◆雪入山めぐり



K-20070205-雪入-ふれあいの里
久しぶりに雪入山のふれあいの里に来ました。
家から約10kmです。
小高い山の中腹なので眺めが良いです。
ここは以前にも書きましたが、
昔採石場があったところです。

K-20070205-雪入-風の池JPG.JPG
風の池は、雪入山の砕石を掘った後の
くぼみに水がたまった池のひとつです。
他にも花の池、鳥の池という
全部で3つの池があります。

風池といえば、
風邪や肩こりの特効つぼですよね。

3年前にはここの周囲に下りることが出来て、
そこには小さなアルマンデインが
ポチポチ見える石がごろごろしていました。
そこでうっかりハンマ-を置き忘れて、
もう水深が増した現在は、
探しに行くことすら出来ません。

岸壁は堆積岩ですが、
一部は貫入した花崗岩によって変成した
ホルンフェルスになっているようです。
白い部分が花崗岩マグマの一部もしくは
熱水が貫入した脈です。
ホルンフェルスの内部には、
ご存知の菫青石や紅柱石が出たそうです。

「風の石」による「風の池」のお話でした。




雪入山の近くででた安山岩♪

<K-20070205-雪入-安山岩
雪入山の近くで安山岩が発見されます。
という事は、早い話が火山が出来て、
噴火があったという事ですよね。

ちょっとびっくり。
1700万年前ごろの出来事とか。
日本海が出来た頃の、
とてつもない火山活動に
連動した活動のような気がします。


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雪入山より霞ヶ浦を望む♪

<K-20070205-雪入山より霞ヶ浦を望む.JPG

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雪入山の鉱物標本♪

K-20070205-雪入-燐灰石.JPG

K-20070205-雪入-燐銅ウラン石.JPG





東風吹かば~♪



雪入ふれあいの里の山道をうねうね
上る途中でみられるのがこの梅の花です。
もっと下には梅林も実はあります。

「東風吹かば、
匂いおこせよ梅の花、
主なきとて春な忘れそ」
道真の無念ただよう名句が
思わず口に出るほど
良い香です。





珪化巨木in雪入山♪

雪入-珪化木2.JPG
雪入-珪化木1.JPG
巨大な珪化木です。
直径が1m以上あります。
雪入山で発見されたものだそうです。

岐阜県は美濃加茂市にあるメタセコイア(?)の
珪化木は直径1.2m、長さ14mもあり、
かないませんが、
かなり大きな物ですね。



幻の石♪

K-20070125-YUKIIRI-TRIPHYLITE
この石の青緑がかった部分が
わかるでしょうか。
ここにわが国ではきわめて少ない
燐ペグマタイトで出来た鉱物
初生燐酸塩鉱物の代表格、
トリフィル石(トリフィライト)と
2次鉱物である藍鉄鉱(ビビアナイト)
があります。

ドイツやボリビアではないのです、
日本なのです。日本の石に詳しい方なら
手稲石よりももっと幻の石であるこの石
ヨダレだらだらでしょうね。
つくば市の産総研地質標本館に
展示されていた物の写真です。
わが町でかつて産出した幻の石です。
現在その産地は掘りつくされ、池の中です。
しかし、その反対側の鉱山からも出たのですが、
その鉱山は放置されたまま。
探索するなら冬の今がチャンス。
岩が崩れて下敷きになるかもですが・・・。




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