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2005年12月17日
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カテゴリ: 宮部みゆき作品
ひろさん、atomさん、こんばんは、やまももです。

ひろさん は、私のブログに昨日寄せてくださったコメントのタイトルを「宮部は雅(みやび)?」としておられましたね。普通は「雅」の反対語は「俗」ですよね。しかし、これまで「市井もので、庶民の強さとか善良さとかすばらしさを書いてきた」庶民派の宮部みゆきは、「俗」に徹することで作品に「雅(みやび)」な雰囲気を生み出している作家なのかもしれませんね。

 それから、ひろさんは『読むのが怖い! 2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド』を持っておられ、その中の北上次郎と大森望の宮部みゆきについての対談も読んでおられたんですね。ところで、コメント文中の「私のブログで宮部さんの七福神入りをかけた作品を『ブレイブ・ストーリー』にするか時代物にするか迷っているところです」という箇所の文意が最初よく分かりませんでした。

 ひろさんがブログで、七福神参りと関連させた宮部みゆきの作品として最も代表的なものを挙げる場合、『ブレイブ・ストーリー』がいいのか、それとも他の時代物作品がいいのか、そのことについて迷っておられるのかと最初は思いましたよ。しかし、どう考えても『ブレイブ・ストーリー』と七福神とは関係がなさそうです。そうしますと、ひろさんがこれまで宮部みゆきの小説を6作品まで読んで来ておられ、つぎの第7番目の宮部作品を『ブレイブ・ストーリー』にするか時代物にするか迷っておられるということなんでしょうか。うーん、いろんな意味で難しい問題ですね……。

atomさん 、私がのトラックバックでお送りした文章に対し、とてもご丁寧なお返事をこのブログのコメント欄に寄せていただき、心から感謝いたします。

 atomさんはご自身のブログで 『孤宿の人』の書評 を書いておられ、この作品について「切ないし物悲しいけれど、不思議と清涼な読後感。 /時代小説というくくりだけでなく、すばらしい物語でした」と高く評価しておられましたね。

 そんなatomさんが拙文をご覧下さって、宮部みゆきには「江戸物を書いたという蓄積があったからこそ、『孤宿の人』での底辺の人々の描写があったのかと、改めて思いました。やはり宮部は事件ではなく人を描く作家なのですね」と書いてくださってますね。「名もなく毎日懸命に働いてお足を稼ぐ庶民」たちが、自藩存続のためには手段を選ばぬ権力によって理不尽な犠牲を強いられ、翻弄され、挫折していく悲しい姿に強く心を打たれますね。







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最終更新日  2005年12月18日 07時44分59秒
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