2013年08月22日
XML
古酒における他人と自分のイメージの開きを探る遠峰。

モノポールでは、秋絵が体調不良で吐血する。


第十二の使徒編 第9話



遠峰は、全く遠峰らしくない使徒探しをしています。
基本設定では、もっとエキセントリックな奴だったはず。
それが、他人と自分の感性の差を計る方向でワイン探しをしています。

これが、成長というやつでしょうか。
この、遠峰のワイン探し、個人的にはちょっと面白いと感じています。

作者の作為が感じられて、良い感じです。


各章完全完結ではなく、前からの流れも踏まえた上で、お話を進めてもらいたい。
登場人物も初期設定のままではなく、成長している様を見せて欲しいと・・・
長い間思っていまして、ここでも何度か書いてきました。


行き当たりばったりの展開と、作者が最近飲んだ高級ワインの自慢、作者の業界での顔自慢に終始している神の雫。
私が、全編を通した作者の意図を感じたのは、何年ぶりのことでしょう。


と言うところで、話し的には興味をそそられない、遠峰の動向ですが。
作品への取り組みが感じられた点において、○。
この使徒編は、遠峰に注目していきたいですね。



と言うのが前半で・・・
後半は、なんだこりゃ?の世界に再び突入。



毎回、早々に方針を決めて、何らかの行動を起こすのが常だったのが、今回は会社でグチャグチャ言ってるだけで、一向に動く気配がありません。
これは、「使徒当てクイズの締め切りまでは、追加ヒントを出さないぞ」という作者の狙いです。

詰まるところ、使徒当ては、あの文章だけでやれと。(笑


まぁ、当てられる人はいるかも知れませんけど、大半の人はつまらない・・・
作者の独りよがり企画に終わりそうですね。(苦笑




古酒を買って、届いたその場で飲んじゃうんですよ。
これ、リアルに作者が飲むワインでやったら、絶対、運送されてきた直後のワインは飲むべきじゃないと蘊蓄たれるでしょう?。
これが、神の雫と言う漫画の実態で、作者自信はご自分のリアル・ワインライフよりも遙かに軽い、いい加減な視点で物語を作っている事の証だと、私は感じてしまうんです。
読者に提示する内容は、こんなモンでいいでしょ? っていう作者の奢りに満ちた心の声が聞こえてしまう。


秋絵の吐血も行き当たりばったり。
これじゃ、感情移入できないんですよ。

その前に、使える・・・(無意識にでも)過去に巻いたネタがあるでしょうに。


この作者、ほんと伏線の回収に関しては、素人以下。
もっと話しの作り手として、自分の作る話しを楽しんで欲しいモノです。
遊び心とか、工夫とかいうモノが、全く感じられないんですよね。



以上。
前半○、後半×で、トータル△。
結局は盛り上がらない、神の雫が続きます。(苦笑



第十二の使徒、今回のまとめ。
古酒(古酒として飲むために作られたワインで、ニューワールドは完全除外)
雫たちはバローロを飲む様子



次号は8月29日発売です。



今週登場したワインは。

● シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン

● シャトー・ムートン・ロートシルト

● バローロ コルデロ・ディ・モンテツェモロ

● シャトー・デュクリュ・ボーカイユ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年08月22日 11時24分51秒
[コミック 「神の雫」] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

バックナンバー

2025年11月
2025年10月
2025年09月
2025年08月
2025年07月

キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

☆☆わいわいワイン日… coyote183さん
つくばエクスプレス… moro_moroさん
行け! 泡盛マイス… 泡盛マイスターさん
愛飲・愛食日記 さっこちゃん7320さん
ワインのある人生に… たっつあん1さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: