『背徳の掟』 ジューダス・プリースト 「Defenders of the Faith」Judas Priest(84) たとえ生ける屍になろうと、最後の最後まで戦い続ける
結成以来、ひたすらに大英帝国の様式美を追及し、守り続けてきたジューダス・プリーストの信念の超大作
A面 1.フリーホイール・バーニング 2.ジョウブレイカー- Jawbreaker 3.鋼鉄の魂- Rock Hard Ride Free 4.死の番人- The Sentinel B面 1.誘惑の牙- Love Bites 2.イート・ミー・アライヴ- Eat Me Alive 叛旗の下に- Some Heads Are Gonna Roll 4.夜が来たりて- Night Comes Down 5.ヘヴィ・デューティ- Heavy Duty 神への誓い- Defenders of the Faith 今年3月にリリースした6年ぶりの新作アルバム「インヴィンシブル・シールド(Invincible Shield)」を引っ提げて、今月上旬に来日公演を行ったジューダス・プリースト(Judas Priest)。 前回、6年前にアルバムをリリースした際の全国ツアーに続き、今回も何故か岡山くんだりまで出向いてライヴを行ってくれたのだが、ひょっとして岡山に親戚でもいるのかしらん?←おらんて!
そんなジューダスの結成は何と1969年だそうな。英国・バーミンガムで結成され、イミディエイト(Immediate)なるレーベルと3枚のアルバムのレコーディング契約を結ぶもアルバム録音前にレーベルは倒産、バンドも70年4月に解散してしまったという。 その年の10月、かつてジューダスのギタリストのオーディションを受けて落選したK・K・ダウニング(K. K. Downing)と同級生のベーシストであるイアン・ヒル(Ian Hill)、ドラマーのジョン・エリス(John Ellis)からなるフレイト(Freight)というバンドがヴォーカル不在でリハーサルしていたのを見つけた元ジューダスの創設者でヴォーカリストのアル・アトキンス(Al Atkins)がフレイトに加入。アルの提案でフレイトはアルの解散したバンドの名前を引き継いだ。しかしアルは73年に妻子を養うために貧乏バンドを脱退(ジョンはとっくに脱退済)。後任のヴォーカリストとして加入したのが、イアンのGFの兄で後に “メタル・ゴッド(Metal God)”と称されるようになるロブ・ハルフォード(Rob Halford)であった。
84年リリースの9thアルバム「背徳の掟(Defenders of the Faith)」の頃のメンバーはvoのロブ、gのKK、bのイアン・ヒルと、74年に加入したgのグレン・ティプトン(Glenn Tipton)、79年加入のdr・デイヴ・ホーランド(Dave Holland)の5人。 ジューダスを知ったのは83年に米国・カリフォルニア州サンバーナーディーノで開催されたUS Festivalに出演したシーンをTVで見たのが最初で、ステージにハーレーで登場したロブ は印象的だったが、その時に演奏した “You've Got Another Thing Comin'” の方は正直、あまり良いとも思わなかった。 あれから40年の時を経て、今回これを書くにあたりジューダスのフルアルバムを初めて聴いてみた。…あれっ!? めっちゃいいやん。ライヴではロブの高音が苦手ですらあったのだが、このアルバムでは全然気にならないし、メタル・ゴッドの称号も頷ける。KKとグレンのツインギターも冴えまくってる!嗚呼、これこそが80年代のヘヴィメタルだわ。