“機械音痴とパソコンオタク”


主人公の名は、御柳 萩(ミヤナギ シュウ)。
華武高校の1年生、野球部マネージャー。


何で、何でこーゆー時に限って、あいつはいないんだーっっ!?
あいつと言うのは、私の双子の兄、御柳 芭唐の事だ。
双子だが2卵生なので顔はまったく違い、性格もあそこまでひねくれてはいない。(ヒデッ)
何でこんな時に限って野球部先輩(屑桐、久芳)と遊びに行く!?
イジメか!!イジメなのか!?
カワイイ、カワイイ妹に対して・・・
突然だが、私は機械音痴だ。
そして、今日は、我が家に新しいパソコンが来る日なのだ。
前のパソコンはと言うと、見事に私が壊してしまったのだ。
初めの方は大丈夫だろうとパソコンをやっていたらなにやら奇怪な音を出し始め、画面には、意味の分からぬ文字がたくさん出てきた。
唖然としながらパソコンを見ていると、後ろからイヤミたっぷりの声がした。
「あ~あ、またやっちまったな。これで何台目だよ。お前馬鹿だろ、馬鹿。」
おもしろそうに言ったので、流石にムカッときて、言い返してやった。
「誰が馬鹿だ!!アンタなんか名前からして馬鹿じゃないっ!馬鹿ら!!」
その言葉を言い終わると同時に、私の顔の横にニュッっと2本の手が出てきて、次に瞬間、思いっきり頬をつねられた。
「イハイ、イハイ!!ファカ、ふぁから!!(痛い、痛い!!馬鹿、馬鹿ら!!)」
意味の分からぬ言葉でそう言うと、さらにきつくつねってきやがった。
「馬鹿らなんて事言うのはこの口か~?」
横に伸ばすなっ!痛いだろうにっっ!いくら私のほっぺたがよく伸びるからって・・・
「謝れ。」
「ふぁれがあやふぁるかっ。(誰が謝るかっ。)」
そう言うと、また更にきつくつねりやがった。
「ふぉめんなさひ~。ほう、ひひません~。(ごめんなさい~。もう、言いません~。)」
「分かれば、良し。」
「ブー。」
芭唐のせいで赤くなった頬をさすりながら言った。
あいつはイヤミたっぷりで笑ってきた。
クソー。機械音痴のバカヤロー。
そして、今にいたる。
どうしよう、どうしよう。
つけたいのは山々だが、買ったばかりのものを壊してしまうのはどうかと思うし。
そんな事をしたら、いくらあの親たちでも、怒るだろう。
それに、芭唐にまたなんか言われるであろう。
どうする、御柳 萩!?
解決法ではなく、こんな時に限って遊びに行った芭唐への復習を思いついた。
すぐさま、やっと使えるようになったケイタイ3台目を手にし、芭唐へ呪いのメールを5通ぐらい送ってやった。
解決法は思いつかない。
その頃、御柳兄はと言うと・・・
「御柳~、変な音がするング。」 (華武皆様の言葉は分かりませんvv)
そう言って、華武高校 ショートレギュラー 久芳 白春が御柳のかばんを指した。
「この音は、萩のだな。」
そう言って、ゴジラのテーマソングの音がする自分のケイタイを出し、メール受信のところを見た。
「うげ、5通も呪いのメールが。」
「お前の妹は、やはりとんでもない奴だな。」
無愛想な声で、華武高校 エースピッチャー 屑桐 無涯が言った。
もちろん、御柳 萩は、部活でも破天荒な事をよくする。
兄妹喧嘩はいつもの事だ。
「そういえば、何故、今日は録がいないのだ?」
すると、芭唐がニンマリと笑って、こう言った。
「そんなの面白い事があるからに決まってるじゃないっスか。ねぇ、白春先輩。」
「何の事だ?」
白春は分かっているようです。
さて、その頃、御柳妹はというと・・・
困り果てておりました。
それから、ちょうどいい人物はいないかと、ケイタイのアドレス帳を探ってみると、入れた覚えの無い人物の名が数名分。
屑桐 無涯
久芳 白春
朱牡丹 録
何故に野球部先輩共の名前が!?
そう思った瞬間、憎ったらしい顔が萩の脳内を横切った。
また、あいつか!?
あいつは一体何がしたい!?
妹イジメを楽しむのか!?
まぁ、あいつのおかげで一番丁度いい人物が浮かび上がったのだが。
そして、萩は、朱牡丹 録に電話をしはじめた。
先輩に軽軽しくも電話するのもどうかと思うが、録先輩は許してくれるだろうとか思いつつ、失敗したら芭唐のせいにしてやろうと言うこんたんがあったのだ。
まぁ、失敗する理由も無いのだが。
電話には、コール1回という速さで出た、録である。
『もしもしっ、萩ちゃんっ(^O^)』 (管理人は顔文字と言う物を理解できていないので)
「よく私だって分かりましたね。録先輩。」
いまいちケイタイを理解できてない女である。
『新ちゃんが電話してくるなんて珍し気じゃん(@_@)どうしたの?』
「いや~、なんと言いますか、芭唐にしてやれれて困ってるので、先輩にお力をかりれないものかと思いまして。」
『う~ん(-_-メ)よく分からな気だけど、一応行くね(^o^)丿』
「はい。では、よろしくお願いします。」
これなのだ。芭唐の言っていた面白い事とは。
何気にハッピールンルンな、朱牡丹 録である。
彼の感情ぐらい分かるであろう。
御柳 萩に好意を抱いている事ぐらい。

さて、この続きはまた今度・・・


~・~・~・~・~コメント~・~・~・~・~

華武難しい。
顔文字分からん。
アンビリーバボーでピンチだ。
これを強制終了させたのはめんどくさくなったのではない。
断じて違うぞ。
皆様。
続きはちゃんと作成してます。

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