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2007.07.24
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「捕獲された動物達の「命」を無駄にしない為にも有効活用することが、現在、全国的な課題となっております。」という点に関してもう少し考えてみたい。

例えば、捕獲した個体を山に埋めれば(=人間が利用しなければ)、
「命を無駄にしたことになる」と言うのであれば、一体誰にとって
「無駄になる」のだろうか?

「無駄になる」と言うためには、シンポの案内文にあるように、
「無駄になる」と言いたい側に「(シカやイノシシは)本来利用されるべきものである」
あるいは「利用したい」という前提が必要でしょう。

しかし、農林業に対する被害の存在およびシカやイノシシそのものが増えすぎている
という事実の発生が前提となる有効利用であるなら、その前提条件そのものに

言えないのでは?

基本として、
野生のものは野生のままに存在することが尊重されなければならないと思う。

増えすぎて農林業等に被害を及ぼす動物を利用するにしても、
それは一時的あるいは限定的な利用と位置付けられるべきで、「利用させていただく」
という位の謙虚さを持ち、対象動物が激減すれば利用を停止するといった姿勢が
必要なのではないかしら?

「野生のシカ肉やイノシシ肉は家畜の肉に比べ、高タンパク、低脂肪でしかも脂肪酸の組成が魚に近く、特にシカ肉は鉄分豊富で栄養学的にも優れている」ので「本来であれば利用されるべきものである。」という姿勢からは、

「有効利用」の「有効」を取り除いた利用形態をも視野に入れていくのではないか?と
容易に考えられそうだけれど、

つまり、安定的供給を確保するためにシカの飼育場やシカ牧場を作ろうというような


捕獲したシカやイノシシの肉を食べてやり、皮や角など余すところなく利用してやれば、
シカの命を無駄にすることにはならない・・・というような考え、
「本来であれば利用すべきものである」という考え方は、人間中心主義の最たるものだと
思えるけれど、

野生で生きている状態から「栄養学的に優れている肉」にするまでの過程というものも


「生息数の把握がきちんとできているのか?」とか
「充実した被害対策が行なわれているのか?」あるいは
「被害の実態が正確に把握されているのか?」等等について関心を持っていくべきでしょう。

さらに、肉にするシカがどのように捕獲され、どのように処理施設に運ばれ、
致死処分はどのように行なわれるのか?などについても関心を持っていくことが
重要でしょう。

ところで、シカやイノシシを資源として捉え、その肉を「食べましょう!」と言う前に、
いや平行してでもよいけれど・・・被害対策の一環として
「もっと国産の木材を使いましょう!」というようなことも言うべきではないのかしらね?

膨大な面積を占める杉やヒノキの人工林を野生の鳥獣が住める森に戻すためには、
まず、杉やヒノキが売れなくてはならないでしょう。家を建てる時、リフォームする時、
家具を買う時、フェンスを作る時などなど安い外材ではなく国産の木材を使う
という意識も重要だと思う。

もちろん、
売れるから再び杉やヒノキのみを植えようと考えてもらったら困るわけだけれど。





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Last updated  2007.07.26 19:30:30
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