ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2014.02.12
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カテゴリ: 社会風俗
クロニクル バレンタインフェアの誕生

1958(昭和33)年2月12日

明後日14日がバレンタインデー。今やどこもかしこもバレンタイン商戦で賑やかですね。記憶が定かではありませんが、日本でバレンタインデーが賑うようになったのは、1980年代ではなかったでしょうか。

当時から「チョコレートメーカーの陰謀ではないか」という説が、唱えられたりもしていましたが、それはどうやら事実だったようです。しかし、仕掛けの起源は、バレンタインデーがメジャーな存在になるはるか前でした。何しろ56年前ですから…。

仕掛け人は、当時創業6年目の小さなチョコレート会社だった、メリーチョコレートの原堅太郎社長の次男、原邦生氏です。邦生氏は、入社を控えた大学4年生でしたが、パリ在住の先輩から、「バレンタインデーには、チョコレートに花を添えてカードを交換する」習慣があると聞き、当時出店が認められていた伊勢丹新宿店のコーナーに、この日2月12日から14日までの3日間、バレンタインフェアの看板を掲げたのです。

しかし、当時の日本では、バレンタインデーを知る人もなく、初年度の試みは、見事な空振りに終ります。3日間の売り上げは、僅かに板チョコ3枚にカード1枚だったというのですから…。

ここで邦生氏が挫折していたら、日本のバレンタインデーの今日の隆盛は、ありえなかったのでしょうね。成功する実業家というのは、失敗を糧に成長するというのは、本当ですね。邦生氏は、この失敗を糧に、翌年2月、今度は愛のイヴェントに相応しいハート型のチョコレートを考案し、表面にto~from~の文字を入れ、注文を受けたらその場で名前を入れて包装する作戦に出たのです。

今では珍しくないハート型のチョコレートですが、初めて見る女性の足を止めるには十分すぎる効果がありました。まして名前まで彫ってくれるというのです。この試みは当りました。義理チョコという発想はなかったのですが、バレンタインデーとチョコレートというイベントは、新宿伊勢丹の地下売り場から、メリーチョコレートによって小さな灯を灯されたのでした。

欧米では、男女に関係なくカードに花を添えて相互にプレゼントしあう習慣だと聞きますから、バレンタインデーにチョコレートというのは、どうやら日本流らしいですね。












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最終更新日  2014.02.12 02:40:20
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