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2025年09月13日
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カテゴリ: 柔術
「気の力」なんていう話を書いたんで、ちょっと真面目な話を。

 「気の流れ」っていうのがあるらしいんだが、これはけっこういろんなところで聞く言葉だ。

 どうも「気」というと怪しげな響きが出てしまうので、ここでは「力の方向」とでも言っておこうか。

 人に働く力というのは武術においてはまあ割とパターン化できたりして、まずは押す力、そして引く力がある。

 これは左右前後上下に働く力だと思っていいだろう。

 それから回旋させる力。

 まあ大体これだけの力で説明できるかな?

 前から押されると後ろに倒れるし、引かれると前に倒れる。

 後ろから力をかけると逆になるな。



 これに回旋させる力を加えるとさらに複雑な動きになってくる。

 では、前に書いたように、相手の腰を前から掴んでいる...そうだな、道着を着ていて帯を掴んでいるところをイメージしてもらおう。

 そこで掴まれた方が「えいっ!」とか言うと、へなへなと崩れていく、これをどう説明する?

 崩れていくからその本人にはなんらかの力が働いたことになる。

 単純には下への力が働いたことになるが、それだけではあるまい。

 ここにもう一つ、前に引かれたか後ろに押されたか、どちらかの力が働いたと考えてみたらどうだ?

 その動きで体のバランスが崩れ、そこに下向きの力が加わることで崩れていく。

 まあこういうことかなと推測できる。

 じゃあ「えいっ!」という掛け声でそんな力が加わるのか?って話だ。

 大きな動きで考えたらできないことはないよなあ。

 問題は、掴まれた方がほとんど動いていないということだ。



 実は人のバランスを崩すのにほんの1cmも動かせれば十分なのだが、なかなかその領域に達するのは難しい。

 が、まあ達人ならできるだろう?ってことにしておいて、その前提で話をすると、先の現象も説明できなくはない。

 もっともこれにはいろいろな条件付けが必要だったりして、いつもできるという話ではないので、演武では「忖度」という技術が必要になるわけだがな。

 最初に書いたように「力の方向」をうまくコントロールしていくとこういった怪しげな技も実現したりするんだが、そこを「気の力」なんて言うから面倒なことになる。

 今は動画なんかも簡単に見ることができるので、そろそろ度が過ぎた「気の力」なんてのは止めたほうがいいんじゃないかなと思うんだけどねえ...









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最終更新日  2025年09月13日 06時25分22秒
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