All The Things You Are

February 9, 2006
XML
テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
きのう、ハモンドB-3について書いたら、私とB-3にまつわることが想い出された。

私が初めてB-3に触れたのは高校2年生のとき、
友達のキーボード・プレイヤーで、私より一学年下の医者の息子の持っていたものだった。
そのころ私はハードロックバンドをやっていて、ディープ・パープル、ユーライア・ヒープ、エマーソン・レイク&パーマーなど、
静岡市の田舎では、これらをコピーバンドでやったのは私が最初ではないかと勝手に思っている。
(別に早ければいいというものではないが・・・)
ヤマハ・ライト・ミュージックがあったころで、ここでキーボードプレイヤーは私とこの彼の二人ぐらいしかいなかった。
そこで知り合い、家に遊びに行ったとき、彼の家にはグランドピアノはもちろんのこと、ハモンドB-3やらがあり、
最近フェンダー・ローズ・スーツケース・ピアノを買ってもらったらしく、それがお気に入りで、

私はバンドのメンバーの友達が親に買ってもらったヤマハのコンボオルガンとギターアンプを借りてやっていたので、
彼の家でB-3を弾いた時、「これだよこれがサンタナのオルガンの音だよ」と、レコードと同じ音に大いに感激したものだった。

あるとき、彼のところにハモンドオルガンのイベントの出演の依頼があり、彼のバンドで出演することになった。
そして彼はそこで単純にエレピが弾きたかったので、私にB-3を弾いてくれと言う。
それは静岡の会館の大ホールで行われ、酒井潮さんや田代ユリさんなども出演するという、
そうそうたるミュージシャンたちと同じステージに立つことになり、このとき初めて本当に手足がふるえるて、
足がふるえるとはこういうことなのかという思いを経験した。

その後、彼は、クラビネット、アープ・オデッセイ、アープ・プロソロイストなど、
次々と海外ミュージシャンが使っている楽器を買ってもらい、
ハービー・ハンコックやチック・コリアなどの、当時一番新しかったジャズをコピーしてやっていた。
彼の家に遊びに行くと、そういう憧れの楽器や新しい音楽に触れられて楽しかった。

私も大学で東京に住んでいたので、正月などで帰省した折に何回か彼の家に連絡をとったのだが、
「あの子は帰って来ない」と言って親はさみしがっていたようだった。
バークリーに行く前は、卒業したら静岡に戻ってくると語っていたが、結局帰ってこなかった。
そのうち、実家の病院はつぶれて、どこかへ行ってしまったと噂で聞き、今ではどうしているのかわからない。

スタジオや、お店などでときどきB-3に触れることがあるが、そのたびに、このことが想い出される。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 9, 2006 01:38:24 PM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: