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2003年12月09日
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ちょっと前に読んだことがあって、そのときにすごく好きだった本なので、今読んだらどうかなと思って読みました。
 僕と元子と樹彦との関係は、刺激的な関係だったんだといまさらながら思いました。映画監督になった僕にそういう普通じゃない関係の人がいて、ある種芸術家は変人なほうがいいのか、変人でないと成功しないのかと改めて思いました。
 最後に、僕自身はずっと元子の引力に引かれステージの傍観者になって後ろをついてきただけと思っていましたが、ある日第三者から君自身も十分主役を張れる男だと言われます。
なんだか、その一文がとても心に残りました。死を持って散った元子もすごい人生だったけれども、残って映画を完成させた僕。どちらが、すごいかなんてわからないけれども心に残りました。
 筆者は、誰にでも忘れられない人がいるということで書いた本のようでした。





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最終更新日  2003年12月13日 18時14分56秒
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