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2004年10月17日
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ある研修会での質問に応えて・・・。



研修の中盤で受講くださっていた方々に、質問やご意見などがあればと促しました。

「何かご質問はありますか?」

すると、会場から手が上がり、

「色々と参考になるお話を伺いましたが、どれも業種や規模が異なる事例であまり参考になりませんでした。もっと私の業種で同規模での事例をお願いします。」

よく、聞くようなコメントです。


このようなコメントをなさった方は恐らく真面目でコツコツと商売に取り組んでこられたであろうことは、その見かけ・印象でほぼわかります。

しかし、私からのお応えはそのような事情には関係なく、大変厳しいことを申しました。


「そんなことを言っているから、伸びないのです!」



(ま、どこでもよくあることですが・・・)


(つづけて以下のようなコメントを・・・)
同業の同規模の人に求めて、あなたは何を得るつもりですか?ハッキリ言いまして、大した収穫は望めませんよ。

だって、そうでしょ。
同業で同規模の企業は大体同じような悩みをもっています。それを脱却できたならば、いつまでもそのレベルにとどまっているはずがありません。
人のことも、お金のことも、設備のことも、ノウハウのことも、大差はありません。

「人が来なくて困っています・・・」
「うちもそうなんです・・・」

あるいは
「メーカーからの厳しい締め付けで辛いですわ」
「うちもそうです。何とかなりませんでしょうかねえ。」


あるいはまた
「100万円ほど、何とか都合付けてもらえませんでしょうか」
「んーー。何とかお力になりたいんですが、うちも厳しいもので・・。」

まあ、どこへ行きましても大体同じようなことが耳に飛び込んできます。


せっかく学ぶならば、異業種であるとか、同業種でも規模が異なるところ、あるいはあなたと意識レベルの異なる方に学ぶことのほうがとても刺激的(当然!)で、得るものも多いはずです。


世の中には「類友の法則」というのがあります。
「類は友を呼ぶ」、「類は類を呼ぶ」というのを聞いた頃があるでしょう。それですよ。

子供から大人まで、皆共通です。

ガキ大将はガキ大将仲間で遊びます。
昆虫採集が好きな子はそんな子供たちと遊びます。
野球が好きな子は野球少年同士。
中学に入って、体育館の裏でタバコを吸う子はそんな仲間とやります。
不良は不良同士、スポーツマンはスポーツマン同士、勉強の好きな子はそんな仲間と勉強で競い合う。
大人になっても不良から脱皮できないのは、ヤクザになって徒党を組む。

社長の友達には社長が多い。
サラリーマンは友達もサラリーマンが多い。

裕福な人は友達も裕福。
貧乏な人は友達も貧乏が多い。

だから、
「金貸してくれ」
と言われても
「俺もないのや」
といった具合。

さらには、世に言うところの成功者にはやはり成功者の友人が多い。

と言うことは、人生を変えたければどんな人と付き合うかは大きなポイントなのです。
ありたい将来像に繋がる人々・企業とお付き合いを広げていくことが重要です。

一番くだらんのは、無闇ヤタラと異業種交流とか何とか言って、名刺をばら撒いては自分もたくさん貰ってきて、人脈が増えたなどと喜んでいる人たち。
数ばっかり名刺を集めても何にもならんよ。
友達の数の多さを自慢するのも同じようなものだ。

問題は、どんな友達がいるか。
どんな人と付き合っているか。
そして、自分自身がどんな人間か。
(んー。これは私自身が反省の機会を持たねばと改めて気付きました・・・)


あまり打算的になってはいけないが、自分の人生・仕事の将来を真剣に考えるならば、将来自分がなりたいイメージやビジョンがつながる人や企業と付き合うことだ。
ま、あまりそんなことを考えていなくても、不思議と「類は友を呼ぶ」ようだが。


話がかなりずれてしまったが、大体このようなコメントをしたのです。

以前にも驚くようなことがありました。

富山の薬売りで有名な「置き薬」の企業でのことですが、ご存知のように各家庭や企業に薬箱を置いてもらって、2,3ヶ月後に使用分の料金をもらって、薬を補充してまわるというあのビジネスです。

薬を補充して回る人を一応(と言っては怒られてしまいますが)営業マンと呼んでおられますが、そのオフィスは驚くほど営業らしくありません。

事務系の仕事をするための、まさに”事務所”という感じです。

そこへ、生命保険会社の”普通”の光景であるグラフを紹介しました。そう、保険の外交の人たちの名前と実績を書き並べたお決まりのグラフです。
重要月(拡販月、増販月、キャンペーンなど色々と言われていますが)には目盛りをわざと大きくしてグラフを作ります。

目標値が普段の4-5倍なのでそのままでも大きくグラフは伸びるのですが、その伸び方をもっと激しく演出するためでしょうね。目盛りを小さくするのではなく、大きく取るのです。

で、当然、すぐにグラフ用紙をはみ出してしまいます。
そこへ紙を継ぎ足して天井まではすぐに届きます。さらに紙を継ぎ足して天井をずーっと伸び続け、反対側の壁に突き当たるとそのまま下に下がってドンドングラフは伸び続け、やがて今度は床にぶつかります。その後、そのグラフは床を這いながら元のグラフの位置までやってきて(つまりぐるっと一周したということですね)、また上に伸ばしていく・・・。

すごぃ人は、この調子で部屋の壁をグラフの帯が縦に2周半くらいまわる人がおられます。

ま、このグラフを見ているだけでもキャンペーンのムードはイヤでも高まってきます。



このような光景は置き薬の世界では存在しないものでした。
まったくの異文化といったところで、とても新鮮でした。
そこで、さっそくこのやり方(というほどのことでもないが)を導入すると・・・・・、この置き薬の会社では営業マンの”営業マンらしさ”がどんどん高まり、健全な競争ムードも熱を帯び、自ずと全社的に数字も上がってきたのです。(実は急成長です)

生命保険に限らず、自動車、住宅などこのようなことは当たり前にされている業界は多いのですが、こと置き薬の世界ではまったく別世界の、まさに”新しい風”であったのです。

これを、仮に同業で同規模の他社に研究の矛先を向けても、このようなヒラメキはまず出ないでしょうね。

それが、異業種の営業でのまったく平凡な光景でも、このようにしてとても新鮮で効果性の高いことがらが、探せばいくらでもあるのですね。

そのほかにも、書ききれないほど事例はいくらでもあります。

ま、経営講座ではありませんのでもう、この辺にしておきます。


要は、企業経営であれ、個人が成功を目指すのであれ、同レベルの人たちがたくさん集まってもあまり収穫はないということです。


駄目押しで言うならば、売れない営業マンばかりを集めて意見交換をさせても、売れる営業マンにはならないのです。

新入社員ばかり集めて経営についての議論をさせても会社の経営はできないのです。

だから、議員の処遇・規定を議員が話し合っても、良いものができるはずがないのだ!(あ、これはカンケイないか・・・)



森羅万象これみなわが師


・・・なるほど。吉川英治先生はすごぃ。





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最終更新日  2004年11月02日 10時23分50秒
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