考えさせられたこと(バヌアツ)


行く前は、想像もしなかったことですが、現地の人と、過去に統治していたイギリス人、フランス人との生活レベルの差が大きくて、愕然としました。

スーパーも、それぞれの人向けに別れていて、その価格の差も大きく、家の差はびっくりするほどでした。水道も電気もない暮らしをしている人もいる一方で、豪邸に住み、衛星テレビで、世界のニュースをエアコンのきいた部屋で見る人もいるわけです。

バンジージャンプ発祥の土地であるバヌアツに行ってみたい!南太平洋でヨットに乗りた~い、なんて軽い気持ちでリゾートホテルに宿泊した私たちでしたが、そんな自分たちを責めたくなるような、考えさせられる旅となりました。

バヌアツは、フランス人とイギリス人と両方に支配されていた国。今でも、大きな産業(といっても大した産業はないけど)はフランス人、イギリス人が支配。街の細かな雑貨店は中国人が支配。レストラン系も中国人が多かった。
こんな小さな島でも中国人がじわじわと力を伸ばしていることを感じました。

飛行機を降りると、1日に1~2機しか降り立たない飛行機を見に来ている人でいっぱいでした。入国審査は昔の日本の改札口みたいに簡単で、その審査を待つ列の横で、ローカルの人による生演奏&ダンスがありました。

空港で両替をしたら、ずた袋からバヌアツ・バツを出して渡してくれました。両替の計算も、なんと手計算!!いちお銀行なのに、単なるチケット引渡し場所みたいに簡単。

外に出ると、日本ではもう許されないであろう、ディーゼルの車(たぶん、日本から中古車輸入)が走っていて、1台のピックアップトラックの荷台に10人くらい箱乗りするのが当たり前の雰囲気。どの車も、黒い排気ガスを排出。。

先進国では地球環境のために規制しても、結局、第三国に流れるだけなんだ、、、と思いました。武器やミサイルと同じ。先進国の勝手な行動が、全然関係ないと思われる場所で被害を生んでいる。

ローカルの人の暮らしぶりもいろいろだけど、ちょっと車を走らせると、幹と葉で作った家に暮らしている人がいました。雨の日はどうするんだろう?と思う家でした。電気も水道もなくて、でも、たぶん食器を洗う洗剤は使っているらしく、海に洗剤や汚水がそのまま流されていて、現地の人の暮らすエリアは、海が汚れているように見えました。

きっと大昔だって、垂れ流しはしていたんだろうけど、今は現代人が発明した化学的なものも含まれているから、海も汚れるのでしょう。。

でも、そういう私たちの目から見れば貧しい生活をしている人は、とっても明るくて、私たちの車が通ると、すっごい笑顔で手を振ってくれるのです。

スーパーの物価は高く、日本以上に食糧が高いと感じました。街のカフェでは、朝食が1000円くらいしました。でもローカルの人向けの市場にいくと、100~200円くらいで、シチューライスが食べれたり、お肉入りのおもちを葉で巻いたものが食べれます。
野菜を入れる箱も、そうやって売るテイクアウトものも、全部、葉っぱで作ってあるので、ゴミが出ないのです。感心しました。

市場はローカルの人の社交の場のようで、大勢の人が集まっていました。たぶん、小さな島だから、ほとんどが知り合いなのでしょう。だからこそ、こんなに貧しくても犯罪が少ないのかもしれない、、と思いました。

市場で働く人は、そこで寝泊りする人もいるようで、中学生くらいの女の子が地面に直接何も敷かずに寝ていたり、かなり小さな赤ちゃんもゴロン~と寝かされていました。

主な産業がないから、観光客からお金を取るしか方法がないので、観光客相手の商売はとにかくお金を取られます。全部ツアーじゃないと行かれない。。レンタカーだと行かれない場所が多いのです。

タイ人女性が週に1回だけやるタイ料理店に行きました。自宅を開放していて、味もよかったのだけど、ローカルの人たちを奴隷扱いしていて、ショックを受けました。同じアジア人でさえ、そういうことをしている、、

ローカルの人が人なつっこくて、人がいいから、使われてしまうのだと思いました。中国人経営の雑貨店でも、中国人は座っているだけで、ローカルの人が在庫整理や掃除をやっていました。

身分の差のある国を初めて見たこと、で、我が家としては初めてのリゾートに滞在したのに、重い気持ちで帰ることになりました。

力のある国は、更なる土地を求めて、その土地に昔からいた人たちの生活を壊してしまう。便利な文化を持ち込むことで、彼らも表面上はいい暮らしになっているのかもしれないけれど、本質的な豊かさは失われているような気がする。

欧米人や中国人に使われればお金は手に入るのかもしれないけど、、、
こうなってしまった以上、世界の流れは止められないのかもしれなけど、、

葉っぱでできた家に住んでいた人たちは、一見、貧しいように見えて、実は、とても豊かな人生を送っているのかもしれない。と、彼らの底抜けに明るい笑顔を見て思いました。

song空港ではこんな風に、バスを待つ間も外で歓迎してくれた。









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