出張 A Go!! Go!!　　～出張族酋長の備忘録～

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2005.06.12

何年も出張をしていると何かしらの自分の中で「決まり事」が出来ていたりします。

掟1：その土地でお金を落とすほどお金が落ちてくる

これは、出張の仕事先の地域で「夜の飲み食い」、「土産物・その他」にお金を使うと、商売も上手くいくことが多いといった感じです。金額を書き止めていた訳ではないので「実際の収支はどうなんだ？」と言われると多少困ることがあるのですが、感覚的には当たっていると思います。
ただ、商売が上手くいっている地域は何度も行くことになるので、最終的には個人的にもお金を使う回数が自然と多くなっているというのもあるかもしれません。また、気に入った地域やお客さんのところに行くために、いつのまにか言い訳として使われるようになった可能性も否定はできません。
それにしても、地方ではなるべく名物（食べ物、名所）に触れておくのは、出張族にとって貴重な経験財産の一つとなっていると信じていたいです。

【ケース1】
「へー、よく出張に行ってるって聞いてたけど高松行ってきたんだ～」（高松出身者A）
「そーなんだよ、最近は商売が続いててね。よく瓦町あたり泊まっているよ」（出張族その１：しかも彼が高松出身とは知らず）
「うどんとか食ったりした？（実は少しうどんのこだわりを話したい）」（高松出身者A）

「いや、、別に、、、。四国のどんべえは、関東と味が違うのかなーって（しかし、何でこいつの土産は竜馬のキーホルダーなんだ？）」（高松出身者A）

【ケース２】
「へー、よく出張に行ってるって聞いてたけど高松行ってきたんだ～」（高松出身者A）
「そーなんだよ、最近は商売が続いててね。よく瓦町あたり泊まっているよ」（出張族その１：しかも彼が高松出身とは知らず）
「うどんとか食ったりした？（実は少しうどんのこだわりを話したい）」（高松出身者A）
「食った食った『鶴丸』のうどん。ツルツルッとね。夜中までやってんのよ、しかもカレーうどん最高!!夜の店ひけてきた商売女とか、それのアフターみたいな年齢差激しいカップルがいたりね。俺なんか食ってるときに、これから上司との飲み会があってさ～って言い訳して出てきたキャバの女が入ってきてさ。そのキャバがまた、ローカル色強そうな店の名前のくせに出身者がほとんど東京。そう東京で2クールぐらい終わって流れてきたって感じ。しかも、、、、（うどん以外の話で続く、、）」
「へー。鶴丸ってうどん出すキャバのことだっけ？（しかし、何でこいつの土産は竜馬のキーホルダーなんだ？）」（高松出身者A）

この場合、当然ケース１よりケース２のほうが飲み会で楽しいヤツになります。
また、よく出張しているのに名物食ってなかったり、そこでは唯一の名所でしかもある意味全国区的に有名な場所に行ってない場合、「こいつ出張していても、ほんとに仕事だけだなぁ」とか「出張多いって言ってるけど、つまんなそうだな」と思われるのは出張族酋長の自尊心を傷つけてしまいます。
「あそこ行ってきたよ」、「じゃあ○○食べた？」、「（お前、その地域といったら○○ってイメージだけかよと思いながらも）食ったよ、とびきりおいしいわけじゃないけどね。まぁ東京で食うよりましだよね」。なんていう、ぺらっぺらっの話でも挨拶がてらいかがでしょうか。

「名物美味いもんなし」という言葉があります。どんな目的で誰が言い出したのか分かりませんが、それはとりあえず食った者だから言える言葉ですので、食べてもないのに使うのは注意しましょう。名物美味い物は一杯ありますので、自分なりの名物を探しましょう。

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