ハウスシッター



こちらでは、しばらく留守をするときに、風を通すなど家の面倒を見るだけでなく、そのまま泊まってもらうことがあるようだ。
今回も、とにかくカラダだけ来て!ということで、行くと、冷蔵庫の中の食べていいもの、困るもの、洗面や寝室の使い方の説明をしてくれた。

「家の面倒を見てほしいというよりも、あなたに朝の眺めの素晴らしさを体験してほしいから1週間家に住んで!」と72歳のアリソン。。

最初の朝、丘の上にあるその家から海を眺めたら、なんだか自分が大きなものに抱きかかえられているような、暖かな幸せを感じてしまった。彼女が見せたかった理由がよくわかった。

ピンクとオレンジの幻想的な空に日が昇り、その光が海に映って刻々と変化する様子に圧倒された。そのときは冬だったので、冷えこんだ朝は海から蒸気が上がる、そしてそれが雲になって、上昇していく様子が家から見えた。夜は、天の川がくっきり見えて、星で空が明るいと感じるくらい。

森を歩いて森の命を肌で感じたり、日々違う顔を持つ海や空を感じながら生活していると、自分が本当にちっぽけな存在で、でも大きな大きな命の上に自分が存在していることを感じる。

こんなことを思うきっかけをもらえたことに感謝して、部屋や台所を大掃除しながら、ふと「あっ、もしかして、結局、うまくのせられてしまってる?!」
まぁ、でも、感謝、感謝でした。

arison海から上がった蒸気が雲になっている瞬間


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