ボルケーノおじさん



一方で、街に温泉を掘り当てた人がいる、という話を聞いていた。

それがあるとき、一致した。

そこに住むアランは、約20年前に家を訪ねてきた友人に、ここに温泉がある、と言われ、試しに調査して掘ってみたら、本当に温泉があった!そのお湯を見たときに、アランの頭の中には、自分がこれから作るべきものが見えたようだ。

来た人が、自分が本来持っていたマジックの力を蘇らせて、心癒されて、元気になって帰ってもらえるような、そんな空間を作りたい!

その信念のもと、以後20年、彼は1人でコツコツ、作り続けている。
20年間も!!!1人で!!!

友人に連れていってもらい、アランに会った。
作りたいものは、彼の頭の中に鮮明に描かれていて、それを一つずつ形にしていっているようだった。「ここに、水が来て、この滝につながって、、、」と説明してくれる彼の目は、キラキラ輝いていた。とても素敵だと思った。

古い校舎を移築してあるのだが、その中に入ると、まるでホテルのロビーのような空間で、目の前のジャングルのような緑の中から滝が流れている。その横に通路があり、奥に進めるようになっている。通路は熱帯雨林のような雰囲気で、これも、きっと何年も前に、こうなることを想定して植えていったものなのだろう。。そのとてつもない努力を感じることができて、このジャングルを通るだけで感動した。

そして、クリスタルなどの鉱石のはめ込まれた不思議ゾーン、川を渡る橋、そして、大きなボルケーノ!!これも1人で作ったの??と驚きを隠せない。ボルケーノからは大量の水が流れ出し、それが川となり、滝となるようにデザインされている。

人生の中で、これほど夢中になれる何かに出会えるってことは、人間の最高の喜びだと思えた。

でも、そういうことに出会ったとしても、20年もの歳月をそのために使ってきたということは、並大抵の努力ではない。その精神力に脱帽だった。

いっしょに見に行った息子の目も、キラキラしてきた。元気な、素敵な大人に会えることは、子供にとって、なによりの贈り物になるような気がする。「自分もこんなふうに、大人になっても夢を追い続けて輝いていたい。」そう思えたこの日のことを、ずっと覚えていてくれるといいな。。

彼の作っているパークは、来年には、オープンされる予定。今から、わくわくです。







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