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美術館・画廊メモ 10
平成23年5月22日~7月5日の美術日誌。日付の新しい順に記録してあります。
(画廊展はほぼ2件に1件の割合で、これはというもののみ記録しました。)
各項冒頭の6桁の数字は日付です
(例: 220108 = 平成22年1月8日)
。 展覧会名にリンクが張ってあるものは、ぼくのブログ本篇の関連記事へ飛びます。
このひとつ前の
平成23年4月2日~5月21日の美術日誌
は、
美術館・画廊メモ 9
にあります。
このひとつ後の
平成23年7月6日~8月29日の美術日誌
は、
美術館・画廊メモ 11
にあります。
230705
所志帆 展 scene @ Exhibition Space Ecru + HM
(銀座一丁目)
(几帳面で涼やかなガラス成形は、段階のちがう幾つものガラス層をねじったり溶着したりの高度な技。)
230705
北村さゆり展 「波紋」 @ ギャラリーアートもりもと
(銀座三丁目)
(テーマ作品は、小倉遊亀の 「浴女
その一
」 を思い出させる。金箔も使いつつ涼やか。小品は、荒布に石膏を部分的に塗り、そこに椿花を描いたものも。昭和35年生まれ、多摩美日本画 院修了。)
230705
NEO CHIPS Exhibition 2011 豊かさの定義 @ ギャラリー枝香庵
(えこうあん)
(銀座三丁目)
(7人展。加藤修さんの巨大なチェス飛車のオブジェ。東健一さんは、千葉県立美術館に学藝員の職を得て、美術館に清新な風を吹き込むべく頑張っているそうだ。)
230704
三好貴子展 my favorite things XV ―空の記憶― @ 銀座煉瓦画廊
(銀座四丁目)
(ベルリンやリューベックの旅の水彩スケッチに切手を貼って発送した葉書のうつくしいこと。多作の水彩画師というべし。)
230704
神崎泰志展
好きこそものの上手なれ…神崎泰志の木彫の世界
@ 靖山画廊
(銀座五丁目)
(新たな発想を次々に繰り出して、ひとつの木塊からモノを彫り出す。発想が原点だから、モノにはストーリーが宿っている。期待の鬼才。ところで、きょうの画廊の係の女性は、ほんとにきれいでした。世にも美しい猫のような。)
230704
清水智裕 魅惑のリゾートプラン @ ギャラリー坂巻
(京橋二丁目)
(丸顔少女のイラスト油画ですが、和の筆致もまじえ、飄々と幻視に突入する思い切りがみごと。昭和52年岩手県生まれ、いちどメーカー勤務してから、東京藝大油画卒。)
230704 humanite lab vol.42
谷口 歩 展 @ ギャルリー東京ユマニテ
(京橋二丁目)
(多摩美油画卒ですが、白く細いワイヤで もこもこと形態を編んでゆく。遊びの要素を入れたら、いいね。)
230704
IMPACT 2011 @ ギャルリー東京ユマニテ
(京橋二丁目)
(6人展。富田菜摘さん、今回は金属組上げの鹿3頭。高木真希人さん、独自のコミックスキャラでイラスト油画。鎌田あや さん、付け睫毛の饗宴。藤川沙樹さん、オイルスティックで女性をドローイング、ぼくの好きな作風。)
230702
ex-chamber museum presents:鶴 友那|鶴井美和|佐藤明日香|山本久美子|上野紗代 @ Gallery MoMo Roppongi
(六本木六丁目)
(幕内政治さんが客員企画。あれ? 新しいギャラリストがいらっしゃる……と思ったのは、幕内さんだったんですね。
鶴友那
(つる・ゆな)
さんは昭和62年広島生まれ、佐賀大 院在学中。オフィーリアのような繊細な女性を幻想写実。澄んだ女性を、いつか描いてもらおうと思います。
鶴井美和さんは昭和60年生まれ。ふた昔前はやりの絵具塗ったくりとイラストが、コラージュを作っているのが新感覚。
上野紗代さんの「ちびおたふく」シリーズ、愉快愉快。
かくして六本木の6つの画廊を巡り、Roppongi Art Amanogawa 2011 のスタンプラリーを無事終えて、本多厚二さんの版画小品を記念品としていただいたのであります。)
230702
Blossom, Blossom! 高橋ほづみ・山田梨恵展 @ Gallery Lara Tokyo
(西麻布一丁目)
(高橋さんのビロードの植物モビールと、東京造形大在学の山田さんの彩りさわやかな油画の取り合わせ。)
230702
馬場恵以実 Amy Baba 展 @ ANOTHER FUNCTION
(六本木七丁目)
(ちいさな幻想ドローイングと鏡文字の馬場作品は、銀座フォレストミニで前に拝見しました。多摩美で院に進学し、作品も着実に進化していて、うれしかった。卒展作品と林檎の彩色画に気力の充実あり。)
230702
イ・キ・テ・イ・ル! 本多厚二作品展 @ 六本木605版画倶楽部
(六本木七丁目)
(Oギャラリーでの絵本展でこのかたの絵葉書を買ったことがある。今回はオブジェとドローイング展。心と時間に余裕があったら、目のかわいいオブジェを1点選びたかったけど。会場でも作品を描き続ける、勤勉な作家。)
230702
樋口愛子展 ―身体と呪術- @ Shonandai MY Gallery
(六本木七丁目)
(このひとには、タロットカードのデザインをさせてみたいね。イラスト美術界のアイドルになってね。)
230702
田端麻子展 ―一寸法師― @ Shonandai MY Gallery
(六本木七丁目)
(一見 造作なさげに、くすんだ色を多用して乱れ描き。ムンクのように。よほど精進しなければ、この境地には達しない。中世絵巻のような2枚の一見大雑把な大作、見れてよかった。)
230702
薦田梓
(こもだ・あずさ)
個展 「all living things ― 生キトシ生ケルモノ―」 @ ギャラリー・トリニティ
(赤坂九丁目)
(ぼくの美人の従姉の若いときに似た作家。ウミユリから見た海といのちの きらめきを描いた。)
230630
安住小百合 日本画展 @ 柴田悦子画廊
(銀座一丁目)
(きりりとした女性を描いた 「虹」。知人のモト京劇女優の中国人を思い出した。)
230630
古典佛画の深遠 大源麻友
(だいげん・まゆ)
/山本真由美/倉田麻美 @ 木之庄企畫 + Gallery 156
(銀座一丁目)
(いい企画展を見せてくれた木之庄企畫さんは経営難で賃料の安いところをこれから探して移るのだという。最終日に訪問して、戸田沙也加さんのドローイングを受け取った。3人展は、20代の女性佛画師の作品。大源麻友さんの作品は、前にアートスペース羅針盤でも見た。)
230629
スタジオ アルクール パリとフレンチシネマ @ Chanel Nexus Hall
(銀座三丁目)
(いっしょに心中したくなるほど魅惑的なポートレート写真の数々。)
230629
dopodomani 展 vol. 4 @ 銀座井上画廊
(銀座三丁目)
(20代から30代前半の、武蔵美油絵出身の13人。やっぱり、ひとり1作ずつでは物足りない。)
230628
伊東敏光展 @ ギャラリーなつか
(銀座五丁目)
(過去のファイルを拝見すると、ひとつのスタイルを高水準で完成させては、別のスタイルに取り組んで、何人分もの藝術人生を疾走している。今回は、木材や石材を組んで地形を彫り込み彩色し、それが人物像にも昇華しているというシンボリックな作品群で、ぞくぞくさせられた。昭和34年千葉県生まれ、東京藝大彫刻 院修了。いまは広島市立大藝術学部教授。)
230628
蔡國華 展 @ ギャラリー・しらみず美術
(銀座五丁目)
(スキャンティ姿で立ち、乱れ髪にてのひらを入れる女の肘に打たれてしまった。このパステル画の前で長くたたずんだ。)
230627
埋葬 早川有紀版画展 @ Gallery b. TOKYO
(京橋三丁目)
(柔らかみのある顔とキレのあるフォルムと対比あざやかな色づかい。昭和63年三重県生まれ、筑波大版画 院在学中。)
230626
Transformation 三尾
(みお)
あすか & 三尾あづち 双子の姉妹展 2011 @ neutron tokyo
(南青山二丁目)
(art_icle 誌の表紙を三尾姉妹自身の写真で飾ったのは、neutron 代表の石橋圭吾さんが推したかららしい。1階に展示されていた "Photosynthesis(光合成)" を購入(kvindek kvin mil enoj)。妹の あづち さんが陽冥陰陽両方のキャラを描き、姉の あすか さんが包容力のある色彩で包む。neutron tokyo 3階の壁のペインティングは今日までだった。最終日。この画廊、来たいと思いながら今回が初めて。もとはデザイナーが自宅+アトリエにしていたそうだ。いつまでもいたくなる最高の藝術スペース。)
230624 三菱一号館美術館コレクション<I>
もてなす悦び展 ― ジャポニスムのうつわで愉しむお茶会 @ 三菱一号館美術館
(丸の内二丁目)
(予想を上回る充実ぶり。欧米でつくられたジャポニスムのガラス器・陶器・銀食器が中心。企画名をわたしなら 「濃厚なる日本 ― 欧米の器を駆け抜けたジャポニスム」 とするところだ。しょぼい懐石料理かと思って来たら豪勢なステーキ膳だった、みたいな。)
230624
Naive Art XIX Part 1 大石麻央・國川裕美・石井沙苗・鶴田敦子 @ Pepper's Gallery
(銀座七丁目)
(國川裕美さんのナマケモノとバクの擬人木彫、味がありました。昭和63年東京生まれ、武蔵美中退後、いま東京藝大3年生。同い歳の石井沙苗さんの、木とガラスのオブジェも彫りくち・色あいが新鮮。多摩美工藝卒。)
230624
中田真央
(なかだ・まお)
展 @ ガレリアグラフィカ
(銀座六丁目)
(少女と蛸の 「月見」 はグロさがなくて、少女がひたすら美しい。売約済でなかったら、買うかどうか相当悩んだはず。19万円だったけどね。昭和56年静岡生まれ、多摩美 院修了。)
230624
角谷沙奈美
(かくたに・さなみ)
展 @ 銀座ギャラリー女子美
(銀座四丁目)
(くっきりした色輪郭の 「タカラヅカ」。ファイルには手すさびの新聞写真似顔絵筆描き。昭和57年青森県生まれ、女子美洋画 院修了。)
230623
長谷川 大
(だい)
展 @ 銀座スルガ台画廊
(銀座六丁目)
(シナベニヤ製パネルに彫るわ塗るわの屏風仕立て。暗めの部屋に唐突に飾ってみたいね。彫り絵は拓本だって取れるよ。昭和57年神奈川県生まれ、多摩美日本画卒。スルガ台画廊は、はじめて来ました。)
230623
吉野辰海展 @ Gallery-58
(銀座四丁目)
(象と犬の二面をもつ「象少女」の立体8体、ドローイング5作。昭和15年宮城県生まれ、武蔵美油絵出身のベテラン。はじめて来た画廊です。)
230622
ノブ・ホサナ展 夕やみの迫るころ @ Y's ARTS
(銀座一丁目)
(奥野ビルの銀座フォレストの一つ奥、508号室は、いつも立ち入り禁止の展示スペースになっていますが、今回はここでふつうの展示。はじめての入室です。祖父の書斎をイメージしたというインテリア。女性を幻視したテンペラ画の絵葉書も買いました。)
230621
中島敦子展 @ 靖山画廊
(銀座五丁目)
(乾漆作品を中心に、漆の多様な可能性を追究した器の数々。作家が懇切に説明をしてくれて、欅材の漆カップ 「にほひやか」 を購入 (dek du mil enoj)。東京藝大油画修了のかたです。)
230621 生誕120年記念
長谷川 潔 展 ―知られざる油絵を中心として― @ 永井画廊
(銀座四丁目)
(銅版画の名作品群で著名な長谷川潔の油絵十数点。入門書に模範作として載りそうな絵で、ぼくの好みではなかった…。やはり長谷川潔さんは銅版画につきると思った。)
230620 第3回グラフィック 「1_WALL」 グランプリ受賞者個展
榊原美土里展 愛とバカ LOVE & BAKA @ ガーディアン・ガーデン
(銀座六丁目)
(ふと、みんなオバカで皆いい、とつぶやく。おやじキャラをふくむイラストアート。ドローイングは、手描きをスキャンして取り込み PC 上で彩色するそうで、うちの娘と同じですね。昭和60年十勝生まれ、多摩美グラフィックデザイン卒。活躍しそうだね。)
230620
小林裕児 ・ Rita Yanny 展 @ ギャラリー・しらみず美術
(銀座五丁目)
(心に沁みた。とかくコラージュ技法に振り回される作家も多いなか、ふたりの作品はコラージュをおしゃれの増幅のための家来として使いこなしている。ミニ図録もいただき、深謝です。小林さんは昭和23年生まれ、東京藝大油画 院修了。Rita Yanny さんは昭和41年米 Milwaukee 生まれ。おふたりの2人展は、今回3回目。)
230620
高橋りく展 <九頭龍の宇宙> @ Gallery Q
(銀座一丁目)
(盲人も触ることでアート作品のイメージを体感できる砂絵技法。白はつるつる、黒はごつごつ、その間の色は段階的に明度に応じて粒の粗さを変える 「マリアのスナエ」。)
230620
野澤琴美個展 watashinokamisama @ Gallery b. TOKYO
(京橋三丁目)
(脱力系ポップ。きらきら眼の漫画キャラを朦朧調+ショッキングピンクのあしらいで。想像より、よかった。)
230620
三井美幸
(みゆき)
展 ―Black Party― @ INAX ギャラリー
(京橋三丁目)
(超オシャレなお化け屋敷のインスタレーション、かな。コラージュ構成の感覚もどろどろしてなくて、INAX の明るいスペースに合ってる、かも。いや、やっぱり暗い部屋がよかったかなぁ。)
230620
軽部武宏展 “霧の棲家” @ スパンアートギャラリー
(銀座二丁目)
(こわい絵本ふうのアート。幽霊シリーズ、子供シリーズ。)
230618
森と藝術
私たちの中にひそむ森の記憶をたどってみよう
@ 東京都庭園美術館
(白金台五丁目)
(期待を大幅に上回る、名品をみごとに編集した一級の美術展。)
230617
不滅のシンボル 鳳凰と獅子 @ サントリー美術館
(銀座六丁目)
(期待を上回る面白さ。伊藤若冲の六曲一双 「樹花鳥獣図屏風」 は桝目描
(ますめがき)
という手法で、まるで1センチ角のタイルでモザイク画にしたみたい。葛飾北斎85歳の肉筆一幅 「鐘馗騎獅図」、竹内栖鳳の四曲一隻 「大獅子図」 など。)
230617
My duo 展 ―写真― 木内美羽
(きうち・みう)
森下大輔 @ Shonandai MY Gallery
(六本木七丁目)
(こちらに、しばらくご無沙汰してしまって…。「泉さんにぜひ見てほしい個展があったのに!」 「あぁ、ひとつ気になってたのがあったんです」 「これでしょう!」 「それです」。
5月21~28日の 「前澤妙子展 ―tensara-basara 未来少年少女―」 の作品をひとつ、見せていただきました。幻想画でも、デリケートなキャラがいて、色がさわやかで、見飽きないもの。オーナーの山本さんは、ぼくの好みがわかっているようです。)
230617
山村龍太郎毅望
(たけもち)
―草海― @ 四季彩舎
(京橋二丁目)
(群生する植物と群がる蟲がひとつの塊となって。昭和51年熊本県生まれ、東京藝大油画修了。)
230617
岡山伸也展 @ ギャラリー坂巻
(京橋二丁目)
(SFX 映画の一光景のような。“A pot mound” は、大きな穴いっぱいに壺を埋める村人。鹿がいて、木のかげからのぞく人がいて…。ストーリーを聞きたいな。昭和57年生まれ、東海大で物理を学びかけるも、創形美術学校を経てパリ留学。)
230616
花鳥の美 ―珠玉の日本・東洋美術― @ 出光美術館
(丸の内三丁目)
(雪舟のおおらかな屏風や、デザインの世界の産物である鳳凰を写実様式に引きなおした不思議な霊鳥の姿など。)
230615
第13回 銅夢版画展 @ 地球堂ギャラリー
(銀座八丁目)
(63人の銅版画サークル展。銅版画は好きなので、毎年来たいです。この画廊は、はじめて来ました。)
230615
城景都展 @ ヴァニラ画廊
(銀座六丁目)
(植物の葉脈や茎の伸びなどのデザインを人物デッサンに取り入れて、緻密に描く。昭和21年、刈谷市でインド系韓国人の父の三男として生まれる。)
230614
松尾高弘インタラクティブアート展 @ ポーラ ミュージアム アネックス
(銀座一丁目)
(いや~、とっても楽しかった。White Rain は、部屋じゅうに垂らした線を下る、LED の光の雨粒とその音楽。ひとが近づくと、雨粒の光が強まりひときわ美しい。Aquatic Colors は、部屋に垂らした半透明幕スクリーンと背後の壁に映る海月
(くらげ)
たちの饗宴。スクリーンに近づくと海月たちが、わっと生まれて集まってくれるんですね。普遍藝術!)
230613
「美しさのあるところ」 戸田沙也加個展 @ Gallery 156 + 木之庄企畫
(銀座一丁目)
(狼とたくさんの女の子たち。髪型がすこしずつちがうけど同んなじ表情で、人形のようにざっざっざって来る感じ。シェル美術賞展入選作には、覚えがありました。構成で冒険をして細部まで緻密に描くスタイルに多摩美のひとかと思えば、女子美のひとでした。え!? と驚いたら、「女子美のなかではなかなか評価されなくって、それでどんどんソトに出て行こうと思って」 と。微笑がとってもかわいい、応援したい作家です。ドローイングを1枚購入: "The really necessary one"(Dek mil enoj).)
230613
古山浩一展 @ Oギャラリー
(銀座一丁目)
(人物をたくさん入れたポップな絵は、ぼく好み。でも、空間を埋め尽くす流麗な横文字は、すべて意味のないハナモゲラ語なんですねぇ。う~ん、ぼくは文字に常に意味を求めるほうでね。作家の古山さんがいらっしゃいましたが、やたら元気なひとで、署名をもらいそびれた。)
230611
青山 悟 展
「藝術家は人生において6本の薔薇を真剣につくらねばならない」
@ ミズマ・アートギャラリー
(新宿区市谷田町)
(青山さんの、あの緻密な刺繍が闇にも輝き。そう、この世に立つ薔薇の刺繍作品6点だけを見に来たわけです。)
230611
今日の人物表現
佐藤美術館所蔵作品・寄託作品による
@ 佐藤美術館
(新宿区大京町)
(安彦文平
(あびこ・ふみひら)
さんの 「家庭菜園」 のド迫力。水の擬人表現の至高。この一作だけでも、来た甲斐あり。呉亜沙
(ご・あさ)
さんの兎シリーズが数点並ぶと、飽きることのない旅に引き込まれる。小木曽 誠
(おぎそ・まこと)
さんは、リアリズム描写に支えられた幻視体験をくれる。)
230609 画集刊行記念
ニコル・ボッテ展 @ 日動画廊
(銀座五丁目)
(日本画に通じるものを感じながら、ボッテさんの静物画を巡った。昭和17年、仏ポントワーズ生まれの女性で、琳派や北斎、水墨画も研究し、昭和51年以来13回目の日本での個展。)
230609
大久保美里展 @ ガレリア・グラフィカ bis
(銀座六丁目)
(幻想、とってもいい色が出てる。ベニヤによるウォータレス リトグラフ(油性木版)。昭和58年栃木県生まれ、多摩美 版画修了。)
230608
ジパング展 ―31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン― @ 日本橋高島屋8階ホール
(見どころたっぷり。池田 学さんの 「ブッダ」
(平成12年作品)
に細かく描き込まれた遊び心と10分くらい対話した。山口 晃さんの 「山乃愚痴明抄」
(平成7年作品)
。O Jun さんの 「ハネルコ」、山本太郎さんの現代風俗屏風 「花下遊楽図」。)
230608
平林幸壽
(ゆきひさ)
"Contemporary/Buddhism/Art" @ unseal contemporary
(日本橋堀留町一丁目)
(僧名・宥壽
(ゆうじゅ)
。真言宗豊山派大珠院
(葛飾区)
の住職でもある作家のスピリチュアル・ポップ。昭和51年生まれ、多摩美油画。)
230608
中村友紀個展 光のための物語 @ 木之庄企畫+Gallery 156
(銀座一丁目)
(水にふやけて輝く支那の花茶など美しく描けてますが、水晶の絵は硬質感が出せませんでしたね。西洋人形のようにきれいな作家です。昭和59年生まれ、多摩美油画 院修了。)
230608
渺渺展 @ 東京銀座画廊・美術館8階会場
(銀座二丁目)
(日本画の若手作家29名の高レベルのグループ展。金子絵理さん、清見佳奈子さん、棚町宜弘さん、三浦 弘さん、森 美樹さんの作品に注目しました。)
230606
あかるい 鬱 展 @ Bunkamura Gallery
(道玄坂二丁目)
(ピカソが書きそうな、キレのある 「鬱」 の文字を入れた絵画、オブジェ、そして映像作品など。60人以上のアーティストを動員しての、なんとも思い切った企画は、東本三郎さんのプロデュース。)
230606
少年時間 山中 現 新作展 @ 不忍画廊
(八重洲一丁目)
(おだやかな油彩とコラグラフなど。昭和29年福島県生まれ、東京藝大油画卒。)
230606
Nippon 現代アート外伝 @ 日本橋高島屋6階美術画廊
(「ジパング展」 予告篇的10人展。ぼくの好きな近藤聡乃さんの略歴を見てたら、平20~21は文化庁研修生で NY へ行き、翌22はポーラ財団研修員として NY に引続き。ハッピーですね。ますますの活躍を期待!)
230606
妖怪奇譚 金子富之
(とみゆき)
展 @ 日本橋高島屋6階美術画廊X
(作品より制作ノートが面白かったです。高級落書き帳。インドや中国にも取材旅行するなど、旺盛。昭和53年埼玉県生まれ、東北藝工大日本画 院修了後、山形で制作。)
230604
後藤友香
(ゆか)
Planet Sounds @ Hiromart Gallery Tokyo
(文京区関口一丁目)
(いわゆる 「へたうま」 よりはるか格上の、軽やかにさまようポップ。ささっと描いているように見えて、じつはディテールもしっかりしているから、心を捉えるんでしょう。「ふたりの“ジキル&ハイド”」 とぼくが勝手に名づけた絵にかなり惹かれました。買わなかったけど未練。)
230604
後藤友香
(ゆか)
Planet Sounds @ Hiromart Gallery Tokyo
(文京区関口一丁目)
(いわゆる 「へたうま」 よりはるか格上の、軽やかにさまようポップ。ささっと描いているように見えて、じつはディテールもしっかりしているから、心を捉えるんでしょう。「ふたりの“ジキル&ハイド”」 とぼくが勝手に名づけた絵にかなり惹かれました。買わなかったけど未練。)
230604
万華鏡 田村愼一展 ブリューゲルの家たち @ えすぱすミラボオ
(神楽坂六丁目)
(ミラボオさんは、はじめて。ブリューゲルの版画から起こした中世の伽藍に万華鏡を嵌め込んで楽しむ趣向。)
230604
レンブラント 光の探求・闇の誘惑 @ 国立西洋美術館
(土曜午後4時にして、入場まで25分待ち。和紙が高級画材として使われている。日蘭交流ここにあり。)
230603
番町コレクション展 @ 番町画廊
(銀座六丁目)
(池田満寿夫作品に加え、面白かったのが傍嶋飛龍
(そばじま・ひりゅう)
さんのカラフルな描き込み画。清原啓子さんのエッチング 「久生十蘭に捧ぐ」 も謎めき。)
230603
第4回メルヴェイユ展 @ ギャラリー銀座アルトン
(銀座七丁目)
(アルトンさんも今回が初めて。リアリズムの女性画です。要チェックの画廊ですね。)
230603
3人展 大島真由美・狩野宏明・山内隆 @ ギャラリー広田美術
(銀座七丁目)
(広田美術さんも今回が初めて。
大島真由美さん、在住先のアメリカの光を。昭和51年栃木県生まれ、東京藝大 日本画修了。
狩野宏明さん、物、物、物を緻密にイタリアから。昭和58年山形県生まれ、筑波大修了、フィレンツェ留学中。
山内隆さん、造形化した顔のドローイング連作+木彫 が面白い。昭和43年岐阜県生まれ、東京藝大 油画修了。)
230603
西谷拓磨
(にしや・たくま)
個展 Love & Life @ ギャラリー真玄堂
(銀座八丁目)
(イラスト風の動物画など。動きがないのに躍動感たっぷり。)
230603
The 春画 @ 秋華洞
(銀座六丁目)
(春画浮世絵も手が届くことが分かりました。大河ドラマ 「江
(ごう)
」 にも指南本としての春画が一瞬出てきたように、社会的にマジな需要があったため、画家も出版元も力を入れていたそうです。江戸の春本も多々展示あり、手にとって見てよいようでしたが、今回はご遠慮。)
230603
北川麻衣子展 徒花
(あだばな)
の咲く @ 泰明画廊
(銀座七丁目)
(以前、三越特選展でボールペン画を見せてもらった作家。今回は、黒いデルマトグラフ
(油性色鉛筆)
で漆黒の大作も。モノクロの魅力が再認識される時代なのかも。)
230603
ジャンセン秀作展 @ ジャンセンギャラリー
(銀座六丁目)
(ジャンセンギャラリーさんも、今回初めて訪問。作品も初めて拝見するジャンセンさんは、1920年生まれのアルメニア人。「画廊の夜会」 の一環での訪問だったので、絵葉書を5枚もいただいた。感謝。)
230603
金丸悠児展 水の住人 @ ギャラリー・しらみず美術
(銀座五丁目)
(しらみず美術さんへは以前から来たかったのですが場所が分かりづらく、今回初めて訪問。金丸悠児さんはクラシックな現代画なので、てっきりベテランかと思っていたら若い人だった。)
230603
枝
(えだ)
史織 ―自然、人、不自然― @ Gallery Suchi
(日本橋茅場町二丁目)
(“枝史織”でグーグル検索すると、アートアワードトーキョー丸の内2010で見た彼女の作品を激賞したぼくのブログが出てくる。「舞台」 「ダム」 「競馬場」 「プール」 の4作品に再会。「舞台」 には4月に東郷青児美術館でも会ったから、3回目です。非現実空間が あたかもジオラマを見ているような二次的なリアルさで迫ってくる秘密も、今回見せてもらった。「舞台」 のもとになった紙製のジオラマ。
そして今回は、非現実空間の住人が働く工事現場を描いた小品も! 釘型の杭を打つ気迫の住人の 「現場」 を分けてもらいました (kvindek mil enoj)。)
230603
黒木雅彦油彩展 ―六月の扉― @ ギャラリー403
(銀座一丁目)
(猫、ひたすら、猫。)
230603
星野美智子新作版画展 記憶する薔薇II ― 遠い過去から @ ギャラリーゴトウ
(銀座一丁目)
(昭和9年生まれ77歳、東京藝大卒のベテラン。みずみずしい流れとかすれ、音楽の象徴。)
230603
杉山 邦
(くに)
展 @ 純画廊
(銀座一丁目)
(画廊ご推奨の作家で、5月初めに純画廊に行ったとき過去のDM葉書などもいただいてました。)
230602
フレッチャー・シブソープ展 @ The Obsession Gallery
(渋谷区猿楽町)
(Fletcher Sibthorp さんのフラメンコ舞踏画は以前 Bunkamura Gallery でも見せていただいた。今回、しずかなヌードもよかったですね。)
230602
藤堂良門
(とうどう・らもん)
7000 Basalt @ Art Point Gallery
(渋谷区猿楽町)
(積層ガラスを玄武岩に挟んだインスタレーションや、紙をそっくり積層ガラスに置き換えた擬似書籍オブジェ。今はデュッセルドルフで活躍しているが、昭和44年東京生まれ、愛媛県宇和島育ち、多摩美 院修了。ドローイングも楽しい。)
230602
木村了子
(りょうこ)
展 「楽園」 @ ミヅマ・アクション
(上目黒一丁目)
(じつにすなおに美男を描きまくってるわけです。腕のいい画人です。「男子楽園図屏風」 六曲一双、など。昭和46年京都府生まれ、東京藝大 院 壁画専攻修了。)
230602
パウル・クレー おわらないアトリエ @ 東京国立近代美術館
(クレー大ファンのぼくが楽しみにしていた展覧会。期待より、やや地味でしたかね。それを補うべく、クレーの作品制作過程の分析展示に踏み込んだ学藝員さんたちに乾杯!)
230601
宮澤克忠展 平成戯画 @ Gallery 美庵
(銀座八丁目)
(初めて来た画廊。「平成戯画」 連作は、くっきりした色づかいとユーモアが楽しい。昭和12年生まれ、帯広在住のベテラン。)
230601
Prologue VII シェル美術賞展2010入選者による4人展 @ Gallery Art Point
(銀座八丁目)
(すっと入っていける一方、あぁ いまの流行りね… という思いも。カラフルな上浦 舞さん・山田きくみさん、朦朧の内藤亜澄
(あずみ)
さん・中田拓法
(たくのり)
さん。)
230601
吉松陽子展 千回の夢 @ ガレリア・グラフィカ bis
(銀座六丁目)
(5月25日に 「五月廻廊」 で絵を拝見し、個展もぜひと思って参上。藤田嗣治作品を連想させる女性の絵を、いつか分けていただこうと思っている。吉松さん曰く、「五月廻廊」 は来客が極めて少なかった由。いい企画だったのにね。)
230531
長嶋五郎
(ゴンゴン)
展 「ヤッホー山脈」 @ リトルモア地下
(千駄ヶ谷三丁目)
(カラフルな三角山の油画と、ヤッホー姿のヒトの正面の水彩ドローイング。入場料300円でしたが、よろしいと思います。ゴンゴンは、作家の通称。)
230531
梁 煕
(りょう・き、Yang Hee)
展 @ Gallery Q
(銀座一丁目)
(若い女性の輪郭線をうつくしくくっきり描くひと。正統派の描きぶりでアブナいポーズ、そして品のある薄ものテキスタイルで絵を覆う。“Serenade” 去りがたし、胸がしめつけられそう。でも家には飾れないね。昭和57年ソウル生まれ、弘益大学院油画修了。)
230531
木村繁之展 @ Gallery Tsubaki
(京橋三丁目)
(静謐な女性立像。抽象化の一歩手前のところでたたずむ陶作品。)
230530
鈴木滋子展 ~絵画とオブジェ~ @ OギャラリーUP・S
(銀座一丁目)
(ガラス皿に描かれた、手すさびの抽象画のような無造作な模様。粉末ガラスを鋳こんでつくったオブジェ群。)
230530
須見祥子展 @ Oギャラリー
(銀座一丁目)
(昭和63年 多摩美卒、現在メキシコ在住の作家の色彩のおもちゃ箱。質問があれば何でも聞いてねと元気いっぱいの作家でした。)
230530
臼木英之+遠山伸吾= Art Unit HUST @ Gallery 銀座一丁目
(金属製の苗床を裏返しにして、並べた薬莢のように見せるのは、マルセル・デュシャンばりだね。金属を編んだ紐状のノイズキラーをほぐして花にみせ、そうして作った花薗が…。)
230530
酒巻洋一展 @ Galerie SOL
(銀座六丁目)
(「蜂の巣の少年」 はタイの僧形の少年のよう。薄く盛った石膏上の丁寧な作業を金箔で覆って華麗なレリーフにした、少年の着衣。「アシナガバチのために」 は大理石と蜜蝋でつくった蜂の巣オブジェ。昭和39年生まれ、東京藝大油画修了、ミラノ2年間留学。)
230530
聖徴 異形美展 @ ヴァニラ画廊
(銀座六丁目)
(12人展。フリークの絵とフィギュアやドール。入場料500円は、よいと思います。ただ、フリークものは ぼくの趣味ではなかったなぁ。)
230530
浦谷弘人展 @ 養清堂画廊
(銀座五丁目)
(水性木版、バレン刷り。夕焼け空の抽象風景。昭和33年横浜生まれ、多摩美 院修了。)
230530 独立展2012年第80回記念展協賛
関西独立4人展 @ あかね画廊
(銀座四丁目)
(独立美術協会所属の4人。巨大昆虫の野崎 廣さん。数層の壁面塗りに遊ぶ阪本 聡さん。大柄に身体部分を描くインパクトで見せる木村小百合さんと山崎知子さん。)
230530
堀尾貞治展 あたりまえのこと (目方とピソカ) @ ギャラリー枝香庵
(銀座三丁目)
(目方1キロの金属オブジェとプラン図。ピカソのパロディというべきか、ピカソだなってドローイング群。「ピカソではなくてヒソカニ、ピソカ」 だって。)
230529
ららぽーと東京 Office Art Exhibition @ ららぽーとマネージメント(株)会議室フロア
(日本橋浜町二丁目 浜町センタービル12階)
(Gallery Q のオーナー・上田雄三さんのキュレーションで、ららぽーと社の7つの会議室それぞれ異なる7人の若手女性アーティストの作品が。レセプション&アーティスト・トークのイベントに参加しました。会社の会議室なので、作品を存分に見ることができるのはイベントのこの日だけ。)
230529
山野千里展 @ 靖山画廊
(銀座五丁目)
(アルマジロや魚の背中に浴槽を据えて楽しそうに入浴する動物たちや原始人…。遊び心あふれる陶作品。大人気で、ほとんど完売の勢い。ところできょうは画廊のアシスタントのかたも、目がきれいで しっとりとお話される女性でした。)
230529
木村みな 「マイオリル」 @ 銀座ギャラリー女子美
(銀座四丁目)
(古代人が世界のかたちを睡蓮にたとえたなら、その睡蓮はたぶんこんな形。昭和59年生まれ、女子美 院 日本画修了。)
230527
華蝶月香 耽美画家・安蘭+写真家・雨宮里江 二人展 @ ヴァニラ画廊
(銀座六丁目)
(写真のモデルさんの目がきれいだなと思ったら、それが安蘭さんなんですって。絵葉書3枚購入。安蘭さんを撮った写真、安蘭作品 「静寂の中で時を待つ」 「陰間」。)
230527
文士の肖像 濱谷浩・林忠彦・田沼武能 写真展 @ ノエビア銀座本社ビルギャラリー
(銀座七丁目)
(それぞれに含蓄豊かな顔。ただし、大江健三郎と山崎豊子はダメだね。写真家じゃなくて、作家そのものがサ。)
230527
邪神宮 ~深~ The Deep @ スパンアートギャラリー
(銀座二丁目)
(児嶋 都さんキュレーションの15人展。魅惑のドールがいくつか。)
230526
嘉者熊
(かしゃくま)
勝彦 水彩画展 @ Gallery Art Point
(銀座八丁目)
(中国の農民画作家に雑然とした都会のひとりひとりを描かせたような。)
230526
加納明日香展 ―パノラマ/ちいさなせかい― @ シロタ画廊
(銀座七丁目)
(去年、画廊巡りを始めたころ加納さんの個展をシロタさんで見て、バク転コマ送り油画が印象深かった。今年はちょっとおとなしくなったような。ミニマルアートに向う小径に入り込んだかな。)
230526
あるべきようわ 三嶋りつ惠展 @ 資生堂ギャラリー
(銀座八丁目)
(透明色でヴェネツィアガラス作品をつくる唯一の作家という。平成元年にヴェネツィアにわたり、平成8年からムラーノ島のガラス工房で制作。遊べや、光れや。)
230526
佐藤晃一ポスター展 @ ギンザ・グラフィック・ギャラリー
(銀座七丁目)
(アナログ時代のポスターの印刷指定原稿の作例など、興味深し。色は塗らずに色見本で指定するだけ ―― ってことは、印刷されるまで存在しない作品というのがあったのね。)
230526
Angel Busca (アンヘル・ブスカ) 展 @ ギャルリーためなが
(銀座七丁目)
(昭和26年マドリード生まれのリアリズム作家。水面描写の技を生かした作品の数々。)
230526
山田正一郎展 @ 藍画廊
(銀座一丁目)
(今年2月に Galleria Grafica の個展で会った。宇宙空間の青い構造物を描いたような新作。チャレンジしつづける姿に共鳴。東北藝工大卒。)
230526
深谷昂弘 個展 “It is light” @ Gallery 156 + 木之庄企畫
(銀座一丁目)
(自動車の光ながれる夜景。ぞくりっ。東京造形大在学。)
230525
小屋哲雄展 ―古典抽象主義・14― @ Oギャラリー
(銀座一丁目)
(DM葉書の 「アトラスの家族」 は昭和10年代の抽象画の名品に見えたが、実物はじつに vivid な色彩。その右隣は、日本の城郭の古地図に忽然と朱色の方形の建物が記載されているような不思議な感覚をくれる。おカネがあったら、この2作まとめて買いたかった。)
230525
剱持耕平 陶ミニアチュール展 @ Ecru + HM
(銀座一丁目 奥野ビル4階)
(去年も箱入りの街を買った。今年は、走馬灯のように陶の街が廻る演出みごとな作品も。大人気で、ほとんどが売約済。「うさぎのギター弾き」 を購入。月と星が透かしで光る。Dek mil kvin cent enoj.)
230525
柳原麻衣 博士と ひかりむしの かくし部屋 @ Gallery 銀座フォレスト
(銀座一丁目)
(ちょっとシュールでかわいいガラス作品に満ちた部屋になりました。多摩美でガラス工藝を学んだひと。色ガラスでつくった虫の羽のコレクションと、ひかりむしのドローイングを、セットで買おうかとしばし悩む。)
230525
竹中香哉子
(かやこ)
展 ―mixing IV― @ Gallery Q
(銀座一丁目)
(大柄の菊などを。パズル遊びのズレ感覚を加えたのが新鮮かな。)
230525
五月廻廊 風薫り、花咲きみだれるアートのオアシス @ 銀座洋協ホール
(銀座六丁目)
(24の画廊の競宴。青木画廊・菅原 優さんの几帳面なシュールレアリスム作品 「錬金術師」 は、おカネがあれば即買したかった。高宮画廊・吉松陽子さんの女性画は、藤田嗣治に通じるところもあって注目。飯田画廊・岡 靖知さんの “Classic Mode” はモデルの顔立ちが笹本玲奈さんにそっくり。岡さんの絵を求める列に加えていただこうと心に決める。不忍画廊の 『斎藤真一作品集II 初期名作と瞽女・さすらい』 購入。)
230524
岡野 博 展 @ 柳画廊
(銀座五丁目)
(画廊の野呂好彦社長がもっとも推しておられる作家。今年は鳥の絵が多く、色調はブルー。雪中の馬の絵も。図録購入。野呂社長が、「五月廻廊」 のことをリマインドしてくださった。)
230522
ジョセフ・クーデルカ プラハ 1968 @ 東京都写真美術館 2階
(三田一丁目)
(ワルシャワ条約機構軍が古都プラハに侵攻した日の街の緊迫。つぎは 「北京 1989」 も企画してほしい。)
230522 平成23年度 コレクション展
こどもの情景 戦争とこどもたち @ 東京都写真美術館 3階
(三田一丁目)
(戦争という背景に照らされて見える、子供の生命力。日米開戦後の日系米人収容所でバトントワラーの練習をする3人の子供の写真が印象的。)
230522
第36回 2011 日本写真家協会(JPS)展 @ 東京都写真美術館 B1階
(三田一丁目)
(公募展。ひきつけます。授賞の基準がよくわからないけど。)
230522
国境を越えた画家たちの夢 展 @ 東京會舘ギャラリー
(丸の内三丁目)
(昭和33年上海生まれ東京在住の孫家珮さんの、洋画の光で見た蘇州水郷。昭和27年上海生まれオーストラリア在住の趙紅斌
(Hongbin Zhao で知られる)
さんの光あふれる子供の天使。昭和33年湖北省生まれ千葉在住の江屹さんの揺らめく岩彩画。)
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