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2008.08.15
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カテゴリ: 雑記
今日は、詩をひとつ・・・


わたしが一番きれいだったとき


わたしが一番きれいだったとき

街々はがらがら崩れていって

とんでもないところから

青空なんかが見えたりした



わたしが一番きれいだったとき

まわりの人達が沢山死んだ



わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった



わたしが一番きれいだったとき

だれもやさしい贈物をささげてはくれなかった

男たちは挙手の礼しか知らなくて

きれいな眼差だけを残し発っていった



わたしが一番きれいだったとき

わたしの頭はからっぽで

わたしの心はかたくなで

手足ばかりが栗色に光った



わたしが一番きれいだったとき

わたしの国は戦争で負けた



ブラウスの腕をまくり卑屈な町をのし歩いた



わたしが一番きれいだったとき

ラジオからはジャズが溢れた

禁煙を破ったときのようにくらくらしながら

わたしは異国の甘い音楽をむさぼった





わたしはとてもふしあわせ

わたしはとてもとんちんかん

わたしはめっぽうさびしかった



だから決めた できれば長生きすることに

年とってから凄く美しい絵を描いた

フランスのルオー爺さんのように

ね 





これは、茨木のり子さんの詩です。
皆さんは どう感じましたか。












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最終更新日  2008.08.16 00:08:25
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