ザビ神父の証言

ザビ神父の証言

2021.04.09
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カテゴリ: 国際政治
ミャンマーはどうなる その6

しばらくご無沙汰しました。左眼がおかしくなり、自重しておりました。

さて、2015年選挙でNLDは圧勝したのですが、スーチー女史には憲法の規定によって、国家を率いる立場の大統領になる資格はなかったのです。家族が外国で暮らしている者は、国家に損害を与える決定をする危険がないとは言えないので、国家指導者の地位を与えてはならないとなっているのです。

ここでスーチー女史の発言と行動に問題がありました。彼女はNLDは自分の政党であり、NLDのことは全て自分が仕切ってきたので、党を指導しているのは私だけだと自負し、そう思い込んでいたのです。それは今現在も変わらない彼女の驕りでした。

NLDはスーチー女史に代わって、彼女の側近のテイン・チョー氏を大統領に立てたのですが、彼女は「今の大統領は傀儡に過ぎない。実権は私にある」と言い放って引かなかったのです。そこには、仲間と共に頑張ってきたことを訴えて、仲間を立てる謙虚さのカケラも見られない驕慢さがむき出しになっているように見えました。「実ほど、頭を垂れる 稲穂かな」と言われる日本的な謙虚さを学んでいれば違ったのでしょうか、アメリカとイギリスで教育を受けた彼女には、そうした姿勢は皆無だったのです。

彼女は、テイン・チョー大統領に関して、「憲法上、アウンサン・スーチーの大統領就任が禁じられていることに合せた措置に過ぎず、彼は何らの権限も持たない傀儡であり、私が全てを決定する。」と断言したのです。NLD幹部の立場、大統領の立場を何一つ配慮せず、私が…私が…と、主張したのです。実際彼女は、外務大臣、大統領府大臣外二つの大臣を兼務し、その上に大統領に国家顧問という椅子を新設させて、そこに座りました。

当然、NLD並びにスーチー女史自身と軍部の関係は悪くなります。そこに起きたのが、ロヒンギャ問題でした。     続く





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最終更新日  2021.04.10 02:53:27
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