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労災の記録(手術二回目)


病名 右中指壊死
中指断端形成→第二関節より上部切断
母指・示指 →デブリードマン

局部麻酔にて行うが途中より全身麻酔に切り替えて行われた。
植皮の可能性は残っている。
今後必要になること、リハビリによる利き手交換。
中指へは、義手を用いる、若しくは足趾移植の選択。
手術説明のときや、手術直前まではかんらかんらと笑っていられたが、恥ずかしいことに、手術台に上ったとたんパニックに陥った。
やっぱり、腐っていても私の指は指なのだから・・・。
「取って欲しくない!!」という気持ちでいっぱいになり、抑えていた何かが溢れ出してきた。止め処もなく涙が流れ・・・。
局部のために麻酔を片腕にかけてもらったのだが、緊張のせいか効いていない。(苦笑)
何度となく麻酔を打ったが神経が敏感になっているせいか効かない。
「痛い!」と思うのだ。多分「痛い!=いやだ!切らないで!」という心境が働いて結果痛く感じたのだろう。
主治医の先生に本当にご迷惑をおかけしてしまった。(苦笑)
途中から麻酔科の先生を急遽呼んで全身麻酔に切り替えたのだから。
手術後も、しばらく直接自分の指を見ることはなく、取ったことにあまり実感がなかった。きっと、手や足を事故などで切断された方も同じような感覚に陥るのだろう。
私の場合は、少し切断しただけなので、爪はもう全く残っていないのだが、なぜか、いつかニョキッと生えて伸びてくるんではないか・・・というような気持ちになる。
今でも。
退院してから、パソコンやいろいろな日常生活をしていくごとに、指が無いんだという事を確認せざる終えなくなっていた。
骨折した為しばらく固定していた関節もあまり動かず、棒が付いているような感じだった。
事故前に思っていた「余裕があったらまた楽器で演奏したい」というひとつの目標は、ある意味リハビリの効果もあったのかもしれない。
昔習ったピアノを弾いてみる。
やはり指は足りないと曲にならない。(苦笑)
これからはなんとか一曲演奏できるようになりたい。
クラリネットもしばらくは無理。(T-T ))(( T-T)
治癒したら、義手を加工すれば演奏できるのかなぁ・・・。
短くなった人差し指や親指は、なにかつければ演奏できるようになるのだろうか・・・。
このころから、どんどん自分が落ちていく気がした。
周りに取り残されているような・・・。
そんな矢先である。
社長からいろいろ言われるようになったのは。

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