楽しい育児

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夜間の授乳について。




  赤ちゃんが母乳を欲しがる体内時計のリズムは、昼間でも夜中でも変わりません。
  ママは眠くて大変ですが、無理に夜中の授乳をやめようとしたり、
  夜長く寝てもらうためにミルクを足したりすると、赤ちゃんの体内時計を狂わせることになり、
  昼間のご機嫌が悪くなったり、月齢が大きくなってから夜泣きが起ったりしてくるそうです。
  また、赤ちゃんが1日に飲む母乳の量はその子によってだいたい決まっているそうで、
  昼間の授乳を無理やり時間をあけると、夜によくおっぱいを欲しがるようになったり、
  夜の授乳をしないでいると、昼間に何度もおっぱいを欲しがるようになったりもするようです。
  夜の授乳の回数は、最低でも2回、時間的には夜11時と、夜中2~3時頃が良いようです。

  ミルクで育っている赤ちゃんは低い月齢からぐっすり眠る子が多いようですが、
  これはミルクの腹持ちがよいため、体内時計を無視して眠ってしまうからだそうです。
  そんな赤ちゃんは月齢が大きくなってから「夜泣き」という形で夜中に起きるようになってしまったり、
  必要以上に眠ってしまうことで、母乳で育つ子に比べて脳へ刺激が少なくなったりするようです。

  一時期、朝まで眠るようになっていた赤ちゃんの夜の授乳が復活する場合があります。
  でもこれは、狂っていた体内リズムが元に戻ったと思うと良いようです。
  夜間の授乳は「夜泣き」とは違います。
  月齢が大きくなると昼間にたくさんの刺激を受けて夜の授乳が復活するということもあるのですが、
  夜間の授乳は「赤ちゃんの精神を安定させる」働きもあるそうですので、
  泣いて起きたら、迷わずおっぱいをあげてください。

  それに、夜11時~朝5時の間は、母乳を作り出すホルモンの分泌が昼間の1.5倍以上になるそうです。
  この時間にしっかり授乳することで母乳の量も安定し、質も保てることになります。
  寝ている赤ちゃんを起こすなんてと躊躇される方もおられるかと思いますが、
  本当は赤ちゃんは夜起きるのが普通で、リズムを無視して眠るということは、何か原因があるはずです。
  離乳食を食べさせすぎていないか、ママの食事がおろそかになっていないか、
  寝る前に、無理やりミルクを足していないかなど注意してみて、しばらく様子を見てみてください。

  反対に、夜何度も起きて、ママもイライラ睡眠不足という場合は、
  赤ちゃんが授乳以外でよく泣いてしまう原因を見つける必要があります。
  詳しくは、「夜泣き・寝ぐずり対処法」をご覧下さい。


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