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魚中心の地中海料理にはストレスやうつを軽減する効果あり世界二大長寿食は日本食と地中海食といわれていますが、地中海食の研究は世界的に盛んで、心にもよいそうです。地中海食は、緑黄色野菜、その他の野菜、ナッツ類、ベリー、豆、全粒穀物、魚、鶏肉、オリーブオイル、ワインが推奨され、好ましくないものとしては、肉やバター・マーガリン、菓子類、ファーストフードが指摘されています。・地中海料理を元にした「マインド食事法」 アルツハイマー型認知症のリスク半減!・「地中海食は寿命を延ばす」説を遺伝子レベルで検証・洋風なのに脱メタボ食 「地中海食」の取り入れ方・地中海式ダイエットが女性の健康寿命を延ばす 70歳を過ぎても健康日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************日本同様、魚中心の食生活といえば地中海地方の料理が挙げられ、その高い健康効果についてはイロリオでも度々お伝えしてきた。こうした魚を多く摂取する食事は体はもちろん、心まで軽くしてくれてストレスを軽減、生活の質を高めてくれるという。地中海料理がうつ病を改善南オーストラリア大学のNatalie Parletta博士率いるチームは、18歳~65歳のうつ病患者82人を対象に調査を実施。地中海式ダイエットを試してもらい、公的指標(DASS及びPANAS)を用いてメンタルヘルスと生活の質をはかり、彼らの症状の変化を調査した。ちなみに地中海料理とは魚はもちろん、植物性の食品(野菜や豆類、ナッツ、果物、種、オリーブオイル)を中心とした食事に適量の赤ワインというもの。加工食品や加工された炭水化物、チョコレートなどのスイーツ、赤身肉の摂取はなるべく控える。その結果、地中海料理の摂取と精神的な病の軽減には強い関係性があることがわかったという。そもそもうつ病の人は食生活が乱れ、食生活の乱れがうつを加速させるという悪循環に陥っていたが、「地中海料理がこれを改善した」と同博士は述べている。脂肪酸と抗酸化物質が脳の機能を回復これは魚に含まれるオメガ3脂肪、ビタミンB、Dなど、健康的な脂肪酸と抗酸化物質によるところが大きく、これらは脳の機能回復、延いてはメンタルヘルスの改善、維持にとって欠かせないそうだ。一方、加工された食品や赤身肉、菓子類は血糖値を上げ、インスリン感受性を高め肥満や炎症を招き、これがメンタル面にも悪影響を及ぼすという。同医師いわく「ストレスがないのが一番だが、もし感じた場合は食生活を見直し、地中海式ダイエットを試すべき」とアドバイスしている。(出典:イロリオ)
2015/04/06
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快便・減量・死亡率低下 食物繊維、本当の実力 食事で食物繊維を多く摂ると、腸内環境を整えて健康維持・増進によく、快便・減量・死亡率低下につながるそうです。日本人の食事摂取基準(2010年版)では、食物繊維の目標量は、18歳以上では1日あたり男性19g以上、女性17g以上とされていますが、平均の摂取量は男性は14.6g、女性は13.8gとなっていて摂れていません。 世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。****************************【以下転載】****************************穀類、野菜などの植物性食品に豊富な食物繊維。古くからお通じを快調にする“健康成分”として知られるが、近年はさらに肥満をはじめとする生活習慣病を防ぐ効果を持つことも明らかになってきた。世界中から研究成果が続々発表される食物繊維の“本当の力”とは──。食物繊維とは、人の消化酵素で分解できない難消化性成分のこと。大麦に豊富なβグルカン、野菜に含まれるセルロースなど多くの種類があり、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維に大きく分けられる。「どちらもブドウ糖などがつながった多糖類だが、でんぷんや砂糖と異なり、人の消化酵素で分解されず大腸に届いて、さまざまな作用を発揮する」と千葉大学大学院園芸学研究科の江頭祐嘉合教授は話す。不溶性食物繊維の主な作用は大腸で水を吸って膨らみ、便のかさを増すとともに便の腸内運搬速度を速めることだ。「腸内細菌に良好なすみかを提供している側面もある」と大妻女子大学家政学部の青江誠一郎教授。一方、水溶性食物繊維はビフィズス菌など“善玉菌”のエサになる。「水溶性食物繊維を分解した腸内細菌は、酪酸、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸を産生する。その結果、腸内のpHが低下し、腸内環境が良好に保たれる。ミネラルの吸収も良くなる」と青江教授。近年は食物繊維とほぼ同じ働きを持つ成分として、難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)も注目されている。でんぷんは本来、消化酵素で分解されるが、炊いた白米を放置してできる固くなった部分や、冷えたフライドポテトなどには消化酵素を寄せつけない難消化性でんぷんが含まれる。腸での働きは水溶性食物繊維に近いが、便のかさ増し作用もある(図1)。大豆イソフラボンの一種、ダイゼインと難消化性でんぷんを一緒にとると、腸内環境が改善され、女性ホルモン様作用がより高いエクオールという代謝物の産生が高まることも動物実験で判明。今後の研究に期待が集まる。 図1 不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は作用がやや異なるが、食事には両方とも含まれるので、食物繊維豊富な食材をとれば、これらの生理作用がすべて表れる(データ:ルミナコイド研究;16,2,47-56,2012)図2 1日当たりの摂取量は、中国15グラム、米国3~8グラムと報告されている。中国の男女6382人を対象にした調査では、小麦製品や米製品からの摂取が多かった(データ:Asia Pac J Clin Nutr;19,2,274-282,2010) 【食物繊維とその仲間は大きく3タイプ】●小腸で吸収されず大腸に届いて働く食物繊維(1)水溶性食物繊維 大麦に含まれるβグルカン、柑橘類やリンゴ果実などに含まれるペクチン、昆布やワカメなど海藻類に豊富なアルギン酸など。腸内で善玉菌を増やし腸内環境を改善。間接的にお通じ改善に寄与。血中脂質を低下させる作用が高い。(2)不溶性食物繊維 植物の細胞壁の構成成分であるセルロース、ヘミセルロースなど。腸で水を吸って膨らみ、便のかさを増すとともに便の運搬速度を速め、お通じをスムーズにする主役。腸内細菌にとって良い環境を提供するが、エサにはならない。●食物繊維と同じ働きを持つ成分(3)難消化性でんぷん 玄米、全粒穀類のシリアル、未熟なバナナなどに含まれるほか、冷やご飯、冷えたフライドポテトなど調理済み食品で増える“老化でんぷん”タイプもある。水溶性食物繊維と似た働きを持つが、便のかさ増しなどにも寄与する。ここからは、食物繊維の持つ3大効果を詳しく説明しよう。【効果1】お通じ改善便のかさを増し運搬速度を短縮 腸内環境も改善、即効で快便に食物繊維のお通じを改善する効果は本物だ。国内外で多くの研究成果が発表されている。図3 6万人あまりの女性(36~61歳)の排便状況と食物繊維摂取量との関連を調査。排便が週2回未満を便秘と定義し、その範疇に入る3327人を分析した。結果、食物繊維摂取量が最も多い群は、最も少ない群に比べ、便秘の有症比率が0.64となり、36%低かった(データ:Am J Gastroenterol;98,1790-1796,2003) 例えば、女性3327人の食事を調べた米国の研究。食事からの食物繊維摂取量が最も多い群は最も少ない群に比べ、便秘になる割合が36%低いと報告されている(図3)。そもそも便量や排便回数は、何を食べたかによってすぐに変わる。特に食べた翌日のお通じに顕著に反映されるという。健康な男女36人に、1食(40グラム)当たり食物繊維6.4グラムを含むシリアルを朝食としてとってもらった実験では、対照食摂取時に比べ便量が約39%増加。シリアルの量を増やすとそれに応じ便量も増えたという。便量が増えると運搬速度が速まり排便回数が増える。この効果は前述の通り、不溶性食物繊維の働きによるところが大きいが、水溶性食物繊維も便中に排せつされる腸内細菌量を増やしたり、短鎖脂肪酸の産生を介し腸内浸透圧を上げるなどして排便促進に寄与する。腸内環境が改善されると便臭がなくなるのも女性にとってうれしい効用だ。【効果2】抗肥満・生活習慣病予防食べすぎや食後の血糖値上昇を抑制、生活習慣病にかかりにくくする今最も注目されているのが、肥満をはじめとする生活習慣病の予防効果だ。食物繊維を多くとると太らない、体脂肪がつきにくいといった研究報告は多い。図4 食事に含まれる食物繊維、全粒穀類の多さなどから割り出した「炭水化物の質指数」(CQI)と肥満との関係を調べた研究。8741人を平均7.9年間追跡。BMI25以上の肥満になるリスクは、食物繊維や全粒穀類の摂取量が最も高い(=CQIが最も高い、Q5)群と次に高い群(Q4)で有意に低かった(データ:Eur J Clin Nutr;1-6,2014)女性252人を20カ月追跡し、食物繊維摂取量と体重との関係を調べた研究では、食物繊維摂取量を1グラム増やすごとに体重が0.25キログラム減ったという。食物繊維の多い良質な食事をとる人は肥満リスクが低いという報告もある(図4)。抗肥満効果のメカニズムとして考えられているルートは3つ(図5)。1つは食物繊維が多い食事は、よくかんで食べる必要があり満腹感が得やすいことだ。実際、女性21人に麦ご飯を朝食にとってもらった青江教授の研究で、満腹感の持続により昼食や夕食の摂取カロリーが減ることが確かめられている。2つ目は、余分な糖を脂肪に変えるインスリンの分泌が抑えられること。これは、「食物繊維が食物中の糖の吸収速度を遅くするから」と青江教授。もう1つ、腸内細菌を介した経路として、短鎖脂肪酸が産生されることで肝臓の糖放出が抑えられ、その結果、インスリンの効きが良くなり分泌量が抑えられる側面もあるという。食物繊維が血中脂質を低下させることは古くから知られているが、新たに脂肪を筋肉細胞に取り込み燃焼を促進する働きがあることも江頭教授らの動物実験で判明している。 図5 食物繊維の多い食事だと摂取カロリーが抑えられる。糖や脂肪の吸収を抑制する。さらにインスリン分泌の低下を介して脂肪蓄積を防ぐとともに脂肪の燃焼を促すと考えられている。【効果3】総死亡率を下げる動脈硬化による心臓病、脳卒中など死に直結する病気のリスクを低下図6 食物繊維の摂取量と脳卒中発症との関係を3年以上追跡した、米国、北欧、オーストラリア、日本など8カ国の疫学研究を分析。結果、食物繊維摂取量が多いほど脳卒中リスクは低下。1日7グラムの増加で効果が出始め、25グラムまで着実に下がっていくことがわかった。(データ:Stroke;44,1360-1368,2013)) 食物繊維が死亡率の低下に働くことも最新の研究で明らかになっている。これまでに行われた20の疫学研究を解析した2014年末発表の研究では、食物繊維摂取量が最も多い群は最も少ない群と比べ、16%死亡率が下がるとレポートしている。食物繊維と果物の摂取が心血管疾患による死亡率を下げるという研究や、シリアルや果物の食物繊維が冠動脈疾患リスクを下げるという報告、脳卒中リスクが低下すると報告した研究もある(図6)。青江教授によると、食物繊維は慢性炎症の指標であるCRPを下げる。その結果、動脈硬化が抑えられ、心臓病や脳卒中のリスク低下につながるようだ。大腸がんリスク低下も明らかになってきた。25の疫学研究を総合的に分析した研究で、1日10グラムの摂取で大腸がん発生リスクが10%低下することが判明。特にシリアルと全粒穀類からの食物繊維摂取がリスク低下と関連したという。 ■食物繊維が認知機能を向上させる?食物繊維が脳機能に良い影響を与える可能性を示す新たな研究成果が発表された。子供(7~9歳)65人に、目標を達成するために行動や思考を調整する実行機能の1つである「抑制」を必要とする課題を行ってもらった結果、食物繊維摂取量と成績の良さが相関したという。また、高齢者を13年間追跡した研究で、認知機能の低下と水溶性食物繊維摂取量の低下に関連があったとも報告されている。現代人にとって食物繊維は脳のプロテクターでもあるかもしれない。(出典:日本経済新聞)
2015/03/30
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9万人超の日本人でコーヒー摂取による死亡リスク低下を確認おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。最近はコーヒーの健康効果の情報が増えていますが、適度の範囲がありますね。私はコーヒーより緑茶を飲むことが多いですが、快眠のために午後は控えています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ 新しい順「ヌカ漬け」に「コーヒー」、この食べ合わせが大腸がんを強力に予防?!緑茶、コーヒーが脳卒中リスク減 飲まない人より2割運動前のコーヒーが体脂肪を燃えやすくカフェイン入り栄養飲料、アルコール依存症引き起こす危険性 米研究おかわり自由コーヒー、リン酸塩で増量疑惑 もっとも危険なのはロイホコーヒー1日2杯、流産の危険2倍・米健康医療団体チーム調査「お茶の用意をして。体にいいから」 コーヒー大国の米、お茶飲む国にカフェイン入り飲料と高血圧リスク上昇、コーヒー○、紅茶△、コーラ×ほっと一息だけじゃない、コーヒーの実力 料理の消臭にも活躍****************************【以下転載】****************************日本人を対象とした前向き研究であるJPHC多目的コホート研究から,コーヒーを1日3~4杯摂取する人では,ほとんど飲まない人に比べ全死亡リスクが24%低下することが分かった。また,5大死因との関連を検討したところ,コーヒー摂取は心疾患や脳血管疾患,呼吸器疾患による死亡リスクの低下にも関連していた。東京大学医学系研究科国際保健政策学/国立がん研究センターがん予防・検診研究センターの齋藤英子氏らがAm J Clin Nutr(2015年3月11日オンライン版)で報告した。わが国では毎日コーヒーを飲む成人は47%との報告もコーヒーを飲む習慣は世界的に広がっており,わが国でも毎日コーヒーを飲む成人は最大で47%に上るとの報告がある。こうした中,コーヒーによる健康効果についてはこれまでにも数多くの研究が実施されている。例えば,コーヒー摂取と全死亡リスクが逆相関していたとの20件の観察研究のメタ解析の結果が報告されている。しかし,死因別に検討した研究としては心疾患やがんに関する研究が多く,結果も一致していなかった。また,アジアではコーヒー摂取と5大死因との関連を検討した大規模前向きコホート研究は実施されていなかった。そこで今回,齋藤氏らは全死亡および5大死因による死亡とコーヒー摂取との関連について検討した。対象は,大規模前向き研究であるJPHC多目的コホート研究に登録された40~69歳の日本人9万914例(男性4万2,836例,女性4万8,078例)。ベースライン調査(1990~94年)から死亡または2011年12月まで追跡した。平均18.7年の追跡期間に1万2,874例が死亡した。このうち5,327例ががん,1,577例が心疾患,1,264例が脳血管疾患,783例が呼吸器疾患,992例が外傷による死亡で,残る2,931例は他の死因だった。1日3~4杯で心疾患,脳血管疾患,呼吸器疾患による死亡リスクが36~43%低下Cox比例ハザード回帰モデルによる解析の結果,コーヒー摂取と全死亡リスクとの間に逆相関が認められた。コーヒーを「ほとんど飲まない」とした人と比べた全死亡のハザード比(HR)※は,1日当たりの摂取量が1杯未満で0.91(95%CI 0.86~0.95),1~2杯で0.85(どう0.81~0.90),3~4杯で0.76(同0.70~0.83),5杯以上で0.85(どう0.75~0.98)で,3~4杯で最大のリスク低下が認められた(傾向のP<0.001)。また,5大死因別では心疾患,脳血管疾患,呼吸器疾患による死亡リスクとの関連が認められたが,がんとの関連は認められなかった。特に1日のコーヒー摂取量が3~4杯の人では,ほとんど飲まない人に比べて心疾患による死亡リスクが36%(HR 0.64,95%CI 0.50~0.84),脳血管疾患による死亡リスクが43%(どう0.57 ,0.41~ 0.78),呼吸器疾患による死亡リスクが40%(どう0.60 ,0.41~0.88)低かった。コーヒーに含まれるクロロゲン酸やカフェイン,ピリジニウムが寄与した可能性齋藤氏らは,コーヒー摂取と心疾患および脳血管疾患による死亡リスク低下との関連が示された点について,「以前の研究と一致した結果」と説明。コーヒーにはグルコースの吸収を減弱させたり血圧を低下させる作用があるクロロゲン酸や,NO合成酵素の活性化を介し血管内皮機能を改善するカフェイン,抗血栓作用があるピリジニウムが含まれており,これらがリスク低下に寄与した可能性があるとの見方を示している。また,今回の研究ではコーヒー摂取と呼吸器疾患による死亡リスクとの間にも逆相関が認められた。これについて同氏らは「気管支拡張薬と類似した作用を有し,肺機能を改善するカフェインが好影響をもたらしたのではないか」と考察している。一方,同氏らは今回,糖尿病患者ではコーヒー摂取による全死亡リスクの低下は認められなかったことを指摘。米国やフィンランドなどの以前の研究では糖尿病患者における両者の関連について一致した結果が得られていないとし,今後大規模前向き研究で検討する必要があると述べている。(出典:MT Pro)
2015/03/28
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大腸がん予防は、純粋菜食の「ビーガン」より魚も食べる「ペスコ・ベジタリアン」ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日多くのステキなことがあり、感謝しています。ベジタリアンは4種類もあり、大腸がんのリスクを比較するという研究が報告されましたが、最もリスクの低いのが、菜食のほかに魚も食べる「ペスコ・ベジタリアン」だそうです。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。さらに食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。また、抗生物質の乱用、高脂肪食、帝王切開による出産、一般的な病原体の除去、さらには人工乳のような刺激などが人類とともに進化してきた体内の腸細菌に悪影響を与えているそうで、このことが食物アレルギー増加の1つの原因だそうです。 いずれプロバイオティクス療法が一つの治療として普及すると思いますが、今から出来る生活習慣があります。健康維持・増進のために免疫の7割を司る腸内環境をよくすることに異論はないようですが、方法は諸説あり、私は乳製品などの動物性食品は避けて植物性食品から摂るようにしています。・ 50歳からの食事 脳より賢い腸に従え 私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。 私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第マクドナルドを30日間食べ続けたらどうなるか?あぶないコンビニ食マーガリン・精製油の恐怖21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会腸内環境 関連ブログ 新しい順腸細菌が世代を超えて健康に影響、食べものの影響では唯一の要素に和食で腸内細菌のバランスを維持 多種類の食材を少しずつ、肥満も予防“腸内細菌”が、食物アレルギーの新たな治療薬になる!?肥満、第3の要因に「腸内細菌の変化」 伝統的な和食で予防可能免疫力向上、腸がカギに 検査や食生活指導広がる健康維持に大切な腸内細菌 抗生物質や食習慣で乱れ 50歳からの食事 脳より賢い腸に従え肌のくすみや乾燥 腸内のビフィズス菌不足が原因免疫力って何? ストレスで低下、腸内環境も影響食べないと食欲が増し、腸の動きも代謝も落ちる腸の動きが整うとなぜキレイになるの?腸内の「善玉菌」 効果的に増やす食生活大豆イソフラボン 特定の腸内細菌を持つ女性に効果花粉症:「乳酸菌」が効果ある? ネットなどで注目腸内細菌で免疫力UP 「きれい好き」もほどほどに肥満、腸内細菌で決まる? 米ワシントン大乳酸菌食品で花粉症緩和 厚労省研究班「一定の効果」 乳酸菌の種類と得意分野を知ろう!****************************【以下転載】****************************ベジタリアンには4種類がある、効果もさまざま野菜中心が良いというのは、Medエッジでも健康に良い食事として紹介している。このたび野菜中心の食事と大腸がんの予防効果の関係、さらにはベジタリアンの中身の違いによる予防効果の差を明らかにする研究報告があった。 ベジタリアンと一口に言っても4種類ほどあるようだ。4種類のベジタリアンベジタリアンにも例えば4種類もあるようだ。このたび10万人近い人たちの参加により、4種類のベジタリアンと非ベジタリアンの5つのグループについて、大腸がんのリスクを比較するという研究が報告された。最もリスクの低いのが、菜食のほかに魚も食べる「ペスコ・ベジタリアン」という内容だ。米国カリフォルニア州にあるロマリンダ大学の研究グループが、有力医学誌の内科版、ジャマ(JAMA)インターナル・メディシンのオンライン版で2015年3月9日に報告した。一口にベジタリアン(菜食主義)と言っても、実は色々なタイプに分かれている。この研究では、ベジタリアンを食事のパターンで4つのグループに分け、非ベジタリアンとの大腸がんのリスクを比較している。全く動物性の食品を取らないのは「ビーガン」と呼ぶ。肉類や魚介は食べないが卵や乳製品は食べる「ラクト・オボ・ベジタリアン」と呼ぶ。肉は食べないが魚介類は食べる「ペスコ・ベジタリアン」、少量の鶏肉や魚介類を食べる「セミ・ベジタリアン」という4種類のベジタリアンが存在している。この研究には、セブンスデー・アドベンティスト教会の信者の男女9万6354人が2002年1月1日〜2007年12月31日までに登録されて、追跡調査された。20%低い大腸がんリスク平均追跡期間は7.3年となった。調査期間中に大腸の中でも肛門に近い直腸のがん380人、おなかの多くを占めている結腸のがん110人が記録された。直腸がんと結腸がんの両方を含む大腸がんのリスクは、非ベジタリアンに比べてベジタリアンは20%以上低かった。危険度は、全ての大腸がん0.78、直腸がん0.81、結腸がん0.71と、2~3割程度危険度が下がるという結果だ。非ベジタリアンに比べると、ビーガンの大腸がんに対する危険度は0.84、ラクト・オボ・ベジタリアンは0.82、ペスコ・ベジタリアン0.57、セミ・ベジタリアン0.92。男女差、黒人・非黒人の差はなかった。一見して分かる通り、ペスコ・ベジタリアンが4割以上の危険度の低下となっている。大腸がんのリスクが、ベジタリアン、特にペスコ・ベジタリアンで低いことから、その食事パターンが大腸がんの第1次予防になる可能性があると研究グループでは考えている。植物食のススメ植物食が病気を防ぐか背景には、検査で測ることができるような健康に関わる指標を大きく改善できる効果にあるのだろう。植物をベースとする食事は、健康になるための費用も低いようだ。米国南カリフォルニア・パーマネンテ・メディカル・グループのコンプリート・ケア・プログラムの研究グループが、研究機関の発行するするパーマネンテ・ジャーナル誌2013年春号で報告している。健康的な食生活は、植物をベースとする食事によるのが一番の近道。植物をベースとする食事は、費用対効果が高く、リスクが低く、BMI、血圧、血糖の指標なるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)、コレステロール値を下げることができると説明している。植物を丸ごと食べて、肉や乳製品、卵、精製品、加工品を避ける。不健康なライフスタイルが関与している肥満、糖尿病、心臓病、血管病を防ぐ。結果として、慢性病を治療するための薬を減らし、心臓病による死亡率を減らす。医師も多くの人に率先して勧めるよう報告では求めている。4種類のベジタリアンの研究も踏まえると、野菜を中心にしながら、肉よりも魚を優先的に取り入れるような食事で効果的に病気を防ぐことができるのだろう。(出典:Medエッジ)
2015/03/26
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。食生活にかかわらず有益な微生物を与えるだけで、世代間で伝達された肥満とガンのリスクが低下することがわかったそうです。腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸細菌のバランス維持に寄与しているそうで、専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話しています。しかし、世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。さらに食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。また、抗生物質の乱用、高脂肪食、帝王切開による出産、一般的な病原体の除去、さらには人工乳のような刺激などが人類とともに進化してきた体内の腸細菌に悪影響を与えているそうで、このことが食物アレルギー増加の1つの原因だそうです。 いずれプロバイオティクス療法が一つの治療として普及すると思いますが、今から出来る生活習慣があります。健康維持・増進のために免疫の7割を司る腸内環境をよくすることに異論はないようですが、方法は諸説あり、私は乳製品などの動物性食品は避けて植物性食品から摂るようにしています。・ 50歳からの食事 脳より賢い腸に従え 私の腸内環境改善方法・有酸素系運動・腸マッサージ・胃腸を冷やさない 避けている食品など・四足動物肉は摂らない・砂糖、甘味料は避ける・特定保健用食品(トクホ)は摂らない・食品添加物や合成保存料を多用した加工食品はなるべく避ける・薬は飲まない・冷たいもの、冷やしたものはなるべく避ける好んで摂っている食品など・玄米、もち麦や雑穀・野菜・豆、海藻、果物・味噌、醤油などの植物性発酵食品・キムチ納豆などの納豆・豆乳・ぬか漬け・きな粉・オリゴ糖入り紅茶・米と麹だけでつくった甘酒・大豆系プロテイン・生きたまま届き、定着する乳酸菌サプリメント など。 私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。 私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第マクドナルドを30日間食べ続けたらどうなるか?あぶないコンビニ食マーガリン・精製油の恐怖21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会関連ブログ 新しい順和食で腸内細菌のバランスを維持 多種類の食材を少しずつ、肥満も予防“腸内細菌”が、食物アレルギーの新たな治療薬になる!?肥満、第3の要因に「腸内細菌の変化」 伝統的な和食で予防可能免疫力向上、腸がカギに 検査や食生活指導広がる健康維持に大切な腸内細菌 抗生物質や食習慣で乱れ 50歳からの食事 脳より賢い腸に従え肌のくすみや乾燥 腸内のビフィズス菌不足が原因免疫力って何? ストレスで低下、腸内環境も影響食べないと食欲が増し、腸の動きも代謝も落ちる腸の動きが整うとなぜキレイになるの?腸内の「善玉菌」 効果的に増やす食生活大豆イソフラボン 特定の腸内細菌を持つ女性に効果花粉症:「乳酸菌」が効果ある? ネットなどで注目腸内細菌で免疫力UP 「きれい好き」もほどほどに肥満、腸内細菌で決まる? 米ワシントン大乳酸菌食品で花粉症緩和 厚労省研究班「一定の効果」 乳酸菌の種類と得意分野を知ろう!****************************【以下転載】****************************食べ物に由来する微生物が、世代を超えてがんや肥満のリスクに影響を与えることが明らかになった。腸内細菌、腸内フローラの影響が親子にも関係するというわけだろう。ギリシャ、セサロニキのアリストテレス大学の研究グループが、がん領域の国際誌であるキャンサー・リサーチ誌で2015年2月25に報告した。世代を超えた影響を動物実験食べ物などの環境要因が肥満やがんのリスクに影響を与えるという研究報告は引きも切らない。世代を超えてどのような影響を与えるかはあまり研究されていない。このたび研究グループは胎児が子宮内にいる間の環境要因が次世代の肥満やがんのリスクにどう影響するかを動物実験で検討した。世代間での伝達が原因その結果、胎児が子宮内にいる間の環境要因が長期的な影響を与え、2世代のマウスにわたって肥満率が上がり、肺がんと肝臓がんの頻度が上昇することが明らかになった。この世代を超えた影響は、食物由来の微生物群の世代間での伝達のみで生じることも示された。有益な微生物は「薬」に?さらに、食生活にかかわらず有益な微生物を与えるだけで、世代間で伝達された肥満とがんのリスクが低下することも明らかになった。こうなれば一種の薬と言ってもいいかもしれない。この結果は、先進国でのがんや肥満の増加の一因を明らかにするものと研究グループは指摘している。集団を対象としてがんのリスクを下げるためにも、微生物をつかったこの方法は極めて有効である可能性があると見る。(出典:Medエッジ)
2015/03/18
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ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。1970年代、心筋梗塞やガン、脳梗塞、肥満などの生活習慣病が多かったアメリカは、1975年、上院に「アメリカ上院栄養問題特別委員会」が設けられ、2年間、200億円かけて過去150年間を世界中から3000名を超える医師・学者の証言・資料をもとに調査した5000ページを超える極めて密度の濃い報告書を作りました。これが世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)です。以来、アメリカ人は「和食こそ世界一の健康食」であることを理解し、食生活は米や豆腐・味噌などの豆製品、魚介類を多くとり、サプリメントも摂取するようになり、2011年には1977年に比べて心筋梗塞による死亡数が58%、ガンによる死亡数が17%も減少させました。一方、お手本とされた側の日本は、1954年にアメリカからパン食を餌付けされてから、食生活を欧米化させて生活習慣病を次々と増やし、日本人の健康度は34カ国中34位(2011年OECD調査)と最悪の最下位です。 健康管理で最も重要なことは食習慣ですが、世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%で最下位で、当然のように野菜も食べません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。****************************【以下転載】**************************** 和食を見習ってガン死亡者が減った!1970年代、心筋梗塞やガン、脳梗塞、肥満などの生活習慣病が多かったアメリカでは、1975年、上院に「栄養改善委員会」が設けられ、医学者に「全世界の栄養状態と病気の状態」を調べさせた。2年後に、5000ページにも及ぶ調査報告書が出されたが、その冒頭に「アメリカの反省」が載っている。これを見たマクガバン上院議員が「我われはばかだった。我われは造病食、殺人食を食べていた」と涙ながらに上院で演説したという話は有名である。その主旨を要約すると、以下のようになる。1.1日のエネルギー摂取量の55~60%を炭水化物にする2.1日のエネルギー摂取量の30%まで、脂肪摂取を減らす3.飽和脂肪酸(バター、ラードなど動物の脂)と不飽和脂肪酸(魚油、植物油などの油)の摂取量の比率を同等にする4.コレステロールの摂取量を1日30mgまでに減らす5.砂糖の摂取量を40%減らす6.塩の摂取量を1日3gまでに減らすそして、以下のようにまとめている。具体的には、くだもの、野菜、未精白の穀物、鶏肉、魚、スキムミルク、植物油の摂取を増やし、牛乳、肉、卵、バター、砂糖・塩・脂肪の多い食物の摂取を減らすことによって、この目標は達成されなければならない……。以来40年、アメリカ人は「和食こそ世界一の健康食」であることを理解し、ふだんの食生活でも米や豆腐・味噌などの豆製品、魚介類を多くとるようになった。その結果、2011年には1977年に比べて心筋梗塞による死亡数が58%、ガンによる死亡数が17%も減少した。先進国のG7加盟国としては、唯一ガン死亡者が減っている国でもある。石原結實医学博士・イシハラクリニック院長。1948年、長崎県長崎市生まれ。長崎大学医学部卒、その後同大学院博士課程を修了。1982年、イシハラクリニックを東京に開設。(出典:プレジデントオンライン)
2015/03/16
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人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸細菌のバランス維持に寄与しているそうで、専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話しています。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】**************************** 人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすことが知られている。そうした中、いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸内細菌のバランス維持に寄与していることが最近の研究で分かった。専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話している。臓器の負荷軽減東北大大学院農学研究科の都築毅准教授は、食事を取った際、体の中で食材ごとに消化・吸収のために働く部分や経路が異なるメカニズムに着目した研究を行った。その結果、少量ずつ多種類の食材を取ると、異なる消化・吸収機構で処理され、特定の臓器への負担が減少することを突き止めた。いろいろな食材を少しずつ取るには、サバのみそ煮、五目豆、ハクサイとワカメのすまし汁にご飯といった伝統的な和食のメニューが理想という。都築准教授は新著「昭和50年の食事で、その腹は引っ込む」(講談社)の中で、こうしたメニューはかつて、日本の多くの家庭で日常的に食卓に上っていたことを紹介している。「伝統的な和食は、消化・吸収機構にとって大きなメリットがあるだけではない。特定の栄養素に偏らず、脂肪の取り過ぎも防げる」と都築准教授。高脂肪食が主な原因となっているメタボや糖尿病など生活習慣病の予防が期待できるという。生関係を維持腸内細菌と病気の関係に詳しい慶応大医学部微生物学・免疫学教室の本田賢也教授も「細菌によって餌となる栄養素が違うのだから、多種類の食材を摂取するのがよい」と指摘する。本田教授によると、腸内には1千種類、100兆もの細菌がいる。重さ1キロにも上り、総称して腸内細菌叢(そう)と呼ばれる。「腸内細菌叢の共生関係のバランスを保つことが大切。しかし、種類の少ないおかずや同じメニューの食事ばかりを続けると、特定の細菌にだけ餌が与えられることになり、バランスが崩れてしまう」。そうなると、肥満やメタボのほか、アレルギーなどの免疫疾患につながることもあるという。腸内の細菌の中でも“悪玉菌”に対しては餌を与えず減らした方がいいようにも思える。しかし、「単独では悪玉に見えても、周囲の菌との共生によって善玉の働きをしていることもある。多種類の菌を保つことが何より重要」という。多種類の菌に効率的に餌を行き渡らせることができる和食。それに対し、欧米型の高脂肪食は「肥満を起こす細菌が増えていく」。忙しい現代人が「いろいろなものを少しずつ」という食事を取るのはなかなか難しい。都築准教授は「牛丼ならば大盛りをやめてその分、卵やサラダを注文するとよい。ラーメンならトッピングの種類を増やす方法がある」と外食時のメニューの選び方をアドバイスしている。■新たな細菌の働きに注目腸内細菌の働きに着目した研究は世界でも注目されている。食べ過ぎや運動不足だけでなく、腸内細菌が肥満の原因となることを突き止めたのは、米ワシントン大のジェフリー・ゴードン博士らの研究だ。米科学誌サイエンスに論文が掲載された。産経新聞は昨年5月、「肥満 第3の要因に『腸内細菌の変化』」の見出しで詳報。今年に入り、テレビ番組でも「驚異の細菌パワー」などと紹介された。(出典:産経新聞)
2015/03/11
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世界一食品添加物が許可されて世界一食べさせられているのが日本のようで、1日15g、年間で5.5kg食べさせられているそうです。日本より食品添加物が少ないといわれているアメリカは土葬ですが、遺体が骨になる期間が飛躍的に延びているそうで、食べて蓄積された防腐剤が遺体を保存していると言われています。****************************【以下転載】****************************がんの原因になるって本当? コーラなどのカラメル色素「コーラは糖分を摂りすぎるから注意」という話はよく耳にすると思いますが、コーラなどに使われている「カラメル色素」が、がんの原因になるという噂を聞いたことはありませんか? 2015年2月18日、米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生学のキーヴ・ナックマン教授らのチームが、カラメル色素とがんのリスクに関する報告を、科学雑誌「PLOS ONE」で発表しました。 発がん性は確かなのか、ナックマン教授らの報告を解説する前に、まずはカラメル色素について説明したいと思います。世界保健機関の外部組織である国際がん研究機関(INTERNATIONAL AGENCY FOR RESEARCH ON CANCER:IARC)の資料を参考に見ていきましょう。 しょう油やソースなどにも使用されてきたカラメル色素カラメル色素と呼ばれているものには、「カラメルI」「カラメルII」「カラメルIII」「カラメルIV」の4種類があります。 ブドウ糖や砂糖などの糖類やデンプンの加水分解物、糖蜜などを加熱処理して得られるもので、製法の違いで4種類に分けられ、色はいずれも同じような褐色です。色素というだけに、その色が添加物として、例えばお菓子や清涼飲料水などに利用されています。また着色の他に風味付けの効果もあるので、昔からしょう油やソースなどにも使われてきました。 カラメル色素のうち、発がん性が問題になっているのは2種類です。もっと言えば、両者に共通している色素成分「4-メチルイミダゾ-ル(4-methylimidazole:4-MEI)」が発がん性の噂の張本人です。4-MEIは主に、コーラなどをカラメル色(こげ茶色)にするために使用されています。 自然色でも合成着色料でも「着色料(カラメル)」「カラメル色素」と表示されるIARCの資料によれば、食品への使用が許可されている色素添加物の約95%をカラメル色素が占めています(重量換算)。 FAO/WHO食品添加物専門家会議(JECFA)と、欧州食品安全機関(EFSA)による、食品添加物としてのカラメル色素I、II、III、IVの分類によれば、カラメルIは昔ながらの方法で糖類を加熱して作られるものを指します。これに対しカラメルII~IVは工場で、砂糖だけでなくアンモニアや亜硫酸塩等を加え、高圧・高温下で化学反応を起こさせて製造したものです。 さらに細かく見ていくと、カラメルIIは、糖類と亜硫酸化合物を加熱して作られますが、アンモニウム化合物は使用しません。カラメルIIIは、糖類とアンモニウム化合物を加熱して作られ、亜硫酸化合物は使いません。カラメルIVは、糖類に亜硫酸とアンモニウム化合物の両方を加え、加熱して作ります。 つまり一口にカラメル色素と言っても、このような違いがあるのです。しかしながら米国ではカラメルIのような自然色であっても、カラメルII~IVのような合成着色料であっても、「着色料(カラメル)」または「カラメル色素」と記載され、表示上の違いはありません。これは日本でも同じです。 区別しなくても問題がなければいいのですが、そうもいきません。砂糖とアンモニアの化学反応によって、4-MEIが生成されることが報告されているからです。 清涼飲料などに使われるカラメルIVの生産量はカラメル色素の約70%糖類とアンモニアを高濃度、高温、かつ水分が多い状態で長時間反応させると、4-MEIの量が増加します。先述の通り、カラメルIIIと絡めるIVは製造過程で糖類にアンモニアを加えています。 ではカラメルIIIが何に使われているかというと、一般的にはパンなどのベーカリー製品、ソース類、スープ類、酢やビールなどで、米国ではカラメル色素総使用量のうち20~25%を、欧州では約60%を占めています。 カラメルIVは清涼飲料やペットフード、スープなどに使われていて、世界中で生産されるカラメル色素の約70%を占めているのです。 では、カラメルIIIとIVに含まれる4-MEIは、本当に発がん性があるのでしょうか? 4-MEIの発がん性…人間のデータはまだないが、マウスの場合は増加する?今のところ、ヒトにおける発がん性を示すデータはありません。 ただしマウス(いわゆるハツカネズミ)による2年間の発がん性試験の結果は出されています。 この試験では、オス50匹とメス50匹に、4-MEI(純度は99%以上)を0ppm、312ppm、625ppm、1250ppm(Parts Per Million/100万分率の濃度)のいずれかを含む餌を、それぞれグループに分けて106週間与えました。その間、雄雌マウスが摂取した餌の量は、比較対照群すべて、ほぼ同じでした。 この結果、濃度を問わず4-MEIを投与(摂取)したメスのすべてのグループと、4-MEIを1250ppm投与(摂取)したオスのグループは、肺胞および細気管支腺腫の発生率が著しく増加しました。また、1250ppmを投与したオスのグループと、625ppmおよび1250ppmを投与したメスのグループは、肺胞や細気管支腺への腫瘍あるいはがんの発生も増加しました。 ただし、メスの肺胞/細気管支がんの発生率は、統計学的には意味のあるものとは言えませんでした。 マウスより体の大きなラットだと?マウスだけでなく、雌雄各50匹のラット(マウスより一回り大きいネズミ)を使った2年間の発がん性試験も行われています。 マウス同様、4-MEI(純度99%以上)を含む餌を106週間与える試験でしたが、マウスとの体格差を加味してオスの餌の4-MEI含有量は0ppm、625ppm、1250ppm、2500ppmの4群とし、メスの餌の場合は0ppm、1250ppm、2500ppm、5000ppmの4群としました。 ラットの場合、メスの5000ppm投与群は、摂餌量自体はほかのグループに比べて比べて少なめでしたが、特定の白血病の発生率がほかのグループに比べて高くなりました。その白血病は、この試験で使用された種のラットでは一般的な疾患ですが、4-MEIにさらしたことで悪化した可能性があります。メスの5000ppm投与群は、この白血病の発症までの平均が256日で、ほかのグループのメスが平均624日だったのに対し、368日も早かったのです。 以上のことが、動物実験としてではあるものの、4-MEIの発がん性についての十分な証拠と見なされています。よって現在、人間に対する発がん性の報告がなくても、IARCは4-MEIを「人間にとって発がんの恐れがある物質」に分類しています。 実は高い!? 商業用カラメルIII、IV色素製品の4-MEI濃度JECFAとEFSAによる基準では、カラメルIIIとカラメルIVに含まれる4-MEI濃度の最大レベルは250mg/kg以下に制限されるべきとされています。 ある調査では、商業用カラメルIII色素(着色料)のうち40製品の4-MEI濃度は5~184mg/kgで、JECFAのガイドラインを満たしていました。ところが他の研究ではより高い濃度も報告され、最高値は463mg/kgでした。また報告によれば商業用カラメルIV色素からは、概してより高い濃度の4-MEIが検出されており、90製品の4-MEI濃度が112~1276mg/kgの範囲で示されました。 カリフォルニア州では1缶当たりの0.029mg超えで“がん警告表示”義務食事から摂取したカラメル色素が体外に排泄されるまでの期間、その人の体はカラメル色素にさらされている状態となります(「暴露」と言います)。ヨーロッパ11カ国での分析データによると、1~10歳の子どもが食事からカラメル色素を摂取した場合に推定される暴露の中央値は、カラメルIVが1日あたり4.3~41mg/kg、カラメルIIIは32~105mg/kgでした。 また日常的に摂取する可能性のある加工食品や飲料の4-MEI濃度を測定したところ、黒ビールが1.58~28.03mg/kg、コーヒーが0.3~1.45 mg/kg、炭酸飲料が0.30~0.36mg/Lでした。別の調査では、最大レベルがウスターソース(最大3.4mg/kg)および醤油で調理した食品(最大3.2mg/kg)という結果が報告されています。 米国では、コーラなどカラメル色素を使用した清涼飲料水が多く売られています。カリフォルニア州では清涼飲料水の4-MEIのレベルを1缶もしくは1ボトル当たり29μg(=0.029mg)までとし、それ以上の場合は、がん警告の表示を法律で義務付けました。それ以上の4-MEIを含んでいると、10万人に1人ががんを発症する可能性があるからです。 ところが、2014年に米国の消費者団体である公益科学センターが、売れ筋の清涼飲料水の4-MEIレベルを調査したところ、カリフォルニア州とニューヨークで購入した「Pepsi One」と「Malta Goya」という商品の4-MEIのレベルが29μgを超えていました。 そこで、公益科学センターの結果を踏まえ、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが、公益科学センターと連携して調査を行ったのです。 米国では4-MEIが原因で今後70年で76人から5000人ががんを発症する?研究者らは、米国人の平均的な清涼飲料水の消費量から、米国では今後70年間に、4-MEIへの暴露のみで、76人から5000人ががんを発症するのではないかという結論を示しています。 キーヴ・ナックマン教授は、学内ニュースの中で、「清涼飲料水の消費者は、単に見た目を良くする目的で入れられた飲料の添加物を避けることができず、不要ながんのリスクにさらされているわけです。この不必要な暴露は公衆衛生を脅かすものです」と、清涼飲料水へのカラメル色素の継続的な使用に疑問を投げかけています。 日本でも使用量の制限、種類の表示が必要すでにカルフォルニア州は、4-MEIの規制と、法律によるがん警告の表示義務付けにより、公衆衛生の向上のための重要な一歩を踏み出しています。この動きは今後、米国全体に広がり、カルフォルニア州以外の州や、さらに連邦政府による規制が始まる可能性もあります。 既出の通り、米国では安全な自然色でも、発がん性が懸念される人工着色料でも、飲食物に使用されるカラメル色の食品添加物はすべて同じように「カラメル色」と記載しています。実際は色素の種類だけでもI~IVがあるわけですから、その種類(クラス)の記載を求める声もすでに挙がっています。 そしてこの問題は米国だけでなく、日本でも同様に起きてくるでしょう。カラメル色素は、清涼飲料水だけではなく、ビールやベーカリー製品、しょう油、スープ類、酢などさまざまな調味料などに幅広く使用されています。今後は使用量の制限、含まれているカラメル色素のクラス表示が必要だと思います。 著者 大西睦子 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。(出典:日経トレンディ)
2015/03/07
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。コーラなどの炭酸飲料ばかりでなくスポーツドリンク、エナジードリンクや栄養ドリンクなどは酸性飲料です。歯や骨などに悪さをしますが、あまり知られていないので飛ぶように売れています。歯のエナメル質の永久的損傷は、強い酸が歯に接触してから30秒以内に起き、酸性度の高い飲料を避けることが最も重要で、1時間後や30分後に歯磨きをすればよいという単純な問題ではないそうです。中毒性のある砂糖、天然甘味料、人工甘味料なども悪さをしています。・酸性飲料は子どもの歯を永久に損傷させる・炭酸飲料業界が語りたがらない10の事実・食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識・飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯」 食事習慣や歯磨きの見直し必要ソフトドリンク業界は、医師、歯科医、栄養士などの団体に業界イメージと利益を守るために戦略的慈善活動を行っていますので出てくる情報にも気をつけたいですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ後半に歯科医が驚くべき事実を話しています。粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」関連ブログ 新しい順酸性飲料は子どもの歯を永久に損傷させる炭酸飲料業界が語りたがらない10の事実食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識歯石除去は心臓病リスクも下げる、台湾研究飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯」 食事習慣や歯磨きの見直し必要歯周病、心疾患・糖尿病を悪化歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化悪化 仕組み解明虫歯・歯周病を根治する「殺菌水」療法 少々高額“口は災いの元” 歯周病菌 糖尿病などのリスクに酸蝕歯 歯を溶かす飲食ご注意 黒酢、コーラ、スポーツ飲料やグレープフルーツでも口腔崩壊:子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」歯周病はいろいろな生活習慣病に関係している「家族の喫煙で子どもは虫歯になりやすい」 岡山大調査歯の健康を保ちたい 「80歳で20本」残すには虫歯ができる前にレーザーで検知高級歯磨き剤に脚光 高齢化 ケア意識高まる妊婦さんも歯が命 口腔ケアで出産時のリスク軽減歯周病の治療で血管機能が改善歯周病:意外と怖い 動脈硬化、糖尿病に関係も認知症:「口の健康で予防」 歯周病の人ほど脳血管障害に東北大調査:歯が少ないと医療費高額に歯周病は40歳を過ぎると進行が加速する抜いた健康な歯は「歯の銀行」に預けよう歯周病と全身への影響 歯周病菌は動脈硬化にもかかわる中高年男性はご用心、歯と脳梗塞の意外な関係「安心できる歯科医療を」第三者評価機関が旗揚げシンポ肥満の人は歯周病にご注意 普通の人の1.5倍の罹患率****************************【以下転載】****************************コーラを飲むと歯が溶ける。実際溶けるのだが、歯が解けていく程度を数字化することにこのたび成功した。ブラジル、ノーベ・デ・ジューリョ大学のネルソン・H・コショージ氏らの研究グループが、オンライン科学誌のプロスワン(PLoS One)誌において2015年2月13日に報告している。酸蝕が進む歯のエナメル質が酸によって少なくなることを酸蝕(さんしょく)と言う。虫歯のように細菌の働きで歯が少なくなるのではなく、化学的なプロセスによって歯の摩耗が進んでいくというものだ。研究グループによると、影響を受けている人の数は多いようだ。溶けているといっても程度は大きくはないので、数字化するのは簡単ではないようだ。このたび研究グループは、「レーザースペックル画像分析」という方法で、酸蝕による歯表面の微細な構造に起きる変化を数値化しようと検証している。レーザー光を面に当てると、粒状の模様が見える現象を応用。ミネラル分の微小な変化をこの粒子の模様の変化で数字にするというものだ。徐々に数字が大きくなる牛の歯を使って、7日間にわたり1日に2回コーラ飲料(約pH2.5)に浸して人工的に酸蝕を作り出した。浸す時間はそれぞれ10分、20分、30分、40分とした。結果として、浸した部分をレーザースペックル画像で分析したところ、10分で18%、20分で23%、30分で39%、40分で44%と徐々に解けていく様子を数字に表すことに成功した。研究グループによると、スペックルの模様から歯の浸食を数字化した世界でも初めての研究という。応用すれば、歯の痛み方を定期的に調べるといった検査が実現するかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/02/28
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多価脂肪酸のオメガ6(n―6)系脂肪酸とオメガ3(n―3)系脂肪酸は体内で作ることができない食べ物から摂取する必要のある必須脂肪酸です。おなじオメガ3系脂肪酸でもエゴマ油、亜麻仁油に多く含まれているアルファ・リノレン酸は、非常に酸化しやすく、複数の変換がされてからEPA・エイコサペンタエン酸に変化するのですが、日本人や島国で魚を食べてきた民族には、その酵素がないようで、DHA、EPAを直接摂ることが必要になります。また、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸のバランスが重要で、食事摂取基準では4対1程度の比率が望ましいとしていますが、太古は1対1、伝統的な和食では2対1といわれていますので、私は2対1程度をめざしています。脳の健康を保つには、オメガ3脂肪酸の一種のDHAとEPAがよいと言われています。DHA・EPAは血液をサラサラに保ち、脳の血管を柔軟にし、神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にすると言われています。また、ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持によいので、毎日の食卓に野菜も欠かせないですね。「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・加齢黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、全体でも毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んみ、サプリメントでもわずか0.9%しか摂っていないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけと、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。***************************【以下転載】**************************** 細胞の生死を決定する「ニューロプロテクチンD1」なにげなく食べている寿司や刺身にも関係するかもしれない話だ。魚の油は、頭を良くするなどと言われることもあるが、実際、魚の油から生まれる成分が脳のダメージを抑え込むようだ。視力低下や脳の血管が詰まる脳梗塞に効果を発揮すると見られている。魚の油から作られるもの米国ルイジアナ州立大学医学部の研究グループが、細胞および分子生物学の専門誌セル・デス&ディファレンシエーション誌のオンライン版で2015年1月30日に報告した。研究グループが注目したのは、魚の油に含まれている「ドコサヘキサエン酸(DHA)」。体内で「ニューロプロテクチンD1(NPD1)」という物質に変えられる。研究グループはニューロプロテクチンD1が神経細胞の変化、脳梗塞といった病気で細胞保護の効果があるという基礎的な研究結果を得ていた。今回は2つの遺伝子に働きかけて、ダメージを抑え込むというメカニズムまで解明した。加齢黄斑変性と脳梗塞でどう働く?研究グループは、失明と脳梗塞の状態を人工的に作り出して検証している。失明については、加齢黄斑変性という病気で検証している。加齢に伴って目の内部にある「黄斑部」と呼ばれる場所で「網膜色素上皮」を構成する細胞が壊される病気だ。失明の主な原因になっている。研究グループは、人間の網膜色素上皮の細胞と脳梗塞の影響を受けた細胞を対象として、ニューロプロテクチンD1の機能を調べていった。細胞死を防ぐニューロプロテクチンD1は、2つの遺伝子の相互作用を促して、細胞の生死に影響を及ぼしていた。ニューロプロテクチンD1は「cREL」と呼ばれる転写因子の合成を促し、「BIRC3」という細胞死を防ぐ「抗アポトーシス(細胞死)関連遺伝子」の発現を増やしていた。細胞では、遺伝子の遺伝情報に基づいてタンパク質が作られている。ニューロプロテクチンD1を起点として、細胞死を防ぐ作用のあるタンパク質が作られていたわけだ。網膜と脳では必要に応じてニューロプロテクチンD1が作られるようになっていた。DHAから神経の回復につながる病気やけがで必要に応じてこのネットワークが起動する。今回の研究では、動物実験で人工的に脳梗塞を起こしたときに、DHAからニューロプロテクチンD1が作られると、神経の回復が促進される現象を確認している。加齢による視力喪失、脳梗塞からの回復を助ける薬への可能性が開けるかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/02/26
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。砂糖類は「麻薬」と同じメカニズムで脳に快楽を与える強い中毒性があり、心身の健康に悪影響を与えますが、あまり知られていません。天然甘味料や人工甘味料は健康維持・増進にプラスとなることはありませんね。コーラなどの炭酸飲料水に入っている糖は、高フルクトース・コーンシロップ=異性化糖(別名「ぶどう糖果糖液糖」「果糖ぶどう糖液糖」)と呼ばれる天然甘味料です。「天然」と聞くと体によさそうに思いがちですが、肥満や糖尿病などの原因として健康を脅かす存在として、アメリカでは使用禁止運動が広まってきています。その結果、高フルクトース・コーンシロップの代わりに、カロリーゼロを売りにした人工甘味料の消費が増えていますが、どちらも肥満の原因と考えられているそうです。日本ではこれらの最新事情が知られないまま、高フルクトース・コーンシロップの消費は増えているそうです。果物や野菜などの自然な果糖を適量摂取するのはおすすめできますが、異性化糖入りの飲み物や加工食品の摂り過ぎには注意する必要があるのです。・天然甘味料でも要注意!米国で使用制限広がる 異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)」があふれる日本世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、健康的な食生活に重要な野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが野菜を減らしています。砂糖類の悪影響に関する書籍もいろいろ出ています。・カロリーゼロにだまされるな・砂糖は体も心も狂わせる・アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる!・砂糖をやめればうつにならない・心の病と低血糖症・「砂糖」をやめれば10歳若返る!高フルクトース・コーンシロップ(異性化糖)は、含まれる果糖の割合で分類され、「ぶどう糖果糖液糖」は糖のうちの果糖の割合が 50%未満のもの、「果糖ぶどう糖液糖」は果糖の割合が50%以上90%未満のものです。例えば、日本で市販される清涼飲料水には12%程度の高フルクトース・コーンシロップが含まれ、500ml飲んだ場合、60gを摂取することになります。高フルクトース・コーンシロップは、現在では、炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、シリアル、ジャム、パン、ヨーグルト、ケチャップなどあらゆる食品に使われています。しかし、最近の研究で、高フルクトース・コーンシロップが、肥満や高血圧、糖尿病などの原因と分かり、大問題となっています。また、世界中に広がっている肥満と2型糖尿病の原因としても、欧米型の食事スタイルである高炭水化物食、特に糖質の過剰摂取が問題視され、中でも最大の元凶として高フルクトース・コーンシロップ(主として清涼飲料水から)が問題視されています。最近の報告では、世界人口の8.3%が糖尿病に罹患しており、2030年には9.9%まで増加すると予想されています。糖尿病の増加率は先進国で20%、発展途上国ではなんと69%にのぼり、日本にとっても、けっして対岸の火事ではありません。そして果糖は、ぶどう糖の約100倍も糖化しやすく老化を促進するのです。 果糖が健康食品に多く使われてきた理由・ 甘味料として味が優れている・ 同じ甘さならブドウ糖より低カロリー・ トウモロコシを原料に大量生産が可能 →清涼飲料水、菓子などに大量に用いられるように・ 健康によいイメージの果物に豊富に含まれている・ 小腸で吸収後、肝臓で代謝されるのでブドウ糖のように血糖値を上昇させない →果糖を中心に含んだ健康食品も登場(高果糖コーンシロップ、アガベシロップなど) 糖の吸収を穏やかにする一般的な6つの方法 1.食事の時間・方法を最適化する 一度に大量に食べず、1日3食を守るなど規則正しい食習慣に。 2.消化性が低下した食品を摂取する 冷やご飯のデンプンは、温かいものより消化に時間がかかる。 3.滞留性の高い食品を摂取 野菜から先に食べる方法などで、糖の胃から腸への移行を遅くする。 4.糖質分解酵素の活性を阻害 豆鼓エキスなどは、腸における糖質消化酵素の働きを抑制する。 5.糖の吸収活性を阻害 難消化性デキストリンなどは、ブドウ糖の吸収を阻害する。 6.インスリンの分泌を促進 積極的な運動習慣などで、インスリンの分泌能を維持するなど。糖質ゼロというものでもゼロではない業界の表示上の決め事があり、糖質が入っていないのは少なく、供給側はこの中毒性を巧みに活用している誘惑の多い現代では健康的な血糖値を維持し続けるのは簡単ではないですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ 新しい順心疾患予防は減塩より減糖 1日量は25g以下に?砂糖は心身を蝕む危険な食材、脳のエネルギーの嘘 動脈硬化、免疫力低下、うつ病オリゴ糖を摂取するとストレスホルモンが抑えられ不安が軽減するダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く糖類と付き合い 甘くない WHO案、摂取量の目安 1日25グラム、缶ジュース1本分肉・卵・バター・塩・砂糖など不健康な食べ物に関する間違った認識が明らかに実は危険、肥満を招く「果糖」 ジュースに気をつけて砂糖入り飲料、女性には要注意スイーツ中毒は本当 脂肪と砂糖たっぷりの食品にコカイン類似作用****************************【以下転載】****************************2型糖尿病や代謝異常を減らすために、食品に添加された糖類、特に果糖の摂取許容量を、「食生活指針」の中で、下方修正すべきだという提案がなされた。米国カンザスシティのセントルークス中部アメリカ心臓研究所を中心とした研究グループが、国際的な医学誌メイヨークリニックプロシーディングズ誌オンライン版で、2015年1月26日に報告した。特に「果糖」がリスクを上げる食品に添加される天然甘味料は、主に2種類。単糖の「果糖」と「ぶどう糖」がくっついて二糖類となった「ショ糖」と、ばらばらのまま混ざった「異性化糖」だ。(「異性化糖(果糖ぶどう糖)」は女性を不妊、短命にする!?)ショ糖や異性化糖などの形で食品に添加された糖類、中でも特に「果糖」は、取り過ぎると2型糖尿病や代謝異常(メタボリック症候群や脂質異常症など)の発症リスク、さらには心臓や血管の病気リスクも上げるとこれまでの研究で明らかにされている。ただし、果物や野菜などの食品に自然に含まれている果糖が、健康上の問題であるという報告はない。むしろ、糖尿病や心臓や血管の病気を防ぐ働きがあるとも言われている。今回研究グループは、いろいろな団体が策定している「食生活指針」を再検証。食品への糖類の添加がどう制限されているかを見直した。「食生活指針」とは、病気の予防や健康維持のために、どのように食事を組み立てればよいかを示した指針だ。「25%まで」は多すぎるその結果、いくつかの指針は、食品への「糖類」の添加許容量を決めていた。しかし、米国糖尿病学会の指針では、「果糖を含む」甘味料の制限については触れていなかった。米国医学研究所を含む指針では、食事の総カロリーの25%までを、果糖を含む甘味料で摂取してもよいとしていた。研究グループによると、25%は明らかに多すぎるという。果糖により間違いなく糖尿病などのリスクが上がると見る。「5%まで」を提案研究グループは、そもそも食品に糖類を添加する必要はないとし、その上で、糖尿病や代謝異常を減らすためには、糖類、特に果糖の摂取量を5%までに減らすべきだと提案した。5%は、世界保健機構(WHO)が推奨している量だ。こうして、まずは果糖を含む天然甘味料の摂取を減らすことが、糖尿病患者や糖尿病による死亡率の減少への第一歩だと研究グループは見ている。食生活指針の見直しが早急に行われるかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/02/20
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。心疾患のリスクといえば、高血圧なのですぐに塩分が槍玉に上がります。ところが最近では、塩よりも糖の方が心臓に悪いのではという研究報告が相次いでいるそうです。砂糖類は麻薬同等の依存性があることはあまり知られていませんが、砂糖類、人工甘味料は健康維持・増進にプラスとなることはありませんね。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************心疾患のリスクといえば、高血圧。高血圧のリスクといえば、塩分。2015年版の日本人の食事摂取基準では、18歳以上の男性の食塩摂取目標量は1日につき8g未満、女性は7g未満とされている。改定前の10年版では、男性9g未満、女性7.5g未満だったから、より低く変更されたわけだ。ところが近年、塩よりも「糖」の方が心臓に悪いのでは?という研究報告が相次いでいる。昨年末にBMJ発行のオンライン誌に掲載された糖分と心疾患に関連する調査研究をレビューした記事によると、1日の摂取カロリーの25%以上を糖分で取ると、10%未満の人より心疾患発症リスクが3倍になるという。特にお菓子やジュースなど、「追加の糖分」が1日の摂取カロリーの10%未満と10~24%では後者の心疾患死リスクが30%上昇する。清涼飲料水の甘味成分として使われている「果糖」が元凶のようで、果糖の摂取量が1日74g以上では、高血圧(140/90mmHg)と診断されるリスクが30%上昇し、もともと高めの人では、160/100mmHg以上になるリスクが77%も上昇する。血圧160/100mmHgが恒常的に続き、1カ月間の食事・運動療法で140/90mmHgに改善しない場合、降圧剤のお世話になるのは必至。これに喫煙歴や脂質代謝異常(高コレステロールや高中性脂肪)、肥満、メタボのいずれかが1、2個重なれば、問答無用で心疾患のハイリスク群の仲間入りである。塩分の過剰摂取リスクは、一般常識になりつつあるが、糖分、果糖についてはどうだろう。WHO(世界保健機関)は、昨年春に1日の糖分摂取量は総カロリー数の5%未満に抑えるよう、呼びかけている。成人男性だと1日量は25g未満。一般的な缶コーヒーの糖分含有量は100ml当たり、7.5g。190mlの缶コーヒーなら1本で約15gは摂取する計算だ。まして、炭酸飲料類なら……。米国では「白い結晶の悪魔」は塩か砂糖か、ということで論争中。今のところ砂糖の旗色が悪い。(出典:ダイヤモンド・オンライン)
2015/02/18
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。老化の原因として酸化についてはかなり知られていますが、糖化についてはまだあまり知られていないようですが、肌老化と生活習慣病のリスクを高め、特に肌、骨、血管の老化を促進するとされ、今回の研究では熱い料理が終末糖化産物(AGE)が多く含まれ、アルツハイマー病のリスクを高めることがわかりました。調理温度が高いほどAGE含有量が高くなるそうです。・AGE値が高い料理 肉が最も高く、次いで植物油、チーズ、魚・AGE値が少なかった料理 シリアル/穀物、卵、果物、豆類、ミルク、ナッツ、根菜、野菜健康維持・増進には、抗酸化対策と同様に抗糖化対策をすることが望ましいわけで、私は積極的に努めています。最近は糖化を題材にした本もいくつも出ています。一般的な予防策として・糖質を摂り過ぎない・ベジファースト(野菜、主菜、主食の順に食べる) 血糖値を急上昇させない食べ方になる・緑の野菜をたくさん食べる・低GI食品の活用・よく噛む・糖化した食品を摂りすぎない・食後1時間に体を動かすようにするなどがあります。遺伝子発現研究が進み、糖化抑制や糖化した老廃物の排除が出来るものが実用化され、愛用していますがまるで魔法のようです。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログお茶や緑の葉菜類は老化を防ぐ「抗糖化作用」あり! 「食事の最初」に摂るのがポイント「食べる順番」は大事 老化を早める「糖化」を防ぐ食事術老化のスピードを早めてしまう「糖化」とは?過剰な糖分は老化の原因 「AGE」測定し病気予防「「糖化」を防げば、あなたは一生老化しない」という本のご紹介炭水化物は肌を老化させる!? 必見! 「糖化」予防術コワイ!肌の老化の原因「糖化」って何?****************************【以下転載】****************************高温が作り出す元凶、国の食事内容と相関関係も古今東西、高温で焼き上げた熱い肉料理はいろいろ。バーベキュー、焼き肉、シュラスコ、ローストビーフ、タンドリーチキンなどなど。好物という人も多いはず。ところが、熱々に焼き上げた肉をはじめとした高温調理の食品が、アルツハイマー病のリスクを高める可能性があるという報告が出ている。焼いた食品で出てくるフランスのポワティエ大学と米国のビタミンD研究機関(SUNARC)の研究グループが、アルツハイマー病に関する国際誌ジャーナル・オブ・アルツハイマーズ・ディジーズ誌オンライン版で2015年1月29日に報告している。熱い料理に含まれる成分が、アルツハイマー病につながるという結果だ。問題の成分とは、「終末糖化産物(AGE)」と言う。高温で調理したときに、糖とタンパク質などの大きな分子同士がくっついてできるものだ。食品を高温で調理した場合、固いチーズのような長期間熟成した食品でも作られている。AGEは人間の体内でも作られている。脳に侵入していく研究グループは最近の情報に基づいて、AGEが体内でする悪さについて報告している。基本的な体での働きとしては、炎症を起こしたり、酸化ストレスというがんや心臓病のような問題につながったりするというものだ。アルツハイマー病との関係では、「βアミロイド」という異常タンパク質を脳に送り届ける働きがある。異常蓄積すると神経に変化を起こしてしまうアルツハイマー病の原因とされている異常物質だ。「RAGE」と言うAGEを受け入れるタンパク質とつながると脳に侵入できて問題になる。通常は「血液脳関門」というバリアーがあって入れないが、突破できてしまう。国の状況とアルツハイマー病が関係米国のマウントサイナイ医科大学では、549種類の食品を様々な方法で調理して「AGE」の含有量を調べている。「調理温度が高いほどAGE含有量が高くなる」という結果が出ている。研究グループは、この研究で得られたAGE値を元に、米国の大規模アンケートを実施。収集された食品摂取データや国連食糧農業機関(FAO)からの各国の食事データに調理方法や温度の情報を加え、食事のAGE値を調べている。さらに、複数の研究から世界19カ国のアルツハイマー有病率データも入手した。その結果、各国の典型的な食事では、合計AGE値に占める割合は肉が最も高かった。次いで植物油、チーズ、魚だった。少なかったのは、シリアル/穀物、卵、果物、豆類、ミルク、ナッツ、根菜、野菜。一般的に低温で調理されるからだ。」さらに、各国の食事の状況とアルツハイマー病との相関関係を分析。米国を含めて、世界の食事のAGE値とアルツハイマー病になっている人の割合に相関関係が確認できた。何を食べるかに加えて調理法も重要さらに詳しい検証もしている。マウントサイナイ医科大学がマウスの実験を実施。AGE値の低いエサの方が高いエサよりも認知機能の低下を抑制できると確認した。高いAGEを含む食事をする人は認知機能低下を示す確率が高いことが判明している。何を食べるかだけでなく、その調理法も重要。なかなか焼いたものを食べないというのが非現実的とはいえ、普段の食生活を考えるヒントになるかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/02/14
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。砂糖は麻薬同等の依存性があることはあまり知られていませんが、砂糖、人工甘味料は健康維持・増進にプラスとなることはありませんね。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。****************************【以下転載】****************************「砂糖の取りすぎは体にさまざまな悪影響を与える」と、よく耳にするが、「脳の活動のためには欠かせない」ともいわれ、リフレッシュしたい時に甘いものを食べるなど、ほどほどに摂取するよう心がけている人は多いだろう。ところが、実は砂糖は取らないに越したことはないのだ。なぜなら、脳に必要なブドウ糖は、米や芋などの炭水化物から体内でつくりだすことができるからだ。糖分を摂取する必要性はないのだ。また、砂糖はタバコ以上に依存性が強いともいわれ、一度甘党になると砂糖のない生活を送ることは極めて難しくなる。糖質依存症になる前に、生活の中から少しずつ砂糖を減らす意識を持つべきだ。「砂糖は脳のエネルギー」などとテレビCMを流すことで、さも体に必須の栄養素のように主張している砂糖業界の思惑に乗ってはいけない。さらに言えば、「百害あって一利なし」だ。菓子や清涼飲料水などに含まれる砂糖を取り続けることで、糖尿病になるリスクをはじめ、近年は低血糖症のリスクも指摘されている。それは、多量の砂糖を摂取すると急激に血糖値が上がり、体内ではインスリンが大量に放出される。その結果、一気に血糖値が下がり、体は一時的に“ガス欠”状態になる。血糖値が下がった状態では、脳が正常に働かず、集中力がなくなるばかりか、無気力になり、体を動かすのも億劫になってくる。このような低血糖状態が続くと、脳はアドレナリンというホルモンの分泌を促し、体内の糖分を血液中に放出して血糖値を再び上げようとする。しかし、このアドレナリンは「攻撃ホルモン」「脳内麻薬」とも呼ばれ、気分が高揚し、攻撃的になりやすいという特徴がある。近年、子どもたちがキレやすくなった原因のひとつとして低血糖症を挙げる医師や学者も少なくない。●心身を蝕む食材、砂糖実は、砂糖の害はこれだけではない。偏頭痛やアレルギー、動脈硬化、高脂血症、高血圧症などの病気を引き起こすこともわかっている。女性であれば冷え性をはじめ月経不順や子宮筋腫などの婦人病の原因ともなり得る。また、免疫力が低下することも明らかになっており、あらゆる病気にかかりやすくなるといえる。さらに成長期の子どもには成長痛や発達障害などの危険もある上、砂糖が体内で消化される際にはカルシウムを消費することから、骨や歯などを弱くする可能性も指摘されている。最近では、砂糖を日常的に摂取している人は、うつ病などの精神疾患にかかるリスクが高まることもわかってきており、砂糖が心身ともに蝕む危険食材であることがわかる。砂糖が危険だと指摘すると、「白砂糖を食べなければいい」と言う人が多いが、それは不正確だ。確かに、黒砂糖はミネラルが豊富で弱アルカリ性食品なので、白砂糖よりはマシだ。しかし、あくまでも“白砂糖に比べたら”である。冒頭でも述べたように、体に必要な糖は普段の食事だけで十分なのだ。日常的に砂糖を摂取するべきではない。ただし、人付き合いなどの手前、かたくなに砂糖を拒否し続けるわけにはいかないこともあるだろう。そういう場合にだけ少量の砂糖を取る分には、さほど体に影響を与えずに済むはずだ。現在体に不調を抱えている、最近疲れやすくなった、風邪をひきやすい、花粉症の症状が年々ひどくなっている……このような症状が当てはまる人は、まず生活から砂糖を取り除いてみることをお勧めしたい。1カ月もすれば、驚くほど体調が良くなるだろう。(出典:Business Journal)
2015/02/13
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世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうです。最新の調査によれば野菜は十分食べていると思っている人は84%いても、1日の野菜摂取量350gに対して190gしか食べていないので充足率は54%の低水準で、実に見事な自信過剰でした。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************野菜不足に関する調査全然足りてません。株式会社ネオマーケティングは、全国の20歳~69歳の男女1,000人に「野菜不足」をテーマにした意識調査を行い、結果を公表しました。ふだんから「野菜摂取できていると思っている人」は84.2%という高い水準を示していますが、実態は驚くべきものでした。1日の野菜摂取目標は350g以上!厚生労働省が推進する国民健康づくり運動「健康日本21」が目標としている1日の野菜の摂取目標は350g以上です。しかし、冒頭の「野菜摂取できていると思っている人:84.2%」でこの目標を達成できていたのは、なんと、わずか14.0%。カン違いしていた人の野菜の平均摂取量は190.12gと目標を大きく下回っていました。ちなみに、厚生労働省が発表した平成25年度の国民健康・栄養調査によると、成人1日の野菜摂取量の平均値は272.85gで、こちらも目標の350gを下回っています。居住地別に見ると居住地別で、1日の平均野菜摂取量を比べてみると、北海道・東北地方の「187.36g」が最も少なく、次いで九州・沖縄地方の「192.21g」、関東地方の「195.44g」となっています。フードコーディネーターはこう見る「食と健康アドバイザー」の南恵子氏は、この結果を次のように分析しています。自分では食べている「つもり」でも意外と野菜の摂取量は足りていないこと、また「冬は野菜不足になりやすい」という認識があるかないかで、日々の食事作りも違ってきます。より多くの方に、このことを知っていただいて、健康のためにできるだけ野菜の摂取を意識していただきたいと思います。日々の食事に積極的に野菜を取り入れましょう。(出典:ニュースタブロイド)
2015/02/07
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日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%で最下位です。そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。****************************【以下転載】****************************世界保健機関(WHO)の協力の下に、武庫川女子大学国際健康開発研究所所長(兵庫県健康財団会長)の家森幸男氏ら実施したCARDIAC研究では、マグネシウム(Mg)・タウリン摂取と循環器疾患発症との関連が明らかになっている。同氏は、これらを多く含む和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があり、大豆食を多く摂取する日本人ではそうでない者に比べて、野菜や魚の摂取量が多く、空腹時血糖値が正常である割合が高かったことを、第18回日本病態栄養学会年次学術集会(2015年1月10~11日、会長=京都大学糖尿病・内分泌・栄養内科学教授・稲垣暢也氏)のシンポジウム「和食を科学する」で指摘した。日本人にとって理にかなった和食38億年前に細胞内にMgを多く含む原核単細胞生物が誕生した。その後、細胞膜を安定化させて多細胞生物になる過程でタウリンが関与。その後も進化の過程で、人類は種実や貝などからMgやタウリンを摂取してきた。家森氏らが1983年から約20年間実施した25カ国・61地域対象の疫学研究WHO-CARDIAC研究のうち、タウリン/クレアチニン比(μmol/mmol)を五分位に分けて、肥満、脂質異常症、高血圧の発症リスクを検討したところ、最高五分位群(162.0以上)に対し、最低五分位群(0.8~28.7)のオッズ比(OR)は、それぞれ2.91、1.94、1.26であった。またMg/クレアチニン比(mg/g)の検討においても最高五分位群(103.0以上)に比べて最低五分位群(1.1~49.0)では、肥満、脂質異常症、高血圧のORは上昇が認められた。さらに、タウリンおよびMg/クレアチニン比とBMI、収縮期血圧(SBP)・拡張期血圧(DBP)、総コレステロール値の関連を見たところ、最高五分位群に対する最低五分位群のORは、いずれも有意に高かった(書くP<0.001)。同氏は、疾患の発症は人類に組み込まれた遺伝子だけでなく、食習慣という後天的な環境因子である“ゲノムプラスの栄養”も影響することを証明した結果であるとし、これらの栄養素を多く含む和食の重要性を指摘した。なお、同氏が会長を務める健康ひょうご21県民運動推進会議では、「ごはん」「大豆」「減塩」に焦点を当てた食の健康運動を推進しており、2002~12年の取り組み成果を見ると、40~59歳の女性では食塩摂取量の有意な低下(平均11.4グラム/日や10.1グラム/日、P<0.01)と大豆摂取量の有意な増加(平均13.8μmol/日→24.0μmol /日、P<0.01)が認められた。それに伴い、SBP、DBP、中性脂肪値、空腹時血糖値はいずれも有意に低下した一方(書くP<0.01)、HDLコレステロール値は有意に上昇していた(P<0.05)。また、大豆を1日に20μmol以上摂取する50歳代女性での空腹時血糖異常の割合は、20μmol未満の摂取者の約3分の1にとどまっていることも分かった。同氏は、大豆食を多く摂取する者では野菜や魚の摂取量が多かった特徴に言及し、大豆を中心とした和食は、倹約遺伝子を持つ日本人にとって健康に資する理にかなったものと評価した。(出典:MT Pro)
2015/02/02
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グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなないそうです。研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、血糖値の急上昇を避ける3つの食べ方は何を食べる場合でも重要な食べ方です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************糖尿病、脂質異常症、高血圧の予防につながらず炭水化物や糖質は、血糖値を高めて、肥満につながるのではないか。そんな議論はいつまでも続いていて、なかなか解決を見ない。有力医学誌で「有効性は認められず」このたび、炭水化物や糖質を取る量の指標として知られる「グリセミック指標」が無力だという報告が出ている。糖尿病や脂質異常症といったメタボにつながる数字に意味のある効果を示さないというのだ。米国のハーバード大学医学部を中心とした研究グループが、有力医学誌であるジャマ(JAMA)誌で2014年12月17日に報告している。糖の特徴で異なる食事を比較グリセミック指標は、「グリセミックインデックス」「GI」などと呼ばれて、炭水化物が体内で糖に変わるスピードを表す指標として用いられる。これまでに心臓や血管の病気、糖尿病の危険因子としてどのような価値を持つは十分に解明されていない。研究グループは、163人の過体重成人を対照として、減塩食をベースにした4種類の食事を5週間提供。インスリン感受性や収縮期血圧などについて評価した。 4種類の食事とは次のようなもの。(1)高グリセミック指数(指数:65%)、高炭水化物食(58%エネルギー)(2)低グリセミック指数(40%)、高炭水化物食(3)高グリセミック指数、低炭水化物食(40%エネルギー)(4)低グリセミック指数、低炭水化物食グリセミック指標で差は出ない結果として、グリセミック指数が低い炭水化物や糖類の影響が少ない食事だからといって、グリセミック指数の低い食事と比べて、血糖の下げやすさに関係するインスリン抵抗性、脂質、収縮期血圧の改善につながるとは限らなかった。研究グループは、「グリセミック指数の有効性は認められなかった」と結論付けている。糖質、脂質、カロリー何を気にするか糖質を制限するのか、脂肪を制限するのか、カロリーを制限するのかといった観点では、なかなか結論が出てこない。一方で、地中海料理のようなオイルをふんだんに使った食事では、カロリーも気にすることなく、メタボリックシンドロームを遠ざけるといった研究結果が出ている。糖質、脂質、カロリーとは全く異なるところに健康な食事の答えはあるのかもしれない。(出典:Medエッジ)
2015/01/26
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。エナジードリンクは中毒性があり、子供の場合は含有されている大量のカフェインで最悪の場合は死に至るケースが出ているそうです。冗談のような現実が起きていますので、特に子供を元気にしたいからとエナジードリンクを飲ますことは絶対に避けてほしいと思います。・エナジードリンクに関連する救急外来受診が倍増エナジードリンクは、タイで独占的に売れていた日本のリポビタンDを真似して1978年に商品化されたのが始まりです。1984年にオーストリア人のディートリッヒ・マテシッツが国際的な販売権を獲得し、数年をかけて改良を重ね、今までに無いエナジードリンクを開発、「レッドブル」の名称で売り出して大成功したわけです。日本では現地法人のレッドブル・ジャパン株式会社が販売及び輸入を担当。2005年12月、初めてクラブやバーに登場し、その後の2006年4月より、関東・関西地区のセブン-イレブンでの販売を皮切りに全国展開されたそうです。カフェイン含有量・レッドブル(250ml缶):1本 80mg・コーヒー1杯:40~180mg・お茶1杯:50~80mg・コーラ系1缶:30~50mg・栄養ドリンク系1瓶:30~80mg人工甘味料の悪玉ぶりが炙り出されてきています。減量や血糖値をコントロールするために、カロリーゼロの人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど)を摂っている人は多いと思います。人工甘味料を利用して糖分やカロリーの摂取量を調整しているはずなのに、思うように減量できない、血糖値コントロールができないという悩みを抱えている人は、世界中に多く、人工甘味料を使っている食べ物や飲み物が、世界中に広がる肥満や糖尿病の普及に“貢献”している可能性が見えてきました。人工甘味料は、人体において食品として認識されず、胃腸で吸収されませんが、腸内細菌に作用して代謝異常を起こし、肥満や糖尿病を招き、免疫力も損なうようです。また、果糖は果物に多く含まれ、他の糖質より血糖値を上げにくいので歓迎される傾向がありましたが、果糖の過剰摂取は肥満や脂肪肝の原因になり、何よりブドウ糖の約100倍も糖化しやすく老化を促進するので適量にしたいものです。果物は適量で済ませやすいですが、各種ドリンクなどには大量に使われていますので、簡単に過剰摂取になりますね。・「ゼロ」カロリーなのに太る?!日本で知られていない、まさかのカラクリ・野菜ジュースはむしろ健康に悪い?! 知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログ人工甘味料入りソフトドリンクで肝がんリスクが高まる WHOダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く糖類と付き合い 甘くない WHO案、摂取量の目安 1日25グラム、缶ジュース1本分実は危険、肥満を招く「果糖」 ジュースに気をつけて不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意エナジードリンクに関連するER受診が倍増1日1本のソフトドリンクで前立腺がんのリスク増、スウェーデン調査「人工甘味料なら太らない」は甘い?子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究人工甘味料が体重増加の原因に栄養ドリンク、子供のカフェイン多量摂取を警戒 豪州消費者協会甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに****************************【以下転載】****************************さもエネルギーを取り戻しリフレッシュできそうなイメージで今や若年層を中心に世界規模で市場を拡大しているエナジードリンク。日本市場の伸びがもっとも急激で、2009年から2013年にかけて約10倍(318億円規模)と膨れ上がり、2014年には国内メーカーの参入などもあり優に400億円を突破する見込みだ。エナジードリンクの大ヒット商品『レッドブル』だけでも全世界で約46億巻(2011年度)を売り上げており、この勢いは止まらない。 しかし、エナジードリンクをめぐる事故が相次ぎ、その危険性を指摘する医師や研究者は少なくない。特に子どもにとっては極めて重篤な心臓障害や糖尿病、異常行動などを起こしかねないという。2011年には24時間以内に「モンスター・エナジー」700mlを2本飲んだアメリカの14歳の少女が不整脈で死亡した。2012年にはやはりアメリカで「5-hour energy」というエナジードリンクを飲み、92名が体調不良を訴え、そのうち13名が死亡、33名が入院するという事故があった。また心臓に持病を持った人がエナジードリンクを飲み、心臓発作によって死亡する事故は各国で報告されている。では死因は何か?不整脈で死亡した少女の場合、摂取したカフェインの量が問題だった。エナジードリンクには総じて多量のカフェインが含まれている、少女は350mLの缶入りコカコーラの14缶分に相当する480mgのカフェインを取り、結果的に、「カフェインの毒性による不整脈」で死亡した。そもそもカフェインは医薬品に該当し、薬事法では劇薬(使用量をあやまると生命にかかわる薬物)として指定されているのだ。 エナジードリンクにはコーラなどソフトドリンクの10倍以上、一般的なコーヒーの3倍以上も含まれているケースがあるという。カフェインは、中枢神経を興奮させる作用があるため、眠気や疲労感の消失、思考力の増進、運動機能の亢進といった作用を得られる。この作用がリフレッシュや疲労回復感を呼び起こす。しかし、大量に摂取しすぎると、心拍数と血圧の急上昇が起こり、心臓に負担がかかる。場合によっては不眠、神経質、胃腸障害などの症状があらわれることがある。過剰なカフェインが子どもの命を脅かす特に重大な事故につながるのが子どものエナジードリンクの常用だ。ミシガン子ども病院の小児科医Steven Lipshultz氏らがまとめた報告によると、米国では2010年からの3年間にエナジードリンクの副作用で5000人以上が病院に搬送され、うち半分が6歳以下の子どもだった。症状は心拍の乱れや心臓発作、動悸など。これは、エナジードリンクに含まれる多量のカフェインによるものなのだという。この報告によると6歳の子どもの場合50mg、10歳で80mg、12歳であれば100mgのカフェインの摂取で何らかの中毒症状が出るという。有名なエナジードリンクの「モンスター・エナジー」では500mlで160mg、「レッドブル」は250mlで80mgのカフェインを含んでいる。それだけでも摂取の許容量をはるかにオーバーしている。仮にコーヒー(1杯で100mg)、コーラ(330mlで32mg)などを常飲していたら累積カフェイン量はあっという間に跳ね上がる。しかも、カフェインが厄介なのは摂取を続けると耐性ができてしまうことだ。毎日飲み続ければ、1週間から12日程度で耐性ができ、12~24時間経過すると、禁断症状を感じ始めるともいう。これがエナジードリンクの常飲につながる、こうしたカフェインの害以外にもエナジードリンクに含まれる大量の糖分も問題だ。飲んだ後に血糖値が上昇するために元気になったように感じるにすぎないのだ。この手のドリンク剤には砂糖換算で20g、つまり3gのスティックシュガー約7本分にも相当する糖分が含まれるものまである。だから「即効性」があると感じる。これだけの糖分を子どもが摂取し続ければ、当然ながら肥満や糖尿病につながっていく。エナジードリンクを飲んで致命的な副作用が出て、最悪死亡してしまう。こんな冗談のような話が現実に起きている。特に子どもを元気にしたいからエナジードリンクを飲まそうなど絶対考えてはいけない。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/23
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。免疫系の7割を司る腸内環境は、免疫力、体調、肌の調子などがよくなる効果がありますが、精神面・心理面にもよい影響を及ぼすそうです。腸内には「腸内フローラ(腸内菌叢)」のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらすプロバイオティクスと呼ばれる微生物(乳酸菌やビフィズス菌など)が存在し、この微生物の増殖を促す物質、プロバイオティクスのエサになる物質(オリゴ糖など)はプレバイオティクスと呼ばれています。プレバイオティクス面からも野菜、果物を十分に摂取したいですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。****************************【以下転載】****************************腸内環境を整えると、免疫力がアップする、肌の調子がよくなるといった効果が表れるが、精神面・心理面にもよい影響をおよぼすようだ。プロバイオティクスとプレバイオテイクス腸内には「腸内フローラ(腸内菌叢)」のバランスを改善することにより人に有益な作用をもたらすプロバイオティクスと呼ばれる微生物(乳酸菌やビフィズス菌など)が存在し、こういった微生物の増殖を促す物質、すなわちプロバイオティクスのエサになる物質(オリゴ糖など)はプレバイオティクスと呼ばれている。腸の微生物叢と脳機能の関連を検証これまでの研究でプロバイオティクスが不安やうつ症状と結びつく情報処理を調整し、神経内分泌反応(ストレスホルモンの分泌)に影響を与えることが分かっていた。またラットを用いた実験では、プレバイオテイクスの摂取により、プロバイオティクスを摂取した場合と同じように不安やストレスレベルが軽減されることが分かっていたが、オックスフォード大学の研究により、人間にも同じ効果がもたらされる可能性があることが分かった。プレバイオテイクスを毎日摂取すると?研究チームは18歳から45歳の健康な被験者45人にフラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、プラセボ(偽薬)のいずれかをサプリメントとして毎日3週間摂取してもらい、摂取開始前と後のストレスホルモン(コルチゾール)レベルを比較した。また3週間の摂取終了後、被験者には、複数の言葉の中からポジティブな言葉、ネガティブな言葉をピックアップするテストなど、情動処理に関するテストをいくつか受けてもらった。ガラクトオリゴ糖の摂取でストレスホルモン低下その結果、プラセボを摂取した人たちに比べて、ガラクトオリゴ糖を摂取した人たちはストレスホルモンのレベルが著しく下がっていることが分かった。ストレスホルモンや不安感やうつ症状を引き起こす容認になる物質だが、情動処理に関するテストでも、ガラクトオリゴ糖を摂取した人たちはネガティブなことよりポジティブなことに注意を向ける傾向が高く、その効果は健康な被験者に抗うつ剤や抗不安薬を与えた場合のテスト結果と非常によく似ていたそうだ。フラクトオリゴ糖を摂取したグループではここまでの変化は確認できなかった。うつ治療の補助療法として活用できる?これらの結果は、プレバイオテイクスが不安やうつ症状の治療に使用できる可能性を示唆しているが、研究を率いたPhilip Burnet博士は「あくまでも薬物療法や心理療法と併行して行う補助療法として活用されるべきだろう」と述べている。オックスフォード大学の研究は『Psychopharmacology』に発表された。(出典:イロリオ)
2015/01/22
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多価脂肪酸のオメガ6(n―6)系脂肪酸とオメガ3(n―3)系脂肪酸は体内で作ることができない食べ物から摂取する必要のある必須脂肪酸です。オメガ6とオメガ3のバランスが重要で、食事摂取基準では4対1程度の比率が望ましいとしていますが、太古は1対1、伝統的な和食では2対1といわれていますので、私は2対1程度をめざしています。脳の健康を保つには、オメガ3脂肪酸の一種のDHAとEPAがよいと言われています。DHA・EPAは血液をサラサラに保ち、脳の血管を柔軟にし、神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にすると言われています。また、ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持によいので、毎日の食卓に野菜も欠かせないですね。「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。***************************【以下転載】**************************** 「この油は病気予防に役立つ」「あの油は病気のリスクがある」など食用油や脂肪分と健康に関する話は多い。その効用やリスクに関係してくるのが主成分の脂肪酸だ。単に油の良しあしを気にするのではなく、脂肪酸にはどのような種類があり、どのような役割を持っているのかを知ることから始めよう。■一定量は必要油や脂肪はエネルギーの源だが、取り過ぎると肥満や病気につながるイメージが強く、若い女性などでは控える例が多い。しかしエネルギー源のほかに、細胞膜の成分になったり、炎症などを制御する生理活性物質を作ったりと重要な役割を持っているので、一定量の摂取が必要だ。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では脂質全体の上限が30歳以上は従来のエネルギー比25%から30%へ引き上げられた。油や脂肪の役割は脂肪酸と呼ばれる成分によって異なってくる。脂肪酸は化学的な構造から飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別される。不飽和脂肪酸はさらに、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分かれる。このうち飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は、人間や動物が体内で作ることができる。肉類や乳製品に含まれる動物性の脂肪に多く、主にエネルギー源に使われる。オリーブ油やココナツ油に多いのもこの脂肪酸だ。一方で、多価脂肪酸のオメガ6(n―6)系脂肪酸やオメガ3(n―3)系脂肪酸は体内で作ることができない。健康のためには食物から取り込むことが必要で、必須脂肪酸と呼ばれる。オメガ6は揚げ物などの調理に使われる植物油に多く含まれるリノール酸などが代表だ。この脂質が足りないと皮膚がかさかさになったり、精子ができにくくなったりするなどの欠乏症状を起こす。オメガ3は魚油に多く含まれるEPAやドコサヘキサエン酸(DHA)がよく知られている。脳や目の働きに関係が深く、うつ病などの予防にも効果があるとされる。「必須脂肪酸は生理活性物質として重要な働きをしていることがわかってきた」とお茶の水女子大学の小林哲幸教授は説明する。オメガ6は病原菌などから体を守る炎症反応を促進し、オメガ3はそれを抑える働きと関係が深いという。炎症反応がないと病原菌などから健康を守れないが、長く続くと逆にがんやアレルギーなどを引き起こす危険が出てくる。厚労省の2015年版の食事摂取基準でも、オメガ6とオメガ3の両方を合わせて摂取すると心筋梗塞のリスクを低下させるが、オメガ6だけだと逆にリスクが高くなる研究例を紹介。オメガ6とオメガ3のバランスが重要で、食事摂取基準では4対1程度の比率が望ましいとしている。ただこれは現在の日本人の平均的な食事から推定した比率だ。小林教授は「伝統的な和食では2対1くらいで、個人的にはこのくらいがよいと思う」と説明する。飽和脂肪酸でも、摂取量が多くなると心筋梗塞は増える一方で脳出血が少なくなる傾向がある。日本人は欧米と比べると、心臓より脳で病気が起こりやすく、しかも脳出血のリスクが高いという。このため、飽和脂肪酸を減らしすぎるとかえって健康を害する危険性もあるわけだ。「飽和脂肪酸を減らすために乳製品などを控えると、かえって脳出血などの予防効果があるたんぱく質が減ってよくない」と昭和女子大学の江崎治教授は指摘する。■研究途上の側面も脂質に限らず食品に含まれる成分が人間の健康にどのような影響があるかを調べるのは簡単ではない。食品に含まれる多くの成分から特定の成分だけを取り出して実験するのは難しいからだ。江崎教授は「この成分を多く含む食品を食べる人にはこうした傾向があると言うことはできても、科学的にこの成分にこうした効果があると示せるとは限らない」と注意を促す。以前は健康によいといわれて盛んに利用されたリノール酸は、現在では逆に食事摂取基準報告書で「リノール酸の過剰摂取で認められた乳がん罹患(りかん)や心筋梗塞罹患の増加は、リノール酸の酸化しやすさ、炎症作用が原因かもしれない」と注意を促している。また、オメガ3のEPAやDHAは「冠動脈疾患や脳卒中にも予防効果があるとされてきたが、最近の科学的研究では(効果があることを示す)統計的な有意差が小さくなる傾向がある」(江崎教授)など、違いが出てくることもある。「この油がよい」とされると、特定の油だけを多くとりがちだが、偏るとかえって健康を損ねる危険性もある。他の栄養分も考えながらバランスのよい食事を心がけるようにしたい。ひとくちガイド《ホームページ》◆脂質の種類や特徴について解説する 一般社団法人Jミルク「ミルク解体新書第6回・脂肪酸学」◆脂質など栄養素の摂取量の基準を詳しく知りたければ 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会報告書」(出典:日本経済新聞)
2015/01/21
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。このコラムを書いた安部司さんの講演は2回お聴きしました。著書も何冊か読んでいます。・「食品の裏側」の著者・安部 司さんの講演を聴きました。 安全・安心に理解を示して対価を支払う消費者はわずか5%だそうです。安全・安心・健康には知力、行動力、経済力の3つの力が必要です。やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生)・口では理想を言っていても、消費行動にウソはつけない。・安くて簡単で、便利でキレイ、おいしくて添加物ゼロの食品は成立しない。・消費者の意識が変わらないかぎり、日本はいつまでも変わることなく農薬天国・添加物天国が続くことになる。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。****************************【以下転載】****************************世の中の健康志向は高まりつつあるというのに、食品添加物は増え続ける日本。なぜこんなに添加物が使用されるのか――。それは、やはり食品添加物を使用することに大きなメリットがあるからだ。「添加物はいやだ」「できることなら避けたい」という消費者は多い。しかし、一方で食品を買う際の優先順位はというと、1.安い(増量、置き換え、輸入など)2.簡単(だしもとらない、調理しない)3.便利(手間いらずで長期保存。いつでも手に入る)4.きれい(色・形・見た目がよい)5.おいしい(つくられた濃い味)という5つに集約される。これらは、すなわち添加物の使用目的でもある。日本にある食材で、日本で加工できるものなのに、わざわざ外国の原料を使い、現地加工して、できあがった調理済み食品を輸送する――。これらはすべて、コストをおさえるため。そんな輸入の冷凍済み食品もコンビニ弁当も、真空パックのおかずも、「安くて便利、見た目もきれい」なため消費者は大好きだ。同じくドレッシングも、だしの素をはじめとした「◯◯の素」なども、飛ぶように売れる。これらは自宅で添加物を使わずに作れるものばかり。しかし、どんな材料を使ってどのように作られているかより、「簡単で便利」さが優先される。口では理想を言っていても、消費行動にウソはつけない。時として私たち消費者は、「手間をかけるのが面倒」なために、少々高いものすら買ってしまう。こうした「面倒」をねらっているのが輸入食材、添加物を多用する食品会社だ。「安くて簡単で、便利でキレイ、おいしくて添加物ゼロ」の食品は成立しないのに......。私たち消費者の行動は矛盾しているところで、「生協のものは添加物が少ない」「生協は安全にこだわった食べ物を製造販売している」というのが多くの人の認識かもしれない。生協というのは、消費者が出資して組合員になり、理事会を組織して共同で運営利用している。全国の生協を束ねた組織、日本生活協同組合連合会(日生協)に加入している生協だけでも、全国で300以上ある。消費者が出資しているため、理事会と組合員のニーズの「優先順位」が商品に反映される。理事会の取り組み姿勢、方向性、組合員の意識が、それぞれの生協に反映されるわけだが、最初からなるべく加工食品や調理済み食品を取り扱わない素材中心の生協の場合、取り扱う商品や組合員数も少なく、新規加入者も多くは見込めない。一方で、添加物や農薬、輸入品を多く扱う生協の場合、それだけ組合員のニーズに応えることができ、加入者も多い。中にはスーパーより添加物の多い商品を持つ生協もあり、一部の生協は宅配スーパー「セーキョー」と呼んだ方がいいのではないか、と思えることさえある。「生協」=「添加物を使わない」と簡単に考えず、生協とひと口に言っても、個々に違いがあるということを知っておくべきだろう。きれいでないと売れない野菜添加物の話からは少しずれるが、野菜の世界でも同じことが起こっている。鮮度がよくても、形がいびつだったり、大きさがそろっていなかったり、曲がっていたりするとそれだけで野菜の売れ行きは悪くなる。ましてや虫食いなどがあったらなおさらだ。きれいで、まっすぐ、虫食いもない野菜......。しかし、その裏側でどれだけの農薬や化学肥料が使用されているか。さらには、色・形・1袋ずつの重さを均一にするために、手間ひまをかけて選別したり計量したりする。そのため野菜の単価はどんどん高くなる。いまの日本人の野菜に対する要求は、本質よりも「付帯・付属」の部分に目がいっている。見た目はきれいか、形がきちんとそろっているか、売り場のディスプレイはどうか、宅配なら指定どおりに持ってくるか、買い物のポイントは高いか等々。こんなことは後回しの部分なのに、そこが食品選びの基準になってしまっているのだ。品質はどうでもいい。見た目と利便性、作業効率ばかり追求するから添加物や農薬を大量に使って地球の反対側から食品を持ってくるといったねじれた構造が生まれてしまう。消費者の意識が変わらないかぎり、日本はいつまでも変わることなく農薬天国・添加物天国が続くことになる。安部司(あべつかさ)1951年福岡県生まれ。総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。熊本県有機農業研究会JAS判定員。経済産業省水質第1種公害防止管理者。工業所有権 食品製造特許4件取得。食品添加物の現状、食生活の危機を訴え続けている。主な著書にベストセラーとなった『食品の裏側』(東洋経済新報社)、『なにを食べたらいいの?』(新潮社)、『「安心な食品」の見分け方 どっちがいいか、徹底ガイド』(祥伝社)などがある。(出典:ヘルスプレス)
2015/01/18
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おはようございます。ツイてる スマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。人工甘味料の悪玉ぶりが炙り出されてきています。減量や血糖値をコントロールするために、カロリーゼロの人工甘味料(アスパルテーム、スクラロース、サッカリンなど)を摂っている人は多いと思います。人工甘味料を利用して糖分やカロリーの摂取量を調整しているはずなのに、思うように減量できない、血糖値コントロールができないという悩みを抱えている人は、世界中に多く、人工甘味料を使っている食べ物や飲み物が、世界中に広がる肥満や糖尿病の普及に“貢献”している可能性が見えてきました。人工甘味料は、人体において食品として認識されず、胃腸で吸収されませんが、腸内細菌に作用して代謝異常を起こし、肥満や糖尿病を招き、免疫力も損なうようです。また、果糖は果物に多く含まれ、他の糖質より血糖値を上げにくいので歓迎される傾向がありましたが、果糖の過剰摂取は肥満や脂肪肝の原因になり、何よりブドウ糖の約100倍も糖化しやすく老化を促進するので適量にしたいものです。果物は適量で済ませやすいですが、各種ドリンクなどには大量に使われていますので、簡単に過剰摂取になりますね。・「ゼロ」カロリーなのに太る?!日本で知られていない、まさかのカラクリ・野菜ジュースはむしろ健康に悪い?! 知るほど恐ろしい加工食品や飲料の製造工程私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連ブログダイエット飲料で糖尿病リスクが高まる!? 人工甘味料の“謎”を解く糖類と付き合い 甘くない WHO案、摂取量の目安 1日25グラム、缶ジュース1本分実は危険、肥満を招く「果糖」 ジュースに気をつけて不安・やる気が出ない 心の不調、食生活が影響 甘い物の取りすぎに注意エナジードリンクに関連するER受診が倍増1日1本のソフトドリンクで前立腺がんのリスク増、スウェーデン調査「人工甘味料なら太らない」は甘い?子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究人工甘味料が体重増加の原因に栄養ドリンク、子供のカフェイン多量摂取を警戒 豪州消費者協会甘いソフトドリンク好きの女性はご用心、2型糖尿病と体重増加のリスクに****************************【以下転載】****************************欧州のデータによると、人工甘味料入りソフトドリンクは、飲む回数が週1回(1回1人分として)増えるごとに肝細胞がんのリスクが6%増加すると分かった。何と砂糖入りのソフトドリンクは関連しなかった。15年間、50万人以上のデータを分析世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)を含む研究グループが、栄養学の国際誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・ニュートリションのオンライン版で2014年12月21日に報告した。研究グループは、欧州10カ国50万人以上を15年近く追跡した大規模な研究のデータベースを分析した。この研究は、食事や環境とがんなどの慢性病との関連性を調べたものだ。この中で、ソフトドリンク(砂糖入りと人工甘味料入りを合わせて)、果物/野菜ジュースを飲むことと、肝細胞がん/肝内胆管がん/胆管がんとの関連性を調べた。人工甘味料が問題か11.4年の追跡中に肝細胞がん191件、肝内胆管がん66件、胆管がん236件が発生していた。胆管がんのリスクとの関連性はなかったが、ソフトドリンクとジュース類を合わせた摂取量が週6回を超えると、肝細胞がんのリスクが摂取しない人より80%以上増加した。さらに、対象の9割で行った別の分析では、人工甘味料のソフトドリンクは、摂取量が週に1回増えるごとに肝細胞がんのリスクが6%増加したが、砂糖入りソフトドリンクではこの関連性は見られなかった。ジュースを飲むことは、週に1回未満の人で肝細胞がんのリスクが4割下がっていた。ソフトドリンクを飲むことは肝細胞がんのリスクと関連していた。人工甘味料と砂糖の違いが何らかの関係がある可能性がある。(出典:Medエッジ)
2015/01/04
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脳の健康を保つには、オメガ3脂肪酸の一種のDHAとEPAがよいと言われています。DHA・EPAは血液をサラサラに保ち、脳の血管を柔軟にし、神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にすると言われています。また、ビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持によいので、毎日の食卓に野菜も欠かせないですね。「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。2011年国民健康・栄養調査結果の概要食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。***************************【以下転載】**************************** 脳卒中など脳の病気と、食事との関係について関心が高まっている。普段から脳の健康に配慮した食事を取ることで、病気にかかる可能性を少しでも下げることができると考えられるようになってきたからだ。では、どんな食事がよいのか。専門家に聞いた。脳の健康によい栄養素として知られているのが、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)。オメガ3脂肪酸の一種で、イワシやサバ、サンマなど青魚に多く含まれている。■「脳血管柔軟に」食事と脳の働きについて詳しい杏林大学医学部教授の古賀良彦さんは、DHA・EPAについて「血液をサラサラに保つとともに、硬くなった脳の血管を柔軟にするとされる。神経細胞が必要とする酸素と栄養を十分に供給できる状態にする効果も確認されている」と説明する。オメガ3脂肪酸は人が体内で合成できないため、食事などで外から摂取する必要がある。また、同じオメガ3脂肪酸に属するα―リノレン酸は一部がDHA・EPAに変換される。DHAとEPAは脳卒中による死亡リスク(死亡する恐れ)を下げる可能性があるとの報告もある。厚生労働省の研究班が30歳以上の男女約9000人を対象に24年間にわたり追跡調査したところ、DHAおよびEPAの1日あたりの平均摂取量が1.72グラムと最も多いグループは、同0.42グラムと最も少ないグループに比べ、脳卒中など循環器疾患の死亡リスクが20%低いことがわかった。研究班を率いた滋賀医科大学教授の三浦克之さんは、「毎日、サンマ1匹程度からの魚介類の脂肪酸を摂取することで、将来の脳卒中や心臓病を予防できる可能性が示された」と説く。ただ、日本人の魚介類の摂取量は右肩下がり。2000年に1人あたり1日92グラムだった日本人の魚介類摂取量は12年には70グラムまで減っている。三浦さんは「塩分の取り過ぎに注意しつつ、魚介類をたくさん食べる健康的な食生活の習慣を身につけることが大切」と話す。魚が実際にDHA・EPAを含む量は種類や部位によって大きく異なる。例えば、DHAを多く含むとされるマグロでも、脂身の部分には豊富でも、赤身の部分だとわずかな量にとどまる。一般に脂の乗った魚の方が含有量は多いのだが、脂質の取り過ぎも体には良くない。厚生労働省は日本人の食事摂取基準でDHA・EPAの目安量を示している。また、文部科学省の食品成分データベースでは、可食部100グラムあたりのDHA・EPAの含有量を調べられる。これらも参考にしながら、毎日少しずつ、いろいろな種類をバランスよく食べるようにすることがポイントといえそうだ。高齢者のなかには脂っこい食べ物が苦手という人もいるだろう。そうした場合も、調理法を工夫して、なるべくバランスのいい食事から取るようにする。ビタミンEやビタミンCといった抗酸化物質を豊富に含んだ食材や食品を多く取ることも脳の健康維持につながるとされる。ビタミンCは動脈硬化の要因のひとつといわれるLDLコレステロールの酸化を抑える働きがある。毎日の食卓には野菜も欠かさないようにしたい。一般に、人の認知機能は加齢とともに低下するとされるが、食事との関係はどうか。古賀さんは脳を健康に保つためには、良質な睡眠、ストレスをためない生活などとともに食事の重要性を指摘する。「血管の問題がまだ生じていない40歳ごろから、脳の健康を意識した食生活を心掛けてほしい」■研究進展に期待認知機能とDHA・EPAの関係についてはわからないことも多い。ただ内外の医療機関などから研究報告が出ている。京都大学iPS細胞研究所の研究チームは、さまざまな細胞に変化するiPS細胞を認知症のなかで最も多いアルツハイマー病患者から作製し、低濃度のDHAを投与。その結果、細胞死を引き起こす「脳細胞ストレス」を軽減することがわかったという。この成果は、米科学誌の電子版に掲載された。DHAを食事で取ることとの関係には触れられていないが、アルツハイマー病が将来発症するのを抑えるのに、DHAが役に立つ可能性を示している。■缶詰なども使い手間省くDHA・EPAをどう料理で効率的に取れるようにするか。ファミリークッキング・スクール(東京都中野区)を主宰する浜内千波さんが、DHA・EPAと抗酸化物質を同時に取れる魚料理と野菜を組み合わせたメニューの一例として示すのは、昔からある焼いたサンマの大根おろし添え。大根は動脈硬化を抑えるとされるビタミンCを含み、脳の健康に良い組み合わせだ。煮魚料理は、中火でコトコト煮込む。煮汁にはDHAやEPAが含まれているのでしっかり取るように。毎日、魚料理は面倒という場合は、「週に何度かは刺身や缶詰を買うのも1つの工夫」と話す。(出典:日本経済新聞)
2014/12/28
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。世界二大長寿食は日本食と地中海食といわれていますが、地中海食の研究は世界的に盛んですが、日本食の研究はあまりされていないのが残念な現実です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは日本食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************「地中海食は寿命を延ばす」という説を解明する手がかりとなる研究結果が、米ハーバード大学の研究班から報告された。全粒粉や野菜、果物、マメ類、ナッツ類、魚類、そしてオリーブオイルに富む地中海沿岸の食事療法は、老化の進行度の指標であるテロメアの長さに関連することが分かったという。テロメアは染色体の末端に、あたかも靴ひもの先端のプラスティック部品のように存在するごく小さな粒子だ。染色体内にある遺伝コードのほつれやもつれを防ぐ役割を果たしている。テロメアの長さは加齢に伴って自然に短くなるが、健康な人ではその短縮が遅くなる傾向がある。テロメアの短さが加齢疾患や寿命の短縮に関連することも指摘されている。今回検討を行ったハーバード大およびブリガム・アンド・ウイメンズ病院(ボストン)准教授のImmaculata De Vivo氏らは、1976年から続く大規模疫学研究「Nurses' Health Study」の参加者4,600例以上のデータを用いて、地中海食療法に沿った食事をしている人ほど点数が高くなる方式で0~9点の評価を行った。そのうえで他の因子を調整したところ、評価点数が1点増すごとにテロメアの老化が遅くなることが明らかになった。ただし個々の食材摂取量とテロメア長の関連はなかったことから、全体として健康的な食事パターンである重要性が示された。De Vivo氏らは、「われわれが知る限り、これは健康な中年女性における地中海食の遵守とテロメア長の関連について最も大規模に検討した研究だ。結果からは、健康と長寿を促進するために地中海食を摂取することの便益が裏付けられた」と説明している。「BMJ」12月2日号に掲載されたこの結果は、地中海食がテロメア長の短縮を遅らせると証明したわけではなく、その関連を示したに過ぎないが、米レノックスヒル病院(ニューヨーク市)女性心疾患部部長のSuzanne Steinbaum氏は、この結果は理にかなっていると評価。さらに「テロメアの長さは長寿に関連するとされ、不健康な生活習慣は逆にテロメアを短縮させると言われている。テロメアの短さと肥満や喫煙、砂糖の消費量の関連も指摘されている。地中海食は抗酸化や抗炎症につながる食物を多く含んでおり、テロメアの長さにも関連しているのだろう」と述べている。(出典:HealthDay News)
2014/12/26
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たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、血糖値の急上昇を避ける3つの食べ方は何を食べる場合でも重要な食べ方です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますのでうまくカバーしたいです。和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************一大ブームを巻き起こした糖質オフダイエット。チャレンジしたことのある人も多いだろう。しかし、「確かにやせた。でも、リバウンドした」という人もまた多いのではないだろうか。実は、糖質オフダイエットの極意は、完全オフではなく“ちょいオフ”なのだ。ハードな糖質制限に挫折した人こそ必読! 地味ながらも効果的な糖質オフ術をご紹介しよう。糖質ちょいオフダイエットの基本は、糖質をとりすぎないことだが、血糖値を急上昇させないこともポイントのひとつだ。以前の記事「あなたの糖質制限はここが間違っていた」でも述べたが、血糖値が急激に上がるとインスリンが大量に分泌される。それは血糖値を早く下げるためだ。インスリンには、使いきれなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるため、大量に分泌されると、太りやすくなる。大量の糖質をとると血糖値は上昇するが、血糖値の上昇のスピードには、食べ方も大きくかかわる。同量の糖質をとっても、短時間にとるほど血糖値の上昇スピードは早くなる。だから、食事はゆっくり時間をかけて食べることが、とても大切だ。よくかまずに飲み込むような食べ方や、おかずを食べる前にいきなりごはんをかきこんでしまうような食べ方は血糖値を急上昇させ、肥満を招くインスリンを大量に分泌させることになる。「血糖値を急上昇させない食べ方は、間食への誘惑を断つのにも有効です」と栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅氏は言う。「ランチで大盛りごはんを食べたのに、すぐにおなかが空いて甘いお菓子を食べたくなることがありますね。実は、わたしたちが空腹を感じるのは、血糖値が急激に下がるときです。血糖値を急上昇させなければ、急に下がることもないので、おなかが空いて甘いものが食べたくなることもなくなります」(栗原氏)血糖値を急上昇させないための、シンプルなポイントを3つ紹介しよう。■ポイント1 ゆっくりよくかむ栗原氏は、1回の食事には最低でも15分くらいかけることを勧める。それよりも時間が短いと、満腹感を得る前に食べすぎてしまう。かまずに飲み込むように食べ物を口に入れている人は要注意だ。ゆっくりよくかんで食べるには、食物繊維の豊富な野菜やきのこ、海藻などのおかずを積極的に食べると効果的だ。一口30回を目安にするといいだろう。また、一口食べるたびにテーブルに箸を置き、会話を楽しみながら食べるのも早食いを防ぐコツといえる。■ポイント2 食べる順番を変える同じメニューでも食べる順番を変えるだけで、血糖値の急上昇を防ぐことができる。「野菜やきのこ、海藻などに含まれる食物繊維には、糖の消化・吸収を遅らせる作用があるので、食事の最初に食べるといい。これらである程度おなかを満たしてから、肉・魚、そしてごはんへと食べ進むのがコツです」(栗原氏)。これだと、ごはんの食べすぎも抑えられるし、血糖値の上昇がゆるやかになる。血糖値の急上昇を抑える食べる順番野菜・きのこ・海藻 → 肉・魚 → ごはん・パン・めん■ポイント3 油や酢を味方につける三大栄養素(たんぱく質、脂質、糖質)のなかで、血糖値を最も上昇させやすいのは糖質だ。脂質はカロリーが高いので敬遠されがちだが、実は消化吸収に時間がかかるので、血糖値は最も上昇させにくい。「糖尿病教室パーフェクトガイド」アメリカ糖尿病協会発行、池田義雄監訳ほか(医歯薬出版)より実際、長年の臨床経験を持つ栗原氏は、「糖質と一緒に脂質をとると、血糖値の急上昇を抑えてくれる」と言う。「パンにはバターやオリーブオイルをつけて食べる、かけそばではなく天ぷらそばにして、天ぷらから食べる。これだけでも、食後の血糖値の急上昇をある程度抑えることができます」(栗原氏)。また、栗原氏は「酢にも血糖値の急上昇を抑える働きがあります」と説く。酢は、ラーメンやチャーハン、ギョーザ、春巻きなどの糖質の多い中華料理によく合い、卓上に置かれている。酢の物やピクルスなど酢を使った料理を最初に食べるのも良いそうだ。酢には高血圧や血中脂質を低下させる働きもあるので、生活習慣病の予防にもいいという。「オリーブオイルや酢を小さい容器に入れて持ち歩き、外食時にふりかけて食べるのもお勧めの方法です」(栗原氏)。もちろん、油や酢をとったからといって糖質のとりすぎを帳消しにしてくれるわけではないし、やせるわけでもない。あくまでも適正な糖質量の食事を続けることが本筋である。栗原毅(くりはら たけし)さん栗原クリニック東京・日本橋院長医学博士。慶應義塾大学特任教授。前東京女子医科大学教授。東京女子医科大学病院及び同大学付属の医療施設に勤務後、2008年に開業。消化器内科学、特に肝臓病を専門とし、C型肝炎のインターフェロン療法に定評がある。早くから「糖尿病や動脈硬化につながるメタボの上流に脂肪肝がある」ことを提唱し、脂肪肝の治療や予防に力を入れている。著書・監修書は『糖質ちょいオフダイエット90日ダイアリーつき』(講談社)、『肝機能をしっかり高めるコツがわかる本』(学研パブリッシング)など多数。(出典:日本経済新聞)
2014/12/25
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よい食育が一生の健康を支える重要な教育ですが、昔ながらの食育がよいそうで、私は母からたくさん教えていただき役立っています。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************お子さんに「食育」を実践されている方は多いと思います。カリフォルニア州立大学と新潟大学の研究者らはこのほど、家族と食卓を囲む昔ながらの日本の食事が子どもの健康につながっているのではないか、と医学雑誌「Global Health Promotion」に報告しました。地域あるいは日本の伝統的な食事、家族やお祝いの食事、そして食に対する感謝の念は、グローバル社会においても子どもの健康を支える大切な文化と言えそうです。子どもの肥満率低い日本2010年、5歳以下の子どもの肥満人口が世界で4200万人を超えました。いわば子どもの肥満のグローバル化であり、食品産業システムの欧米化や、社会およびライフスタイルの変化が背景にあると考えられています。その中にあって、日本は子どもの肥満の予防に成功している国の一つです。WHO(世界保健機関)の基準によると、OECD(経済協力開発機構)加盟の先進国の平均では子どもの体重過多や肥満の割合が男子22.9%、女子21.4%なのに対し、日本では男子16.6%、女子14.4%にとどまっています。http://www.oecd.org/health/health-systems/49716427.pdf一般に社会・文化資源を理解することは健康にプラスの影響を与えるだろうと言われており、地域の文化や社会の特徴を知ることで子どもの肥満につながる要因を減らそうという取り組みも提唱されています。http://www.abcdinstitute.org/publications/basicmanual/http://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15575330903001430#.VCocqjpxnmQ子どもの肥満予防につながる日本の社会・文化資源について理解することは、他の国においても健康的な食事を推進する政策やプログラムの参考になりそうです。農業地帯の母親に意識調査今回の調査では、三重県の農業地帯に住む3歳から5歳の子どもの母親15人に対し、健康的な子どもの食事と生活に対する考え方と、グローバル社会の中で食育を実践していくことへの認識が調査・検証されました。対象地域は天候が穏やかで平地が多く、人々は米や野菜、果物、畜産、花などバラエティ豊かな農業を営み、主な収入源としています。以前の調査で、日本の地方に住む人々は食文化の継承を非常に重要視しているとの推察を得ていたことから、都市部でなく農業地帯の町が選ばれました。母親たちの年齢は22歳から39歳で平均33歳、学歴は中卒から大卒までまちまちで、5人が専業主婦、残る10人はパートタイムもしくはフルタイムで働いていました。3家族が子どもは1人で、残る12家族は子どもが2人以上、また9家族が核家族で、6家族が大家族でした。対象者には30分の自由回答インタビューが行われました。グローバル化や食文化、食育に関して、▽子どもに食べさせたい食品・避けたい食品▽食育の情報源▽食育の実践▽地元食材・輸入食材に関する認識、などの質問が文献を元に作成され、事前に栄養学と子どもの発達に関する専門家の監修を受けています。調査の結果、日本あるいは地域で受け継がれた食文化と、家族等のサポートを始めとする子育て環境が、食育に大きく影響を与えていることがわかりました。地元食材の和食にプライド母親たちが子どもに食べさせたいのは、米を中心とした一汁三菜、肉より魚の多い昔ながらの食事で、特に、地元の旬食材を活かしたシンプルな「粗食」を良しとしていました。伝統的な和食こそ健康食と考え、文化的アイデンティティを見出し、プライドを持っていることも分かりました。日本の伝統的な和食が健康に良いことは、これまでの数々の研究からある程度示唆されています。例えば野菜が多く、総じて低脂肪です。とりわけ動物性脂肪が少なく、逆に青魚に多く含まれるオメガ3系不飽和脂肪酸に富んでいます。ただ、研究者らは、和食の健康効果を明らかにするには、特定の食品や別の食品との組み合わせの影響などさらなる詳細な研究が必要である、とも言及しています。一方、大半の参加者が「グローバル化」という言葉には馴染みがなかったものの、輸入食品は健康的でなく子供に適していないと考えていました。ファーストフードや脂肪分・糖分の多いスナックに加え、輸入食品には食品添加物が多く含まれるイメージがあるためです。添加物を気にかける傾向は、参加者の母親世代よりも強まっていました。対比的に、国産の農作物や国内製造の加工品をより好ましく感じており、食品表示に注意を払い、原材料や産地を確認するという人も多く見られました。家族やコミュニティーがサポート料理の内容のみならず食文化も母親・父親の両親から代々受け継いでいくことが重視されていました。子どもたちは、食事中は食事に集中し、テレビを見ずに食事と会話を楽しむ、姿勢良く座る、途中で立ち歩かない、肘をつかない、といったテーブルマナーや、食べ物あるいは作ってくれた人への「いただきます」という感謝の気持ち、お米など食べ物を残さないことを教わります。そうした食事中のしつけを通じて子どもたちの社会性を伸ばすにあたっては、祖父母と食卓を囲むことも重要と考えられていました。母親たちは、自分や夫の両親からの情報を最も信頼し、家庭菜園による新鮮な野菜・米の提供、食事の準備、子どもたちへの食材教育、共生といった実質的な部分でも、家族のサポートを重視し、感謝しています。また、両親が夕食やおやつの用意をしてくれるおかげで、子どもたちが加工食品でなく手作りの料理を口にでき、ファーストフードやスナック菓子ではなく、大学芋など自然なおやつを食べられるとしています。一方、自分や夫の両親と離れて暮らす母親たちは、近所の仲間と新鮮な素材を共有しあうなど、地元コミュニティーのサポートを得ていました。人気のスーパーマーケットには地元野菜コーナーも設置されていると言います。保育園・幼稚園の給食も、食育に貢献していると認識されています。子どもが新しい食べ物に挑戦する機会を与えてくれ、加えて子ども同士が影響を与え合うことも、食習慣を形成する重要な要素だとしています。 心通う食卓にしよう!今回、母親たちからは食品の栄養価やヘルシーさについてのコメントは少なく、研究者らは、食育においては社会性の育成や食への感謝といった社会・文化的価値観を反映した食卓マナーが重視されている、と考察しています。 これは、欧米の「マインドフル・イーティング」の考え方にも通じるところがあります。食べ物に正面から向き合い、五感をフルに働かせて心から堪能する、ということです。最近の研究では、マインドフル・イーティングの実践が、肥満の治療や予防につながると報告されています。http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21130363http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22243980一人きりでなく誰かと一緒に食事をすることは自ずと、栄養の偏りを防ぎ、早食いを避けることにつながります。それが肥満や不健康な食事・行動を防ぐ、との研究報告もあります。http://www.nara-edu.ac.jp/CERT/bulletin2007/b2007-R18.pdfhttp://jag.sagepub.com/content/19/4/405.abstracthttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/14550316ただ現実には、今日の日本で昔ながらの食育を徹底するのは大変です。特に都市部では、大家族でテーブルを囲む機会は多くありません。食糧自給率も低下していますから、輸入食品を完全に避けるのは困難ですし、それらすべてが悪いわけでもありません。問題は、輸入であろうと国産であろうと、加工食品やファーストフードなどに依存しすぎることです。ぜひ栄養バランスを考えて、新鮮な食材を取り入れつつ、料理を楽しんでみてください。もし忙しくて加工食品やファーストフードを利用する場合も、お子さんと心を通わせながら感謝とともに食事をいただく姿勢を、どうか忘れないでくださいね。大西睦子内科医師、ボストン在住。医学博士。東京女子医科大学卒業。国立がんセンター、東京大学を経て2007年4月から7年間、ハーバード大学リサーチフェローとして研究に従事。著書に「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側 」(ダイヤモンド社)。(出典:ロバスト・ヘルス)
2014/12/03
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何事もこだわり過ぎはよくないようで、健康的な食事もこだわり過ぎると病気になるそうです。ごきげんに続けられる適度な範囲がよろしいようです。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************健康的な食生活への関心が高まると、不健康な結果を招くことがある。一部の医師や登録栄養士たちによると、純粋な、あるいは「クリーンな」食品を食べたいという願望が強迫観念になってしまい、不健康な状態になってしまう人々が増えている。未加工の食品だけを食べる完全菜食主義者や、主要食料源からグルテン、乳製品、糖質といった複数の要素を除外してしまう人のことだ。極端な場合、栄養失調になってしまう人もいるという。強迫性障害の症状も そうした病気のことをオルトレキシアと呼ぶ専門家もいる。精神障害のバイブルとされている「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」にも正式な診断名がなく、あまり研究が進んでいない病気だ。この病気にかかっている人は、強迫性障害(OCD)のような認知されている病気の症状を示したり、拒食症の人のように不健康なぐらい体重が減ってしまうということが多い。コロラド州の研究者たちは最近、臨床医たちがオルトレキシアという診断を下すのに役立ち得る一連の基準を提案した。今年に入ってサイコソマティクス誌のオンライン版に掲載されたそのガイドラインは、この病気に関する将来の研究の標準にもなり得ると彼らは言う。コロラド大学デンバー校医学部の精神医学特別研究員で、その研究の上席著者であるライアン・モロゼ氏によると、オルトレキシアの有効なスクリーニング手法を開発し、その有病率を見極め、他のもっとよく知られた摂食障害と差別化するには、さらなる研究が必要だという。共著者の一人である北コロラド大学のトーマス・ダン教授(心理学)は「食べる量を制限しているからではなく、食べるものを制限しているせいで栄養失調になってしまう人がいる」と言う。「彼らがそうするのは痩せるためではなく健康になるためだ。そうした考え方が行き過ぎると、他の精神疾患に見られるような状態に陥ってしまう」食品の下調べに3時間 提案されている診断基準には、食べ物の質や成分にこだわるあまり、特定の食品の下調べや調理に1日3時間以上といった過度の時間を費やしてしまう、不健康な食品を食べた後に罪悪感を覚えてしまうなどがある。栄養の不均衡、または日常生活への支障につながるそうした食べ物への固執はオルトレキシアと考えられる。強迫性障害の患者と同じような治療を受けているオルトレキシアの患者もいる。外来患者向け診療所のOCDセンター・オブ・ロサンゼルスのキンバリー・キンラン臨床部長は「摂食障害という診断の下では治療が不十分な人々もおり、そうした人の病気は強迫性障害という診断の下で治療された方が良い」と指摘する。キンラン氏によると、その症状は健康な生活を送ることへの関心から始まる。そして、汚染されている、あるいは本人たちが不健康だと見なしている食品を食べることへの不安が徐々に高まっていく。治療には、行動変容を目指した精神療法の一種、認知行動療法が含まれることが多い。「われわれは基本的に強迫性障害の治療に使ったモデルを採用し、強迫性障害に非常によく似たこの病気にも利用している」と同氏は語る。健康的な食生活を送るための努力と極端な行動に出ることのあいだにはグレーゾーンがあり、それがオルトレキシアへの疑念をあおる一因となっていると専門家は指摘する。「人々は健康的な食生活を送ることがどうして病気につながるのか信じられないのだ」とキンラン氏は言う。他の病気がオルトレキシアを引き起こすこともある。ウィスコンシン大学医学・公衆衛生大学院のデビッド・レイケル統合医学部長は、食物アレルギーやそれに関連する病気になった患者の10~15%が特定の食品に対して不健全な恐怖心を抱くようになると見積もっている。たとえば炎症状態の一因となっていないかを確かめるために特定の食品の摂取を控えるというように、栄養療法には除外食が含まれる場合が多いとレイケル氏は説明する。そうしたプログラムでは、一定期間後にその食品の除外が徐々に解かれていくものだが、引き続きその食品を避け続ける人もいる。「人々は健康のための選択に厳しくなり過ぎて、必要な栄養を摂取していない」拒食症に苦しむ患者も オルトレキシア患者を治療する摂食障害セラピストらによると、多くの患者は拒食症にも苦しんでいたという。その一方で、オルトレキシア患者の多くは低体重ではなく、そのことが病気と診断するのを難しくしていると指摘する専門家もいる。ニューヨーク市在住で、米国栄養・食事療法学会の広報担当者でもあるマジョリー・ノーラン・コーン氏は「データ上は完全に健康で、血液検査の結果も良く、体重にも問題ない人でも食品に執拗(しつよう)なこだわりを示すかもしれない」と話す。食習慣のせいで社会とのかかわりを避けるようになったら注意信号だとコーン氏は指摘する。「そうした人々は食品に何が入っているかわからない、特定の方法で調理されていない、使用されているのが有機オリーブオイルではなかったら大変だ、といった理由で友人とレストランに行けないかもしれない」ロサンゼルス在住のジョーダン・ヤンガーさん(24)は昨年、自分の野菜中心の食事に関するレシピや写真を投稿するために写真・動画共有サービス、インスタグラムのアカウントやブログを開設した。すると、日々の食事が彼女の生活のすべてになってしまった。朝目覚めるとパニック 「朝目覚めると、今日は何を食べようかと考えてパニックになった」とヤンガーさんは振り返る。「ジュースバーやホールフーズ・マーケットといった自然食品店に行くと、かなり長い時間をかけてすべてを見て歩き、その日1日分のメニューを考えようとした。自分でもこれは不健康だと気付くほど健康な食生活を送ることに夢中になり始めていた」すでに細身だったヤンガーさんは食事制限をして約11キロも痩せたという。彼女の肌はオレンジ色になり、月経が来なくなった。今年5月、彼女は摂食障害の専門医や栄養士のアドバイスを受け始め、回復することができた。今は加工食品を除いてどんな食べ物も制限しないことにしているという。彼女の肌は普通の色に戻り、髪の毛は濃くなって13センチも伸び、体重も元に戻った。「いろいろな食の哲学があり過ぎるので、オルトレキシアが広まる余地はまだたくさんあるだろう」とヤンガーさんは言う。「さまざまな理論を聞くと、食べるのが本当に難しくなり、本来は楽しむべき食生活がとてつもなく不安なことに思えてしまう」(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
2014/11/16
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「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。***************************【以下転載】**************************** 高齢化が進むとともに、日本の大きな健康課題になりつつあるの認知症。最近「あれ何て名前だっけ?」「また◯◯を買い忘れた!」など、自分に何となく不安を感じることが増えてきた人も多いだろう。認知症の中でも、脳の神経細胞が徐々に死んでゆく「アルツハイマー型認知症」と、脳の血管の障害が原因で起こる「血管性認知症」が代表的であり、近年日本人には、アルツハイマー型認知症(以下、アルツハイマー病)の方が多いことが分かってきた。しかし、特にアルツハイマー病には、今のところ確実に進行を止める手だてがない。そのため、予防を重要視した研究が多数行われているわけだが、中でも特に有効性が認められ、注目されてきたのが「オメガ3脂肪酸」だ。オメガ3脂肪酸には、神経細胞を構成するDHA、体内でDHAに変換されるEPAやαリノレン酸などがあり、青魚を始め、荏胡麻(エコマ)油、紫蘇(シソ)油、亜麻仁(アマニ)油、クルミなどの食品に豊富に含まれている。動脈硬化を防ぎ、血圧やコレステロール、中性脂肪を下げ、生活習慣病の予防に効果を発揮することは、よく知られている。今回はもう一歩進んで、高齢者の脳萎縮の防止など、認知機能の保護にも有効であることがアメリカの研究で明らかになったというのだ。●高齢者の脳を守るオメガ3脂肪酸 アメリカ・ニューイングランド地方にあるロードアイランド病院の医師たちは、55~90歳の高齢者819人を対象に、彼らの脳の状態を調べるため6カ月ごとに「神経心理学的検査」とMRIを実施。開始時点で、819人のうち229人は認知機能が正常であり、397人は軽い脳萎縮があり、193人はアルツハイマー病を患っていた。この結果、開始時に正常だったグループで魚油のサプリメントを常用した人は、認知機能の低下がはっきりと抑制され、MRI撮影の結果でも認知機能に関係する脳の萎縮が軽減されていたという。これはDHAの摂取が、健康な高齢者のアルツハイマー病予防につながることを示している。実は数年前の研究ではあるが、オメガ3脂肪酸がごく初期のアルツハイマー病の進行を抑える可能性があることも分かっている。スウェーデンのカロリンスカ研究所では、初期~中期の204人のアルツハイマー病患者を2グループに分け、1つのグループにはオメガ3脂肪酸のサプリメントを、他のグループには含まない偽薬を6ヵ月間服用させた。すると、ごく軽いアルツハイマー病の患者に限り、サプリメントを常用すれば、認知機能の低下が少ないことが認められたのだ。●毎日の食事で認知症を予防したい また別の研究で、オメガ3脂肪酸は血管のバリアを超えて脳に直接届く物質であることも分かっている。今後もアルツハイマー病の進行への効果について、さらなる解明が期待されているのだ。幸いなことに、私たち日本人は魚を食べる習慣があり、マグロやイワシなど脂が多めの魚を週に数回食べれば、理想的なDHAの摂取量に近づくと言われる。生食がベストだが、加熱するときはできるだけ脂を残したい。焼き魚はそのまま焼くより、小麦粉をふるなどして脂を閉じ込めるといいだろう。亜麻仁(アマニ)油や荏胡麻(エコマ)油は、日に小さじ1杯程度が良いと言われるが、これらに含まれるαリノレン酸は、とても熱に弱い。そのまま飲むか、ドレッシングなどで摂るのがお勧め。最初は癖を感じるが、慣れると病みつきになる人も多い。日々の食を楽しみながら脳のアンチエイジングができるなら、まさに一石二鳥?!(出典:ヘルスプレス)
2014/11/11
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「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。***************************【以下転載】**************************** 子供の脳神経の発育を促すとされるDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取量を増やそうと、家庭や学校で、食を見直す動きが盛んだ。青魚などに多く含まれているため、給食の和食化を図る学校や、摂取しやすいおやつの開発など、あらゆる方策が進んでいる。成長期により必要10月初旬。東京・杉並区の区立三谷小学校の給食時間。子供たちの机にはDHAを多く含むサンマの姿煮が並べられていた。同校では、和食を通じた食育を行っており、和食を7割に増やし、国産の素材を使った給食を提供。取り組みはすでに6年目に入っている。「調査したところ、家庭での和食文化が崩壊しているような面もあった」と話すのは、同校の山岸一良校長。特に朝食ではパン食が多い実態もあり、「小学校のうちから、基礎として和食教育をしっかり教え込む」という目標を掲げて食育に取り組んでいる。同校の栄養担当で管理栄養士の江口敏幸教諭は「国産の食材を使うと、特に魚は季節の旬の物を使うようになる。季節感も出て、何がおいしい時期かを学べるようにもなる」と説明する。骨の取り方や食べ方の指導を含め、学校全体で取り組みが進み、食べ残しも減ったという。同校は、和食を通じた生活リズム向上や社会性向上を研究テーマに掲げ、文部科学省のスーパー食育スクールにも指定。3年生以上が卵焼きの調理実習をするほか、児童自ら田植え、稲刈りをしたコメや、学校の大きな菜園で取れた野菜を給食に使うなど、幅広い取り組みを続けている。「DHAは脳細胞の構築そのものを支える物質。特に成長期にはより大量のDHAを必要とする」と話すのは、小児科医の成田奈緒子文教大学教育学部教授。脳幹が本能的・原始的な情動をつかさどるのに対し、「身体に大事だから食べよう、どんなものでも栄養バランスよく食べようと思えるようになるには、大脳皮質や前頭葉がきちんと育つことが必要」と説明する。子供向けサプリも味の素は今年4月、不足しがちなDHAをおやつ感覚で補える子供向けサプリメント「かしこいおやつDHA」を発売した。欧州食品安全機関が推奨する1日あたりのDHA摂取量250ミリグラムに対し、現在の3~12歳の日本人の平均DHA摂取量が約150ミリグラムと足りないため、3粒で100ミリグラムのDHAを補える。料理研究家の小山浩子さんは、家庭で作れるDHA入りおやつのレシピを考案。缶詰のサンマのかば焼きをバナナやあずき、にんじんなどとともにパイ生地でまいて焼くだけで手軽にDHAを摂取できる「さんまのお魚パイ」など13種のレシピを考えた。「DHA摂取には、魚を使えばいいが、生臭さがあり、子供に喜んで食べてもらうおやつのレシピの開発では何度も壁にぶち当たった」と小山さん。DHAはビタミンEとともに摂取すると吸収効果が高まることから、ナッツや緑黄色野菜もおやつに取り入れる工夫をした。年明けに発売予定の書籍で一部レシピを公開するほか、食育雑誌で来春から連載も予定しているという。生活リズムも重要DHA摂取など、食の見直しとともに、家庭での生活リズムも子供にとっては重要だ。味の素が6月に行った調査では、自分で起きない、起こしても起きない子供が半数を超え、食べるよう促さないと朝食を食べない子供も28%に上ることが分かった。こうした生活リズムを自律できないことが子供たちの不安定な情動にもつながっているとみられる。成田教授は「脳の発育にはDHAが必要だが、食べるだけでなく、寝ることも重要」と指摘する。早寝早起きで朝食を取るという生活のリズムを育てることが、家庭でできる第一歩としている。【用語解説】DHA(ドコサヘキサエン酸)不飽和脂肪酸のひとつで、ハマチ、サバ、イワシなどの青魚やマグロの脂肪に多く含まれる。人間の体内では生成することができない必須脂肪酸で、食品から摂取しなければならない。摂取すると脳の働きを活発にしたり、記憶力や学習能力を高める働きがあるとされる。(出典:産経新聞)
2014/11/02
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揚げ物摂取が前立腺ガンのリスクになる原因は、揚げ物は調理の過程で潜在的に ・終末糖化産物・アクリルアミド・ヘテロサイクリックアミンおよび多環芳香族炭化水素などの発ガン性化合物を形成することのようで、これらは油の再使用、再加熱や揚げ時間の長さに伴って増加するそうです。 研究成果から揚げ物は週に1回未満にするのが良さそうで、煮たり蒸したり、別の調理法を工夫して味わいたいですね。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************遺伝的に太りやすい人が揚げ物を食べるとさらに太りやすくなる「揚げ物を食べ過ぎれば太る」ことは、当たり前かもしれませんが、遺伝的に太りやすい人が揚げ物を食べると、さらに太りやすいとする報告があります。この報告では、ハーバード大学の研究者らは、米国の3つの大規模な疫学調査に参加している男女3万7000人以上のデータから、揚げ物の消費量と遺伝子的なリスクの相互作用を分析しています。まず研究者らは、食事に関するアンケートで揚げ物の消費量を、週に1回未満、週に1~3回、週に4回以上の3つのカテゴリーに分類。調査開始時に身長・体重を測定し、体重については、その後長期に追跡調査を実施。アンケートには、身体活動および喫煙などのライフスタイルも含まれています。また研究者らは、これまでに知られている、BMIと肥満に関連する32の遺伝的変異に基づいて、遺伝的リスクスコアを測定。この遺伝的リスクスコアはリスクのない人を0とし最大スコアを64とするもので、より高いスコアを持つ人はBMIが高めという結果が出ています。最終的に研究者は、揚げ物の消費量と遺伝的リスクスコアには、一貫性のある相互作用があるという結論にたどり着きました。 BMI差で見てみると、遺伝的リスクスコアが最も高い参加者のうち、揚げ物を週に4回以上食べている人は、週に1度未満の参加者に比べ、女性は1.0、男性は0.7高く、同条件で遺伝的リスクスコアの最も低い参加者の場合は、女性は0.5、男性は0.4高いという結果がでたそうです。この研究報告を見ると、太りやすい遺伝子を持っている人は、肥満の予防のため、揚げ物は控えめにするべきだと考えられます。 それでは、太りやすい遺伝子を持っていなければ、揚げ物を毎日食べてもいいのでしょうか? スナック菓子も含めて揚げ物は“ある種”のがんのリスクになるもちろん、違います。 遺伝的な要素が、どのくらい肥満に関与するのかは、この報告も含めて大議論となっていますが、なんといっても肥満の原因はライフスタイルです。ですから、バランスのいい食事と適度な運動は必須です。そして、もう一つ、揚げ物には大きな問題があります。それは、揚げ物がある種のがんのリスクになることです。これまでに、中国人女性への大規模調査で、揚げた赤身肉と魚を大量摂取すると乳がんのリスクが増加することが報告されています。また、揚げ物の取り過ぎは、肺がん、膵臓がん、頭頸部がん、および食道がんとも関連性が指摘されています。昨年、米シアトルにあるフレッド・ハッチンソンがん研究所の研究者らは、フライドポテトやフライドチキン、ドーナツなどの揚げ物食品の定期的な消費が、前立腺がんのリスク増加や悪性度の高さと関連しているかどうか、大規模調査を行い評価しました。対象は、前立腺がんと診断された男性1549人と、健康な男性1492人(35~74歳)です。 参加者は、油脂で揚げた特定の食品に関する質問を含め、食物摂取に関する食生活のアンケートに答えています。さらに研究者らは、フライドポテト、フライドチキン、魚のフライ、ドーナツ、ポテトチップスのようなスナック菓子、という5つの揚げ物の摂取に焦点を絞りました。そしてこの5つのそれぞれの消費頻度を1カ月に1回未満、1カ月に1~3回、1週間に1回以上に分類しました。結果はというと…。 揚げ物の摂取で前立腺がんのリスクが3割以上増し!フライドポテト、フライドチキン、魚のフライ、ドーナツを少なくとも週に1度以上は食べた男性は、月に1回未満摂取した男性と比較して、前立腺がんのリスクが増大したのです。具体的に見てみると、フライドポテト、フライドチキン、魚のフライ、ドーナツを少なくとも週に1度以上は食べた男性は、月に1回未満の男性と比較して、前立腺がんのリスクがそれぞれ37%、30%、32%、35%上昇しました。さらに、これらの食品を多く消費することは、より悪性度の高い前立腺がんの発症リスクに関与すると分かりました。少なくとも週に1度以上食べた男性は、月に1回未満の男性と比較して、フライドポテト、フライドチキン、魚のフライ、ドーナツで、それぞれ41%、30%、41%、38%、リスクが増加したのです。揚げ物は週に1回未満揚げ物摂取が前立腺がんのリスクになる原因は、揚げ物は調理の過程で潜在的に [1]終末糖化産物[2]アクリルアミド[3]ヘテロサイクリックアミンおよび多環芳香族炭化水素などの発がん性化合物を形成することが考えられています。これらは油の再使用や再加熱とともに増加し、また揚げ時間の長さに伴って増加します。 こうした研究成果を見ていくと、私たち誰もが、揚げ物は週に1回未満にするのが良さそうです。同じ素材でも、煮たり蒸したり、別の調理法を工夫して、味わいたいですね。大西睦子 医学博士 東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。 (出典:日経グッデイ)
2014/10/31
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。子供は健康的な食行動を家庭で学び、家族との食事には肥満・過体重に対し予防的役割があるという調査結果には納得できます。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************家族といっしょに食事をすることが多い子供は、過体重・肥満になりにくいことが、ミネソタ大学とコロンビア大学による研究で明らかになった。 肥満傾向の子供は増えており、そうした子供は成人してから肥満になる可能性が高い。子供のうちから、予防的な取組みすることが必要となっている。 「成人期への移行期にある子供は、家族といっしょにとる食事など、家庭環境を改善することで過体重や肥満を予防できる可能性があります」と、ミネソタ大学のヘリカ ベルゲ氏(家庭医学)は言う。 家庭での食事が子供の肥満に影響家庭でどのような食事をとっているかが、子供の肥満に影響する。研究チームは、米国の120組の家庭に協力してもらい、実際の食事の様子をiPad(アイパッド)で数十時間にわたり撮影してもらった。 撮影したビデオをもとに、食事に費やす時間、食事のタイプ、家族との会話の頻度や内容などを解析した。 さらに研究チームは、2,287人の10代の子供とその親が参加した、10年間にわたる縦断的研究のデータを解析し、食事の摂取状況・身体活動・体重コントロールなどと子供の肥満の関連を調べた。 その結果、参加した子供の51%が過体重、22%が肥満だったが、家族と一緒に食事を食べることが少ない子供は60%が過体重で29%が肥満で、肥満率が有意に上昇することが判明した。 過体重や肥満の子供の家庭では、食卓に明るい雰囲気が少なく、食事の時間や場所も一定していない傾向がみられたという。 一方で、標準体重の子供は、家族と団らんする頻度が高く、親が励ましの言葉をかけ、親と子が理解しあう会話を多くしていることが判明した。 標準体重の子供は、台所で食事をする頻度が高く、食事の80%を台所でとっていた。それに対して、過体重の子供は55%を台所でとっていた。 さらに、標準体重の子供は食卓に両親がそろっていることが多かった。2人目の保護者は、食卓の秩序を保つ役割モデルとなっている可能性があるという。 なお、6割の家庭では、テレビや携帯電話、コンピューター、携帯型ゲーム機など、何らかのスクリーンの電源がオンになっていたが、これは過体重児、健康体重児の家庭で同等だった。 家族が食卓に揃う頻度が週に1~2日だけでも効果がある食事の時間に家族がそろうことで、家族間の感情的なつながりをもつ機会ができ、食品もより健康的なものを選ぶようになる。 別の調査では、家族が揃って食事をとる家庭では、野菜・果物・カルシウム・全粒穀物の摂取量が多いという結果が示されている。そうした食事は肥満予防に効果的であり、今回の調査結果とも合致する。 「家族がそろって、規則正しく、明るい雰囲気で食事をとることは、子供に安定感を与え、食習慣にも影響します。親自身もまた、健康的な食生活の役割モデルとなります」と、ベルゲ氏は説明する。 興味深いのは、家族と食事をとる頻度が週に1~2日だけでも、まったく家族と食事をしない子供に比べ、過体重や肥満の比率は減少していたことだ。 「家族がそろって食事することを、週に1~2回だけ実行するだけでも、子供の過体重・肥満を減らす効果があります。食事に長時間を費やす必要はなく、時間帯も朝食、昼時、夕食のいつでもかまわないのです」と、ベルゲ氏はアドバイスしている。 「ドライブスルーでファストフードを調達したり、テレビの前で子供に冷凍食品を与えたりすることは簡単です。しかし、家族が食卓を囲んでとる食事は、多くの人々が考えるよりもずっと実行しやすいことです」(ベルゲ氏)。 子供は健康的な食行動モデルを家庭で学んでいる。家族との食事には肥満・過体重に対し予防的役割がある。「子供と向き合うことの多い公衆衛生の専門家や医療の専門家は、この情報を利用し、子供の肥満に対策する親に知らせるべきです」としている。 (出典:日本医療・健康情報研究所)
2014/10/26
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多めに買ってしまった食材も、上手に冷凍保存しておけば、栄養価が落ちずにおいしく食べられます。冷凍前の下味づけや調理に合わせた解凍法などのコツをつかむのに参考になる記事です。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかありませんが、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命を短くしている疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンなどです。これらは抗酸化力の不足、塩分の過剰摂取と慢性的カルシウム不足、筋力低下などが原因と言われ、これらの和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************実りの秋は新鮮でおいしい食材が手に入りやすい。安いときについ多めに買ってしまった食材も、上手に冷凍保存しておけば、栄養価が落ちずにおいしく食べられる。冷凍前の下味づけや調理に合わせた解凍法など、ちょっとしたコツをつかみ、いろいろな食材で試したい。高齢や忙しくて頻繁に買い物に行けない場合でも、冷凍のしかたを知っていれば役に立つ。神奈川県に住む主婦の吉村厚子さん(金町、63)は「野菜を中心に食材が余り、結局使い切れずに傷んで捨てることが増えて困る」と話す。子どもたちは独立し、夫と二人暮らしだ。スーパーなどの安売りのときに買った葉物野菜など食べきれないこともしばしば。冷凍は「栄養も味も落ちる気がするのであまり実践していない」という。■「下味」「ゆで」重要自宅で食品を冷凍する人のうち使わずに捨てた経験のあるのは7割に上る。これは全国で料理教室を開く一般財団法人ベターホーム協会が週2日以上、自宅で料理をする全国の20~60代の女性515人を対象に実施したインターネット調査の結果だ。捨てた理由で最も多かったのが「忘れて古くなった」だった。冷凍に関する疑問も尋ねており、冷凍したものはどの程度日持ちするのか、冷凍できるのかどうか、解凍法は――といった回答が目立った。同協会出版課主任の浜村真優美さんは「冷凍で栄養価が落ちるというのは誤解だ。野菜などは冷蔵庫での保管のほうが栄養分は失いやすい」と話す。そのうえで「ちょっとしたコツを覚えるとおいしさも保てるし、調理時間の短縮にもつながる。食材も最後まで使い切れて経済的だ」と強調する。食材を冷凍保存する際にまず覚えておきたいのは、冷凍前に塩やしょうゆ、みそなどで下味をつけたり、ゆでたりするのが重要だということだ。多くの野菜や肉、魚に共通するコツで、「食品内部の水分が引き出され、冷凍のダメージを防げる」(浜村さん)。この方法は科学的にも裏付けられている。東京海洋大学の鈴木徹教授は「下味で冷凍前に氷のもととなる水分を少なくしたり、たんぱく質をくっつきにくくしたりすると、解凍後の変化を抑えられる」と説明する。野菜は収穫後も蓄えた水分や栄養を使っている。通常の冷蔵や冷凍保管ではビタミンなどを中心に少しずつ栄養が失われる。野菜は酵素も利用しているので、ゆでて酵素を働かないようにしてから冷凍すれば「色の変化や栄養素の減少を止められる」(鈴木教授)。ただ葉物野菜は新鮮なときのようなシャキシャキ感や張りなどが失われることもある。「食材によってはおひたしやスープなどの具材に使うのがおすすめ」だと浜村さんは話す。■1カ月を目安に肉や魚は、冷凍すると細胞内の水分が結晶を作る。これがたんぱく質を押してくっつかせやすくする。局所的に強いネットワーク構造ができてしまい、解凍後も元に戻らずに食感の悪さなどにつながるという。下味をつけておけば、緩衝剤のような役割を果たし、たんぱく質同士がくっつくのを抑えることができる。魚や肉の栄養素は冷凍しても変化しにくいが、脂質の酸化には注意が必要だ。できるだけ空気に触れないように密封して冷凍するのがよい。解凍する際もコツがある。常温だと食材の表面が先に解凍されるが中心部はなかなか進まず、においや汁(ドリップ)が出やすくなる。ドリップには栄養も含まれているため、細菌も繁殖しやすくなる。そこで、低い温度で素早く解凍するよう工夫する。たとえば氷水につけて解凍をすると中心部と周囲の温度差が出にくい。「色落ちを防ぎながら素早く解凍できる」(鈴木教授)のも利点だ。冷凍のまま調理するのもよいという。冷凍するとうま味が増す場合もある。女子栄養大学の青柳康夫教授の実験によると、シイタケを生のまま冷凍し、その後で煮ると、うま味成分であるグアニル酸が生から加熱した場合に比べて3倍近くになった。キノコはもともと生ではうま味成分がほとんどないが、うま味を作る酵素は分解する酵素より高温でも働ける。このため、冷凍後に加熱すると、熱に弱い分解酵素が先に機能を失い、その結果、うま味が増すのだという。ナメコなどほかのキノコ類でも同様の傾向があるが、冷凍することで歯応えなどは失われる。「食感を楽しむエリンギやブナシメジなどには向かないかもしれない」と青柳教授は語る。食材を上手に冷凍・解凍する方法は日常生活で役立つが、永久に品質が保てるわけではない。少しずつ乾燥や酸化が進むため、おおむね1カ月が目安だ。また、冷凍後なるべく早く食べれば解凍時のダメージも減らせる。浜村さんは「食材を入れる袋に冷凍した日のほか、いつまでに使い切るのかという目安を記入しておくと、使う順番がすぐに分かって便利だ」と助言する。<ひとくちガイド>《本》◆具体的な食材の冷凍法などを知るには 「ポジティブフリージング読本」(ベターホーム協会)《インターネット》◆冷凍食品について網羅的に説明 一般社団法人日本冷凍食品協会「わかりやすい冷凍食品」(出典:日本経済新聞)
2014/10/22
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。心身は食べたものでつくられますので、野菜を食べると精神的な幸福度が上がるのもうなずけます。一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうです。 日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命が短いのは、脳卒中と骨粗鬆症によるものが大きく、これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足が原因と言われ、これらの和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************お母さんに、「ちゃんと野菜も食べなさい」と言われたことがある人は多いでしょう。お母さんとしては、子どもの健やかな成長には食べ物が重要だ、ということが言いたかったのでしょうが、実は幸せになるためにも食べ物が大事なのだそうです。14,000人のイギリス人を追跡調査した最近の研究によると、野菜や果物を食べることは精神的な幸福感に影響を与えていることがわかりました。研究チームは、ニンジンやカリフラワーやリンゴを食べることで体にどんな影響があるのかを知りたかったのではありません。そのような食生活を送ることが、幸福や高い自尊心、楽天主義、良好な人間関係など、精神面にどのような影響があるのかを知りたかったのです。研究者は「野菜や果物の摂取は、身体的にも精神的にも"幸福"の運転手のような役割をしているのかもしれない」ということを発見しました。この研究では、イギリスの栄養ガイドラインによって設定された、野菜や果物の摂取量を満たしている33.5%の人たちは、精神的な幸福度が高かったのです。1回の食事でその量を満たしている、わずか6.8%の人たちは、精神的にとても満たされた状態にありました。相関関係か、それとも因果関係か?この研究結果自体もとても興味深いものですが、野菜や果物を食べることと、精神状態が良好なことは、因果関係なのか、それともただの相関関係なのかが気になるところです。例えば、野菜や果物を買うだけの金銭的な余裕がある人は、日々推奨される栄養を摂るのにも苦労するような人に比べれば、ストレスも少なく幸せだということかもしれません。しかし「PsyBlog」には、良い食生活を送っている人が精神状態も良い理由が載っていました。この研究では、野菜や果物を消費することと、精神的に幸せな状態にあることは関連性があるとしか言っていませんが、別の研究では、より強い結びつきがあることが証明されていました。その研究では、被験者に、野菜や果物をどのくらいの量食べたか、また自分の気分がどうだったかを、21日間以上記録をしてもらいました。野菜や果物を多く食べることで、次の日の気分が良くなることがわかったのです。つまり、昔から言われているように、野菜や果物はちゃんと食べなさいという、お母さんの言うことは聞きましょうということです。研究の共同執筆者であるSarah Stewart-Brownさんは、このように結論付けています。「精神的な病気は、個人的にも社会的にもとても大きな犠牲を払います。精神状態というのは、多くの身体的な病気や、不健康な生活、社会的な格差の原因となります。野菜や果物を摂取することで、精神状態を良好にすることは、心疾患やがんを防ぐことにもなるのです」。(出典:ライフハッカー)
2014/10/16
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日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となり、これは和食による影響が大きいそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、昭和50年代のものがよいそうです。また、日本人の健康寿命が短いのは、脳卒中と骨粗鬆症によるものが大きく、これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足が原因と言われ、和食のデメリットはうまくカバーしたいですね。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 ・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************いろいろな健康法やダイエット法が流行っては廃れていく昨今。情報が多すぎて「何をどれだけ食べたらいいか」がわかりにくい時代。だからこそ、栄養の基本のキを押さえておきましょう。栄養の話というと、必ず「バランス良く」という言葉が登場する。多くの人が耳にタコができるほど聞いているだろうこの言葉の、具体的な意味をご存じだろうか。栄養素は「たんぱく質」、「脂質」、「炭水化物」、「ビタミン」、「ミネラル」の5つにグループ分けすることができる(=五大栄養素)。このうち、たんぱく質、脂質、炭水化物は体の構成物質で、三大栄養素と呼ばれ、エネルギー源になる。ビタミン・ミネラルはわずかな量で、さまざまな体の機能を調節する。「バランスの良い食事」とは、簡単にいうと、これら五大栄養素を過不足なく摂ることと定義できるが、まずは、主要な栄養素である三大栄養素のバランス(PFCバランス)が重要とされる。食生活がもたらしたニッポンの長寿世界一現在、日本人の平均寿命は世界一だ。しかし、そうなったのは昭和50年代からで、実は、昭和初期までの日本人の平均寿命は50歳に満たず、主要先進国中最下位だった。日本人の寿命が急激に伸びた理由は、乳児死亡率の減少などとも関係するが、食生活が変化したことが大きいといわれる。理想は昔ながらの一汁三菜。昭和初期の、昔ながらの日本人の食事のスタイルといえば、たっぷりのごはんに、味噌汁、魚、野菜、いも、豆などのおかずを組み合わせる、いわゆる「粗食」だ。戦後、経済成長とともに肉の摂取が増え、米の摂取が減る「食の欧米化」が進むが、昭和50年代は、昔ながらのスタイルを維持しつつ、ほどよく欧米化が進んだ時代で、PFCバランスが理想的だったといわれる。何をどれだけ食べればいいかの基準を示す『日本人の食事摂取基準』は、厚生労働省から5年ごとに発表されるが、「来年度から使用される2015年版では、PFCバランスについて初めて言及され、たんぱく質13~20%、脂質20~30%、炭水化物50~65%が基準となっています」(女子栄養大学栄養生理学研究室教授の上西一弘氏)。昭和50年代のPFCバランスは、まさにこのバランスに近いのだ。炭水化物の摂取が多い『3丁目の夕日』のころこれから、昭和35年(1960年)、昭和55年(1980年)、平成24年(2012年)のPFCバランスの変遷をお見せしよう(理想的といわれる昭和55年のPFCバランスを100として、昭和35年と平成24年をそれぞれ比較した)。昭和35年(1960年)、いわゆる『3丁目の夕日』のころのPFCバランスを見てみると、炭水化物の摂取が多く、脂質やたんぱく質の摂取が少ない。ささやかなおかずや塩分の多い漬物などで丼めしをガッツリ食べるお父さんがたくさんいた時代だ。図1◎ 昭和35年(1960年)頃のPFCバランス・農林水産省『食料需給表』を基に算出。PFCの各数値は、昭和55年(1980年)のPFCバランス(たんぱく質13%、脂質25.5%、炭水化物61.5%)を100としたときの指数。・食事のイラストはイメージで、PFCバランスに基づき計算したものではありません。・できごとは『昭和・平成 現代史年表(増補版)』(小学館)より。ほどよく欧米化が進んだ昭和50年代の食事が理想的昭和55年(1980年)は、山口百恵が武道館で引退コンサートを行い、原宿のタケノコ族が話題になった年だ。このころ、高度経済成長は終わり、世の中はすでに豊かになっていた。ご飯をベースにするスタイルは変わらないが、米の摂取量は減少し、肉や乳製品、果物などがほどよくプラスされ、理想的なPFCバランスが生まれたといわれる。図2◎ 昭和55年(1980年)頃のPFCバランス・農林水産省『食料需給表』を基に算出。PFCの各数値は、昭和55年(1980年)のPFCバランス(たんぱく質13%、脂質25.5%、炭水化物61.5%)を100としたときの指数。・食事のイラストはイメージで、PFCバランスに基づき計算したものではありません。・できごとは『昭和・平成 現代史年表(増補版)』(小学館)より。バブル期をはさみ「ご飯とみそ汁」の基本スタイルが崩れていくその後、バブル期をはさみ、食の欧米化はますます進む。平成24年(2012年)になると、ご飯と味噌汁という組み合わせはもはや必須ではなくなる。「おかずがベース、主食はサブ」「魚よりも肉」という人が増え、PFCバランスはより欧米型に近づいている。また、単純にエネルギーを取りすぎている人も多い。昭和35年のご飯と平成24年のおかずを組み合わせたら、エネルギー過多になってしまうのは明らかだ。図3◎ 平成24年(2012年)頃のPFCバランス・農林水産省『食料需給表』を基に算出。PFCの各数値は、昭和55年(1980年)のPFCバランス(たんぱく質13%、脂質25.5%、炭水化物61.5%)を100としたときの指数。・食事のイラストはイメージで、PFCバランスに基づき計算したものではありません。再び、一汁三菜のススメこうした欧米型の食事バランスやエネルギーの過多が、現代人の肥満や生活習慣病の原因になっている。最近では、低炭水化物食(糖質制限食)ブームの影響でPFCバランスを崩している人も少なくない。炭水化物を減らすと、その分のエネルギーを補うために脂質やたんぱく質の摂取が増える。「PFCバランスはあくまでも三大栄養素の摂取総量を100とした場合のそれぞれの比率なので、炭水化物の摂取量を減らせば、相対的にPFCバランスは脂質・たんぱく質増加に傾き、バランスが崩れます。そのことを意識していない人が多いようです」(上西氏)。PFCバランスはさまざまな知見をもとに定められたものだ。それを無視して「やみくもに炭水化物を減らす」よりも、「今現在とりすぎている人は適正量に戻す」という考え方の方が賢明だろう。「栄養素の50~65%を炭水化物からとるには、やはり、主食をベースにすることが大切です。パンやめん類よりもごはんを主食とした一汁三菜の食事形態にするとPFCバランスが自然に整いやすくなります」(上西氏)。そこで、手本になるのが昭和50年代の食事、というわけだ。あのころの食卓を思い出して(あるいは想像して)、自分の食生活を見直してみてはいかがだろうか。上西一弘(うえにし かずひろ)さん女子栄養大学栄養生理学研究室教授。徳島大学大学院栄養学研究科修士課程終了後、雪印乳業生物科学研究所を経て、1991年より同大学に勤務。専門は栄養生理学、特にヒトを対象としたカルシウムの吸収・利用に関する研究など。『日本人の食事摂取基準2015年版』策定ワーキンググループメンバーを勤める。 (出典:日経グッデイ)
2014/10/14
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日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっているそうです。これは和食による影響が大きいようです。また、日本人の健康寿命が短いのは、脳卒中と骨粗鬆症によるものが大きく、これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足が原因と言われ、和食のデメリットと言えるわけです。 2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-21世紀の知的健康法 2.0『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************現在、日本人の平均寿命は男女平均で世界第一位です。日本人の長寿体質をもたらした和食は世界から注目されていますが、一方で塩分過多やカルシウム不足という問題が指摘されています。今回は和食のメリットとデメリットについてご紹介します。日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低い WHOの最新データによると、日本人女性の平均寿命は87歳で世界第一位です。男性は8位とはいえ、80歳を越えており、男女平均では84歳でやはり世界一です。しかし、日本人の健康寿命は平均寿命より10年も短く、人生の最後に寝たきりで過ごす高齢者が圧倒的に多いことが問題となっています。2014年8月22日(金)、パシフィコ横浜で、「第61回日本栄養改善学会学術総会市民公開講座」が開催され、武庫川女子大学国際健康開発研究所 所長・家森幸男氏が、和食の健康効果について講演しました。家森氏らはWHOの協力を得ながら世界の長寿地域と短命地域60ヵ所以上で、それぞれの食生活の違い、また長寿の日本人がどのような食事をしてきたか、など多角的に研究してきました。調査から、日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっていることが分かりました。これは和食による影響が大きいのではないかと家森氏は指摘します。ナトリウムの摂取量が多いと脳卒中を発症しやすい この調査では特殊な容器に人の尿を24時間ストックし、食事内容を解析しました。例えば、マサイ族は高血圧が極めて少ないといわれますが、実際に尿中のナトリウムは平均して2.5g程度しか含まれていないことが分かりました。これは、マサイ族が食塩そのものを摂らず、ナトリウムをチーズなど食品に含まれるものからしか摂らないためです。逆にチベットでは高血圧の人が多く、尿検査すると、ナトリウムが平均16gと多く検出されています。これはチベットでは塩漬けの保存食品を食べることが多いためです。同じく日本国内の調査でも、薄味の沖縄の人の尿と塩蔵食品を多く摂る東北の人の尿を比べると、ナトリウムの排泄量で大きな差があり、東北の人の方が脳梗塞の発症率が高いことが分かります。このように、世界60地域の調査で、食塩(ナトリウム)の摂取量が多いと高血圧の傾向が強く、さらにそのような地域では脳卒中を発症しやすいことが明らかになっています。WHOも食塩を減らすと平均寿命が伸びるということをコメントしており、塩分濃度が高めな和食を好む日本人にとって、減塩は重要な課題となっています。米に、コレステロール値上昇抑制や肥満予防作用 また、脳卒中に続いて寿命に大きく関わる疾病に心筋梗塞があります。ロシアでは心筋梗塞で亡くなる人が多く、平均寿命を縮める大きな要因となっています。尿を解析すると、コレステロール値が高いことが分かります。他の地域を調査した結果からも、コレステロール値が高くなると心筋梗塞の発症率が高くなるのは明らかで、日本人の平均寿命が長いのは心筋梗塞の発症率が先進国の中で低いためで、それは米食による効果と考えられます。というのも、他にもお米を主食とする東南アジアを中心とした地域では、やはりコレステロール値が低いことから、米にはコレステロール値上昇の抑制作用や肥満予防作用があるのではないかと現在も研究が行われています。塩分の過剰摂取とカルシウムの慢性不足が和食のデメリット 日本人の健康寿命が短いのは、脳卒中と骨粗鬆症によるものが大きく、これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足が原因です。これが和食のデメリットと言えるでしょう。この2つのデメリットを補うのが大豆とヨーグルトで、上手に利用すると脳卒中や骨粗鬆症の予防や、がんリスクの低減につながり、健康寿命を延ばすことができるのではないかと家森氏は述べています。(出典:大和薬品株式会社)
2014/10/11
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ジャンクフードとは、脂肪、糖分や塩分が多くカロリーは高いのに、ビタミン、ミネラルやタンパク質が少ない、低栄養価の食品で、甘い菓子、スナック、ファーストフードの揚げ物や糖分の多い炭酸飲料などです。加工度が高く、味、香り、色や口当たりの良さで、「おいしい! もっと食べたい!」と感じるように加工されています。 ジャンクフードなどの加工食品は「やめられない、止まらない」状態に脳を導くようですが、ヘルシーな食事は、逆に脳内報酬系を鍛えてくれることが分かったそうです。ヘルシーな食欲を得るためには、バランスのよい食事が鍵で、うまく脳を鍛えたいですね。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているオカシな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキスト調理力と健康は強く相関しています。1964年から50年間も健康増進政策を展開しても国民の心身の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2012年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか7.2%という非常事態です。1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、「まごわやさしいさ」にしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************食欲の秋がやってきましたね。さんま、鮭、椎茸にサツマイモ、栗やリンゴなど、旬の食材を使った料理を、今年の秋もたっぷり楽しみたいですよね。とはいえ、食べ過ぎが気になる方も多いでしょう。 どうして食べ過ぎるの?私たちがおいしいものを口にすると、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され、満足感が得られます。その結果、「もっと食べたい」と思うようになります。 なぜ「もっと」と思うのでしょうか。これには食べ物から体にエネルギーを取り込む際の調節に重要な役割を果たしている神経系、「脳内報酬系」が関係しています。脳内報酬系は「快楽中枢」とも呼ばれ、自分へのご褒美を与える神経系なのです。 実は、コカインなど覚醒剤による薬物依存症も、ドーパミンという快感をもたらす神経伝達物質に関係しています。薬物を投与するとドーパミンが分泌され、快感や満足感が得られます。このドーパミンが枯渇すると、同じ快楽を得るためにまた薬物が欲しくなります。こうして薬物に対する依存症となるのです。 食べ物についても同様で、「もっと食べたい」という欲求が強くなりすぎると、食べ物に対する喜びがコントロールできなくなり、習慣化、依存、そして中毒となってしまいます。 逆に言うと、脳内報酬系を上手に働かせれば、健康的に食欲をコントロールできるわけですね。ちょうど先日、食欲に関する興味深い論文が2つ報告されましたので見ていきましょう。ジャンクフードは行動を変える1つ目は、オーストラリアのニューサウスウェールズ大学からの報告です。研究者らは、ラットによる動物実験で、ジャンクフードは太るだけではなく、ヘルシーな食品に対する食欲を減らすことを示しました。 ジャンクフードとは、脂肪、糖分や塩分が多くカロリーは高いのに、ビタミン、ミネラルやタンパク質が少ない、低栄養価の食品で、例えば、甘いお菓子、スナック、ファーストフードの揚げ物や糖分の多い炭酸飲料などです。つまり加工度が高く、味、香り、色や口当たりの良さで、「おいしい! もっと食べたい!」と感じやすい食品です。 「おいしい」から「やめられない」というのは分かりやすいことですが、論文ではジャンクフードを食べ過ぎると、自制心が弱まり、過食や肥満につながるとしているわけです。それは、なぜでしょうか? 研究者らは、ラットを2つのグループに分けました。どちらのグループにも、ラットの典型的な餌を与えましたが、カフェテリアダイエットと呼ばれるグループは、さらに人間の加工食品も、毎日食べられるようになっています。加工食品の中にはクッキー、ケーキ、餃子やミートパイが含まれていました。なお、ラットにはあらかじめ条件反射の訓練がされています。訓練の方法は、研究者が音1を鳴らしたら、ラットにチェリー味の砂糖水を与える、音2を鳴らしたらラットにグレープ味の砂糖水与えるという内容です。12日間の訓練で、ラットは音1を聞けばチェリー味の砂糖水を、音2を聞けばグレープ味の砂糖水を飲めることを学習しました。 健康的な食事(典型的な食事)で育ったラットは、食べ過ぎると条件反射の音1にも音2にも反応しなくなりました。つまり、ラットはお腹がいっぱいなので、甘い砂糖水は「ノーサンキュー」と拒否しているのです。これは動物が生まれつき備える、健康的なバランスのとれた食事を促進し、食べ過ぎから身を守るための仕組みです。 一方、カフェテリアのグループは、150%カロリー増で、2週間後には体重が10%増加しました。さらにラットの行動が劇的に変化し、音1や音2を拒否することがなくなりました。つまり、食べ物の選択に無関心になり、見境なく食べるようになりました。しかも、ラットは健康的な食生活に戻したあとも、この状態がしばらく続きました。 研究者は、ジャンクフードは、ラットの脳内報酬系に、持続的な変化を引き起こすと考えています。そして脳内報酬系はすべての哺乳動物で類似しているため、この結果は私たち人間にも当てはまることを示唆しました。 脳の再トレーニングで、ヘルシーな食事が好きになる2つ目の報告は、米国ボストンのハーバード大学やタフツ大学の研究者らによるものです。研究者らは、不健康で高カロリーの食品ではなく、健康的で低カロリーの食品を好むように、脳を鍛えることができることを示しました。 研究者らは、「一旦、不健康な食品に依存する脳内報酬系回路が確立されてしまうと、戻ることは困難、あるいは不可能」という考えに疑いを抱きました。 そこで、不健康な食品への欲望と誘惑のため、体重が増加してきた人に、脳が健康的な食べ物を選択するための再訓練ができるかどうかを調べました。 具体的には、13人の太りすぎ、もしくは肥満の成人男女の脳内報酬系の調査です。13人のうち、8人はタフツ大学の研究者が設計した新しい減量プログラムに参加、5人は減量プログラムには参加せずにコントロールしました。調査は6カ月間。両グループとも調査の開始時と終了時に、MRI(Magnetic Resonanse Imaging;磁気共鳴画像)を撮りました。 その結果、減量プログラムに参加した人たちの脳内報酬系領域の変化が明らかになりました。6カ月後、減量プログラムに参加人たちのこの領域は、健康で低カロリーな食品への感受性が増加していました。つまり、健康的な食品を食べたときの報酬が増加し、喜びを示すようになったのです。 同時に不健康な高カロリー食品への感受性は低下しました。 ジャンクフードなどの加工食品は「やめられない、止まらない」状態に脳を導くようですが、ヘルシーな食事は、逆に脳内報酬系を鍛えてくれることが分かってきたわけです。つまり、ヘルシーな食欲を得るためには、加工食品ではなく、バランスのよい食事が鍵です。この秋は、脳を鍛えて健康になりましょう。 大西睦子 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。(出典:日経トレンディ)
2014/09/06
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。欧米では規制強化が進んでいるトランス脂肪酸ですが、アメリカが新たに全面禁止へ乗り出しますが、日本は平均摂取量が少ないので健康への影響は小さいと判断されて表示も規制もない野放し状態が続いていますので自衛しかありません。海外の消費者には情報提供するのに、自国の消費者には隠すのが、消費者の健康より企業利益を優先する“食品表示後進国”日本の寒い実態です。トランス脂肪酸はマーガリンやショートニングに多く含まれていますので、パンやスイーツが好きな人は多く摂っていることになり、現実は厳しくて有害といわれる量は簡単に摂れてしまうそうで、30~40代女性で上限基準値を超えている人は3割以上だそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに糖尿病などの生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。ポイントはなるべく低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。関連フリーページマーガリン・精製油の恐怖健康的な油脂類の摂り方関連ブログ日本も都市部の女性は摂取量が多い!? 米国、その後のトランス脂肪酸敷島製パンはトランス脂肪酸漬け コンビニ独自ブランドパンではファミマとサンクスに要注意米国で禁止のトランス脂肪酸 国内ワーストマーガリンは日本生協連、ファストフードのワーストはマクドナルドトランス脂肪酸が人を怒りっぽく攻撃的にする 米国研究トランス脂肪酸、女性は過摂取 お菓子の食べすぎ原因?トランス脂肪酸の表示ガイドライン、今夏策定へ米カリフォルニア州、レストランでのトランス脂肪酸使用禁止へトランス脂肪酸 日本でも含有量の表示を最悪商品は雪印製、最悪企業はマリンフード 心疾患招くトランス脂肪酸の含有率NYでトランス脂肪酸規制 全米初、健康志向に注目トランス脂肪酸、世界で追放広がる多くの日本人が知らない「トランス脂肪酸」のリスクNY、市内の飲食店からトランス脂肪酸を締め出す計画クローズアップ2006:トランス型脂肪酸、ニューヨーク市で「禁止令」米KFC、トランス脂肪酸の使用取り止め米消費者団体、KFC提訴・トランス脂肪酸問題トランス脂肪の量を表示 米で義務化悪玉「トランス脂肪酸」摂取で動脈硬化起こすメカニズム確認マーガリンに含まれるトランス脂肪酸はボケを早める米国でトランス型脂肪酸の食品表示義務化*******************************【以下転載】*******************************香港・シンガポールで売られている日本の商品の原材料表示ラベルを調べると、日本国内の表示では分からない有用な情報が分かる。たとえば心疾患のリスクが上がることからWHOが1日2g以下の摂取を推奨するトランス脂肪酸。その表示義務がある香港では、ロッテ「コアラのマーチ(いちご)」に含まれるトランス脂肪酸の量は、たった1箱でWHOの1日あたり推奨上限値相当の量になることがわかった。また、日本の表示では商品に使用される添加物「カラメル色素」に発がん物質「4-MI」が含まれるかどうかは見分けられないが、香港の表示ではそれが可能。「コアラのマーチ」で着色料として使用されているカラメル色素は発がん物質入りで、同じカラメル色素でもハウス「とんがりコーン」は発がん物質なしのものを使っていた。さらに、S&B「おでんの素」の中身は「味の素」だらけで、鰹節や昆布エキスよりも、味の素の量のほうが多いことも判明した。海外の消費者には情報提供するのに、自国の消費者には隠すのが、消費者の健康より企業利益を優先する“食品表示後進国”日本の寒い実態である。【Digest】----------------------------------------------------◇WHOの上限値ぎりぎりの「コアラのマーチ(イチゴ)」◇日本のコアラのマーチの含有量は「お答えできません」(ロッテ)◇ハウスの「とんがりコーン」は安全なカラメル色素を使用◇味の素だらけだったS&B「おでんの素」◇糖分の摂りすぎに注意したいが日本の栄養表示は炭水化物だけ◇新食品表示法でも表示改善は無し----------------------------------------------------子どもたちや若い女性の間でも人気のロッテ「コアラのマーチ」だが、たった一箱食べただけで、トランス脂肪酸の1日の摂取上限値に達してしまうことが、香港で売られている同じ商品の表示から分かった。日本ではトランス脂肪酸量の表示は義務化されていないため、どの商品にどれくらい含まれるのかは不明だ。その一方で外国では表示義務化されている国も多い。8月18日に開催された全国農業協同組合連合会(JA全農)主催の「食品表示に関する記者説明会」の中で、日本製の加工食品の、国内での表示と、香港とシンガポールでの表示の違いが、展示された。香港で販売されているコアラのマーチの食品表示が、上記写真だ。香港ではトランス脂肪酸の表示が義務化されている。コアラのマーチ(イチゴ)の場合、トランス脂肪酸含有量は、商品100g当たり4.8g。一箱の商品量は41gなので、一箱食べると1.968g、ほぼ2gのトランス脂肪酸を摂取することになる。この量は、世界保健機関(WHO)が推奨するトランス脂肪酸の1日当たりの摂取上限値である2gに、ほぼ相当する。WHOは、トランス脂肪酸の摂取で心疾患のリスクが上がるということで、1日の総エネルギー摂取量の1%以下にすることを推奨している。1日のエネルギー摂取量を1800kcalだとすると18kcal、脂肪だと2g相当となる。 トランス脂肪酸の問題については、すでに当サイトでも2度ほど記事を書いた。■「米国で禁止のトランス脂肪酸 国内ワーストマーガリンは日本生協連、ファストフードのワーストはマクドナルド」■「敷島製パンはトランス脂肪酸漬け コンビニ独自ブランドパンではファミマとサンクスに要注意」日本では、日本人全体のトランス脂肪酸の平均摂取量は0.6gなので健康への影響は小さいと考えられるとして、表示は義務化されていない。一部パンメーカーだけが、ホームページで情報提供しているだけだ。その時、日本の菓子パンで一番多かったのが、PASCOの「サンドロールチョコレート」で、商品重量94g中2.6gのトランス脂肪酸が含まれていた。100g当たりでは2.8gとなる。コアラのマーチは、実に、その2倍以上のトランス脂肪酸を含んでいることになる。コアラのマーチはビスケットの中にチョコレートを注入した商品だが、ビスケットもチョコレートもトランス脂肪酸含有量は多くなりがちなので、菓子パンよりも高濃度になってしまうのだと推測される。菓子パンの記事に対しては、「菓子パンを、健康にいいと考えて食ってないと思うよ。毎日食ってたらヤバいかもしれないけど、普通はある程度配慮するだろうし、そこはもう個人の裁量だろ」なんていうコメントも寄せられた。しかし「コアラのマーチ」はどうだろうか?一箱41gなので、一度にぺろりと食べてしまえる。チョコ好きの女性や子どもで同製品のファンなら、毎日一箱以上食べ続ける人もいるのではないか?トランス脂肪酸量の表示があれば歯止めも効くかもしれないが、・・・・・。 (出典:MyNewsJapan)
2014/08/31
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2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、公衆衛生の向上のために塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だそうです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来しているといわれています。新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。日本食につきものの味噌汁は1日1杯は塩分は気にしないでよさそうです。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、「まごわやさしいさ」にしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第マクドナルドを30日間食べ続けたらどうなるか?あぶないコンビニ食マーガリン・精製油の恐怖21世紀の知的健康法『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************人間は塩分摂取量をゼロに近づけるべきなのか「塩分は控えめに」「塩分の摂りすぎは、高血圧、心臓病や脳卒中の原因」という注意は、常識になってきましたよね。でも、具体的には1日どれくらい控えればいいのでしょうか? 世界保健機関(WHO)は、世界中の人の食塩摂取目標を1日5gとしていますが、米国では心血管疾患の予防のためのガイドラインは、塩分の最大摂取量が1日3.8~6.0gとなっています。 とかく塩分摂取量が多いとされる日本の場合、厚生労働省が2014年3月に発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)策定検討会」の報告書によれば、18歳以上の男性は1日当たり8.0g未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0g未満という目標量が定められています。さらに、日本高血圧学会減塩委員会は、高血圧予防のために、1日6g未満という制限を勧めています。 ちなみに、2012年時点での日本の成人1日あたりの食塩平均摂取量は、男性で11.3g、女性で9.6gと発表されています。 これらのガイドライン、どれが正しいと思いますか? また、ガイドラインには食塩の摂取量の下限は示されていませんが、私たちは、塩分摂取量をゼロに近づけるべきなのでしょうか? 実は、この疑問に対する答えは、科学者や専門家の間でも、意見が分かれているのです。 医学界の最高の雑誌と評価される「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(The New England Journal of Medicine:NEJM)」の今月号に、塩分摂取量に関する論文が3本も同時に報告されました。この報告に対する熱い議論がすでに始まっています。 さっそく議論に参加して、結局、自分はどれだけ塩分を摂取すべきなのかを考えてみましょう! なお、「食塩」が槍玉にあげられていますが、高血圧等の真犯人は、その主な構成要素である「ナトリウム」という物質です。食塩は、理科で習った「塩化ナトリウム(NaCl)」とほぼ同じもので、食塩量=ナトリウム量ではなく、食塩の約40%がナトリウム量に相当します。 つまりナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)です。 NEJM論文その1:PURE研究…ナトリウムの排泄量が多く、カリウムの排出量が少ないと高血圧にPURE(Prospective Urban and Rural Epidemiological Study)研究では、研究者らは18カ国から10万人以上の35歳から70歳までの成人を対象に調査を実施しました。 調査対象者たちの空腹時の早朝尿の単一検体を用いて、24時間のナトリウムとカリウムの排泄量を推定し、ナトリウムとカリウムの摂取量の指標としました。予想通り、血圧はナトリウム推定摂取量の増加に伴い上昇しました。また、血圧の上昇は高血圧や高齢者の人に顕著に表れました。カリウムの排泄量は、収縮期血圧(最高血圧)に、負の関係が認められました。つまりカリウム推定摂取量が多いと、最高血圧が低くなるということです。 NEJM論文その2:PURE研究その2…ナトリウムのベスト摂取量は?こちらは17カ国、10万人以上の対象者から、空腹時の早朝尿の検体を用いて、ナトリウムとカリウムの排泄量を測定し、ナトリウムとカリウム摂取量を推定しました。平均3.7年間の追跡調査を行い、死亡や心血管イベント(心筋梗塞、狭心症など)を調査しています。 調査の結果、ナトリウム排泄量が7g/日(食塩17.8g)以上の人は、死亡または主要な心血管イベントのリスクが15%増加したことが分かりました。またこれらのリスクが最も高いのは、高血圧の人でした。 注目すべきは、ナトリウム排泄量が3g(食塩7.6g)/日未満の人でも、死亡または主要な心血管イベントのリスクが27%増加したことです。つまり、ナトリウム摂取量が3~6 g(食塩7.6~15.2g)/日の人は、 摂取量がそれより多い人もしくはそれ未満の人よりも、死亡や心血管イベントのリスクがより低いことが示されたのです。 また、カリウム排泄量が多い人は、死亡や、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントのリスクがより低くなりました。 NEJM論文その3:NUTRICODE研究…食塩5.0g以上摂取で心血管死亡に影響3つ目のNUTRICODE(Global Burden of Diseases Nutrition and Chronic Diseases Expert)研究は、これまでに報告されているデータを組み合わせて解析したものです。 解析の結果、2010年の世界中の人類のナトリウム摂取量は、平均3.95g(食塩10.0g)/日でした。 その後、研究者らはナトリウムの血圧に対する影響を計算。結果、2010年に発生した、世界165万人の心血管死亡は、1日2g(食塩5.0g)以上のナトリウム摂取に起因することが判明しました。 減塩のリスクと利益にはまだ研究が必要つまり、PURE研究の結果では食塩7.6~15.2g、NUTRICODE研究の結果では食塩5.0g以下の摂取が推奨されているということになりますね。 PURE研究の結果は、米国で推奨される食塩摂取量を上回っており、減塩を推進する米心臓協会は、PURE研究の結果に対して、「このタイプの研究は、データの収集や解析法に結果が大きく依存するので、結果の解釈が難しい」と反対の姿勢を示しています。 さらに、NEJMの編集者は、減塩のリスクと利益について、最終的な結論には、さらなる研究の必要性があるとしています。 一方、PURE研究の研究者らは、マックマスター大学のホームページで、「塩分の摂り過ぎも、控え過ぎもどちらも問題。また、ナトリウムばかり気にして、カリウムの摂取の重要性が無視されている」とコメントしています。 加工食品やファーストフードなど外食に頼りすぎるのはNGさて、私たちはこの研究の成果から何を学べるでしょうか? まず、どちらの研究も、高血圧の人と高齢者に減塩を推奨しています。2006年の厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人のうち、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれています。また、高齢化社会である日本では4人に1人は高齢者です。ですので、公衆衛生の向上のために、塩分を1日6g未満に控えるべきというガイドラインは適当だと思います。 ただし一番の問題は、私たち個人が日常的にどのくらいの塩分を摂取しているか把握していないため、ガイドラインが活用されていないことです。米国人の食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来しています。日本人における食生活の問題も同様であると思います。 まず、新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だと思います。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに、食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて、余分な塩分が排出されます。 摂取する食塩の量をきちんと把握するために、できるだけ自分または家庭で調理することと、新鮮な野菜を通じてカリウムの摂取に努めることが、結果的に「塩分を控えめ」にすることにつながると言えるのだと思います。 大西睦子 医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部附属病院血液・腫瘍内科にて、造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。著書に『カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側』(ダイヤモンド社)。(出典:日経トレンディ)
2014/08/26
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。炭酸飲料ばかりでなくスポーツドリンク、エナジードリンクや栄養ドリンクなどは酸性飲料です。歯や骨などに悪さをしますが、あまり知られていないので飛ぶように売れています。歯のエナメル質の永久的損傷は、強い酸が歯に接触してから30秒以内に起き、酸性度の高い飲料を避けることが最も重要で、1時間後や30分後に歯磨きをすればよいという単純な問題ではないそうです。中毒性のある砂糖、人工甘味料なども悪さをしています。・炭酸飲料業界が語りたがらない10の事実・食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識・飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯」 食事習慣や歯磨きの見直し必要ソフトドリンク業界は、医師、歯科医、栄養士などの団体に業界イメージと利益を守るために戦略的慈善活動を行っていますので出てくる情報にも気をつけたいですね。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。関連フリーページ後半に歯科医が驚くべき事実を話しています。粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」関連ブログ 新しい順炭酸飲料業界が語りたがらない10の事実食後すぐの歯磨きはNG 虫歯予防の新常識歯石除去は心臓病リスクも下げる、台湾研究飲食物の酸で歯が溶ける「酸蝕歯」 食事習慣や歯磨きの見直し必要歯周病、心疾患・糖尿病を悪化歯周病、善玉コレステロール激減し動脈硬化悪化 仕組み解明虫歯・歯周病を根治する「殺菌水」療法 少々高額“口は災いの元” 歯周病菌 糖尿病などのリスクに酸蝕歯 歯を溶かす飲食ご注意 黒酢、コーラ、スポーツ飲料やグレープフルーツでも口腔崩壊:子供の虫歯、貧困で悪化!? 放置続出、医師「全国調査を」歯周病はいろいろな生活習慣病に関係している「家族の喫煙で子どもは虫歯になりやすい」 岡山大調査歯の健康を保ちたい 「80歳で20本」残すには虫歯ができる前にレーザーで検知高級歯磨き剤に脚光 高齢化 ケア意識高まる妊婦さんも歯が命 口腔ケアで出産時のリスク軽減歯周病の治療で血管機能が改善歯周病:意外と怖い 動脈硬化、糖尿病に関係も認知症:「口の健康で予防」 歯周病の人ほど脳血管障害に東北大調査:歯が少ないと医療費高額に歯周病は40歳を過ぎると進行が加速する抜いた健康な歯は「歯の銀行」に預けよう歯周病と全身への影響 歯周病菌は動脈硬化にもかかわる中高年男性はご用心、歯と脳梗塞の意外な関係「安心できる歯科医療を」第三者評価機関が旗揚げシンポ肥満の人は歯周病にご注意 普通の人の1.5倍の罹患率****************************【以下転載】****************************酸性度の高いソフトドリンク、フルーツジュース、スポーツドリンクは子どもの歯を脅かすとの報告が、「Journal of Dentistry」に掲載された。オーストラリア、アデレード大学のSarbin Ranjitkar氏らの研究。Ranjitkar氏は、「歯のエナメル質の永久的な損傷は、強い酸が歯に接触してから30秒以内に起きることが本研究で示された。このことは、酸性度の高い飲料を避けることが最も重要だと示唆している。1時間後や30分後に歯磨きをすればよいという単純な問題ではない」と述べている。通常、健康な口腔内では酸と予防機構のバランスがとれているが、このバランスが酸に傾くと、酸の種類にかかわらず歯は損傷する。Ranjitkar氏によると、小児や思春期の若者は夜間に歯ぎしりすることが多く、未診断の胃酸の逆流がある場合もある。そこに酸性度の高い飲料が合わさると、若者の歯に長期的な損傷を引き起こしうる3つの脅威となるという。酸性飲料による歯の酸蝕症は小児および思春期の若者で増加している。「歯の酸蝕症は先進国で懸念が高まりつつある問題で、臨床的には広範な歯の摩耗が生じてから見つかることが多い。酸蝕症になると、生涯にわたる歯科衛生状態の低下が起こり、複雑かつ広範なリハビリが必要になる。しかし、この病気は最小限の介入で予防できる」とRanjitkar氏は述べている。(出典:HealthDay News)
2014/08/23
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欧米では「5 A DAY」運動など国民にわかりやすい提案をして野菜の摂取量が増え、先進国では日本だけが野菜や魚など健康によい食品の摂取量を減らして不健康になることを選択しています。1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。その後の調査で日本人はかつて野菜は1日350g摂っていたと分析し、1皿70gとして1日5皿の野菜を食べようと1991年から「5 A DAY」運動をして野菜摂取量が増加して1日350gはクリアし、1日500gを目指そうとしているそうです。アメリカの「5 A DAY」運動があってから日本でも真似て1日350gと言い出したのですが、元を正せば私達日本人の量だったわけで、グラムのままで国民がわかりやすい提案への置き換えはしていないですね。英国も「5 A DAY」運動を展開していますが、1皿80g=1日400gとしており、さらに増やせと動いているようです。・1日に必要な野菜は「560g」 野菜を食べると死亡リスクが4割低下たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているオカシな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキスト調理力と健康は強く相関しています。1964年から50年間も健康増進政策を展開しても国民の心身の健康状態は悪くなる一方という実に情けない厳しい現実があり、2012年の人間ドックの「A(異常なし)」+「B(軽度異常現在心配なし)」がわずか7.2%という非常事態です。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、「まごわやさしいさ」にしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************「野菜と果物を毎日食べると健康に良い」と理解していても、「1日にどれだけ食べれば十分なのか」と感じる人は少なくない。「野菜と果物を比べると、どちらが良いのか?」という疑問を抱く人もいるだろう。最近の研究では、野菜と果物をとりまぜて「1日5皿以上」を食べると良いことが分かっている。 野菜と果物を食べると死亡リスクは最大で40%減少ロンドン大学公衆衛生・疫学部のオイノーラ オイボード氏らは、2001~2008年までの英国健康・栄養調査の結果をもとに、6万5,226人の食習慣を調べた。 その結果、野菜や果物を多く食べている人は、全ての年齢層で、死亡率が低いことが判明した。 全死因による死亡率は、野菜と果物を1皿(ポーション)以下しか食べていない人に比べ、1~3皿食べている人では14%、3~5皿の人では29%、5~7皿の人では42%低下した。 野菜と果物のどちらが効果的か?一方で、「果物は甘く、糖分が多く含まれており、血糖値を上げるので糖尿病にはよくない」というイメージがある。 ロンドン大学の調査でも、1日に摂取する野菜の皿の数が増えるごとに、死亡率は16%減少するが、それに比べ果物の効果は低いという結果が出た。新鮮な果物を摂取した場合の死亡率の減少は4%にとどまっていた。 「野菜の方が、より健康増進の効果は高いことが判明しました。だからといって、果物を食べても意味がないというわけではありません。いろいろ取り混ぜて食べるのが理想です」と、オイボード氏は述べている。 果物にはビタミンや食物繊維などの栄養素が多く含まれている。1日1~2皿(80~160kcal)を目安に食生活に上手に取り入れると良いという。 1日5皿食べれば死亡リスクを減らせるハーバード公衆衛生大学院も同様の研究を行っている。フランク フー教授ら研究チームは、米国、アジア、欧州で行われた16件の調査研究から、全83万3,234人のデータを解析した。このうち5万6,423人が心疾患やがんなどで死亡した。 野菜や果物の摂取量と死亡リスクの関係を調べたところ、野菜や果物を食べる量が1皿増えるごとに、死亡リスクは平均で5%ずつ減っていった。 フー教授らの研究では、野菜や果物を「1日5皿食べれば、効果を期待できる」という結果を導き出した。 現状では、英国では野菜と果物を十分に食べている人は4人に1人に過ぎないという。米国でも、成人では平均して野菜の推奨量の6割、果物の5割しか摂取できていないという。 野菜を多く食べるための工夫ハーバード公衆衛生大学院は、野菜を多く食べる方法として、次のことを勧めている。 ■ 野菜をすぐに手に取れる場所に置いておき、いつでも食べられるようにする ■ 野菜を使ったサラダや炒め物などのレシピをいくつか知っておき、いつでも料理できるようにする。 ■ 近所の野菜や果物を売っている売場を知り、野菜を入手しやすくしておく。スーパーだけでなく、八百屋などの小さな店も買い物リストに入れておくと、野菜や果物を安く手に入れやすい。 ■ ジャガイモなどのイモ類や、そら豆などの豆類は炭水化物が多く、血糖値を上げやすいので、野菜とは区別する。サラダなどの加工食品にもジャガイモは入っている。 ■ 野菜ジュースは野菜1皿に換算できる。ただし、野菜ジュースは野菜に比べ、不溶性食物繊維が少なく、栄養成分の一部が取り除かれており、野菜を摂取したときと同等の効果が得られないので注意が必要。 果物は糖分が多いので注意が必要果物は特に朝に食べると良い。朝はエネルギーが枯渇しており、糖分が早くエネルギー源になり、一緒にビタミンもとれるという利点がある。 ただし、夜遅い時間に食べると、エネルギーが過剰となり、中性脂肪が増えすぎてしまう。また、缶詰やドライフルーツは、生に比べビタミンが少なく、糖分も多いので注意が必要だ。 種類や熟成の程度によっても異なるが、果物の主な糖質はブドウ糖、果糖、ショ糖などだ。果糖は主に肝臓で代謝され、インスリンを必要とせず速く代謝される。余剰のエネルギーは中性脂肪になり、悪玉のLDLコレステロールなどを増加させるおそれがある。 一方で、果物には、ビタミンA・C・Eが含まれていたり、ポリフェノールやカロテンなどが含まれており、抗酸化作用が期待できる。また、果物に含まれるカリウムには、ナトリウム(塩分)の排泄を促す作用がある。果物ががんを予防するという研究報告も多い。 (出典:日本医療・健康情報研究所)
2014/08/19
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「フードトラップ」に書かれている巧妙に仕掛けられた中毒性のある加工食品が広く流通している現在、健康的な食生活を続けるには的を射た知識、経済力と強い意志・実践力が必要ですね。ポール・ゼイン・ピルツァー氏は、これまで数々の予言を見事に的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者ですが、著書「健康ビジネスで成功を手にする方法」にて10年以上前に鋭く指摘しています。「健康ビジネスで成功を手にする方法」の要約●この悲惨な現実 1兆ドルの食品産業、1兆5,000億ドルの医療産業が実に卑劣に陰謀を働いたも同然で逃げ道のない消費者▼肥満と栄養失調を生み続ける食品産業 とてつもなく強大な経済力が、健康を妨げている 中毒性のある加工食品に子供を誘き寄せるために給食制度を作った ジャンクフード文化の最恥部は、経営陣らが自社製品を避けていること▼病気を生み続ける医療業界 医療業界は、食品会社よりはるかに悪質 医者は製薬会社の標的 病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念 製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる▼メディアは情報不足で無力 しかも主たる広告主は食品・医療産業 政府も同様に情報不足で無力たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少****************************【以下転載】****************************お菓子を食べはじめたら、途中でやめられなくなり、気づいたら一袋を一気に食べてしまった──。そうした経験は誰にでもあるだろう。実は、加工食品のグローバル企業は、消費者が自社の食品を買い続けるよう、さまざまな罠(トラップ)を製品に仕掛けているという。『ニューヨーク・タイムズ』紙記者のマイケル・モス氏は、近著『フードトラップ』で、長期的には健康をむしばむ可能性があることを承知で、消費者をひっかける製品を次々と世に送り出す加工食品業界の実態を暴いた。著書の舞台は米国だが、登場するのは世界を市場にしている企業ばかり。当然、日本も無関係ではいられない。2010年に食肉汚染報道でピュリッツアー賞した敏腕記者モス氏が、無防備に加工食品を利用する消費者に警鐘を鳴らす。2008年、イラク戦争やイスラム過激派の取材で中東にいた私に、『ニューヨーク・タイムズ』紙の編集部から連絡があった。加工食品産業について調査してほしい、という依頼だった。米国南部、ジョージア州のピーナッツ加工工場で、ずさんな製造管理によって病原菌のサルモネラが混入した。消費者8人が死亡し、体調不良をきたした人は43州で推定1万9000人。同社のピーナッツ原料を使った加工食品は数千にも及び、メーカー各社は商品回収などの対応に追われた。事件を取材する中で、一つの実態が浮き彫りになった。非常に複雑な取引関係や利益を確保しなければならない圧力に、がんじがらめになっていた加工食品業界は、もはや原材料をコントロールしきれなくなっていたのだ。ピーナッツの次に私が調査したのはハンバーグ肉だった。大腸菌汚染による食中毒事件が相次いだからだ。調べてみると、事態はピーナッツにも増して深刻だった。食肉加工業者は、安い端肉を世界中の食肉処理場から調達し、それらを混ぜ合わせてハンバーグ肉を製造・出荷している。製造工程の中で、汚染を防止する方法はいくつもあったはずだが、そこにはまったく目が向けられていなかった。私は加工食品業界の実態について、ますます興味を引かれるようになった。その後、ワシントン州シアトルで知人と夕食をともにした。その知人は、加工食品分野の情報源として私が特に信頼する一人である。彼はこう言った。「マイケル、確かに食中毒は痛ましい事件だ。だがそれと同じくらい、人々の健康を脅かしている脅威がある。それは、食品メーカーが意図的に商品に加えているものだ。こちらは、彼らが絶対的な支配権を握っている」これが5年前の話だ。米国の2012年の調査によると、成人の3人に1人、子どもでも5人に1人が、医学的肥満に該当する。糖尿病の患者数は全人口の9.3%にあたる2900万人、さらに、20歳以上の3人に1人にあたる7900万人が、糖尿病にはなっていないが血糖値が正常よりも高い予備軍とされる。痛風患者も800万人いる。糖尿病患者数は2010年よりも300万人増えており、専門家からは清涼飲料の取り過ぎなど、不健康な食生活との関連性が指摘されている。まさに彼の言葉通りだった。肥満の急増は医療費増大と生産性低下をもたらし、その社会的コストは年間約3000億ドルにも達すると推定されている。日本など、ここまで劇的な数字でない国もあるが、糖尿病の増加傾向は世界的にみられる。■塩分・糖分・脂肪分は、加工食品業界の聖杯この危機的状況の大きな責任を負っているのが、塩分・糖分・脂肪分を大量に使い続けている加工食品産業だといえる。私たち消費者も、塩分・糖分・脂肪分を大量に使った加工食品――私としては「好きになりたくないが好きになってしまう食品」と呼びたい――が、健康を蝕んでいるのではないか、と疑い続けてきた。しかし、食品業界の取材活動を通じて明らかになったのは、製品を送り出している企業たちが、それを承知のうえで、塩分・糖分・脂肪分の使用量を増やし続けていたということだ。塩分・糖分・脂肪分は、加工食品業界の3本柱であり、彼らの聖杯である。この3成分の配合が完璧であれば消費者は歓喜し、商品は飛ぶように売れる。消費者をつなぎとめるため、業界は安くてしかも脳に強力に作用するこの3つの成分に頼り切っていた。その内実に迫ろうとした『フードトラップ』の執筆は、私にとって、探偵物語の中に入り込むような経験となった。まず、私が幸運だったのは、本来であれば極秘であるはずの資料にアクセスできたことだった。そのもとになったのが、複数の州がたばこ産業を訴えた訴訟である。裁判のために、たばこ企業は内部資料を公開しなければならなくなった。実は、世界最大のたばこ企業フィリップモリスは、1980年代後半、米国の2大食品メーカーであるゼネラルフーヅとクラフトを買収しており、2000年代まで最大の食品メーカーでもあった。たばこ企業が裁判に提出した資料は、まさに食品産業の機密情報の宝庫でもあった。企業の業務連絡、内部報告書、戦略文書、覚え書きなど、合計8100万ページにも及ぶ膨大な資料を閲覧できた。このことは、取材した食品業界の内部の人々に、より深い秘密を明かしてもらうのにも役立った。明言しておきたいが、私は食品業界のことを、意図的にわれわれを太らせようとか病気にさせようとしている悪意の業界だと見ているわけではない。彼らが目指しているのは、他のすべての企業が目指していることと同じだ。買わずにはいられないような商品を作り、できるだけ多く売って、できるだけ多くのお金を得る。問題の根は、そこにある。1999年4月8日夜、米国ミネソタ州ミネアポリス。春の嵐が吹き荒れる中、南6番街のオフィスビルの前にタクシーが列を作った。上等のスーツに身を包んだ男たちが降りてくる。米国最大規模の食品メーカーのトップ11人。合わせて70万人の雇用と年間2800億ドルの売り上げを掌握する人々である。豪華なディナーがふるまわれる前から、業界の今後の方向性について話し合いが始まった。この席に報道関係者は1人も招かれなかった。議事録も含め、記録は一切残されていない。普段はライバル同士である社長や経営責任者たちが、極秘の会合を開いていた。議題はただ一つ。肥満の急増とその対応策である。(『フードトラップ』より抜粋)『フードトラップ』は陰謀を臭わせる場面から始まる。しかし、読み進むにつれて、読者はその趣が予想とずいぶん異なることに驚くだろう。私自身、この会合について初めて知ったときは愕然(がくぜん)とした。1999年春、大手食品企業の経営者たちが極秘に集まり、夕食会を兼ねた会合を持った。彼らが一堂に会したこと自体も驚きだが、もっとも意外だったのは、議題が肥満急増の問題だったことだ。会合の中でプレゼンテーションを行ったクラフト社の幹部は、「責任の少なくとも一端は自分たちにある」と話した。そして問題解決に向けて、業界一丸の取り組みに着手すべきだと訴えかけた。この幹部をはじめとして、会合を計画した加工食品業界内部の人々は、消費者のために正しいことをしたいと考えていた。しかし彼らにとって、会合は悲惨な結果に終わった。経営者たちは訴えを退け、結局、食品売り場の覇権争いに戻ることになった。それは基本的に、塩分・糖分・脂肪分の使用量をさらに増やすことを意味していた。食品企業は、成功し生き残るために、塩分・糖分・脂肪分がどれほど重要かということを嫌というほどよく知っている。この3成分の配合が完璧になっていれば、消費者の買う量が増え、食べる量も増える。そして企業は儲かる。加工食品の大手企業は、消費者の健康のために正しいことをしようとはしない。これこそ、私が行き当たった真の陰謀だった。マイケル・モス『ニューヨーク・タイムズ』記者。カリフォルニア州ユーレカ生まれ。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『ニューヨーク・ニュースデイ』などを経て現職。2010年に食肉汚染の調査報道でピュリッツァー賞を受ける。1999年と2006年にも同賞のファイナリストとなった。コロンビア大学大学院でジャーナリズム学准教授なども務める。ブルックリン在住。(出典:日本経済新聞)font>
2014/08/18
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。私は飲むのは多い順に緑茶、紅茶、コーヒーですが、カフェインが入っているので快眠のために午後からは避けています。茶の中では緑茶の健康効果が一番のようですが、花王ヘルシアの高濃度茶カテキンは有害報告があり、効能も限られた条件下なので効果は期待できないそうです。緑茶カテキンの主要成分は、・エピカテキン(EC) ・エピガロカテキン(EGC)・エピカテキンガレート(ECg)・エピガロカテキンガレート(EGCg)の4つがあり、エピガロカテキンガレート(EGCg)が一番強力と言われています。緑茶カテキンには多様な効能があり、・血圧上昇抑制作用・血中コレステロール調節作用・血糖値調節作用・抗酸化作用・紫外線肌老化抑制作用・美肌作用・老化抑制作用・代謝促進作用・抗癌作用・抗菌作用・抗アレルギー作用・C型慢性肝炎治療薬効果を高める・アディポネクチン分泌を促す・機能性胃腸症に有用・アルツハイマー病予防などがすでに言われていますが、放射線被曝対策にも優れています。緑茶もカフェインがかなり入っていますので、私は茶よりも緑茶の新芽手摘葉から抽出し、カフェインを取り除いたサプリメントも愛用しています。私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。緑茶関連ブログ 新しい順緑茶、コーヒーが脳卒中リスク減 飲まない人より2割 緑茶カテキンの効用続々 コレステロールが低下 アルツハイマー予防も花王ヘルシアの高濃度茶カテキンで有害報告続々 日米欧研究新茶で放射線を迎え撃つ 茶カテキンの抗酸化作用で防衛緑茶パワー(NHK)の健康情報をどのように受け止めるか緑茶カテキン 新型インフル対策に こまめに緑茶うがいインフル薬にお茶の力 カテキン加工、タミフルより効果緑茶やオリーブ油の抗酸化作用は保存期間の長さに伴って消失「お茶の用意をして。体にいいから」 コーヒー大国の米、お茶飲む国に緑茶1日5杯で危険低下 脳梗塞死亡で差緑茶:高血圧などに効果 掛川市立総合病院医療研究センターが発表緑茶に自己免疫疾患の予防効果****************************【以下転載】**************************** 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「無形文化遺産」に「和食・日本人の伝統的な食文化」が登録されたことに伴って緑茶人気が国内外で急速に高まっている。緑茶には人間の健康に役立つさまざまな機能性成分が含まれており、多様な効果・効能がある。その代表格が緑茶カテキンだ。緑茶カテキンはお茶の渋みの主成分で、抗酸化作用、抗菌作用、抗インフルエンザ作用などさまざまな健康効果が解明されている。また認知機能改善や、がんリスクの低下に役立つとの研究も発表されている。緑茶を飲んで健康をキープしよう! 近年、緑茶の抗認知症効果に関する研究が世界規模で進んでいる。緑茶カテキンをはじめとする緑茶成分には神経保護作用があることがいくつかの研究で示されており、国内では、緑茶をよく飲む人ほど認知機能の低下が少ないという疫学調査の結果や、認知機能が正常な人が緑茶を毎日1杯以上飲むと、緑茶を全く飲まない人に比べて認知機能の低下リスクが約三分の一に減少するという研究結果が報告されている。一方、伊藤園中央研究所と静岡県立大薬学部の山田浩教授、社会福祉法人・白十字ホームの田熊規方医師の共同研究では、ミニメンタルステート検査(日時や場所に関する見当識など、認知機能についての質問で構成された認知症の診断のための検査で世界標準として用いられている。30点満点で、23点以下は認知症が疑われ、24~27点は軽度認知機能障害の可能性がある)による認知機能検査で27点以下の高齢者12人(平均年齢88歳、男性2人、女性10人〈脳血管性認知症8人、アルツハイマー病3人、レビー小体型認知症1人〉)に緑茶(1日2グラム、総カテキン量約227mg)を3カ月飲用してもらい、認知機能などの変化について検討した。その結果、ミニメンタルステート検査の平均点数は15.3点から17.0点に上昇し、12人中8人に認知機能の改善が認められた。特に近時記憶を評価する項目で顕著な傾向にあり、10点以下、11~23点、24~27点のどのグループでも改善が認められた。山田教授は「今回の研究で使用された緑茶の一日摂取量は高齢者でも日常的に摂取できる程度の量。国内では東北大と金沢大の疫学調査でも緑茶を習慣的に飲用することによって認知機能の低下リスクが抑えられる可能性が報告されている。こうした研究結果を踏まえると、短期間に緑茶を大量に飲んで一気に緑茶カテキンを摂(と)るのではなく、毎日こまめに緑茶を飲んで、より効率よく緑茶カテキンを摂ることによって認知機能の改善効果が得られる可能性があることが期待される」と話している。次にがんとの関係について見てみよう。がんは何らかの原因で細胞の遺伝子に変異が生じ、異常に細胞増殖するようになった状態と言える。緑茶カテキンは、紫外線や化学物質による遺伝子の変異を抑え、細胞の異常な増殖を抑制する作用があり、さまざまな研究において、緑茶カテキンが発がんやがん細胞の増殖、転移を抑えることが報告されている。胃がんとの関連について、国立がん研究センターの予防研究グループが04年に、緑茶を1日に5杯以上飲用する女性では、1杯未満の人に比べ胃がんの発症リスクが約3割低くなるという研究結果を発表した。また、08年には岐阜大医学部が、緑茶カテキンを含む緑茶エキスの錠剤の服用により、大腸ポリープの再発が抑制される傾向にあることを臨床試験で確認した。 このほか海外の研究でも、前立腺がんや口腔(こうくう)がんなど、さまざまな部位のがんの発症リスクが低下したという研究結果が報告されている。ここまで見てきたように、緑茶カテキンが、認知機能の改善や、がんのリスク低減に効果的であることが分かった。食事中や、食後、食間に緑茶を1杯飲むことが健康長寿の秘訣と言えそうだ。 (出典:スポニチ)
2014/08/03
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今回の上海福喜食品のチキン事件は氷山の一角ですね。このチキン事件で中国ではマックの来店客が半減しているのに、日本ではマックの来店客があまり減っていないそうで、危機管理意識の違いがよく出ています。私はファストフード店やコンビニでは食べ物は食べたり、買ったりしませんし、なるべく外食もしませんが、安全な食品だけを食べている保障はないので、腸内環境を整え、自己免疫力を高め続けるよう自衛に心がけています。また、目の前にある飲食物に不安がある時には食べてよいかをドイツ製ダウジングツールを使って確認し、不安なものは食べないか廃棄しています。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス) そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************期限切れ肉の混入や、ずさんな衛生管理実態が明らかになったチャイナチキン。今回明らかになったのは、中国国内向けだけでなく、日本に輸出している大手企業の工場でさえ、裏では偽装し放題という実態だ。「輸出用食品は別」という言い訳はもう通用しない。対応を躊躇してきたマクドナルドもようやくすべてのメニューで中国産鶏肉の使用中止を決断した。そこで国内ファストフードとコンビニ各社を調査したところ、ファストフード店が不使用または商品別に情報開示しているのに対し、大手コンビニはいずれも、店頭販売の唐揚げ等に原産地の表示もないまま中国産鶏肉を使用中であることがわかった。避けようにも、セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、サンクスでは産地を知ることが不可能。唯一、ファミマだけがHPで産地情報を開示し、店頭でも原産地を確認できる状態だった。一覧表にまとめたので、中国産鶏肉を避けるための自衛手段に活用していただきたい。【Digest】◇7月22日マックチキンナゲットを買ってみた◇日本マクドナルドが絶大に信用していた「福喜食品」◇7月25日マクドナルドも全面的「中国製鶏肉」中止へ◇ハンバーガーショップで中国産を避けるには?◇コンビニの唐揚げは選べるか?◇セブンイレブン「中国産、商品名は非開示」◇ローソン「中国産、店舗で確認はできない」◇ミニストップ「国際機関に監視依頼も、機関名は非開示」◇サンクス「一部が中国産 店頭で確認はできない」◇ファミマ「砂肝が中国産、店頭でも確認可能」 ◇7月22日マックチキンナゲットを買ってみた 日本で「上海福喜食品」の問題が報道された7月22日の夜、マクドナルドでチキンナゲットを買ってみた。 --持ち帰りでチキンマックナゲットを頼みたいんですけど、これって今日ニュースで問題になった「上海福喜食品」の鶏肉ではないんですね。 店員「はい、対象商品は破棄しましたので、もう大丈夫です。」 --じゃあ、このナゲットの産地はどこなんですか? 「えっと、ちょっとお待ちください」 (5分くらい調べて) 「今取り扱っているものも中国のものなのですが、会社が違うみたいなんです」 --この会社のものは、安全って言えるんですかね? 「とりあえず問題があると指摘されたのは上海の会社のもので、それは処分したんですけど…どうされますか?」 --「一応買っときます」 そう言って買ったのが、表紙写真のナゲットだ。その後の取材でこの鶏肉は、広東州深圳(しんせん)市にある「マッキ―食品サービス」という会社のものだったことが後でわかる。 筆者は、マイニュースジャパンで昨年1~2月にかけて、中国産鶏肉の安全性問題について3本の記事を書いてきた。 ・中国産薬漬け&病気鶏肉問題、日本のマックチキンにも疑惑浮上 日本マクドナルド「心配なら購入控えて」 ・鶏肉薬漬け飼育 最悪スーパーは東急ストア、サミット、ライフ 買うならイオン、ダイエーで ・病気鶏肉問題で日本マクドナルドが返答 疑惑企業からの輸入認めるも、安全確認は現地任せ その段階では、抗生物質の乱用や病死肉などの食用加工が指摘されたのは、中国国内向けの鶏肉商品だった。「河南大用グループ」のような日本へ輸出実績のある企業でも病死肉使用疑惑が報道されたが、中国当局の調査では明らかに問題ありという結論はでず、うやむやのままになっていた。 今回の上海福喜食品での事件では、中国国内向けの製品だけでなく、日本への輸出実績のある一流大手企業の直営工場でも、裏では偽装し放題で、非衛生的な食肉加工が行われていたことが明らかになった。 中国政府はこれまで、「中国国内の食品で危険な食品が出回っているのは認めるが、輸出向け食品はまったく別管理で厳しくしている。国内向け食品で問題が起きたからと言って、それがそのまま輸出されることはない」と説明してきた。日本の厚労省もそうした中国政府の説明を鵜呑みにして、日本の消費者に対して説明してきたのだが、その前提が大きく崩れたわけだ。 だから、中国国内の生産現場での実態解明ができていない状況では、中国から輸入される鶏肉加工品については、全体に問題がある可能性がぬぐいきれない。 念のため、上海福喜食品の工場がどのように杜撰な状態であるかを確認しておこう・・・・・。(出典:MyNewsJapan)
2014/07/30
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「魚を食べると頭が良くなる」という報告で、世界中の人々を驚かせた英国インペリアル・カレッジ・ロンドン脳栄養科学研究所所長のマイケル・クロフォード博士は、その著書「原動力」の中で次のような興味深い報告をされています。「世界の四大文明(エジプト、インダス、メソポタミヤ、黄河)は、いずれも河川流域に集中して発祥している。農耕技術を持たなかった当時の人々が、その河川で取れる魚介類を主食にしていたことは明らかだ。とすれば、魚介類をたくさん摂取することが、人類の脳の進化に大きな影響を与えてきたと推測できる」「日本の子供が欧米に比してIQが高いのは、日本人が魚中心の食生活を営んできたことに起因するかもしれない」魚油や微細藻類に多く含まれるEPA・DHAなどオメガ3系脂肪酸の世界的な業界団体であるGOED(Global Organization for EPA and DHA Omega-3s)が2013年6月20日、日本で初めてセミナーを開催しました。講演の中で、オメガ3系脂肪酸の日本での認知度は58%と、米国の98%、ドイツ96%、英国95%、カナダ94%など他の先進国に比べて最も低いとする調査結果を公表しました。またサプリメント、機能性食品、海産物を合わせて換算したオメガ3系脂肪酸の利用率は、ロシア77%、ブラジル69%、ドイツ63%、中国61%、英国55%、米国51%などと比べ、日本は30%と低い利用率となっているとし、消費者への広報活動の重要性を訴えたそうで、かつて目標とされていた日本の残念な現実です。オメガ3系脂肪酸は、関節や軟骨の健康、美肌、血液粘度を下げる、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、正常な心拍リズムの促進、最大酸素摂取量向上、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ・認知症・アレルギー・黄斑変性症・糖尿病予防、炎症を抑える、そしてガン予防などの多才な効果・効能がわかってきています。しかし、これだけのメリットが明らかなのに、日本人の魚離れは深刻で、若者はほとんど食べず、毎日魚を食べる人はわずか2.7%だけで、全年齢で魚離れが進んでいて、サプリメントでも摂らないのは超健康マニアとしては実に不思議に思います。私は1日1回は魚を食べ、さらに最もよいオメガ3脂肪酸といわれている質のよいオキアミオイルと魚油を合わせて毎日4g摂り、DHAは0.4g、EPAは0.6gになります。オメガ3系脂肪酸サプリメントの品質を見極める一つとして魚臭いものは低質だと思って間違いなく、多くの製品はコストの関係から魚の廃材から抽出されているそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、世界文化遺産登録された和食離れが進み、この遺産は相続拒否されて食生活はドンドン不健康化しています。脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。「家庭の味」遺産になる? 手作り減少調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!21世紀の知的健康法 2.0***************************【以下転載】**************************** 昨年12月、和食文化が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。和食はしょうゆの多用で塩分が多くなりがちな点を除けば、がんの予防にもプラスになる健康食です。江戸前ずしに代表される和食は、肉より魚をメーンにするのが特徴です。日本人はポルトガルや韓国と並ぶ、世界有数の魚好きの民族です。サバやイワシなどの青魚、マグロやサケなどには、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)といった「オメガ3不飽和脂肪酸」が多く含まれます。これらの脂肪酸は血液をサラサラにする効果などがあり、日本人に心筋梗塞が少ない理由の一つといわれています。さらに、約9万人の日本人を対象にした調査によって、EPAやDHAを多く含む魚をよく食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、肝臓がんを発症するリスクが4割近く下がることが分かりました。肝臓がんの大半は肝炎ウイルスの感染による慢性肝炎がもとになって発症します。EPAやDHAの持つ炎症を抑える効果が、肝炎の発症を減らした結果、肝臓がんの発症予防につながった可能性が指摘されました。ただ、すでに肝炎にかかっている患者に限定しても、EPAやDHAを多く含む魚を食べるほど肝臓がんのリスクは下がっていました。糖尿病になるとがんが増えることが分かっていますが、EPAやDHAは血糖値を下げる働きも持っています。糖尿病の予防効果が、がん予防にもつながっている可能性があります。米欧とアジアを合わせた約90万人を対象にした分析結果でも、EPAやDHAを最も多く摂取したグループは、最も少ないグループに比べ、乳がんのリスクが14%低下していました。また、魚を食べることで子宮頸(けい)がんのリスクが下がるというデータもあります。しかし、日本人の魚介類の摂取量は減り続け、2006年には肉類の摂取量に逆転されてしまいました。今、和食ファンは世界中で増え続けています。おいしいだけでなく、心臓病やがんの予防にも役立つ和食は日本が世界に誇る財産です。和食文化を守ることは、日本人の健康長寿の維持にも不可欠です。(出典:日本経済新聞)
2014/07/29
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。49歳のクリエーター佐藤可士和氏は、脳年齢が25歳とは素晴らしいですね。私はわかりませんが、肌年齢は57歳の時に10代、骨年齢は59歳の時に20歳、体内年齢は67歳の現在で42歳です。(笑)心身は食べたものから造られますので健康にとって食事・栄養は最も重要です。・ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)・汝の食物を医者とも医薬ともせよ。食物で治せない病気は医者にも治せない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキストまた調理力と健康は強く相関しています。日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************時代をデザインし続けてきた、現在49歳のクリエーター佐藤可士和。しかしその脳年齢は25歳だという。雑誌の対談で料理研究家の有元葉子さんに言われた「人は口に入ったものからしか出来ていない」という言葉に衝撃を受け、食環境を見直す過程で検査をしたら「脳年齢25歳」と診断された。そんな佐藤可士和の新刊『脳年齢25歳!?佐藤可士和の頭が冴える食生活』では、変化する状況に素早く対応し、柔軟に思考する若々しい脳を作る食生活のポイント4つを語っている。.1.KITCHEN食環境を見直したのが、自宅を建築していたタイミングだったのもあり、まずキッチンデザインから取りかかったという。本人もシェフなみの料理上手だという建築家の手塚貴晴さん・由貴さん夫妻が手掛けたこだわりのキッチンを本著では初披露している。また、調理器具やカトラリーなど毎日使うキッチンツールにもクリエーターならではのこだわりが溢れている。2..FARM子どもが生まれたことで、食が人の体を作るということを大いに実感したという佐藤可士和。そんな我が子にも土に触れさせたい!と始まった7年にわたる週末アグリライフ。野菜を収穫したり、採れたての野菜を味わうことが食の興味へつながることも伝えている。それが、息子はもちろん家族全員の食を豊かにし、自分の手で自分の生活を作っているリアリティを感じさせてくれる。ここで得た経験は農業のイメージを刷新するべく取り組んだヤンマープレミアムブランドプロジェクトにも大いに役立ったと語る。3.AGE MANAGEMENT「食べること」に向き合うことは「生きること」に向き合うことと知り、健康チェックに訪れた「三番町ごきげんクリニック」のアンチエイジングドックでは、思いがけず「遅発型フードアレルギー」の存在を学んだ。大好きだった卵と乳製品を食べることをやめたことによって、体調がすこぶる良くなり、 健康のリスクヘッジの大切さを実感した。4.COOKING最後は料理だ。料理への興味も倍増し、話題の行列店「俺のイタリアン」とのコラボメニューを考案。 「食生活とは自分の食環境をデザインすること」という佐藤可士和の食に関するドキュメンタリーが納められた一冊。 仕事のスキルや思考力をUPさせたい、ビジネスパーソンはもちろん、自分の健康や体を見直したい人にもヒントが満載だ。『脳年齢25歳!?佐藤可士和の頭が冴える食生活』(出典:産経ニュース GQ JAPAN)
2014/07/25
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。何を食べるのも自由ですが、多くの人が食べられているスナック菓子は心身の健康によいものはないようですね。超健康マニアの私はあまり間食しませんが、間食する場合でもスナック菓子を食べることはなく果物程度です。ポール・ゼイン・ピルツァー氏は、これまで数々の予言を見事に的中させてきた世界で最も著名な天才経済学者ですが、著書「健康ビジネスで成功を手にする方法」にて医療産業と健康増進産業は別産業だと鋭く指摘しています。☆医療(疾病)産業:一般的なカゼから悪性腫瘍まで、病人に対し、「受身的」に提供される製品・サービスで、病気治癒ではなく、高利益の症状対処に専念。☆ウェルネス(健康増進)産業:健康な人(病気でない人)が、より健康、老化遅延、病気予防するために、「積極的」に提供される製品・サービス。●この悲惨な現実 1兆ドルの食品産業、1兆5,000億ドルの医療産業が実に卑劣に陰謀を働いたも同然で逃げ道のない消費者▼肥満と栄養失調を生み続ける食品産業 とてつもなく強大な経済力が、健康を妨げている 中毒性のある加工食品に子供を誘き寄せるために給食制度を作った ジャンクフード文化の最恥部は、経営陣らが自社製品を避けていること▼病気を生み続ける医療業界 医療業界は、食品会社よりはるかに悪質 医者は製薬会社の標的 病気の原因や治癒ではなく、高利益の症状対処に専念 製薬会社は悲惨な食事ででる症状に効果のある危険な薬を飲ませる▼メディアは情報不足で無力 しかも主たる広告主は食品・医療産業 政府も同様に情報不足で無力私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。食 関連フリーページ食生活の改善 (私がめざしている食生活)食の提言食育のすすめ -大切なものを失った日本人-粗食のすすめ 「健康と食生活 今日からできる10の提案」戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!健康的な油脂類の摂り方「1本で1日分の野菜」ジュース、35品全製品が落第マクドナルドを30日間食べ続けたらどうなるか?あぶないコンビニ食マーガリン・精製油の恐怖21世紀の知的健康法『21世紀の子供を守る食育勉強会』と題したボランティア勉強会****************************【以下転載】****************************1.「あなたの子どもに売り込むために大金を費やしている」 米国では肥満や糖尿病など食品関連の健康問題を抱える人が増えたことで、私たちは間違いなく、これまで以上に自分が口にするものに気をつけるようになった。しかし、スナック菓子業界は相変わらず強大な経済力を誇っている。調査会社IBISワールドによると、スナック菓子業界はこの5年間、年率3.8%のペースで成長を続けており、今年の売上高は346億ドル(約3兆5300億円)に上ると予想されている。IBISワールドはリポートの中で、業界の未来は「明るい」との見方を示し、米国経済の回復が「スナック菓子の内需、外需を押し上げる」可能性が高いと予想した。スナック菓子メーカーが成功しているのは、子どもをターゲットにしたマーケティングをあらゆる場所で効果的に行っているからだ。米連邦取引委員会(FTC)が2012年に公表したデータによると、米国の食品・飲料産業は若者向けのマーケティングに年間17億9000万ドルを投じている。そのうち、10億ドルは2歳から11歳までの子どもを対象にしたものだ。2.「われわれはオエッとなりそうな材料も使っているし……」 多くの場合、消費者はスナック菓子に何が含まれているのかをはっきり理解しているわけではない。相当不快な材料が使われていることがあることにも気づいていない。驚くほど一般的な材料の1つに、カブトムシの死骸をゆでてすりつぶしたものがある。フルーツジュースやアイスクリーム、キャンディーに赤や紫、ピンクといったかわいらしい色合いを出すためによく使われている。ミシガン州アナーバーの内科医、ジェームズ・ボールドウィン氏によると、「一般的な着色料」だそうだが、まれにアナフィラキシーショックを引き起こすことがある。しかし、一般的には、米食品医薬品局(FDA)が認可し、食品に使用しても安全であると判断している。3.「……他国で禁止されている材料も使っている」 米国で販売されているスナック菓子にごく普通に使われている材料の中には、他国で禁止されているものもある。健康促進団体が体に悪影響を与える可能性があると当局を説得した結果、禁止に至った。食品の安全と環境保護に取り組んでいる環境ワーキンググループ(EWG)によると、130を超えるブランドがアゾジカルボンアミド(ADA)を約500種類の加工食品に使用している。食品メーカーは食感をよくするためにカップケーキやクッキー、クラッカーなどの食品にADAを使用しているが、ADAはヨガマットやビーチサンダルなどのプラスチック製品にも使われている。米国ではADAの食品への添加が認められているが、欧州連合(EU)では禁止されている。4.「賞味期限?そんなもの誰も気にしない」 トゥインキー(中にクリームが入ったスポンジ菓子)は永遠に腐らないという都市伝説があるが、それは当たらずとも遠からず、である。食品のラベルやFDAの規則について企業に助言するフード・コンサルティング・カンパニーのカレン・デュースター社長によると、加工度の高い食品はパッケージに表示された賞味期限を大幅に過ぎても食べられることが多いという。脂肪や乳製品の含有量が少なく、しっかりと密封されている食品なら、光が当たらないところに置いておけば、何年ももつ可能性がある。缶詰や瓶詰のスナック菓子や食品は特にそうだ。加工度の高いクラッカーやクッキーのような食品(古くなったらトースターに入れよう)や炭酸飲料は表示された賞味期限を相当過ぎても食べられることがある。5.「工場が不潔なこともある」 米疾病対策センター(CDC)によると、米国では毎年、推計で6人に1人が汚染された食品や飲料の摂取によって健康を害している。入院した人は12万8000人、死亡者は3000人に上る。多くの場合、食品製造工場が不潔だったことが事故を招いていた。6.「注意:ヒ素が含まれています」 米環境保護局(EPA)によると、ヒ素の摂取量はぼうこう、肺、皮膚、腎臓、鼻腔(びこう)、肝臓、前立腺のガンと関連している。しかし、ヒ素が健康的と考えられている菓子を含め、多くのスナック菓子に使われている可能性があることを認識している人はほとんどいない。7.「エネルギーバーを食べて疲れることもある」 エネルギーバー(棒状の栄養補助食品)の広告にはよく、完璧な体形をしたアスリートが登場する。エネルギーバーには力強さや健康、大自然を想像させる名前が付けられており、食べれば健康になりそうという「健康のハロー効果」(食品の専門家)を助長している。こうした食品メーカーのメッセージは消費者の心に響いているようだ。市場調査会社ミンテルの報告書によると、栄養バーとスナックバーの市場の売上高は13年の55億ドルから18年までに62億ドルに増加すると予想されている。ミンテルの調査部門バイスプレジデント、マーラ・コモンズ氏は報告書の中で「売上高は主に健康的な食品の需要に左右されるだろう」と指摘している。しかし、成分表に並ぶのは、異性化糖、ブドウ糖、果糖(この3つは全部糖分だ)、チョコレート、ライスクリスピーにキャラメルなど。チョコレートバーのようで健康的とは思えない。アルベルト・アインシュタイン医学校のショーン・ルーカン博士によると、エナジーバーは食べればすぐにエネルギーが湧いてくるだろうが、その後、血糖値が急激に下がって、食べる前より疲れたように感じることも多いという。8.「『自然』という言葉に意味はない」 食肉の規制を担当する農務省は人工の着色料や原材料を含まない製品を自然の製品と定義している。しかし、その他の食品を規制するFDAはスナック菓子メーカーの「自然」という言葉の使い方について、農務省ほど厳しい監視は行っていない。FDAのウェブサイトには、「『自然』とされる食品の定義は困難である。そうした食品はおそらく加工されており、その時点で大地の産物ではなくなっていることがその理由である」と書かれている。9.「『栄養強化』とは加工されているという意味だ」 プレッツェルやクッキー、ドーナツなどのスナック菓子の宣伝では、栄養を強化した小麦粉の使用が強調されている。しかし、「栄養強化」という言葉は必ずしも良いものではない。「栄養強化」とはビタミンやミネラルが食品に添加されているという意味だが、ビタミンやミネラルを最初に取り除いておいて、あとで添加することが多い。10.「あなたの買うチョコレートは割高かもしれない」 チョコレート好きの勢いは止まりそうにない。ミンテルによると、米国のチョコレート菓子の売上高は08年から13年までの5年間で24%増加し(世界の需要も急速に伸びている)、18年までにさらに14%伸びて230億ドルに達すると予想されている。チョコレートバーや袋入り・箱入りチョコレートの売上高はチョコレート菓子市場の40%超を占めており、業界をけん引している。菓子メーカーは旺盛な需要に支えられて売り上げが増えていると言うが、食料品店などの小売業者はメーカーが共謀して価格を高水準に維持していると主張し、08年以降、複数の訴訟を起こしている。米国では今年2月に訴えが棄却されたが、カナダでは昨年、メーカー数社が約2300万ドルを支払うことで和解した。米国でもカナダでも、メーカー側は不正行為を否定している。(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
2014/07/23
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米国では消費者の健康志向の高まりで牛乳の需要が減り、豆乳やアーモンド、ココナッツ由来の植物性ミルクに変えているそうです。ヘルス・リテラシーが高くない日本では、まだ牛乳神話が根強いようですが、牛乳離れは進むことと思われます。米国では1915年、米国酪農協議会が設立され、乳製品の普及・振興のために母子手帳が創作されましたが、ガンなどの生活習慣病が増え、心身が劣化したことを米国政府上層部は掴んでいてやっと1990年に廃止しました。戦勝国・米国は優秀・勇敢・誇り高い日本人に震撼し、日本人が二度と脅威にならないために心身劣化が見込める母子手帳を1948年に導入させ、乳製品の普及・振興を企て、1954年にパン食を餌付けし、1965年に母子健康手帳に変え、現在も続いています。牛乳などの動物性タンパク質は体内の酸の量を増やすので、体内をアルカリ性に保つために酸を中和する骨のカルシウムが使われ、乳製品消費量の多い国ほど骨粗鬆症が多いのです。さらに牛乳に多く含まれるタンパク質・カゼインは最悪の発ガン物質です。・葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)・葬られた「第二のマクガバン報告」(中巻)・葬られた「第二のマクガバン報告」(下巻)日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。そして、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど、日本食に欠かせない大豆食品です。大豆には、脂質異常症、ガン、骨粗鬆症、更年期障害などを改善する多彩な作用があるとされ、日本が長寿国となった理由も、大豆をうまく食生活にとりいれたことを抜きには考えられないそうです。しかし、日本の主流になってしまった欧米化して食生活では大豆はあまり摂りませんね。 たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキストまた調理力と健康は強く相関しています。日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授◆日本は国民の新しい健康課題に効果的に取り組んでいるように見えない。 国民の健康寿命の最大の危険因子は栄養の偏った食事である。 日本人は長く生きた分だけ病気や障害に苦しむ年数も増大している。 東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻国際保健政策分野・渋谷健司教授1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************(上の表)ディーン・フーズ、ホワイトウエーブ両社の営業利益の推移(下の表)米国の牛乳とクリームの一人あたり消費量の推移 消費者の健康志向の高まりで牛乳への需要が減退するなか、米最大の乳業会社ディーン・フーズと元子会社の豆乳メーカー、ホワイトウエーブ・フーズの業績が明暗を分けている。90年近くの歴史を持つディーン・フーズは約1年前、植物性ミルクと有機牛乳の2事業をホワイトウエーブ・フーズに集約してスピンオフ(事業分離)した。過去12か月でホワイトウエーブの株価が62%上昇した一方で、ディーン・フーズは17%下落している。米国の消費者が植物性ミルクを受け入れるようになり、ホワイトウエーブの売り上げと利益は増加している。一方でディーン・フーズは生乳事業のコスト上昇や国内の需要減で赤字状況だ。牛乳の需要を増やすのは容易ではない。ホワイトウエーブ株を持つ資産運用会社アーロングループのアナリスト、ライアン・オクセンヘンドラー氏は「米国の牛乳消費の減少トレンドを押し戻すのは難しいだろう」と話す。消費者が牛乳から豆乳やアーモンド、ココナッツ由来の植物性ミルクに変えていることがホワイトウエーブの好業績につながっているという。ディーン・フーズはコスト削減に加えて、通常の牛乳よりも成長しているニッチ分野であるフレーバー付き牛乳や高たんぱく乳の販売を増やすことで利益を上げようとしている。同社は昨年、約80ある工場のうち8カ所を閉鎖しており、今年も3カ所の閉鎖を予定している。ディーン・フーズのグレッグ・タナー最高経営責任者(CEO)は5月にアナリストらに対し「未踏の地を進んでいる」と語っている。ウォール・ストリート・ジャーナルの取材要請には応じなかった。米国では、スキムミルクと低脂肪牛乳が通常の牛乳市場で一番大きなシェアを占めるが、シカゴ拠点の市場調査会社IRIによると、小売り段階での販売量は昨年4%減少、販売額も2.4%低下した。輸出面では、中国や他のアジア地域で粉ミルクやチーズなど乳製品の市場が急拡大するなか、米国の乳製品の輸出額は今年、年初からの5か月で昨年同期を29%上回った(米国乳製品輸出協会調べ)。しかし、ディーン・フーズの販売はほぼすべて国内市場に依存している。(出典:ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
2014/07/22
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私はなるべく外食は避けていますが、外食する場合もメニューは吟味するように心がけています。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。そして、豆腐、納豆、みそ、しょうゆなど、日本食に欠かせない大豆食品です。大豆には、脂質異常症、ガン、骨粗鬆症、更年期障害などを改善する多彩な作用があるとされ、日本が長寿国となった理由も、大豆をうまく食生活にとりいれたことを抜きには考えられないそうです。しかし、日本の主流になってしまった欧米化して食生活では大豆はあまり摂りませんね。 さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキストまた調理力と健康は強く相関しています。日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つ食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************食べ過ぎが肥満につながることを理解していても、レストランなどの外食では「つい食べ過ぎてしまう」という人が少なくない。レストランなどの外食でメニューを見るときには、「これだけは見逃さない方が良い」という重要なポイントがある。 低カロリーの料理はおいしくない?レストランのメニューを見て「今日はヘルシーなものを選ぼう」という気持ちになる人は多い。でも、注意しなければならないのは、カロリー控えめの料理がメニューに載っていても、見落としてしまう可能性があることだ。 ジョージア州立大学のジェフリー パーカー氏(マーケティング学)らが行った調査によると、レストランで食事を選ぶ際、多くの人はほぼ無意識に、メニューの中でヘルシーな料理が載っている箇所を見逃しているという。 調査によると、レストランを訪れるお客はオーダーする料理を手早く絞り込んでおり、「比較的シンプルな評価基準を用いて、望まない選択肢を排除する」傾向があるという。 研究者は、平均年齢31歳の男女272人を対象に調査を行った。参加者ははじめて訪れるレストランでメニューを渡され、どの料理を選んだかが記録された。メニューは3種類が作られていた――(1)料理のみを表示、(2)料理とカロリーを表示、(3)通常の料理と低カロリーの料理をまとめて表示したメニューが用意された。 結果として、もっとも低カロリーの料理を注文する割合が高かったのは、料理とカロリーを並記したメニューを見たときだった。参加者の多くは、「ヘルシー」「ライト」「カロリー控えめ」と銘打たれたメニューに対しは、「あまりおいしくないのではないか」という印象をもったという。 実際には、"カロリー控えめ"あるいは"500kcal以下"といったカテゴリーで括られた低カロリーの料理では"空腹を満たせない""おいしくない"といったことはない。「消費者は低カロリーの料理を頼んでも満足感を得られることを、経験的に学ぶ必要があります」と、パーカー氏は指摘している。 このことから、レストランで料理を頼むときには、何となくメニューを見るのではなく、「ヘルシーな料理を選ぼう」という意識をしっかりもつことが大切だと結論している。メニューの中から低カロリーの料理を探して、そこから選ぶように習慣付けることが肝心だとしている。 「野菜や果物をとっていれば大丈夫」は間違いレストランなどの外食を利用するときに、もうひとつ陥りがちな失敗がある。それは「野菜や果物を多くとれば、低カロリーになるとは限らない」ということだ。 最近の健康への関心の高まりを受け、レストランでは野菜や果物を増やしたメニューが人気を集めている。確かに、野菜は、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれるヘルシーな食品だ。しかし、調理方法によっては高カロリーになってしまう場合があるので注意が必要だ。 アラバマ大学のキャスリン カイザー氏(統計学)は、体重減少に効果的な食事パターンを探る目的で、1,200人以上の男女の食事とカロリー摂取に関するデータを解析した。その結果、野菜や果物の摂取量が多い人が必ずしもカロリー摂取量が少ないわけではなく、痩せてもいないことに気が付いた。 米国の食事ガイドラインでは、健康的な食事には野菜と果物が欠かせないことを強調しており、これらの食品が健康的であるとの認知は広がっているが、特に外食ではカロリーの過剰摂取が目立つ結果になったという。 「レストランで野菜や果物を注文する人が多く、嗜好に合わせてメニューも開発されています。しかし、メニューを見るときには、カロリーがどれくらいあるかをチェックした方が良いのです」と、カイザー氏は言う。 野菜そのものは低脂肪で低カロリーなので、サラダはカロリーが低いという思い込みが多いが、実際にはサラダにかけるドレッシングは油が半分、あるいはそれ以上を占めるものがある。また、ポテトやマカロニ、チーズなどの炭水化物の多い食材を使うと、サラダも高カロリーになってしまう。 外食ではスマホでカロリーをチェック「食事のカロリー摂取量を全体を減らさなければ、体重は減りません。体重を減らす魔法がかけられた食品というものは実際には存在しません。野菜を食べるときには、カロリー全体に目配せする必要があります」と、カイザー氏は指摘する。 ただし、「ダイエットで食事の量が減っているときには、ビタミンやミネラルも不足しやすいので、それを防ぐために、しっかり野菜をとる」といった目的であれば、野菜や果物を使ったメニューを注文することに意味があるという。 外食は量が多く、油をたくさん使っているものが多いので、カロリーも高くなる。高カロリーの食品を食べ過ぎないためには、最初から量を減らしてもらうか、残して全部を食べないようする工夫が役立つ。また、フライドポテトやベイクドポテトをサラダに交換するのも効果的だという。 「メニューのカロリーをインターネットで公開している店も増えているので、スマートフォンでチェックすることをお勧めします」とアドバイスしている。 (出典:日本医療・健康情報研究所)
2014/07/07
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1日の最適食事回数ははっきりしていないそうですが、朝食を摂る1日3回にしてカロリーは食事の全体量の目安とする程度にして栄養素、内容と質に注意するとよさそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキストまた調理力と健康は強く相関しています。日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン)8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。2011年国民健康・栄養調査結果の概要◆国民健康・栄養調査は1948年以降毎年行なわれているが、有益と思われるデータがないため食事の変化が死亡率の増減にどのように影響を与えたか説明できない。 データも利用できない。日本と世界にとって深刻な損失。 ランセット2011年9月日本特集号 (世界で最もよく知られ、最も評価の高い世界五大医学雑誌の一つ 出典:ウィキペディア)◆日本に決定的に欠けているのは、トップランクの大学に「人間栄養学」がないこと。 このままでは、日本人は栄養を通じて健康を保つことはできないだろう。 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻社会予防疫学分野・佐々木敏教授食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つ食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************1日1食より1日3食、1日3食より1日6食、1日6食より……などと、「1日×食のほうがダイエットに有効」という話題を耳にすることが増えてきたように思います。実際に『1日6食ダイエット 100kcalレシピ集』(浜内 千波[著]/マガジンハウス/2009年)、『お肉もケーキも食べて大丈夫! 伊達式1日5食ダイエット』(伊達 友美[著]/宝島社/2011年)をはじめ、1日何食にするかをうたうダイエット関連本も数多く出ています。 結局、私たちは1日何回食べればいいのでしょうか? 1日17回の軽食で心臓病や糖尿病のリスクも減る?医学界で最も権威のある雑誌の1つである「ニューイングランド・ジャーナル・ オブ・メディシン(The New England Journal of Medicine:NEJM)」に、1989年に報告された、食事の回数に関する古典的な研究があります。 研究者らは、1日に何度も少しずつ食べるか、それとも一気にお腹いっぱい食べるか、どちらが代謝に有利になるかを調査しました。 具体的な調査方法は、・研究に参加したのは成人男性7人・1日17回の軽食と、1日3食の食事を、それぞれ2週間ずつ、ランダムの順番に摂取する というものでした。その結果、1日17回の軽食をとった場合のほうが、総カロリーを減らさなくても、コレステロールとインスリンの値が下がり、体重増加のリスクだけではなく、心臓病や糖尿病などの病気のリスクが減らせるという結果が出ました。 ところがこの報告以降、食事の回数と体重の関係について、多くの疫学調査(集団を対象とした病気に関する調査研究)が報告されており、関係がある、関係はない、逆の関係(食事の回数を増やすと体重が増加する)など、バラバラな結果が出続けました。 食事の回数を増やしても、減量には有効ではないそんな状況が続いた1997年、フランスの研究者たちは、それまでに報告された研究成果を再評価しました。そして結局、体重を調整しているのは、食事の回数ではなく、食事の摂取量、つまり総カロリーと判断したのです。 さらに、2010年にカナダの研究者らは、同じカロリー制限の条件のもとで、食事の回数を増やせば、体重が減るかどうかを調査しました。 調査方法は・対象者は16人の肥満の成人・8週間同じカロリーで、食事回数の多いグループ=1日3食+3スナック、食事回数の少ないグループ=1日3食のみに分けて経過観察というものでした。 8週後、どちらのグループも平均4.8%体重が減りましたが、食事の回数による差はありませんでした。結局、摂取するカロリーが同じなら、食事の回数を増やしても、減量には有効ではないことが分かったわけです。 朝食を抜く減量できた!それでは、1日3回がベストなのでしょうか? 朝食は必須なのでしょうか? 2013年、米国コーネル大学の研究者らは、毎日の体重管理のためには朝食が不可欠、という通説にどこまで信ぴょう性があるかを確認しました。 研究者らは、朝食を食べる習慣がある人と朝食を食べない人を、研究の参加者として募集しました。そして参加者が、朝食の時間以降、どのくらい食べるかを観察しました。朝食をとらない人は、朝食をとる人よりも空腹になりましたが、昼食またはその他の時間に、より多く食べることはありませんでした。 さらに1日のトータルで見ると、朝食を食べない人の摂取カロリーは、平均408kcalも少ない量でした。つまり、朝食を抜くと、かえって減量できるという結果だったのです。 カロリーは、食事の全体量の目安として用いる程度それでは、朝食は抜いた方がいいのでしょうか? 結局、1日何回食べればいいのでしょうか? ここまでの研究の結果から考えると、限定できる回数はないと思います。性別、年齢、身体活動や仕事、病気などによっても、1日に必要なカロリーはまったく違いますし、ライフスタイルによっても、食事のタイミングは変わってきますよね。ですから、それぞれ個人が、カロリーと体重をコントロールする自分に合った方法を見つけるべきだと思います。 もっと重要な点は、カロリーは食事の全体量の目安として用いる程度にしておいて、栄養素、内容と質に注意するべきことです。また、適度な運動は欠かせません。ダイエットの長期的な目標は、健康的な食生活を楽しみ、生活習慣病などのリスクを減らして、イキイキと人生を送ることですから。 著者大西睦子医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。2008年4月より、ハーバード大学にて、食事や遺伝子と病気に関する基礎研究に従事。現在もボストンで研究を続けている。(出典:日経トレンディ)
2014/06/23
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おはようございます。ツイてるスマートエイジング実践家・染谷光亨です。毎日毎日、多くのステキなことがあり、感謝しています。人間の体には生まれつき様々なリズムがあり、1日の周期は体内時計の働きで起こり、体内時計を動かしているのが時計遺伝子と呼ばれる細胞内の遺伝子だそうです。この時計遺伝子には脳にある中枢時計と、体内の臓器などにある末梢時計の2種類あり、どちらも25時間周期で活性化、沈静化を繰り返しているそうです。中枢時計の場合、この周期を24時間に調整するのが太陽の光で、網膜から光が入り脳に伝わるとリセットされ、末梢時計を調整するのは食事で、朝起きてから2時間以内に食べることでリセットされ、中枢時計と同調するそうで、朝食の重要性がわかります。日本食は世界一の長寿食と言われていますが、日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしてマウス実験しかなく、1975年時代のものがよいそうです。たった1回限りの人生をどう生きるか自分の食事に関わっているほど健康に生きていく上で食べることは決定的に重要ですが、食事の欧米化はさらに進んで脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて伝統的日本食を見直す人が増えることを強く願いたいです。さらに低GI食品を選び、野菜・海藻、主菜、ごはんの順によく噛んで食べて血糖値をゆるやかに上げることです。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少和食が世界無形文化遺産に登録されても、遺産相続は放棄され、おふくろの味は袋の味になっているように、日本人は過去のよいことをドンドン捨てて不健康になることを好んで選択する実に不思議な民族です。・農林水産省/食文化・和食ガイドブック・日本食文化テキストまた調理力と健康は強く相関しています。日本人の心身の健康状態は悪化の一途であり、2012年の人間ドックの異常者は92.8%にもなり、危機感を強く感じます。食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。・食育の重要性は1985年頃に気づいた。・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を50~20%に混ぜた麦飯をおすすめします。おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取にご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つ食・栄養を改善して腸内環境を整え、必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。****************************【以下転載】****************************人間の体には生まれつき様々なリズムがある。体温や肺活量、エネルギーの代謝やホルモンの分泌などにはそれぞれ波があり、食べても太りにくい時間帯、特定の栄養素を吸収しやすい時間帯が存在する。体のリズムを理解して、体調管理に役立てたい。朝を迎えると目が覚めて、夜になると眠くなる。当たり前のように過ごしている1日の周期は、生物が備えている体内時計の働きで起こる。この体内時計を動かしているのが時計遺伝子と呼ばれる細胞内の遺伝子だ。早稲田大学先進理工学部教授の柴田重信さんによると、時計遺伝子には2種類ある。脳にある中枢時計と、体内の臓器などにある末梢(まっしょう)時計だ。どちらも25時間周期で活性化、沈静化を繰り返す。■日光がリセット中枢時計の場合、この周期を24時間に調整するのが太陽の光だ。「網膜から光が入り脳に伝わるとリセットされ、1日の始まりを認識する」(柴田さん)。光で整える中枢時計に対し、末梢時計を調整するのは食事だ。「朝起きてから2時間以内に食べることでリセットされ、中枢時計と同調する」(柴田さん)朝食を抜くと末梢時計がリセットされない。頭では1日の始まりを認識できていても、体の時計は自前の25時間周期で動いている。このずれは、いわば時差ボケのような状態を生み、体の不調にもつながりやすい。朝食の中身も重要だ。柴田さんの監修の下、調査会社、シタシオンジャパン(東京都中央区)が20~50台の男女1200人に聞いたところ、「おにぎりのみ」「トーストのみ」でも朝食と考えると答えた人が7割を超えた。「これでは十分なリセット効果を得られない。炭水化物とたんぱく質を中心に、1日の食事量の4分の1以上を取る必要がある」時計遺伝子には一定のリズムがある。例えば中枢時計に含まれる「Bmal1(ビーマルワン)」というたんぱく質は、夜になると増え、昼間は少なくなる。このたんぱく質には脂肪の合成を促す作用があり、「ビーマルワンが少ない時間帯に食べると太りにくい」(女子栄養大学副学長の香川靖雄さん)。香川さんによれば、6時から18時までの間が食べても比較的太りにくい時間帯だそうだ。柴田さんの調査では1日の総食事量を10とした場合、朝食・昼食・夕食を2・3・5のバランスで食べている人が多かった。「脂肪をため込まないためにはなるべく夕食は軽めにして、3・3・4程度にとどめた方がいい」という。夜は活動量が減るうえ、ビーマルワンが活性化して脂肪をため込みやすくなる。体のあちこちにある末梢時計も、それぞれ異なるリズムを刻む。東北女子大学家政学部長の加藤秀夫さんによると、体温や血圧は睡眠中に最も低くなり、起きると上昇し始める。運動能力や肺活量は夕方にかけてピークを迎え、夜になると緩やかに低下していく。■骨の形成は夜こうした末梢時計の動きも、食生活に応用することができる。香川さんは「カルシウムは夕方に摂取した方がいい」と説く。成長ホルモンは就寝してから眠りが深くなる1.5時間までの間に大量に分泌されるからだ。「朝になるとカルシウムが血液中に溶け出してくるため、骨の破壊を防ぐ薬は朝、形成を促す薬は夕方に飲むのが有効」だという。塩分の吸収にもリズムがある。「血中の塩分を体に蓄える作用があるアルドステロンというホルモンは、16時から20時まではあまり分泌されない」と香川さん。医療現場でも「夕食ではある程度、塩分の摂取制限を緩めるなどメリハリを付けて指導するケースが増えてきた」。体調と密接に絡む1日のリズム。しかし、夜間の仕事など不規則になりがちな人はどうすればいいのか。香川さんは「自分の活動時間を昼と考え、光と食事に気をつける」ことを提案する。例えば昼夜が逆転している場合。起きた時間を起点に、朝食、昼食にあたる食事をしっかりとる。活動中は光を浴び、帰宅したら遮光カーテンなどで部屋をなるべく暗くして、体に「夜だ」と思い込ませることが大事だという。明るいうちに外出する場合はサングラスなどで光を抑える。日によって勤務時間が異なる職種の場合は、出勤時間を早い方から遅い方にずらしていく。その方が負担が少ない。通常の生活に比べ体調を崩しやすいので、食事でリズムを整えることが肝心だ。■服薬「いつが最適」解明へ体内リズムは、医療分野にも応用されている。例えば降圧剤。高血圧の症状の中には起床後に急激に血圧が上昇するタイプがある。「体内リズムを調べることで、早朝に降圧剤を飲むなどの治療が可能になった」(女子栄養大学の香川副学長)時計遺伝子の解明が進み、「時間薬理学」と呼ばれる分野が確立されてきた。「利尿薬や脂質異常の改善薬、潰瘍の薬など、どのタイミングで服用するのが最適なのか、副作用が最も少ない時間帯はいつか、などの研究が進んでいる」(早稲田大学の柴田教授)ただ、体内リズムには個人差がある。薬の服用は医師の指示に従うことが大前提だ。(出典:日本経済新聞)
2014/06/15
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