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April 15, 2006
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類

Maiden Voyage / Herbie Hancock


1965年3月17日:録音
Blue Note

Herbie Hancock :piano
Freddie Hubbard :trumpet 
George Coleman :tenor sax
Ron Carter :bass
Anthony Williams(Tony Williams) :drums

[収録曲]

1.Maiden Voyage(処女航海)

3.Little One
4.Survival Of The Fittest
5.Dolphin Dance




これは、ハービー・ハンコックの代表的なアルバムであるとともに、ジャズ史上に残る名盤とされているもので、
1965年3月17日の録音で、ブルーノートからリリースされました。

このアルバムは、ハービー・ハンコックが、マイルス・バンド加入2年目に録音されたもので、
1960年代のジャズの主流となっていったモード・ジャズを代表する作品になりました 。

このアルバムのタイトル「メイドゥン・ヴォイージ(Maiden Voyage)」は「処女航海」ということで、
国内盤のアルバム名は『処女航海』になっています。
このテーマに挙げられる、冒頭に収められたタイトル曲「処女航海(Maiden Voyage)」は、彼の代表曲になりました。

この曲を筆頭に、全ての曲はハンコックのオリジナルで、いずれも新しい音楽に向けて船出をしていくというものです。

ハービー・ハンコックは、1963年から1968年の間のマイルス・バンドでの活動において、
「ウォーターメロン・マン」に代表されるジャズ・ロックの流れから、マイルスの影響を受け、モード・ジャズへと傾倒していきました。
「コード進行からの開放」をテーマにしたモード・ジャズは、奏者の表現を最大限に生かすことが出来るようになりました。
しかし逆を言うと、その演奏には、それなりの技量が要求されるわけで、

このアルバムの共演者は、
フレディー・ハバード(tp)、ジョージ・コールマン(sax)、 ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)という面々。
これは、ウェイン・ショーターがマイルス・バンドOBのジョージ・コールマンになった以外、
まさに当時のマイルス・デイヴィス・バンドのメンバーです。
要するに、マイルス・バンドとほぼ同じメンバーで、クインテットという同じ楽器編成でモード・ジャズが録音されています。
そういう意味で、このアルバムはマイルス・バンドのリーダーがハンコックになったものとして作られた音楽であり、
マイルスが生み出したスタイルを、ハンコックの解釈で推し進めたものだと考えられます。
そしてこのアルバムは、マイルスがいかに才能のある人材を見出すことに長けていたかということを感じさせると同時に、
ハンコックを初め、このメンバーが、マイルス・バンドにどれだけ大きな貢献を果たしたかを証明しているものです。

その後、ハンコックの音楽はジャズの中では「新主流派(New Mainstream)」と呼ばれるスタイルを作ることになります。
それは、一言で言えば伝統的なジャズと前衛的なジャズを掛け合わせて作られた、
先進的なのに聴きやすいジャズのことを言います。
このアルバムはその新主流派の最先端となるアルバムで、
デリケートで美しいのに力強いパワーを持っているという素晴らしいもので、
確かに、ハンコックの才能が光る、ジャズ史上に残る記念碑的名盤と言えます。





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Last updated  April 15, 2006 11:29:23 AM
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