野球少年



あたしは一緒に追いかけた。

まいにちまいにち汗流してたきみは

泥だらけ。

まいにち同じ野球帽に

焼けるとこまで焼いた肌。

その匂いも

その腕も

あたしは君らしい君がとても好きで

誇りだった。

夏休みに入っても休みなんて一日も無くて

映画とか遊園地とかいけなくて

ただあたしはフェンス越しにきみを遠くから見てた。

ボールが遠くまで飛んでくのを見て

まるであたしの想い見たいって笑った。

君は野球少年。

ぜんぶがすきだった。

あの夏の最後

追いかけた夢は儚くも終わったけれど

また追いかけだして

今もとまらない。

青い空はやっぱり今も君のためにあると思う。

また季節がやってきて

せみの鳴き声や太陽のひかりが

あたしに思い出させた。

きみの汗の匂い

きみの肌の色

ボールがはじく音

全部がすきで夢中だった

あたしの青春

きみの夢


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