少し大人になったかな。

2012年10月21日
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彼はいつも、私を寮に送る前に、上着を着てかばんを持って立ち上がった私をぎゅーっと抱きしめる。
「またすぐ会えるから、気を付けて帰ろうね」って。
付き合ってから四年間、ずーっと一緒。

今日も同じ。

でもなんか、改めて彼の大きさを感じてしまったよ。
身長差、肩幅、腕の長さや太さ、足の長さ。
顔は、私が首を上げないと見れない位置にあってね、見上げると大きい目を細めて優しく笑ってる。

この存在に、包容力に、ずっと支えられてるの。
大きな手も、優しい眼差しも、独り占めにしたくて、ずっと隣にいたくて。


気持ちはつながってるから。

やっぱり泣けてしまう。
彼が隣にいないと、さみしいよ。

一緒にいるときはすごく優しくて、私は守られてて。
でも離れたら、私は一人でがんばらないといけなくなるよ。
彼といるときの自分は弱すぎて、そっからまた自分で自分を強く保つのに時間がかかるよ。
仕事に行って、社会の波にもまれたら、一時的にさみしくはなくなるけど。

彼は、心配になるくらい私に優しい。
どうしよう、これから何年、「もっと一緒にいたい」ってどこか不満抱える生活を送るんやろう?





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最終更新日  2012年10月21日 22時38分05秒
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