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俺がまだ大学院生だった頃、修論準備には何の役にも立たないにも拘わらず行政論の講義に出てた(俺は経済なんです)んだけど、T教授の思い出について書きたくなった。
まじめで良い人だった――大学教授なんて喰えない奴原が多いのにね、で、T教授は戦後の「所得倍増論」だの、通産省と経済企画庁の暗闘だの、まるで「官僚たちの夏」みたいなことを現実に照らし合わせて解説してくれたものだった。
で、その頃からマスコミ使ったキャンペーンは当たり前の手管であった訳だから、今さらどうこう言うのもなんだけど、反小沢やIMF報告が喧伝されるさ中、T教授の言葉を思い出した、というワケ。
T教授は云ってたな、彼の父は東京帝大の行政論の権威で(自慢するわけじゃないけど、と彼は恐縮しつつ語ったものだ)、本気で行政改革をやりたいと直接教えを請いに来た政治家は、たった二人だったと。
二人とも若く、共に将来を嘱望された自民党の政治家、橋本龍太郎と小沢一郎だった、と。
俺は、小沢の全国を300程度の自治体にまとめちまえという考えには異論があるんだけど、少なくとも理念は持っていた、それだけは評価すべきかな、と思う。
ころころ意見を変えたり、官邸に引きこもったり、敗戦の弁に言い訳タラタラで責任回避、どうあっても、やっと手にした総理の椅子にしがみつきたいアホ菅に、どんな理念があるのだろう?