All The Things You Are

August 29, 2006
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
Dark Beauty


Dark Beauty / Kenny Drew


録音日:1974年5月21日、22日
録音場所:デンマーク、コペンハーゲン
レーベル:Steeple Chase

[personnel]

ケニー・ドリュー(p)
ニールス・ペデルセン(b)
アルバート・ヒース(ds)

[収録曲]

1.ラン・アウェイ Run Away

3.サマー・ナイト Summer Nights
4.オール・ブルース All Blues
5.イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー It Could Happen To You
6.ラヴ・レターズ Love Letters
7.シルク・ボッサ Silk Bossa
8.ブルース・イン Blues Inn




このアルバムは、1974年、デンマーク、コペンハーゲンでの録音。
ケニー・ドリューは1960年代初めにアメリカを離れ、フランスに渡り、
1964年からデンマークに住み、この地を活動の拠点にしていた。

1972年にデンマークに誕生したスティープル・チェイス・レコードが、

このときすでにドリューはベーシストのニールス・ペデルセンとコンビを組んで活動していたので、
スティープル・チェイスにおける1枚目のアルバムは、そのペデルセンと2人だけで1973年に録音された『デュオ』。
そして、ペデルセンとの関係は、ドリューが他界する1993年まで続くことになる。
すなわち、コペンハーゲンに移住後のドリューの音楽は、ペデルセンとのコラボレーションといえる。
ピアノ・トリオで演奏する場合は、ドラマーは常にゲスト的な立場になることが多いのだが、

1967年から1968年の一年間にわたってペデルセンと共にトリオを組み、
コペンハーゲンのジャズ・クラブ『モンマルトル・ジャズハウス』に出演していた関係で、
ドリュー自身は、「最高のトリオ」と自負していたという。
しかし、その後ヒースはアメリカに帰国し、ドラマーはメンバー・チェンジを余儀なくされる。
したがって、このアルバムは、そのヒースとの再開セッションということになり、
ドリューの演奏は、まさにはじけるようなものになっている。

ケニー・ドリューは、1950年代にはリヴァーサイドなどから名盤を何枚か出したり、
多くのジャズ・アーティストのレコーディングに参加するものの、
アメリカのジャズシーンでは、あまり目だった評価をされない存在だった。
要するに、ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソンのような際だった個性がないということらしい。
しかし、このアルバムを聴けばわかるが、革新的でなかったからアメリカのジャズシーンに受け入れられなかっただけで、
彼のリリカルで繊細なピアノは、ほんとうに華麗で美しい。

このアルバムのケニー・ドリュー・トリオは、ビル・エヴァンス・トリオのインタープレイ的な、三位一体となった演奏で、
ジャズ・ピアノ・トリオの醍醐味を堪能することができる名盤といえるものだ。

しかし、こんな名盤が廃盤になっているとは、なんとも悲しい。





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Last updated  August 29, 2006 11:52:37 PM
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