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2011.04.27
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降ってきた。
 と思った時には遅かった。
 今日の朝は寝坊して、 ビブラム fivefingers 天気予報なんて見てなかったんだ。傘なんて持ってない。
 仕方がないのでパーカのフードを頭にかぶって、私はちょっとだけ早歩きして門を出る。
─────こんな時に、家が遠いってヤなんだ、もう。
ちょっとだけ拗ねながら歩いていくと、公園でベンチに座っているおじさんを見つけた。
おじさんも、雨宿りかな。じゃあ私も一緒に。
 おじさんの隣に座って、 トリーバーチ
「君も、雨宿りしてるの?」
 おじさんから声を掛けてくれたのが嬉しくて、私はうなずく。
「……雨って、どこから来るのか知ってる?」
 雨?空から?だけど、空のどこかな。お姉ちゃんは、雲とか水蒸気とか言ってた気がするけど……違うっけ。
 考えてしゃべらなかったら分からないと思われたみたいで、おじさんは続ける。
「雨ってね、神様が悲しい時に降るんだよ」
「悲しい時……じゃあ、神様が泣いてるのが雨なの?」
 神様でも、泣くんだ。ずっと、 mbt 販売店 生きてる人を見て笑ってるんだと思ってた。
「そう、涙。……だんだん、きつくなってきたね。神様はもっと悲しくなってきたんだ」
 なんでだろう、なんで泣いてるんだろう。

 私は雨────涙の中に走り出た。
しばらく走って、どこに行けば神様のところへ行けるのか、何も知らないことに気付いた。
 警察の人に聞いてみる?ダメ、迷子だと思われちゃう。
誰かに聞いても、きっとお家どこ、なんて聞きかえされるだけ。
 もっと走ると、歩道橋が見えた。階段だ、上に行けるかな。そう思って、一段飛ばしで階段も上っていく。

道、間違えた。そう思って降りようとすると、もう少し先にまた階段があった。今度の階段は光っている。
 きっとこれだ、とこの階段も走って上った。それでも階段は終わらない。私はだんだん疲れてきて、 mbtシューズ いつも学校に行くのと同じくらいの速さで歩いて上ることにした。
 ずっと、終わりがないんじゃないかというくらい上っていくと、女の子が1人で泣いているのを見つけた。
階段が終わった、すぐそばに。
「どうしたの?そんなとこで泣いてたら、落ちるよ」
 あんなに階段は長かったのに、ここから落ちたりしたら大変。
 女の子は振り返って、驚いたような顔になった。
「あなたこそ、どうしたの。死んじゃったの?それなら場所が違うよ。あっちに行かないと」
 死んじゃった?じゃあ、ここって天国なの。
答えない私に、女の子は笑った。
「……違いそうだね。よかった。階段からは落ちないよ。神はね、落ちないの」
「神様なの?」
 まさか、私よりは大きいけど、 五本指シューズ さっきのおじさんよりも小さいのに……神様なんて。
「……うん、神、そんな感じ」
 じゃあこの女の子が泣いてるから、今日は雨なんだ。
「なんで泣いてるの?こけたの?」
 それとも、病院で痛いことされたり、友達とけんかしたり。他に、どんなことで泣くっけ。
「ううん。こけたりしてないよ。……ここ、来てみて」
 女の子は私を呼んで、そこから見える景色を見せてくれた。
そこからは、
さっき上った階段が見えた。
その前に上った歩道橋が見えた。
歩道橋を渡って行く人が見えた。
その下を通る車も見えた。
学校が見えた。
家も、いつも行くスーパーも見えた。
公園も見えたけど、おじさんは木のかげで見えない。
「すごい、なんでも見える。……でも、さっき歩道橋渡った人、なんであの階段通り過ぎたの?不思議だし、 トリーバーチ バッグ 上ろうと思わないのかな」
 私が言うと、女の子はあなたにしか見えないのよ、と言った。
「ここから見えるのは、楽しいものばかりじゃない。さっきは友達とけんかして泣いてる子が見えた。お店で万引き───って分かる?お金払わずに物とってくることね。そんなことして、ちょっとだけ後悔してる子が見えた。前なんて……車同士でぶつかって、1人死ぬのが見えた。あそこに置いてある花のところ」
 女の子は寂しそうな顔になると、ちょっとだけ笑う。
「嫌な世界だって思うと、泣いちゃうの」
 また女の子が泣きそうになったので、私はポケットからハンカチを出した。
いつもお母さんが持たせてくれるけど、ほとんど使わない。でも今は、使わなくてよかった、と思った。
 それを女の子に渡すと、女の子はそれで涙をふくと、さっきとは違って明るく笑った。
「でもね、あなたみたいに優しい子がいるって思うと、笑えてくるのよ。ありがとう」
 女の子はきれいにたたみなおしてハンカチを渡してくれたけど、私はまた女の子に渡した。
「すぐに泣くでしょ。6月なんて大変だもん。だからこれ、あげる。泣くたびにこれで拭いて、泣きやんで。 ugg ブーツ 雨って、外で遊べないしつまんない」
 女の子は少しだけ怒ったように顔になって、吹きだした。
「あなたみたいに小さい子に心配されるほどじゃないよ。でも、もらうね、ありがとう。これ見るだけで、あなたのこと思い出して笑えそうだしね」
 そこまで言って、女の子は立ち上がる。
「もう帰んなきゃ。お家の人心配するよ。あの階段も消えちゃうかもしれないし」
 寂しいけど、私もうなずいて立ちあがった。
 女の子に手を振って階段を下りていく。帰りは早くて、すぐに歩道橋が見えた。







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最終更新日  2011.04.27 13:53:02
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