私と猫たちの9ヶ月間

私と猫たちの9ヶ月間

抗がん剤治療開始



いきなり入院。しかも、テレビでよく見る「無菌室」に入れられた。

ここ数日の間、驚きと落胆と急展開な出来事が続き、自分自身は

実感が湧かなかった。ただただ、不安な気持ちでいっぱいだった。


入院生活が始まり、ほぼ毎日採血。2・3日に一度の輸血。

決まった時間の食事やうがい、歯磨き、就寝起床。

感染症予防の為の、決まり事など‥ すべてが決まっている。


入院してすぐ、近親者とK先生と私で今後の治療方針を話し合った。

をして、点滴と飲み薬で抗がん剤治療がはじまった。

抗がん剤を投与して2週間目位から、脱毛が始まる。

髪の毛を触るたびに、髪の毛が抜けた。

日が立つにつれ、抗がん剤の副作用は強くなってきた。

抜け始めて2週間程で、ほぼ髪の毛は無くなった。

抜け毛と共に食欲がなくなり、吐き気が出るようになる。

手に軽くしびれが出始め、味覚もおかしくなる。

自分の体が、自分でも分からないくらいおかしかった。

K先生の話だと、血液の90%が癌化していたそうだ。

年齢的にも、体力的にも強い抗がん剤治療が受けられるということで

始まった。

抗がん剤で死滅した血液を増やす際に、投与した造血剤は全身の骨に激しい

痛みを起こすようになってきた。(※症状は個人差があります。)

骨がきしむ激しい痛み。

鎮痛剤なしでは、黙っていることも出来なかった。

不思議な事にこの痛み、朝日が昇りだす朝8~9時頃になると起こった。







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