◆白銀の光芒


白銀の光芒

石についての、ふと思ったこと、トピックス、つれづれなどを書いてみます。
これまた、お暇な時にでも少しづつどうぞ(^^)。

スコレサイトです。ハ-キマ-ダイヤモンドです。



★10大宝石
★完全結晶体
★石の産状
★異極晶
★石の値段
★自己と他者
★日本の鉱物産地の現状
★水晶の生まれたところ
★石の色々
★GQ合成ダイヤ!
★新宿狂想曲♪

★フォ-ルスネ-ムの紹介
★石の選び方、色?か形か?
★京都府と茨城県との鉱物対照 NEW!
★処理品
★欲しい石
★ハイクォ-ツとロ-クォ-ツ
★日本でダイヤモンドが出た!





10大宝石

世界の10大宝石は、硬さ、美しさ、希少性、知名度などから
次のように決まっているそうです。
これらを貴石といい、そのほかの宝石を準貴石と呼ぶそうです。

ダイヤモンド、アレクサンドライト、クリソベリルキャッツアイ、
スタ-ルビ-、ルビ-、スタ-サファイヤ、サファイヤ、エメラルド、
ブラックオパ-ル、ジェダイトの10ケです。

私見ですが、すこしひっかかる点があります。
ルビ-とスタ-ルビ-を別物とする必要があるのか?
サファイヤとスタ-サファイヤも同様。
アレキサンドライトにもスタ-アレキがあり、
エメラルドにもエメラルドキャッツアイだってあります。
クリソベリルと同じクリソベリルのカラ-チェンジタイプである
アレキサンドライトを分けるのも腑に落ちません。
「宝石名と鉱物分類は同一ではない」、
これもわかってはいるのですが・・・。
コランダムはひとつにして、
もっと他の宝石を加えて見てはどうだろうか?
そう思えてきました。

そこで、私独自の10大宝石を下記のように決めてみました。
ダイヤモンド、コランダム、ベリル、クリソベリル、オパ-ル、
スピネル、トパ-ズ、トルマリン、スポジュ-メン、ガ-ネット。

なお、このほかにも美しい宝石はたくさんありますが、
稀少過ぎたり、柔らかかったり、へき解が強かったり、
なかなかこれ以外は難しいようにも思います。

ご自分のお好きな宝石10種なんていうのも良いかもしれませんね。
でも書き出すと、きりがなくなるので、今日はここまで♪


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完全結晶体

ビ-ス専門店(2階に中国水晶やヒマラヤ水晶がごろごろ)で、
ヒマラヤ産地の水晶で小さな、でも綺麗なものを見つけました。
購入して家で水洗してみると、
まるでトパ-ズかと思うばかりにとてもよく輝き、
何とほぼ完全結晶体であることがわかりました。
母岩接着部はわずかな範囲だけです。
土の中で成長したという方もいますが、
これは狭いながらも母岩とつながってはいたようであり、
土の中ではないようです。
形は平行連晶タイプ、つまりグインデルソックリです。
スモ-キ-ではなく完全透明、残念ながらねじれてはいません。
ファ-デンのような白い靄(もや)も懸かっていません。
一部土が洗っても取れないなとおもったら、
ルチルらしき針結晶が付いていました。

K-Q-PERFECT2
これがその完全結晶体です。
『天使の片翼』という身に余るニックネ-ムを、
ラムさんからいただきました。

完全結晶体では1月にスペッサルティンを載せました。
アレはもっとそうなのですが、とにかくどこから見ても綺麗で、
自然の超複雑な芸術的カットに見えます。
これほどのカットはとても人工的にはできません。
原石派がもっともうれしくなる一瞬でもあります。
K-2-SPESSERLTINE
これがスペッサルティンの完全結晶体です。

これで思い出しました。茨城県山の尾といえば、
昔大粒アルマンデインや、
ベリルを産出したことで名高いペグマタイトです。
ここに最初に行ったときに拾ったものが、
透明で四周結晶面があって、
すこ~し青みがかっていた(様に感じた)粒でした。
ひょとしたら水晶ではなく、トパ-ズではないかと
当時期待に胸を膨らませました。
でも山の尾などのように雲母がたくさんできる場所では、
トパ-ズはできないだろうといわれるし、
正体がよくわからなかったのです。
今これを見ていて、水晶の完全結晶体だったのかも、
そうふっと気が付きました。

補足:
この完全結晶体と名づけた水晶は、
ガネッシュ・ヒマ-ル産です。
このようなタイプは、
広域変成の生じる大陸衝突地帯で、
変成岩からもたらされる珪酸を含んだ水から
形成されるようです。
アルプス式脈という言い方をします。
ですからその中に鉄分やアルミなどのイオンを含みやすく、
スモ-キ-や緑泥石入りなどを創りやすいのだそうです。
それでアルプス水晶とヒマラヤ水晶は似ているようです。

ロマンが膨らんだところで今日はここまで♪


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石の産状を知ろう

石を知るとはどういう事か?

その石がどのような場所で、
どういう鉱物と一緒に産出するのか?をまず知るべきです。
そして、その石達がどのような条件で生成されたのかを考える事が大切です。

これは、故桜井欽一博士がおっしゃっていた言葉です。
鉱物マニアで桜井さんの名前を知らなければ、
もぐりと言われても仕方がないですね。
アマチュアにして神様!すごい方でした。

昨今、石は採集するものから購入するものへと変貌し、
その結果、既に石にはラベルがついており、
いちいちその石が何かを考える必要も無ければ、
山奥の採集場所までたどり着く必要もなくなりました。

しかし、その一方で、どのような産状で、
どのような共生鉱物と育ったのか?
そういう貴重な情報も失うことになりました。

昆虫図鑑の虫が野山で生きている姿は、
乾燥した標本とは違います。
植物でも小さいときと成長したときでは
姿も変わるでしょう。
特に鉱物は、姿は千差万別、
同じ鉱物でも色、姿など大いに異なるのが
日常茶飯事ですから、
産状を理解するのは、大変重要なことです。
これは、たとえば、
ある人がどうも風変わりな性格だと見えるときにでも、
どうしてそうなのかは、
その方のこれまで過ごしてきた環境、人間関係などを
知った時に、なるほどな~とわかる事と同じです。


いつも鉱物採集は現実的にはできませんが、
たとえ購入派であっても、少なくとも一度や二度くらいは、
鉱物採集を是非体験して欲しいのです。きっと石に対する見方が広がります。
自然の背後、底辺には石があることがよくわかるようになります。
普段お店で見慣れている石が、自然の中では滅多にない石だという事もよくわかります。すると、その石を実際に採集した方の思いも伝わってくるでしょう。そして、図鑑でも良いから、産状、共生鉱物などを学び、その鉱物、岩石がどこでどのようにしてできるのか、簡単なものだけでも理解していきましょう。それは、大地ができる様子を知る事にもつながります。

実はこういう話って石だけしゃなくって、仕事でも同じで、
現場に行って、現物を見て、現場の人に話しを聞いて、
ようやくその状況がわかってくるという事がたくさんあります。
でもこの話を書き出すとキリがなくなるので、今日はここまで♪

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異極晶

結晶で片方の先端形状と、反対側の形状が異なるものを異極晶と言います。
電気的に、焦電性、圧電性などの特異な性質を持つようになります。
異極晶では、陽イオンと陰イオンの軸方向分布が非対称である事から、
このような形態になることと、
そのようなイオン分布の場合には、
加圧や加熱によって、更にイオンバランスが変化するために、
発生する性質と考えることができます。
では自然界にはどのような鉱物が異極晶で存在するのでしょうか?
コレラは種にキュリ-さんが最初に研究したといわれ、
その論文も残っています。そこには自然界の鉱物のほかに、
人工物や有機物なども検討されています。
その中から自然界にある鉱物を選択し、
更に、鉱物文献、サイトなどから探し出し、
全部で9ケがようやくわかりました。
でも残り1つがなかなかわかりませんでした。
最近ようやくジンカイトが異極晶だという記事を見つけることができ、
これが正しければ10ケ揃ったことに成ります。
さて、それらは、下記です。

1.異極鉱
2.電気石(さまざまな種類、、、)
3.沸石(どれがそうか知りません)
4.石英
5.トパ-ズ
6.方硼石
7.海王石
8.硫カドミウム鉱
9.閃亜鉛鉱
10.紅亜鉛鉱(ジンカイト)

キュリ-の論文では、
砂糖、ロッシェル塩、塩素酸ナトリウムなども鉱物ではないですが異極晶です。
このほかにも多くの無機セラミックスや有機化合物が
圧電性を示すようですが、それらも対象外と判断しました。

水晶は螺旋階段の成長をしている結晶ですが、異極晶なんですね。
低温石英といわれる水晶は、高温石英と異なり、
珪酸4面体が少しひしゃげたつながり方をしています。
これがC軸に対して電気的に非対称結晶となっている原因でしょう。

10ケのうち3ケに亜鉛が入っているという点も不思議な気がします。
亜鉛は蛍光性を高める効果があるそうで、蛍光鉱物にも多いんですね。
鉱物界では、実にユニ-クなスパイスです。

このようなお話は個人的には大変好きですが、
きりがありませんので、今日はここまで♪

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石の値段

石の値段は千差万別です。
秘とそれそれ、購入する際の予算も違うでしょう。

私の実績では、ただ=おまけが一番安いです。
購入したときにおまけでくれるという場合もありますし、
いただくこともありますし、
自力採集も石の値段としてはただです。

次は何とフォスフォライトという丸い石
(半分に割れていて放射状結晶だとわかるものだった)
インド人から母岩付きのカバンサイト
(おなじみ青いブロ-チのような鉱物)を購入した際、
これもいらないか、珍しいものだよ。
こういわれて、いくら?と聞いたら、何と10¥だった!
なら買うと言い、購入したものです。

一番高い物は、秘密ですが、3万円もしないです。
90%くらいまでは3000¥以内です。
99%以内は10000¥以内です。
高い物がそれなりに良いとは、
十分わかっています。

私の場合、お金がそれほど潤沢にないので、
その鉱物の特徴を持っているものなら、
安くて十分だと思っています。
欲しくなるのは仕方がないので、
2級品、3級品でよい。サイズも小さくてよい。
そのように妥協しています。
だから、写真にとっても大した物には見えません。
もっともこれは腕の問題と画素数も多分にありますが。

そうは云っても、内心はお金があったら、
もっと良い石がたくさん手に入れられるんだけれどと、
悔しがっているもう一人の自分もいますが、
彼の言い分を聞いてるとすぐに破産してしまいますので、
今日はここまで♪

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自己と他者

人間にとって、意識がある限り、自己は自己であり、
他者とは明瞭な区別ができ、自己は他者にはなりえず、
他者も自己にはなりえない。
そういう厳然と分かれたものになっています。
これを免疫システムから説明する場合もあります。
(詳細は書きませんが。)

では植物はどうかといえば、
種から次世代が埋めれる場合のほかに、
株分け、接木など、
自己と他者の区別がかなり不鮮明になっています。
元はひとつの命だったものが二つに別れたり、
二つの物がひとつに融合したり、なんだか自由です。

では、鉱物ではどうでしょうか?
水晶の結晶でも、単結晶なら人間の自己みたいに、
他の結晶とは違うといえるのでは?
そのように思いがちでもありますが、これまた不鮮明です。
キャンドル水晶の頭はひとつでも、
実はたくさんの結晶が合体してできているものです。
これをひとつといったらよいのか、
多数といったほうが正しいのか?
よくわかりません。
普通にできる平板タイプの水晶も、
二つ以上の水晶の平行連晶が合体した結果です。
先細りで、柱面を見ると、次第に細くなっていくのは、
水晶螺旋の数が減っていくからだと思えてきます。
すると、水晶の場合には、最小の螺旋がひとつの単位で、
それ以上の大きさの結晶は、
すべてその螺旋結晶が合成されたものだと思った方が
わかりやすいことに成ります。

それら同士の並び方のつじつまが揃っている場合には
単結晶体としてふるまい、
揃っていない場合にはもはや単結晶ではない。
そういうことのようです。
だとすれば、平行連晶というのは、
実にあいまいな状態になりますね。
何でもエメラルドは、
インクル-ジョンや欠陥が多いことで知られていますが、
その原因も、実はエメラルドは、
小さな平行連晶の集合体だから、
その隙間に色々入りやすくなるんだ。
こういう説もあるそうです。

「いのち」のない物に対して、
自己と他者という言い方そのものがおかしいという
ご指摘ももっともなのですが、
このような切り口からでも、面白いヒントが得られるのは、
やはり自然の奥深さの証でもあります。

一方このような見方は、たとえば、社会においても、
どのようなクラスを個=ユニットと考えたら適切なのか?という問題は、
いつも個別の具体的な問題に対して大切な視点を提供します。
でも、この話を具体的に書き出すとまたキリがなくなるので、
今日はここまで♪

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日本の鉱物産地の現状

☆少し前のデ-タですが、
日本各地の鉱物1~2種類を記載して見ました。
(1つ目の元ネタはるちる猫さんからです。)
それに対して、わかる範囲で、
採集が現在可能かどうか記載してみました。
これをみると、いかに産地が荒れたか、
鉱物産地が少なくなったか、わかると思います。
採集可能と書いてあっても、簡単に拾えるとは限りません。
というか、そうでない場合が殆どです。


北海道=砂白金/道内全域<採集可能。蛇紋岩からの漂砂。
   =手稲石/手稲鉱山<採集困難、ほぼ絶産。 
青森県=石黄/むつ市恐山<霊場で、採集禁止。
   =菱マンガン鉱/尾太鉱山<採集不能。
岩手県=赤鉄鉱/北上市仙人鉱山<採集可能。鏡鉄鉱も採れます。
   =もち鉄/橋野川<採集可能。 
宮城県=紫水晶/白石市雨塚山<採集困難。日本のベラクルス。
   =高温石英/仙台市郷六<採集可能。
秋田県=北投石/田沢湖町玉川温泉<現在採集禁止:天然記念物です。
   =尾去沢石/尾去沢鉱山、きさもり鉱山<採集可能。
山形県=方弗石/温海町五十川<不明。
福島県=フェルグソン石/川俣町水晶山<探せばあると思うが不明。
   =アルマンデイン/石川町<採集可能だが・・。
茨城県=リチア電気石/里美村妙見山<現在持ち出し禁止;天然記念物。
   =アクアマリン/山の尾<採掘禁止かつほぼ絶産。
栃木県=トルコ石/今市市猪倉<不明。
    藍銅鉱/小来川鉱山<まだ少しはあるはず(^^;;;
群馬県=鶏冠石/下仁田町西牧鉱山<採集可能らしい。
埼玉県=パンペリー石/東秩父村朝日根<不明。採集可能。
千葉県=ソーダ沸石/鴨川市太海<不明。太海にはないと思う。 
東京都=かんらん石/三宅島三宅村<採集可能
神奈川県=燐灰石/山北町玄倉<不明。 
新潟県=ひすい輝石/糸魚川小滝、青海町橋立<指定地以外なら採集可能。
富山県=十字石/宇奈月町深谷<不明。温泉だけで満足。 
石川県=霰石/内浦町恋路<ほぼ絶産。
福井県=自然砒/美山町赤谷鉱山<採集困難。 
山梨県=草入り水晶/塩山市竹森山<採集禁止。
長野県=マンガン石榴石/和田村和田峠<採集禁止 
岐阜県=ペグマタイト/蛭川、苗木地方<殆どが入場禁止
静岡県=自然テルル/下田市河津鉱山<採集可能だが割りまくり要。 
愛知県=パイロクスマンガン石/設楽町田口鉱山<採れるが大ハンマ要。
三重県=リチア雲母/四日市市宮妻峡<採集可能。ガドリン石は、さて?
滋賀県=黄玉/大津市田上山<採集困難。
京都府=桜石/亀岡市柿花、湯の花<天然記念物の場所を回避で可能。
大阪府=ドーソン石/泉南市新家<不明。 
兵庫県=ソーダ雲母/大屋町加保坂<採集可能。
奈良県=辰砂/菟田野町大和水銀鉱山<採集可能。
和歌山県=玻璃長石/太地町太地<採集可能。
鳥取県=燐灰ウラン石/三朝町人形峠鉱山<入場禁止。
島根県=碧玉/玉湯村玉造<採集可能。 
岡山県=スパー石/備中町布賀<入場禁止。
広島県=斜開銅鉱/瀬戸田町林<採集可能と思うが・・・。 
山口県=輝コバルト鉱/美東町長登鉱山<不明。
徳島県=紅簾石/徳島県眉山<採集可能。 
香川県=菱弗石/国分寺鷲ノ山<不明。
愛媛県=輝安鉱/西条市市ノ川鉱山<絶産。 
高知県=チンゼン斧石/土佐山田町穴内鉱山<不明。
福岡県=紅雲母/福岡市長垂<採集禁止:天然記念物。 
佐賀県=緑柱石/富士町杉山<絶産。
長崎県=磁鉄鉱/西彼町大串<不明。 
熊本県=普通角閃石/山西村護王峠<不明。
大分県=異極鉱/宇目町木浦鉱山<不明。絶産と思うべき。
宮崎県=ダンブリ石/土呂久鉱山<絶産。
鹿児島県=大隅石/隼町咲花平<不明。 
沖縄県=マンガンノジュール/読谷村<不明。

実際には各県一件どころではありませんが、
これをもっと書き出すと、きりがありませんので、
詳細はミネラルハンタ-さんのサイトにでも
行っていただくこととして、今日はここまで♪


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水晶の生まれたところ

水晶ができたところを秋田県荒川鉱山跡の場所の写真でご紹介します。
これは2003年夏に行った場所です。
ガマというよりは熱水脈といったほうがよいですね。
実際に生まれた時には、この場所は地下深い真っ暗な場所でした。



両壁に水晶が析出しています。
かなり採集されて荒れ果てたた場所です。
サイズはタバコのパッケ-ジでご判断ください。


これもそうですが、脈状ですね。
狭い堆積岩の裂け目に熱水がしみこんで、
水晶ができたようです。
ちょっと高い場所にあり、
ようやく撮影しました。


これは結構大きな柱面のない結晶です。
まるでアメシストのような結晶ですね。


これは以前別のサイトに出したことがある風景。
水晶ができた場所をよく表しています。
小さなガマッぽいです。


此方もそうです。
びっしりできていますね。


此方もそうです。堆積岩の母岩を壁面として、
底に小さな水晶がびっしりと隙間無く析出しています。
銅の酸化物なのか、
表面にコ-テイングされて着色しています。
本体の水晶は透明です。
ただし、やや薄く紫かかった物もありました。

これらはいずれも、
お店で見るような綺麗なものではありませんが、
まさにこのように水晶は育ったのです。


近くを流れる川には、
川流れでさざれたアメシストが、
かなり落ちていました。
黄銅鉱から生成されたマラカイトもありました。
黒いのは黒銅鉱だと言われています。
(2005.03.14の日記でご紹介済み。)

この話も、もっと奥にはアメシストが転がっていたり、緑水晶があったりと
きりがないのですが、今日はここまで♪

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石の色々 by miyuki.nakazima

★バナジナイトの色
バナジナイト(バナジン鉛鉱、褐鉛鉱)はあの燃えるような赤で特に有名です。
バナジウムが遷移金属元素であることから、てっきり、この赤はバナジウム発色だろうと思っていました。
某サイトで5価のバナジウムは無色と記載されていたときにも、酸化状態によっても変わるとあったので、赤なんだろう、そう思っていました。
ちょこっと計算すると、バナジナイトPB5(VO4)3CLのVは5価のようです。
でも灰色っぽいバナジナイト、薄いオレンジのバナジナイトがあることは知っていました。そして、なんと赤と緑のバイカラ-タイプや、緑のものまであることがわかりました。さらに、ルチル猫さんから、無色のバナもあると知らされ、はっとしました。バナジナイトの赤はバナジウムが原因ではないんだ~。
目から鱗でした。じゃあ一体その正体は?
それはわかりませんが、鉄っぽいな~そう推測しています。
でも赤の方はまだあいまいですが。

★金銀ルチル(金紅石)の色
ルチルは金色、銀色赤色、黒と様々な装いで私たちを楽しませてくれます。
この色は何からきているのでしょうか?書かれているものを見たことはありません。でも、チタンが遷移金属だからといってその発色では金色銀色は説明できないようです。では、何か?それは鉄です。
中身の赤いものや黒いものはヘマタイトの色だと私は思っています。ただし、金色がどこからきているのか?これはまだすっきりしていませんが、いずれにせよ鉄がらみだと思っています。純粋なルチル(合成品)はカラ-レスなのです。

★ヒュ-ランダイトの色
実はヒュ-ランダイトの色にも緑、オレンジ、ピンク、赤、白と、様々あります。そして、これも鉄の色です。ひとつの石で、緑と赤が混在している、
バイカラ-タイプもあるのです。

★スファ-レライト(閃亜鉛鉱)の色
鼈甲亜鉛(べっこうあえん)というものがあります。鼈甲色ですね。鉄閃亜鉛鉱は真っ黒です。これらは、鉄の菱で色が決まっています。しかし、緑っぽいものもあるそうで、それも鉄なのかどうか。私にはわかりません。世界は広い(^^;;;。

★スズ石(キャシテライト)の色
普通は不透明黒ですが、赤っぽかったり、さらには透明なものもあります。
人工的に作るとカラ-レスに出来ます。で、これは、電気伝導体なんです。
かなり不思議ですよね。何故って、金属が電気伝導体なのは自由電子が
内部にいてそれがになっているのですが、自由電子は光子とも作用して、光子を跳ね返します。だから光子は内部に入れない(フェルミ面)ので不透明
なわけですよね。つまり、不透明なのと電気伝導体な事は、
金属ではつながっているのですが、この酸化物の場合透明で電気が伝わるという事は、自由電子でない担体があるのかな~???面白いですね~。

★タ-コイズ(トルコ石)の色
タ-コイズブル-という言葉があるように、綺麗な水色が最上といわれます。これは銅イオンの色です。パライバトルマリン、クリソコ-ラ、セルレアイトなど、銅イオン発色の鉱物も多いですね。これに少し鉄が加わりますと、緑味が増してきます。そして鉄トルコ石の領域になると、殆ど緑です。

★アマゾナイトの色
じゃあ何もかにも鉄かというと、そうでないものもモチロンあります。
アマゾナイト=含鉛微斜長石の青(青緑)も鉄かなと思っていましたが、
G&G誌によれば、鉛のカラ-センタ-だそうです。
チョムガさんにも教わりました。ただし、実際には水色から緑まである色彩の変化は鉛だけでは説明ができず、やはり鉄発色もからんでいるようです。
深いですね~。

★金の色
銀は全反射といって全部の波長の光を反射するから銀色に見えるといわれます。でもじゃあどうして金は金色?そういいたくなりますね。
金の場合、ある波長の光は最外郭の電子と作用して反射しなくなります。
おそらく一部は吸収し、一部は透過するのでしょう。
その波長の補色が金色となって見えることになります。
アクアオ-ラという金をコ-テイングした水晶があります。
この色は青いのですが、それはその色こそ、反射しない色だったのですね。
一部透過した光の色を私たちは見ていることに成ります。



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ついにできたか!GQ合成ダイヤモンド!!!


遂にできたようです。
10カラット単結晶宝石級(ジェムクオリテイ=GQ)の
合成ダイヤモンドです。
気相合成で、
カ-ネギ-研究所が開発した高成長速度の合成方式だそうです。
気になる方は、
★こちら★ をこっそりのぞいて見てください。
気相合成は、すでに各種の工具など、
耐摩耗性が求められる部品の表面処理として、
ダイヤモンド皮膜を形成する方法で実用化されていますが、
結晶サイズが小さいのが特徴でした。
いずれこの方式での単結晶ができるようには
なるんだろうと思っていましたが、
それによる結晶サイズの大型化が、
もうここまできたとは驚きました。
いよいよダイヤモンドの価格破壊が始まるのでしょうか?
はっきり云って恐ろしいです。

ダイヤモンドのお話は、すごい歴史があって、
それに魅せられた人々の喜怒哀楽や成功談など、
際限なくありますが、
それらの一部は「ダイヤモンド」という本が出ていますので、
それをご覧いただくこととして、今日はここまで♪

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新宿狂想曲♪

ああ、今年もまた、新宿に春が来ました。
石好き達のまちこがれた春です!
いやいや、この熱気は夏ですね~♪
世界から、日本から、様々な石達を携えて、
私達石好きの心をふるわせるために
遠路はるばるやってきてくれました。
私達は、彼ら業者の皆さんが、石を採集・採掘し、
流通し、販売してくれるから、
素敵な石を手に入れる事ができます。
まず、このことに感謝です♪

さて会場は人だらけでした。すごい人数です。
その様子を3枚ほど撮影したので、載せます。
K-P-SHINZYUKUMINERARUFEAR2005-1

K-P-SHINZYUKUMINERARUFEAR2005-3

K-P-SHINZYUKUMINERARUFEAR2005-2

更に此方は特別展会場です。
販売会場とはうって変わって静かでした。
ここでも少し撮影ができましたので、
多少問題のなさそうな場面だけ紹介しておきましょう。

K-20050603SHINZYUKU-TOKUBETUTEN-1OPAL
これは、お高いオパ-ルの磨き品です。
以前2003年の10月に新宿で見かけて、
写真を撮影したものにソックリです。
なお、写真撮影がヘタッピで、
照明の反射が写りこんでしまいましたご容赦ください。

K-20050603SHINZYUKU-TOKUBETUTEN-3
これはすごいインカロ-ズ縞々タイプです。

K-20050603-SHINSYUKU-TOKUBETUTEN-2
その産状がこの写真です。すごいですね。
まるで巨大な鍾乳石です!
確かに私が持っている菱マンガン鉱も、
同じように縞々で、表面は腎臓状。
この鍾乳石の一部をなしていたとよくわかりました。
「採れた石だけをいくらよく見ても、
その石がよくわかったという事にはならない。
その石があった場所と状態、共生鉱物
(=産状)を知る事が大切である。」--桜井欽一翁

K-20050603-SHINSYUKU-TOKUBETUTEN-4
こちらは見事なウルグイアイ産アメシストカペラです。
でもそんじょそこらのものではありません。
中にカルサイト結晶が横たわっています。
そして、更にカルサイトにはシ-トベルトがついています、ン?

K-20050603SHINZYUKU-TOKUBETUTEN-5
すごいです。アメシストのシ-トベルトです!!
これ、一体どのようにしてできたのか?
これを考え出すと夜も眠れなくなりそうです(^^;;;。

他にもレインボ-・アンドラダイトの説明や
様々なパイライト結晶、
そして化石でたどる海さそりの進化など、
興味深い展示がありますが、
其れをここで写真公開したらまずいかな、
ということで、今日はここまで。


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本文 



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フォ-ルスネ-ムの紹介


『フォールス・ネーム=False name』とは、
直訳では間違った名前になります。
本来の宝石名でなく、
通常はその石より上のランクの石名をつけて、
紛らわしい呼び方をするものです。

殆どが、+++ダイヤモンド、***トパ-ズ
などの言い方をします。
どれもダイヤモンドやトパ-ズではないのです。
以下、某サイトより引用させていただきました。


<ダイヤモンド系>
アフリカ・ダイアモンド
Africa diamond 無色トパーズ
アラスカ・ブラック・ダイアモンド
Alaska black diamond アラスカ産のヘマタイト(赤鉄鉱)
アラスカ・ダイアモンド
Alaska diamond 無色水晶
セイロン・ダイアモンド
Ceylon diamond 現在のスリランカ産の無色ジルコン
ハワイアン・ダイヤモンド
Hawaiian diamond 水晶
ハーキマー・ダイヤモンド
Herkimer diamonnd ニューヨークのハーキマー社の水晶
ケニヤ・ダイヤモンド
Kenya diamond 合成ルチル
マタラ・ダイヤモンド
Matura diamond スリランカ産の無色のジルコン
モーゴク・ダイヤモンド
Mogok diamond ビルマのモーゴク産の無色のトパーズ
ペンシルバニア・ダイヤモンド
Pennsylvania diamond ペンシルバニア産の黄鉄鉱
ラジウム・ダイアモンド
Radium diamond 煙水晶
レインボー・ダイアモンド
Rainbow diamond 合成ルチル
ラングーン・ダイヤモンド
Rangoon diamond ビルマ産のジルコン
ライン・ダイヤモンド
Rhine diamond 無色のベリルまたは
ラインストン=ガラスなどで作られた模造のダイヤモンド
<その他>
ブラジリアン・ルビー=赤色トパーズ
ガーネット・ルビー=赤色ガーネット
アメリカン・ルビー=パイロープ・ガーネット
アリゾナ・ルビー=パイロープ・ガーネット
スピネル・ルビー=赤色スピネル
ウォーター・サファイア=アイオライト/白色トパーズ
アメリカン・エメラルド=緑色スポジューメン
ブラジル・エメラルド=緑色トルマリン
ホワイト・エメラルド=セシウム・ベリル
アフリカ・ヒスイ=グロッシュラーライト・ガーネット
オーストラリア・ヒスイ=クリソプレーズ
台湾ヒスイ=ネフライト
インドヒスイ=アベンチュリン水晶
コロラド・ヒスイ=アマゾナイト
オレンジ・トパーズ=シトリン
オリエンタル・オパール=ムーンストーン


引用終わりです。
なかなか参考になる情報です。
実際mineralogy record誌によれば、
ブラジルで昔発見されたグリ-ントルマリンが
最初はエメラルドだと誤認されたそうです。
色々な名前があるもんですね。では今日はここまで。


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石の選び方、色?か形か?


石を選ぶときに、こういう事態に遭遇することって良くありますよね。
かたや色が良い、でも形はいまいち。
その逆に、形はよいが、不透明で色がくすんでいるとか、
だからいつもどっちが良いか迷うんですが。(笑)

それはものによるから一概にはいえないというのは
もっともな答えですが、
一般論としては、こういう答えが心理学からは用意されています。

形を選ぶ傾向が強い人は、論理的、思想的、理科系的なタイプ。
色を選ぶ傾向が強い人は、感情的、情動的、文科系的なタイプ。

ご自分に当てはめると、よくわからないかもしれませんが、
他人に当てはめてみると、なるほど、とおもうのではないでしょうか?

たとえば、楽天サイトの石好きさんを対象にするなら、
形をあ~だのこうだの書いている人は形派です。
上記の理科系的タイプですね。
色がどうのこうのを多く書いている人は、文科系的タイプです。
実は石に限らないのです。そう思って回りの人を観察分析してみると、
思わぬ発見があると思いますよ。
ただし、それで、トラブルが生じても、
当サイトは一切責任を持ちませんから、
あらかじめご承知願います。(笑)

あ、そうそう、私自身は何なのか~?とつっこまれそうですが、
この分析方法によれば、形派ですね。当たっていると思います。
では今日はここまで♪

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京都府と茨城県との鉱物対照

京都府と茨城県は、関西と関東であり、地質的に隣接しているわけでもないのですが、採れる(採れた)鉱物種に類似点が多いと思うのは私だけなんでしょうか?
具体的に並べてみますね。

京都府
1.砂金:鴨川流域
2.タングステン鉱物=鉄マンガン重石:鐘打鉱山跡、灰重石:大谷鉱山跡
3.コランダム:夜久野鉱山跡
4.オリビン、蛇紋岩:大島半島、大江山オフィオライト帯
5.菫青石(桜石=仮晶):稗田野
6.紅柱石:木屋(相楽郡和束町)
7.めのう:久美浜(そろばんだま石?)
8.錫石:行者山
9.薔薇輝石:法花寺野
10.モナズ石、ゼノタイム、ジルコン等:中郡大宮町白石山
11.高温石英:琴引浜
12.アルマンデイン、ショ-ル、ベリル:木屋
13:ろう石:夜久野鉱山跡

茨城県
1.砂金:久慈川流域:かなり昔(平安時代)から有名で金砂郷(かなさご)という地名にもなっています。ちかくの栃原鉱山はつい最近まで稼動していた本州最後の金山でした。
2.タングステン鉱物=鉄マンガン重石:高取鉱山跡、灰重石:岩間鉱山跡
3.コランダム:花園渓谷
4.オリビン、蛇紋岩:町屋、棚倉構造線近傍
5.菫青石:日立鉱山跡
6.紅柱石:花園渓谷
7.めのう:北富田(無色、白色)、日立大宮の玉川(赤)
8.:錫石:高取鉱山跡、大正鉱山跡
9.薔薇輝石:岩間鉱山跡
10.モナズ石、ゼノタイム、ジルコン等:筑波山、山の尾
11.高温石英:日立海岸(初崎)
12.アルマンデイン、ショ-ル、ベリル:雪入、山の尾
13:ろう石:長谷鉱山跡

京都ではマンガン鉱床からパイマンも中には出るそうですが、茨城県では聞いた事がありませんでした。ところが、山田滋夫さんの本によれば、岩間の長沢鉱山でパイマンが出たとなっており、ほんとかいなと驚いています。

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処理石


広く処理石について一言いいますと、
実際に流通している飾り石や宝石の
かなり多くの物になされているようです。
ラピスラズリ、タ-コイズ、アゲ-ト、ベリル、
トパ-ズ、ジルコン、コランダム、ひすい、
タンザナイト、ダイヤモンド、オパ-ル、珊瑚、、
キリがありません。
でも、これはもともと処理した方を望む
人の心がさせているともいえます。

タ-コイズは高い物で無い限り、
大半が処理されていると思ったほうが良いでしょう。
ネットタ-コイズだから無処理とは限らないようです。
エンハンスメントは処理(トリ-トメント)
ではないとよく言いますが、
エンハンスメントと称して
トリ-トメントがなされる場合も
実際にはかなりあると思っています。
つまりタ-コイズでは樹脂充填はエンハンスメントですが、
着色樹脂充填はトリ-トメントです、
これって紙一重ですね。
どうせなら緑っぽいものを入手されたら、
染めてはいないと言えるのではないでしょうか。

私は自然界にある石の状態を最良とする立場なので、
自然石を楽しむ場合には、
できれば一切の加工をしない状態が
望ましいと思っています。
という事は磨いたりする事も
あまり好みではないという事です。
内部観察のために磨く場合は例外ですが。
できれば母岩についた状態が最良です。
でも、表示されているならば、処理石でもかまわないです。
また安いものが表示されていなくて
処理石でも仕方ないと思います。
入手するかどうかは自分の裁量ですから。
なお、加工石として楽しむ場合には、
処理の有無はさほど関心がありません。
つまり、石を自然の作品としてみるか、
人間が作る作品の材料や部品としてみるかによって
基準が違って来るようです。
こういう基準は人によっても様々ですね。
それでよいのだと思います。

そういえば、今年の5月OMM石不思議大発見展で、
ミャンマ-ヒスイのろうかんル-スが安く売られていたので、
これ染色で無いですか?と聞いたら、
鑑定書があると胸を張って言うのです。
ではそれを見せてくださいといって出てきたものを見たら、
小さく”処理”と書かれてありました。
ありゃりゃん、やっぱし~ポリポリ^^;;;でしたね。
きれいでしたよ。
落ちが付いたトコロで今日はここまで。
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欲しい石


欲しい石を個々に少し並べてみよう。
表明することでやってきてくれるかもしれない。
順序無関係、思いつくままです。
1.プラシオライト(緑透明なシトリン水晶)
2.エレメジェバイト
3.キュ-プライト透明結晶
4.フォスフォフィライト
5.デマントイド
6.レインボウヘマタイト(普通の虹の石ではない)
7.ボラサイト
8.ベニトアイト
9.円筒鉱
10.アレキサンドライト結晶
11.青い翡翠
12.淡紅銀鉱
13.シャ-レンブレンド
14.ブル-イッシュシリナマイト
15.スイスのグインデル
16.ロックブリッジアイト
17.パパゴアイト入り水晶
18.ウエンドウィルソナイト
19.アナテ-ス半透明帯青結晶
20.アキシナイトDP結晶
21.燐銅ウラン鉱
22.針ニッケル鉱


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ハイクォ-ツとロ-クォ-ツ

ハイクォ-ツとロウクォ-ツ♪


これは北大の総合博物館に展示されていた
ロシア沿海州の有名標本ですね。
右も左も同じ産地だと思います。
標本ラベルでは高温水晶とかかれてあります。
でも、合成実験してみると、
高温水晶は実は普通は柱面が形成され、
このような無柱面にはならないといわれます。
むしろ、気中や液中などでどの方向にも差がないような
状態に置かれると、
錐面での成長が端から端までのびて
無柱面になると思われます。
たとえば、マツタケ水晶には
よく柱面のとても短い物がでますが、それは
周囲の珪酸濃度が均一だからでしょう。
しかも、元の水晶は異物で覆われていて
成長が出来なくなっているようです。
紫水晶も、柱面が出来にくいですね。
特にブラジルアメシストがそうです。
無柱面のサイコロタイプも時々出来ます。
紫水晶は低温水晶の代表ですね。
だから柱面がないのは高温水晶、
低温水晶とは関係がありません。






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日本でダイヤモンドが出た!♪



ここ に記事があります。
これまでありえないとされてきた日本産ダイヤモンドが、
このような形で出てきました。
ウイキでは愛媛県四国中央市の橄欖岩からと記載されており、
それを正しいとすれば、ちょうどそこには中央構造線がきていますので、
地下深部からの捕獲岩としての橄欖岩内部にそれはあったのかと思います。
ただ、橄欖岩にそれがあったとしても、パイプのような急速上昇でなければ、ダイヤモンドは燃え尽きてしまうような気もします。
また、変成岩にも微小なダイヤモンドならあるという説もあり、
通常の高温高圧相よりも低くても部分的に高圧が達成されて地下深部でなくても微小なダイヤなら形成されるという考えもあるようです。
さらに玄武岩の二酸化炭素泡の周囲にあったという事であれば、これは何かの情報を持っているはずですね。二酸化炭素の泡がダイヤモンドの燃えカスという事なのか?それとも気相合成ダイヤモンドの副産物なのか?
微細なダイヤモンドという点からしても、気相合成の可能性もあるように想像しますが、いかがでしょうか?気相合成なら高圧は不要と成ります。
いずれにせよ天然ダイヤが日本から発見されたこと自体が凄いニュ-スです!




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