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Jan 24, 2008
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カテゴリ: 漫画

なんて素敵にジャパネスク(1)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(2)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(3)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(4)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(5)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(6)愛蔵版
なんて素敵にジャパネスク(7)愛蔵版

少女漫画の名作『ジャパネスク』を読まずして「漫画好き」とか言っている自分は駄目駄目!(笑)
amazonで花とゆめCOMICS全11巻セットを買いました。状態「良い」を買ったんだけど自分が小学生の時に買った本よりやや保存状態悪い。
今度愛蔵版で買い直そうかな(笑)

氷室冴子の小説を漫画化したもので現在愛蔵版と文庫で再版されており、「別冊花とゆめ」で人妻編が連載中です。

楽しくて楽しくてご飯食べるのも忘れて読んでました(笑)
すごく良い~!
そして激しく後悔しました。なんでこんな名作を今まで読んでいなかったのかと…。
第1巻の初版が1989年4月ですから私その時日本にいなかったんですよね(1989年12月末に高校受験で帰国)。高校時代に買わなかった自分に激しく後悔。
平安物ですが台詞回しが現代語になっているのでとても読みやすいです。そして 「少女漫画のときめき」
死んだ「はず」の初恋の吉野君を忘れることができずも高彬(たかあきら)に惹かれてゆく瑠璃姫、一方鷹男にも心動かされ_
時代的に平安のどの時期なのか具体的に言及してませんが(小説の方には書いてあるのかな?)正良親王(仁明天皇とは別人の架空の人物)が出てきて摂関政治が確立しているので平安中期かと。
吉野君(よしののきみ)、高彬、藤宮、融、鷹男(フィクションで東宮「宗平親王」という設定)…と架空の人物が沢山登場するけどやっぱりお転婆で破天荒で ぶっとんだ 姫の瑠璃姫だね♪
当時の適齢期をとっくに過ぎてるのに独身・自由奔放に可愛く活躍してくれて(笑)
降嫁した前帝皇女・藤宮様に片想いしてしまう融が可愛い(笑)
平安時代のことが漫画で楽しく分かり易く描かれてるのも魅力です。正に『 素敵に ジャパネスク』です。
東宮を巡る陰謀に巻き込まれながらも果敢に戦う、軽快なテンポで進む前半(鷹男の横槍で初夜が…(笑))。しかし事件解決後、高彬は東宮と瑠璃を争うことに?
「瑠璃さんを取る限り ぼくに将来はない」
「いくら瑠璃さんでも 帝に御無礼は許されないよ…!」

醜い心(?)を諫めようと出家する二の姫、辛い展開に_
瑠璃姫の出家を止めようと馬で駆けつけてくれた高彬には感動!

帝となった鷹男の苦難もあります。
そして「鬼」の正体を知っていた二の姫、その僧侶は本当に吉野君(唯恵)なのか?
ならば捕まる前にもう一度会って説得したい_
「瑠璃姫は死にました」
「あたし 生きてるわ」
吉野君の生まれは? 何もかも失った彼の過去とは?
「あれは純真すぎたのです

そんな理屈わかりたくもない!!
吉野君は ただ 父君にお会いしたくて…
小さな姫と 吉野で ひっそりと暮らしたくて…

「謀反露見!」 、高彬に斬られる_
焼身自殺しようとする吉野君可哀想すぎる…
でも必ず吉野で会う約束を_
事件から一ヶ月、高彬も瑠璃姫も帝からお咎めなし、
「瑠璃姫は三条邸炎上から人を喰らって生き延びてたそうだから…
そこまで噂されちゃ求婚者なんか二度と現れないよ
だから ぼくで我慢しなよ 瑠璃さん」

-花とゆめCOMICS第6巻で一旦完結します。


第7巻から原作の「ジャパネスク・アンコール!」
瑠璃姫との結婚を断固反対され苦悩する高彬(笑)
唯恵が生きていた?
生きていたなら吉野に向かうはずだが_
実はイタズラー。瑠璃が京にいなくて良かったねー(笑)
巻末から守弥のエピソード、第8巻に続きます。
高彬をハメてやるっと変わり者の煌姫をけしかけるのだが_
続いて「続ジャパネスク・アンコール!」
「憎き瑠璃姫」(笑)のいる吉野で守弥が記憶喪失になってしまうエピソード。
瑠璃・小萩側には守弥の素性が知られてないのですね。「峯男」と仮の名を付けられ、記憶をなくす前に持っていた偏見なしに瑠璃姫と接すると…第9巻に続きます。
権中将を瑠璃姫の恋人と誤解してしまい_
そして瑠璃姫が帰京しない理由は?
「…瑠璃姫 もういいですからお帰りなさい」
帰京した瑠璃姫、高彬は何を怒ってるの?
第10巻に続きます。
家出中の融、「表の瑠璃姫 奥の夏姫」の意味は?
「身分」にこだわる夏姫、そして高彬が倒れる!
「懸想してる」って言い回しがなんか好きです。
融の家出の裏に誰かいる?
涼中将に相談する瑠璃。死んだ女・阿久_
「綺麗ごとばかりではありませんよ 男と女の仲はね…」
小姫も融も無事戻ってきて遂に新婚の夜_
今日よりは紫匂う花房の藤もひらけり初夏の夜…
-end-


第11巻巻末に「小萩のジャパネスク日記」が採録されてます。
瑠璃姫と小萩の少女時代の心温まるお話です。

平安~江戸辺りまでの女性の結婚が早いのには政治的理由以外に平均寿命の低さ(35~40歳)があったと思われがちですが貴族層ではあまり現代と変わらず70~80歳辺りまで人は生きていました。平均寿命はあくまで新生児死亡率の高さを組み込んだ期待値なので生後間もない乳児の平均余命が短ければ結果的に平均寿命は下がります。30くらいになってから結婚する例も希にありました。
具体的には年齢をxとして、平均寿命E x は人口総数T x ÷x歳での生存数l x です。主に衛生水準に左右されるので現在でも南アの数国では平均寿命50歳位です。
平安期の貴族層だと結婚の最終意志決定権は娘の父親なんだけど前妻(こなみ)と後妻(うわなり)が序列にならないと云うのもこの時代ならではのユニークな処ですね。婚前交渉は特に咎められることなく日常的に行われていました。
前妻が後妻に嫉妬して襲撃させることを「後妻打ち(うわなりうち)」と呼んだそうです。
位階(中国の「三公九卿制」に由来)を整理すると
公卿 (昇殿あり)
正一位/従一位/正二位/従二位/正三位/従三位
殿上人 (昇殿あり)
正四位上/正四位下/従四位上/従四位下/正五位上/正五位下/従五位上/従五位下
地下 (昇殿なし)
正六位上/正六位下/従六位上/従六位下/正七位上/正七位下/従七位上/従七位下/正八位上/正八位下/従八位上/従八位下/大初位上/大初位下/少初位上/少初位下

便宜上藤原時平(871-909)死後からを「平安中期」と呼びますが忠平(880-949)が太政官首班となった時期が摂政政治の成立期だとされています(藤原忠平の子孫が摂関に就くシステムの確立)。
坂上田村麻呂は804年まで征夷大将軍の地位を死守しましたが徳政相論で征夷中止、811年~文室綿麻呂、940年~が藤原忠文とされていますが異論もあります。群盗鎮圧の目的で派遣された貴族層国司が「武士」の原型とされており、平安後期から摂関政治が機能しなくなり1177年の「鹿ケ谷の陰謀」あるいは1180年の「後白河反乱」を機に平氏政権への不満が爆発し1185年に平氏が滅亡します。
語呂合わせで有名な「イイクニツクロウ」は源頼朝が1192年に征夷大将軍=鎌倉幕府設立を根拠としていますが、頼朝の行政機構はそれより以前に確立していたと言われています(1184年~源義仲が征夷大将軍に就いている)。
源氏のクーデターに関しては『火の鳥 乱世編』が分かり易いと思います(上編が品切だけど)
火の鳥(no.8)

小説の方も読んでみたいですね。「逆襲編」「陰謀編」「後宮編」「炎上編」と色々あってどの順に読めば良いのでしょうか?

「別花」で連載中の人妻編


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最終更新日  Jan 24, 2008 11:46:31 PM
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