴いているし



「アイシテルのサイン」 は大好きで一緒に歌ったりする



なのに突然、ふいに息が詰まるようなそんな思いに沈んでしまう



どうしてここにいないのだろう







だからまだ小倉にいて保育園で相変わらず頑張っているし



彼氏とラブラブだからもう少ししたら結婚するかもしれない



そんなことばかり考えてしまう



長女ちゃんがいなくなった夏は嫌いだ



秋から春になるまですごした寒い冬も好きじゃない







雪の降る日も多かった



木枯らしの吹く中、病院とマンションとスーパーを毎日のように行き来した



病院食だけじゃ可哀そうで



何か美味しいものでもとあちこちのお店に行ってはお惣菜を買った



入院生活が長くなり病状も安定してきた頃には



買ってくるお総菜にも飽きて



毎日マンションで私の夕ご飯のお弁当と一緒に作って持って行った



あの時の私には洗濯とそれぐらいしかしてやれることがなかった



長女ちゃんの具合が悪くなると私は傍にいることしかできなくて



何日も寝ることも食べることもできずにいた



そんなことが幾度あっただろう



そんな日の夜はよく雪が降っていた



ホントに私は何もしてあげることができなかった



長女ちゃんが向かう先に何があるのかそれを認めたくなくて



どんな真実を告げられてもそれを確認したくはなかった



病気になるまでの長女ちゃんはホントに健康で



何が起きてもそれを跳ね返すだけの力も持っていた



だからその時もどんなに悪いことが起きても必ず良い方向へ変わって



心配しすぎるほどのことではなくて



きっといつもの普通の生活に戻れると思っていたのかもしれない



その思いは多分ずっと感じていたことで



発作が起きて再発が確認されて余命が月単位となった時も



再入院して転移が分かり、週単位の余命を告げられた時も



ターミナルとなって残る時間が少なくなっても



私はそれを認めたくなかったんだと思う



ずっと今でも、私は認めていないのかもしれない



毎日毎日時間は過ぎて、周りのすべては新しい未知の世界へ進んでいる



タイガー&ドラゴンは新しい言葉を覚え、考え自分で行動して主張するようになってきた



そして長女ちゃんがいた時間はどんどん過ぎ去っていく



その過ぎていく時間が増えていくたびに胸に落ちてくるものは重くなる



重くなるものが増えていく



増えていくたびに不意に悲しみで胸が痛くなる



きっとこれから先もこの重いものはなくならないんだと思う



明日は雪が降るかもしれないと天気予報で言っている



こんな寒い冬はあの日々の長女ちゃんとの時間を思い出すから



好きじゃない



もう二度と戻らない長女ちゃんとの日々



胸に重く沈むこの思い



写真の中のピースサインの笑顔



長女ちゃんの未来予想図を思う眠れない夜









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Last updated  2010年01月13日 04時00分30秒
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