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コチャのアトピー性皮膚炎の湿疹は4月にオリーブオイルケアに変更して以降、徐々に改善し全身的な湿疹というのはもうなくなったのですが膝の外側の湿疹だけが今もまだ残っています。10月12日の日記でも書いていましたがなぜかここだけ・・・今もくすぶり続けています。↓左足の膝の湿疹。↓右足の膝の湿疹。それほどひどくはないけど赤みがあり乾燥して皮膚がざらついている感じです。やはり夏よりも乾燥する冬のほうが赤みが強くなってきているようです。体調によっても湿疹の状態が若干変わります。改善することもあれば悪化することもあります。やっぱり何か食べ物のせいなのかな~?靴下が触れるのかな~?結構続いているので気にはなりますが、原因はまだよく分かりません。本人はたまにズボンを脱いだ時に掻くことはあるけどそれほどかゆみが強いわけでもないようなのであいかわらずステロイドは使わずにオイルケアのみで様子を見ています。夏場と比べてちょっと広がってきた感じもするし、ステロイドでいったんクリアにしたほうがいいのかな、ともちょっと思うけど・・・もう少し観察を続けながら考えてみようと思っています
December 4, 2006
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7月25日の日記で書いたが図書館で2冊本を借りていた。今日はこちら↓の本の感想です。『幼児期 子どもは世界をどうつかむか』著者:岡本夏木 (岩波新書)この本の中で『幼児期』とは2歳前後~6歳前後(小学校入学までの期間)と定義されている。コチャはもうすぐ3歳になるので『幼児期』に入っている。赤ちゃんを卒業して幼児期になってから毎日コチャと楽しく過ごしながら幼稚園という目標も見えてきた。自分の幼稚園前の記憶というのはかすかにしかないが時代の違いも大きいし、地域的な違いもあるだろうしなんとなく自分の子供の頃とは状況が違っているように感じていた。自分が過ごしてきた時代が正しいというわけでもなさそうだけど今の環境ってどうなのかな?と。私は育児書的なものを読んだことはなかったが幼児期に子供にどういう環境を与えたらいいのか?お友達とのトラブルにどう対処したらいいのか?など指針的なものが欲しいと思っていた。この本では発達心理学の立場から「幼児期の空洞化」「幼児期の不在」という今の問題を指摘し幼児期で何を育てておく必要があるのか、など「しつけ」「遊び」「表現」「ことば」という4つの側面を取り上げて説明されている。「幼児期の空洞化」・・・親としてなんとなく感じていた「これでいいのかなぁ?」という感覚はこういうことかもしれない。幼児期が不在のまま成長したこどもたちが社会に投げ出される時の問題は既にあらわれているようだ。1.「しつけ」「しつけ」という言葉は「仕付け糸」からきていていずれ「しつけ糸をはずすこと」を目的としてなされるものである。小学校に入ってからしつけというのでは遅くまさに幼児期にやるべきことである。しつけ糸は「誇り」「自尊心」によってはずれていく。それらを育てるように手助けしていかないといけない。しつけはたしかに基本的な習慣・スキル・礼儀作法の教え込みということであるが、その中で「自己実現と他人の関与を調整すること」を身につけていくことがいちばん大事。私自身、自己実現を優先させてしまいがちでこの調整の正解をもちあわていない。だからむずかしいーと感じていたのだ。経験・模索を重ねながら自分で身につけてゆくしかない、らしい。コチャとともに勉強していこうと思った。自分の要求、他人の要求、どちらかに偏らないような両者を共存させるような折衷案、、、これを探していくことだ。こどもというよりお互い生活者同士としてとらえ、しつけはこどもと大人の共同作業と考えたほうがよさそうだ。2.「遊び」子どもの発達を生活の中ではぐくんでいく手がかり。子どもがその現実を超えていく力を自分でつけていく場。コチャは慎重派でなかなかその現実を超えられないことが多い。ゆっくりと見守ってはいるが「模倣」「想像力」ということがきっかけにはなるかもしれないと思った。遊びの中でもやはり他者の関わりという場面があり友達と遊ぶ限り守らなければいけない「遊びの倫理」がある。相手のいやがることはしない、人と仲良くする、とか。これらもやはり子どもが自分でトラブルに直面して体験的に学んでいくしかない。あと自然との関わりが少なくなりがちな現在ではあるがやはり意識して自然と関わる環境を作ってあげたいと思った。3.「表現」言語、身振り、絵画、造形、歌、踊りなど。子どもの生き方や個性が反映される。表現過程において味わう体験、努力、達成感が大事。こどもの表現は見たものなどによって変容していく。→単純なので機会があったら美術館などにも連れて行きたい、と思った。こどもは表現者同士の集まり。互いの独自性の交換を楽しみ、共有しあえるような環境が望ましい。他者によるすぐれた表現に接することも欠かせないが自分の内的世界を独自のやり方で表現し周囲の人に見せていくことの喜びをしっかり体験しておいてほしい。その表現には正解とかはないので評価をするのではなく一緒に過程とその喜びを感じるようにしたい。4.「ことば」幼児期はことばの「生活化期」にある。小学校以降「自律化」していく。幼児期では行動とことばが確認されあうことによってことばの土台がしっかり作られていく必要がある。これがうわべだけのものにならないようにしたい。いろんな経験をする実践的機会をもつこと。幼児期に限らず、ことばにおいて誠実な人と接する機会をもつことが重要。ことばは他者から取り入れていくもの。私のことばは誠実か?気をつけていきたい。まとめ幼児期に他者とかかわる経験、自然とかかわる経験、いろいろな実体験をできるだけ重ね、空洞化してしまわないように気をつけたい。将来の土台となる決して欠けてはならない時期なので大切に過ごしてきたい。
August 1, 2006
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