風天フーさんへ

>歌詞とムーディな曲調のギャップがおもしろいです。
-----
そうなんです。
歌詞を見てみるとおもしろいものです。 (February 15, 2006 10:40:15 AM)

All The Things You Are

September 3, 2005
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テーマ: Jazz(2024)
カテゴリ: カテゴリ未分類
『My Funny Valentine』(マイ・ファニー・ヴァレンタイン)

この曲は、リチャード・ロジャス&ロレンツ・ハーツのコンビの作で、
1937年のミュージカル「ベイブス・イン・アームス(Babes in arms)」に挿入され、
舞台ではミッツィ・グリーンが歌いました。

1939年に「Babes in arms(邦題:青春一座)」で、このミュージカルが映画化され、
その中ではジュディー・ガーランドが歌いました。

この曲は今まで多くのミュージシャンによって演奏、または、歌われ続けてきており、
誰もが耳にしたことがあるであろう、大変有名なスタンダード・ナンバーになっています。
そして、ロジャース&ハーツの曲の中で、最も有名な曲と言えるでしょう。


聖ヴァレンタインが殉教した2月14日は、「Saint Vaientine's Day(聖ヴァレンタインの日)」
として、クリスマスとともにキリスト教の祝日となっています。

ところで、聖ヴァレンタインという人は同名の人が何人かいるという説があり、
どのような人か本当のところはわかりませんが、一般的に言われているのはこういうことです。

西暦3世紀のローマでのことで、時の皇帝クラウディウス二世(在位268-270)は、
若者たちがなかなか戦争に出たがらないので、手を焼いていました。
その理由は、彼らが自分の家族や愛する人の下を離れたくないからだと考え、
クラウディウスは、ついに結婚を禁止してしまったのです。
ところが、インテラムナ(イタリア中部にある町で、現在のテラモ)の
キリスト教司祭であるヴァレンチノ(英語読みではヴァレンタイン)は、
そんな兵士たちを見かねて、内緒で結婚をさせていました。

ついには西暦270年2月14日に、処刑されてしまったということです。
また、自ら禁忌を破って結婚をしたために処刑されたという説もあるようです。

いずれにしても、ヴァレンタインという人は愛を称賛した人として、
のちにキリスト教の聖者に列せられ、
2月14日は、イギリスとアメリカではクリスマスと同じように祝日となりました。

現在では男女とも、お互いにヴァレンタイン・カードを出すようになりました。

そこには「あなたのヴァレンタインより」と書いたり、
「わたしのヴァレンタインになって」と書いたりすることもあると言います。

女性が、好きな男性にチョコレートを渡すという日本の「ヴァレンタインズ・デイ」は、
チョコレート会社の策略にすぎませんね。

遊び人で皮肉屋のハートは、ヴァレンタインの名を使って、こんなラヴ・ソングを書きました。

「私のへんてこなヴァレンタイン、可愛くて、こっけいなヴァレンタイン、
こっけいなあなたの顔は、私を死ぬほど笑わせてくれる。
笑える顔、写真写りの悪い顔、ギリシャ彫刻とは全く違う容姿、しまりのない口元」

と、ぼろくそに言っていますが、

「でも、そんなあなたが私のお気に入り。
いつまでも、そのままのヴァレンタインでいてちょうだい!
そうすれば、毎日がヴァレンタインズ・デイになるから」

ヴァレンタインはそうとうのブサイク?
「でも、私は、そんな今のままのあなたが好き」ということを言っています。

映画での主人公、ジュディー・ガーランドがお熱をあげている恋人役がミッキー・ルーニーという人で、
彼は小柄でずんぐりした俳優で、そのルックスは歌のとおりだったようです。
まあ、そんな歌です。

ラヴ・ソングには違いないのですが、こんな歌詞の内容なので、
結婚式でこの曲をやると、新郎新婦がブサイクだと言っているようなものなのでどうですかね。
それに、愛の告白をするときに、この曲を使う場合は、「私のへんてこなヴァレンタイン」なんて、
相手がシャレのわかる人でないと、逆に気分を悪くしてしまいますかね?

また、この曲はバラードで、しっとりと歌われたり演奏されることが多い曲ですが、
歌詞の内容を知らずに、あまりにも切なそうに、
しんみりと歌うのは、ちょっと変な気がします。

なんてことを考えていたら、私の音楽パートナー、
シンガー「かおりん」は自分のホームページで、この曲を語っていました。
下記は、かおりんの「My Funny Valentine」の解説から勝手に拝借してきたものです。


 『要するに、この曲、『Stay little Valentine Stay!』
 ポイントは最後のハイトーン&ロングトーン「STAY!」
 お願いだから、ずっと、そのままで・・・・。
 きっと、容姿の事をとやかく云っているんじゃないんです。
 ずっと、そのまま、、わたしを愛して下さい・・と。
 強がりを云う女の、本当はとっても、繊細で弱い部分を、
 こんなにストレートにさらけだしている訳ですから、、、、。
 だから、この曲は、とっても素敵な愛の告白。
 マイナーキィで、ムーディーな曲調ですから、歌い手によって、
 辛気くさくなりがちです。
 こうして、詞をひも解いて行くと、やさしい気持ちで明るく歌いたいですね。』


う~ん、納得、そういうことですね。奥が深いですよ。

この曲が書かれた年は、日本は昭和12年です。


★「かおりん・うさこ」のページは、↓

こちら【Kaorin's Website】



*****

●マイ・ファニー・ヴァレンタイン
My Funny Valentine

作詞:ロレンツ・ハート
作曲:リチャード・ロジャース
1937年


《ヴァース》

きらびやかに着飾りし、調子良き友の、これみよがしのさまを見よ
それにひきかえ、わがウスノロなる友、そなた
そなたは、おのが姿も知らず
うつろな眉、くしゃくしゃの髪に良き意図も隠す
そなたは気高く実直で正直で、マヌケな紳士なり
あなたは・・・


《コーラス》

私のへんてこなヴァレンタイン
可愛くて、こっけいなヴァレンタイン
あなたの顔は、私を死ぬほど笑わせてくれるわ
あなたの顔を見ていると、ふきだしちゃうし
写真写りもひどいものだわね
でも、そんなあなたは、私のお気に入りのアートなのよ

あなたの姿は、ギリシャ彫刻のように端正ではないでしょう?
あなたの口元はしまりがなくて
その口から出る言葉は、ちっともスマートではないでしょう?

でも、髪の毛一本たりとも変えないでね
もし私のことを想うのなら
いつまでも、そのままのヴァレンタインでいてちょうだい!
そうすれば、毎日がヴァレンタインズ・デイになるのですもの





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Last updated  September 3, 2005 07:45:00 PM
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なるほど、そうでしたか~  
風天フー  さん
訳詩を読むとたしかにミッキー・ルーニーにぴったりですね。青春一座見てみたくなりました。歌詞とムーディな曲調のギャップがおもしろいです。いつも勉強になります。^^ (February 15, 2006 02:04:40 AM)

Re:なるほど、そうでしたか~(09/03)  
xxokkun  さん

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