†ジィちゃんと空†

嫌な事があった時、俺は空を見ている。

見ていると、嫌な事が少し忘れていられるから…


俺がまだ幼い頃に、大好きだったジィちゃんが亡くなった。

悲しかった。声が嗄れるまで泣いた。泣きに泣きまくった。

何で…ジィちゃんが…俺の側から離れて逝っちゃうの…?

お母さんに言った。お母さんは泣きながら

『ジィちゃん…空から見ていてくれるよ』っと…

俺は聞いた瞬間、空を見上げた。

何処までも蒼くて、綺麗だった。ジィちゃんはあそこに居るのか…

俺は泣きながら空を見た。涙で視界がぼやける…



俺は嫌な事があったら空を見つめている。

ジィちゃん…俺の事、見捨てないでね…



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