やさか風の里(風の里からのひとりごと）

妹への思い

「未来」皆さんは考えた事がありますか。
　私は今まで本気で考えた事はありません。先の見えない恐怖。
自分はどうなっているのか。もしかしたら、もうこの世にいないかも知れない。いろんな事を考えるとマイナスに考えてしまう私がいる。そんな経験はありませんか？
　私は最近思います。私の未来ではなく、妹の未来は？ひとりで生きていく事になったら。自分の身の回りの事もなかなか出来ない子を、一体誰が見てくれるのだろうか？
　そういう日がいつか必ず来るはずです。その為には、多くの人に「妹｣を知ってもらう必要があります。母の行動は、それが目的でもあります。
　障害を持った子の親は、自分が死んだらこの子は一体誰が見てくれるんだろうという不安があります。親だけではありません。私だって人事ではないのです。｢今｣はいいです。父や母がいるから・・・。
　もし、｢両親が死んだら。」妹はどうなるんだろう？私は･･･。私はどうするのだろう？妹を。すごく不安です。親がいなくなった時、本当に「妹と一緒に暮らす」と言えるのか。妹と居て私のしたい事は出来るのだろうか？・・・と。
　でも、妹を施設には入れたくありません。私と同じものを見て欲しい、今までのように、たくさんの人と関わり合いながら過ごしてほしいと思う自分が居ます。いいえ、本当は「いつか私は、妹から離れていくのではないか」と思います。それを思うと恐いのです。そう思っている私が居るという事が、とても嫌です。
　今まで妹を｢特別｣とは思っていなくても、無意識に思っている私が居ます。だから、こんな事を思ってしまうのだと思います。きれい事でしょうか？妹を特別だと思う自分が許せないと思うのは。
　必ず通る道です。その時、私はどうするのか？私もわかりません。でも、どちらを選んでも後悔をしない様に。そして、妹にとっても良い結果であるように･･･。☆そして、何より自分に正直でいたい。

（高３　女性)

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