ユグドラシル

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食の安全を考える


まず、BSE問題を考える際には クロイツ・ヤコブ病 を知る事が必要であるがこれはどの程度国民が理解しているのであろうか?
この病気は潜伏期間も5~30年と長く、治療法も全くない。感染してしまえば、HIVよりも悲惨な状況に陥らざるえなくなる。
また、潜伏期間の長さ等からキャリアが感染している事を知らずに献血し、それで感染した例もイギリスで2例ほど報告されているという。(無論角膜移植等でも感染する。)
牛肉を食べなければ安心という訳ではなく、またキャリアの数も一定数を越えれば爆発的に増える可能性もある。
しかし、この病気に対してはセフティ・ネットは段々状況が悪化している。特定疾患(難病)治療研究制度自体改悪の方向に進んでいるのである。


今アメリカではやっと クロイツ・ヤコブ病の大量発生 によってやっと危険性をじょじょに認識していっているところであるが、その本質を理解するには、もっと(10年ほど?)かかるようである。

政府はなしくずし的に輸入再開をはじめたいようであるが、国内の畜産業のみならず、治安も悪化させかねないような愚策は是非とも思いとどまってほしいものである。


2004.10.16 

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