All The Things You Are

September 30, 2006
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テーマ: Jazz(2023)
カテゴリ: カテゴリ未分類
You've Got It Bad Girl


You've Got It Bad Girl / Quincy Jones


オリジナル盤発売日:1973年4月
A&M

[収録曲]

1.サマー・イン・ザ・シティ  Summer In The City
2.アイズ・オブ・ラヴ Eyes Of Love
3.アレサ・フランクリン~ロバータ・フラックに捧ぐ Tribute To A.F.
(A)デイドリーミング Daydreaming
(B)愛は面影の中に First Time Ever I Saw Your Face
4.ゲッタウェイ Love Theme From The Getaway

6.迷信 Superstition
7.マンテカ Manteca
8.「サンフォードとサン」のテーマ Sanford And Son Theme
9.チャンプ・チェンジ Chump Change

(2、4)Toots Thielemans(harmonica,guitar)
(8)Tom Morgan(harmonica)




これは、クインシー・ジョーンズのA&Mでの4枚目のアルバムで、アメリカでは1973年4月にリリースされました。

5曲目のタイトル曲「バッド・ガール」と、6曲目の「迷信」は、スティーヴィー・ワンダーの曲を取り上げています。
この2曲のオリジナルは、ズティーヴィーのアルバム『トーキング・ブック』からシングル・カットされたもので、
「迷信」が1972年12月に全米チャートの1位になりました。


7曲目の「マンテカ」は、トランペットの巨人、ディジー・ガレスピーの代表曲で、
クインシーにとっては今までのビッグ・バンド・スタイルの発展型で、胸のすくような切れのいい仕上がりは、
トップ・アレンジャーの本領を発揮したものです。

一方、1曲目の「サマー・イン・ザ・シティ」は、
もともとは1960年代のトップ・ヴォーカル・グループのラヴィン・スプーンフルのヒット曲で、

「曲を上品にまとめて、黒人街の夏の雰囲気を盛り込みたかった」と語っています。
クインシーの「サマー・イン・ザ・シティ」は、
1973年度のグラミー賞で最優秀インストゥルメンタル・アレンジ(編曲)賞を受賞しました。
エディ・ルイスのオルガンとヴァレリー・シンプソンのヴォーカルをフィーチャーしたこの曲は、
リズム&ブルース・スタイルのメロウな仕上がりで、
今までのビッグ・バンド・スタイルの「マンテカ」とは全く違ったアレンジになっています。

3曲目の「デイドリーミング」とメドレーの形で収録されている「愛は面影の中に」のオリジナルは、
前回、1972年度のグラミー賞でロバータ・フラックが最優秀レコード賞を、
作者のイヴァン・マッコイが「最優秀ソング賞」を、それぞれ受賞した曲です。
また、ロバータ・フラックはダニー・ハザウェイとのデュエット・シングル「恋人は何処に」で、
最優秀ポップ・デュオ&コーラス賞も受賞しており、
この時期、スティーヴィー・ワンダーなどの当時若手の、
いわゆるニュー・ソウルと呼ばれるブラック・ニュージックの新しいサウンドの流れが目立ってきました。
このアルバムは、そういったブラック・ミューシックに対するクインシーの敏感な反応が現れきていて、
彼の音楽の新しい方向性を示しているものと言えるでしょう。

また、クインシーは早くから、当時はまだあまり一般的ではなかったシンセサイザーを取り入れており、
このアルバムではシンセサイザーが随所に効果的に使われていて、
クインシーの素晴らしい世界の重要な部分を担っていると言えるでしょう。

1981年のクインシーの来日の際に、クインシーは「このアルバムはあまり好きではない」と言っていたようで、
そのためか、このアルバムは廃盤状態で、現在は手に入らないのが残念です。





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Last updated  October 1, 2006 12:36:50 PM
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