日月の聲

日月の聲

2009年10月25日
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この数年で気づいたんすが、女性作家さん・・・つか少女漫画家さんとかって

んでもって編集さんが言ってた「だいたい女性作家さんは女主人公は自分だからね、君は違うけど!」(言い切りましたね)

・・・・・・マジか。
女主人公=自分?? 相手役=理想の男!? するってえと自分の話か・・・?

ソレ、確かに私にはない。
いや、作品全体の思想とか人間的部分は紛れもなく自分でるけど、はあーそうかと思った。
もちろん全員ではなく、私のような女性作家はおられるでしょうが(特に少年誌系)。

相手役に理想の男性なんて重ねたことない、てか理想ってなんだ。考えたことない。
・・・・こいつは少女漫画描くには不利だった
絶対それ持ってるほうがいいよ。女性読者さんがだいだいその立場になるんだから。
だが私は個人的に「作家さんの女性全開!な作品は苦手」ですけどね。


前も書いたけど、私の「このキャラ好き」はあくまで作家視点す。
「ふし遊」のおまけマンガで心宿と云々描いてるけどギャグだよ(今頃。意外に読者さんがギャグととらえてなかったんじゃ、と不安がよぎった)
自キャラにって・・・他のキャラでも2次元にはまるのは10代で終わっとる。
だから作品に個人的萌えだの妄想だの入らない。
作品はちゃんと物語としてその世界観の中で構築すべきだと思ってます。

(んだ、そりゃあ)
目を細めて親としてはうなずくぜ!!・・・・まあ嫁にはやらんけどな(父か?)

冗談さておき

男キャラが女キャラに迫るより逆のが描いてて燃える・・とかいうと変なふうに捉えられそうですが、私は男キャラがクサイセリフ言うのって基本「こんなことギャグ以外で言うかよ!!」(身も蓋もない~)あ、言わせてるときは一応真面目に描いてますが。

うーん。
これは意識してなかったんだけど、先日ある方(男性)から会話中「男性的だね(いい意味で)」。
一瞬驚いたが「ああ」と。
以前もしかるべき方から「あなたは考え方が男性だね」と言われてたので、どちらも年配の方で人間も大勢しってる方だけに、本当にそうなんだろうなと思いつつ「どこが?」と周りに聞いたらやっぱり私は「中性的」らしい。フッ。

硬派とも言われるが、まあ固いほうでしょう。
「女性は最終的には保身に走るが、それがないからじゃないか」とも言われたが、自分ではわからん。別に自分はなんでもいいのだけど(いいのか)だから作品もそうなのかな~と考えた。
つか、何度かそれについて昔から悩んだりしてました(あくまで漫画のほうに)
最終的に最近は「まあ、しょうがないからいっか」そう、しょうがないよな・・・

以前に書いた気もするが「考え方が男性」なのは、プロの心理分析で言われたのでマジな話。
「あなたはかなり理論的で、本来は完全に世界を構築し、理屈が通らなければ作品が描きだせないはず」と言われマジっすか!と。(ちなみに「櫻」はこの手法でやった)
「だから多作向きでない。ひとつのでかい世界を長編で描くほうが合ってる」私の作品知らない方ですが・・・つか向いてないのに多作でした・・・
「あなたは女性主人公は必ず描いてて行き詰まります」

先生!すでに行き詰ってました!! ・・・・・・いや、どうよ・・・それ・・・

最終的には「あなたは男性主人公のほうがいい。それもどん底から這い上がって勝利をつかむ人間。一人の男の人生を長編で描くのでもいい。」・・・・そんなわけで「アラカン」はこうなった・・・わけではないのですが(そのときにはもう方向性決まってたんで。むしろ当たっ・・・・)
初めてお会いしたのは休日中に知人のライターさんに付いてったときだが、すごい方だった・・・

だからかなあ、「乙女ゲー」とかがわからんのは。自分の作品で出して頂いててなんですが、そうでなければ一生関わらなっただろうと。イケメンいっぱいにクサイセリフ、それにキャーみたいなのが、マジで「何が??」としか・・・いや頭では理解しますがホントは心情的に全く分かりません、スミマセン。
小学生ときから、周りがジャニーズだの芸能人にハマってるのにも名前さえ覚える気もない奴でした。

・・・まあ、これに関しては言っちゃうとまたバカ全開!なんですけどね。


漫画描くのが一番だったからな!(出たバカだー)


そういや、私は作品別にガンと主観が変わるんで「アラカン」描いてる最中は当然「革」になるんだけど、感覚も変わるんで、あるとき試しに革目線で作品を見まわしたんですが。
その体感の感想。

男にとって「男」はあらゆる意味で全敵だ
カンナギやアカチとか十二神鞘は敵側だから当然ながら、アラタとかカナテとかもう男である限り「負けられない相手」。これは立場じゃないわけ。友達でも仲間でもライバルなわけ。
ちなみにカナテは自分がひとつ年上なのもあるし「ちょっと俺より下かな」(もちろん無意識下)
なにより女の視界と違う。こう、いちいち照準があてられるような視界だった。全体はパッと入ってこない、一部一部情報が分割して入ってくる感じ?
カンナギらとか、自分より強いのとか背が高いのさえ若干むかつく(でも意識はしない、したら負けを認めるから無意識内で納める)自分以外の男に対して鎧を着たような感覚。
「男は社会に出たら7人の敵がいる」てのはこれか!絶対屈伏したくないよな。

・・・で!ざっとヤロウを見まわした中にコトハを見たときのあの感覚!!
一気にほにゃあと和らいだ!女性すげえ!!
もう、めちゃくちゃホッとして一気に甘えたくなるわけ。もう膝枕とかして~~みたいな。
そうすると極端な話「全女は俺のもの」ってのも分かる。
甘えたいわけ、安らぎたいわけ、男の中じゃできないわけ。
そりゃあ二人きりとき赤ちゃん言葉も使うし、帰宅しても奥さんが怖い顔して愚痴ばっか言ってりゃ浮気で優しい女のとこ行くわ・・・・までいって理解しすぎた!!!
と、帰りました(どこに)

上手く伝えられませんが、面白かったです。
ちなみにその視点のまま試しに「櫻狩り」思いだしたら「マジあり得ねえ!!!」と(笑
いや、その時には本気で私の脳は理解できなくなってる状態なんでこれがおかしいんだな。
これがあの世界に入るとまたガンッと変わるんだなあ。

「腐女子」なんて完全に女脳でしょう。全部恋愛に置き換えるとこが女性ならでは。まあ昨今腐男子とか草食系とかちょっと男性もアレですけどね。どうかね。(お前が言うな)さっきのコトハ、じゃないけど男性には男性の役割ってものがあるから頼むよ。

ちなみに私は男女関係なく、凛として筋通った人が好きだ
人間としての次元ですけどね。
自分もかくありたいですな。





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最終更新日  2009年10月25日 22時18分31秒


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