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February 22, 2006
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『電気用品安全法(PSE法)』なんて知らなかった。

ここのところ『電気用品安全法(PSE法)』という法律についてとりざたされてきているようだが、
マスメディアではほとんど取り上げられていないので、いまだに知らない人のほうが多いと思う。

事故防止と粗悪品排除という理由で、AC100Vのコンセントから電源を供給する電気製品に、
安全確認マークの「PSEマーク」を付けての製造、販売を義務付けるというもので、
2001年4月1日からすでに施行されていて、今年、2006年3月31日で5年の猶予期間が終わり、
2006年4月1日から本施行されるという。

楽器やオーディオの世界では、古い製品にもヴィンテージと言って大きな価値のあるものがあり、
中古販売店等を通じて盛んに売買されているが、

個人的に売買するのはいいようだが、楽器店やオーディオ店がPSEマークの付いていない中古製品を、
商売として売ってはダメだということになるらしい。

私は、このことは、まわりの人から耳に入ってきて、調べてみてその状況がわかっておどろいた。
テレビなどのニュースでは全く聞いたことがなかったので、「寝耳に水」といった感じだ。
しかも、5年も前に成立していたというのに全く知らなかった。

これまでに調べた範囲では何か納得がいかない。
楽器やオーディオの中古製品で感電するとか火事になるというリスクは本当にあるのだろうか?
輸入品にも適用されるのだから、いわゆる輸入障壁にもなる。
中古楽器や中古電化製品専門の販売店は商売を変えるか、店を閉めるしかないと言っていた。

JSPA(日本シンセサイザー・プログラマー協会)という団体が、
坂本龍一、高中正義などを発起人とする署名運動を始めたらしい。


これについて何も報じてこなかった日本のマスメディアも、はなはだおかしい。
全然知らなかったということなのかもしれないが、もしそうなら、国民に直接影響を与える法律の存在が、
5年間も知られないでいるシステム自体がおかしいと思う。

どうも、中古品がこの法律の対象になるという解釈は数カ月前に経済産業省内でなされたようで、
周知が行き届いていなかったのも経済産業省のミスらしく、

最近ようやく大手マスメディア(朝日新聞、読売新聞)も報道をしたようだが、
理不尽な法律を非難するといった声はどうも弱いようだ。

これでバンドマンやオーディオファンがあこがれていた価値あるヴィンテージものを手に入れる夢は消え去ったのか。
私が持っていた外国製のヴィンテージのシンセサイザーは、5、6年前に全て中古楽器買取店に売ってしまったが、
金に困った時に売ろうと思って、まだ持っているフェンダーのツインリヴァーブは、もう売れないということになる。

物を大事に使おうというリサイクルや中古品に対して悪影響を与えるのは明らかだし、
何かおかしいような気がする。




【追記】

個人的にいらなくなったので売るというのはいいということだが、そのへんはあいまいないいかたで、
数量が多くなると個人的に売ったとしても商売とみなされるらしい。

なお、違反した場合の罰則としては100万円以下の罰金、又は1年以下の懲役となる(電気用品安全法五十七条)。
大企業による悪質重大な違反などの場合、最高1億円の罰金が科される場合があるという。





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Last updated  March 2, 2006 08:56:53 AM
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