250410
Anna Karenina (アンナ・カレーニナ) @ TOHO シネマズ日劇 Keira Knightley, Jude Law, Aaron Taylor-Johnson, Alicia Vikander
(映画でありながら演劇の劇場空間を意識的に持ち込んでいて、これがまた観る者の演劇体験脳を活性化させる、心憎い演出だ。女神のようなキーラ・ナイトレイさん。すばらしい女優だ。アンナの夫、アレクセイ・カレーニンをジュード・ローが渋く演じていた。)
250406 MET ライブビューイング2012-2013
Richard Wagner: Parsifal
(パルシファル) @ 東劇 指揮: Daniele Gatti 演出: Francois Girard 出演: Jonas Kaufman, Rene Pape, Peter Mattei, Katarina Dalayman
(緩慢な動きのステージだったが血の海の第2幕は圧巻。ワーグナー音楽の集大成というのも納得。最高峰が何たるかを語れるよう、一見の価値はあった。上映時間5時間+休憩2回。平成25年3月2日公演。)
250327
Herb & Dorothy 50x50 (ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの)@ 新宿ピカデリー 監督・プロデューサー: 佐々木芽生 (めぐみ)
出演: Herbert & Dorothy Vogel (ジャパン・プレミアに岡田忠明さんからのご招待で。アフタートークは、ドロシーさんご本人と、佐々木芽生監督、映画評論家の LiLiCo さん。)
241227
Les Miserables (レ・ミゼラブル)@ TOHO シネマズ日劇 Hugh Jackman, Russel Crowe, Anne Hathaway, Amanda Seyfried, Eddie Redmayne, Helena Bonham Carter,
Samantha Barks , Aaron Tveit
(リアルで想像力の先をゆく映像が百出するなか、サマンサ・バークスさんのエポニーヌは観るものに想像力の翼を拡げさせてくれた。だから感動した。)
250309
自由市場の終焉 ― 国家資本主義とどう戦うか (日本経済新聞出版社、平成23年刊) Ian Bremmer 著、有賀裕子 訳
(原題 The End of the Free Market: Who Wins the War Between States and Corporations? 結論は、自由市場主義は国家資本主義に打ち勝つが、国家資本主義も数十年はしぶとく存続するというもの。各国経済、とくに中国経済の分析が簡潔にして周到。国家資本主義は、本質的に国家間が利害対立するため、「陣営」化しないところが我々にとっては救いのようだ。)
250302 [新編]不穏の書、断章 (平凡社ライブラリー、平成25年刊) Fernando Pessoa 著、澤田 直 (なお)
訳 (怪著にして快著なり。ペソアは、ポルトガルの寺山修司といふべし。)
250228
宙 (そら)
の地図 〔下〕 (ハヤカワ文庫、平成24年刊) Felix J. Palma 著、宮崎真紀 訳
(異星人の支配する世界は絶望的に悲惨だ。H.G. ウェルズが時間移動能者として俄然活躍する。幾度もスイッチバックする巧みな構成技。小説が何をどこまでやれるかを試しつつ、人物の内面を書き込む小説の基本には忠実だ。おみごと。)
250312
The Elements of Style [Fourth Edition] (Longman Publishers、平成11年刊) William Strunk Jr. 著、E.B. White 増補
(英語文章道の要諦。Strunk の書いた原著は昭和10年出版。当時から名著の呼び声高く、今も大学生必携書という。熟読玩味するつもり。丸善丸の内本店で購入。)
250203
Helmut Newton: V.I.P. Very Important Portraits (イタリア ミラノ Photology、平成4年刊)
(Helmut Newton さんの写真集を持っているのだけど、判型がデカすぎてお蔵入りになっている。これはハンディサイズ。清澄白河の古本屋で購入。)
250107
Chile: Still a paradise; Todavia un paraiso (Origo Ediciones、平成24年刊)
(チリのサンティアゴに赴任した社の後輩の衣川雅彦さんからいただいた。チリ中・南部は欧州風景とさして変わりないが、北部はふしぎな中東の趣きで別世界。極度な乾燥地帯だからという。英・西対訳本。語学好きのわたしに、うれしいギフトだった。)
CD:
<平成241101 以降に購入>
250124
Alpaerts: James Ensor Suite ・ Meulemans: Plinius' Fontein ・ D'Hoedt: Chroniques breves de la vie bourgeoise. (KOCH International 平成8年)
(James Ensor といっても、こちらはアンソールの美術作品に触発された別作曲家による組曲。Alexander Rahbari 指揮で、平成7年録音。)
250117
James Ensor: La Gamme d'amour ― 愛の調べ ― アンソール・ピアノ曲集 (Alfa Records, Inc. 平成3年)
(6月の朗読劇イベントでアンソールのピアノ曲も使わせていただこうと思い、ネットで見つけたレアな CD で、アンソールの全ピアノ曲を収録。前田志津さんが編曲し、平成2年6月11日に世田谷美術館で演奏・録音したもの。世田谷美術館への尊崇の気持ちも高まった。)
241130
Mikalojus Konstantinas Ciurlionis: Piano Works performed by Vytautas Landsbergis (Lithuanian National Philharmonic Society 平成21年)
(リトアニアの夭折の作曲家 Ciurlionis (1875-1911)
の作品は、ショパンを思わせる。ピアノ演奏は、ヨーロッパ議会の議員も務める、独立の志士にして藝術家の Landsbergis 氏。森岡書店で購入。)