2014年03月06日
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第十二の使徒編 第33話


先週山田にもワインを飲ませたのは、今回への伏線だったわけですね。
無くても差し支えない、極めて短期間の伏線でした。(笑


そして、やっぱり、先週の私の感じた事は正しかったようで、作者は「詰め」の部分は描けないため、投げ出しました。 ま、多くの方が感じている通り、これは今に始まったことではなく、毎回毎回、遠峰ばかりか雫もそうなんですよね。
おそらく、作者の考えでは、
これ以上描くと、ネタバレしてしまう… とか
ここまで描いたんだから、情報としては充分だろう… とか
この辺りで止めて置くことで決戦の場が盛り上がる… とか



結局、遠峰は自力で「第十二の使徒」は見つけることが出来ませんでした。


遠峰の「第十二の使徒」へのアプローチを簡潔にまとめると…
闇雲に訪れた香花の元にいた山田が、偶然「第十二の使徒」を選んだ。 って事ですよね。(笑


それらしい、雰囲気でやたら盛っていますが、今回遠峰は、自らの能力は全く使うこと無く、「第十二の使徒」が唐突に目の前に現れてしまった訳です。


普通、この手のお話というのは、目的のモノにたどり着くためには、辿り着こうと努力する主人公を邪魔するようなイベントが次々と発生し、その中に隠されたヒントを集める事で、目的のモノの全容が徐々に明かされていき、辿り着いたと思ったら大どんでん返しがある。

大体そんな形で、読者ともども盛り上がるわけですが…

「神の雫」の場合、目的のモノを探そうとすると、唐突に起きた無関係なイベントに巻き込まれ、そのイベントの最後(?)にポンと目的のモノに出くわしてしまう。
それを何の躊躇いも無く決戦の場に持ち込むと、まるで独裁者が行う採点競技の様な判決だけが待っている。 そして大体の場合、その独裁者は両者の戦績がイーブンになるように…(略



しかし、今回のエンディング。
遠峰のカットは、非常にカッコイイ。
遠峰の「第十二の使徒」探しはこのカットのためにあったということで、良しとしましょう。(爆



オキモト女史の癖なのか、そう描くほうが立体感が出るからなのか、最近の流行りなのか…

ついでに「IWGP」は買ったほうが良いと思います。
あれは、クドカンの異常とも言える構成力の高さをマザマザと見せつけられた名作です。(笑
当然、原作も読まないと、クドカンの力量は理解できません。



第十二の使徒、今回までのまとめ。


ボルドー産ではない。

遠峰側
ボルドー産を集中的に飲むが未来は無い。
ソムリエの山田が香花のために選んだワインが第十二の使徒だ。



次号は3月13日発売です。



今週登場したワインは。

● クリスタル・ブリュット ルイ・ロデレール





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最終更新日  2014年03月06日 12時14分20秒
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