All The Things You Are

December 31, 2005
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
ビリー・ホリデイの歌は約400曲余り録音されています。
その録音記録は、大きく3つの時代に分けることができます。

1.初レコーディングの1933年から1944年までのコロンビア時代。
2.1944年から1950年までのデッカ時代。
3.1950年以降のクレフ=ヴァーヴ時代。

ビリーの「コロンビア」時代の録音は、別テイクやラジオ放送のエアチェックを含め、
約230曲の存在が確認されています。
この時期のビリーの録音は、彼女を発掘したジョン・ハモンドによって企画された
テディー・ウイルソン名義の楽団のブランズウィック・レーベルのセッションと、

両セッションとも、当時のジャズ・シーンを代表するスター・プレイヤーが多数レコーディングに参加しています。
そのときのビリーの歌声は若々しく、後年の凄みこそはありませんが、すでに確固たる独自の世界を築いており、
ビリーの声が一番良い状態の歌が聴ける時代です。

『レディ・デイの肖像』と名付けられたコロンビア時代の録音から編集されたベスト・アルバムは、
コロンビア時代を代表する録音が収められています。

そして、ミルト・ゲイブラーによって設立された「コモドア・レーベル」に1939年に吹きこんだ
『奇妙な果実 (Strange Fruit)』によって、ビリーは一気に有名になります。
この曲は、強烈な歌詞のため、メジャー・レーベルからは当時発売出来なかったものだったので、
社会的な問題作になりました。

1941年にコロンビアに録音された『ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド (God Bless The Child)』も、
この時代の代表曲と言えます。


『ラヴァー・マン (Lover Man)』
『ドント・エクスプレイン (Don't Explain)』
『グッド・モーニング・ハートエイク (Good Morning Heartache)』などのヒット曲が生まれました。

1950年代に入るとノーマン・グランツのプロデュースによって
「クレフ」(のちにヴァーブの一部になったグランツのレーベル)にさまざまな作品を発表しますが、

かすれた声は老婆の囁きのようになってしまいました。
「ヴァーヴ(クレフ)における彼女は、往年の輝きを失っている」という一般的評価は、
声の状態だけを取れば事実かもしれませんが、そんなことは問題にならないほどの「深さ」を感じさせられます。

1958年に久し振りに「コロンビア」に残したアルバム『レディ・イン・サテン』は、衰えた声で歌うにもかかわらず、
鬼気迫るビリーの歌声が聴く者に歌の本質を考えさせる名唱と言われるものになりました。

1959年3月4日と11日に、
レイ・エリス楽団をバックに最後のアルバム『ビリー・ホリデイ・ラスト・レコーディング』の録音をしました。

このあとすぐに意識不明になり、7月17日にニューヨークのメトロポリタン病院で44歳で亡くなります。





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Last updated  December 31, 2005 07:57:36 PM
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