ユグドラシル

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相変わらず本質を無視する小泉流



郵政事業民営化について、小泉氏の当初の理由は、「特殊法人等が財投資金を湯水のように使って無駄をしている。だからその資金源である郵貯・簡保事業、つまり郵政事業を民営化すべきだ」、と主張していました。そこである人が、小泉氏に 「財投資金は大蔵省(現財務省)の理財局が運用していて、国会審議も殆ど行われていない。ですから小泉氏が財投資金の使途云々をいうなら、理財局が扱うこのシステムを改革することの方が、まず先ではありませんか。郵政民営化問題は、それらを解決した後の違う次元の話ですよ」 と、言いました。
これに対して小泉氏は、無反応だったといいます。

つまり自分の牙城である、財務省や厚生労働省については改革する気はサラサラないが、それ以外の反対勢力潰しやアメリカの要望する政策には可能な限り努力するという姿がみて取れます。

そして今でも郵政民営化すれば、国の無駄遣いがなくなりますと公言してはばからないが、まず財務省の改革をやらなければ国の無駄遣いがなくならないのは自明の理である。

だがこうした小泉総理の言葉に多くの国民がその実態を知る事もなく、盲信している。貴重な一票である。郵政民営化とは何なのか、小泉総理の掲げる改革とは実体のない虚像にすぎないのではないか。
こうした事を熟慮して選挙には是非いって貰いたいと思う。

2005.8.21

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