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2015/01/26
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カテゴリ: 食・栄養
グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなないそうです。
研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けているそうです。


たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、血糖値の急上昇を避ける3つの食べ方は何を食べる場合でも重要な食べ方です。

日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。
また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。

75年の食事一番ヘルシー河北130314.jpg

和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。
脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。

アメリカからパン食を餌付けされた 食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。

日本人は米国に餌付けされた.jpg

2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。

食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。

新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。


・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)
・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)

栄養摂取量の推移

脂質エネルギー比率推移.jpg

野菜摂取量2.jpg

菓子と米消費額推移.jpg

そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。

「家庭の味」遺産になる? 手作り減少

食外部化率推移産経130103.jpg

調理力と健康は強く相関していますので、 国民の健康状態が悪化の一途 の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。

調理力と健康.jpg

食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。

・食育の重要性は1985年頃に気づいた。
・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。
・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。
・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る
・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。


子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)
8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。

国民健康・栄養調査2011.jpg

2011年国民健康・栄養調査結果の概要


◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。
 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。
 ランセット2011年9月日本特集号
 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)

◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。
 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。
 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授

◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。
 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。
 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。
 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授

日本の健康寿命の危機.jpg

1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われている アメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート) によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。


食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。
ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。

おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。

ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に
ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に
わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に
や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に
さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に
し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に
い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に
さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着


食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。


私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。
私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。


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食生活の改善 (私がめざしている食生活)
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食育のすすめ -大切なものを失った日本人-

21世紀の知的健康法 2.0
『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会

**************************** 【以下転載】 ****************************

糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防につながらず

炭水化物や糖質は、血糖値を高めて、肥満につながるのではないか。そんな議論はいつまでも続いていて、なかなか解決を見ない。


有力医学誌で「有効性は認められず」

このたび、炭水化物や糖質を取る量の指標として知られる「グリセミック指標」が無力だという報告が出ている。糖尿病や脂質異常症といったメタボにつながる数字に意味のある効果を示さないというのだ。

米国のハーバード大学医学部を中心とした研究グループが、有力医学誌であるジャマ(JAMA)誌で2014年12月17日に報告している。


糖の特徴で異なる食事を比較

グリセミック指標は、「グリセミックインデックス」「GI」などと呼ばれて、炭水化物が体内で糖に変わるスピードを表す指標として用いられる。

これまでに心臓や血管の病気、糖尿病の危険因子としてどのような価値を持つは十分に解明されていない。

研究グループは、163人の過体重成人を対照として、減塩食をベースにした4種類の食事を5週間提供。インスリン感受性や収縮期血圧などについて評価した。

 4種類の食事とは次のようなもの。

(1)高グリセミック指数(指数:65%)、高炭水化物食(58%エネルギー)

(2)低グリセミック指数(40%)、高炭水化物食

(3)高グリセミック指数、低炭水化物食(40%エネルギー)

(4)低グリセミック指数、低炭水化物食


グリセミック指標で差は出ない

結果として、グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなかった。

研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けている。


糖質、脂質、カロリー何を気にするか

糖質を制限するのか、脂肪を制限するのか、カロリーを制限するのかといった観点では、なかなか結論が出てこない。

一方で、地中海料理のようなオイルをふんだんに使った食事では、カロリーも気にすることなく、メタボリックシンドロームを遠ざけるといった研究結果が出ている。

糖質、脂質、カロリーとは全く異なるところに健康な食事の答えはあるのかもしれない。

(出典:Medエッジ)





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最終更新日  2015/01/26 05:31:32 AM
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