総資産1億円への道(あらゆる技を駆使します!)

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ナンピン買いの極意




 ナンピン買いとは、言わずと知れていますが、
 下げてきた保有銘柄を買い増して、取得単価を下げることです。

 「難平買い」と書くことからも分かるとおり、
 難を平らにする、
 すなわち取得価格を下げることで、一株あたりの含み損を減らし、
 将来の売却利益の出るラインを下げることですよね。


 ナンピン買いは、あまり好ましいとは思っていませんが、
 やはりどうしてもしたいという方がいらっしゃると思います。

 なので、どんなタイミングですべきかを考えたいと思います。


 チャートを見ると、
 どんな株式でも値動きというのがあると思います。

 もしかしたら、出来高がなくて値動きが全くない、
 という株式があるかもしれませんが、
 そういう株式はそもそも含み損を抱えないわけですから、
 ナンピン買いする必要はないですよね。


 まず、100円である銘柄を1株買ったとします。
 そしてチャートを眺めた結果、過去の動きから
 仮に最安値から1.3倍の値動きはありそうだ、としましょう。

 1.90円に値下がった場合
  この90円が最安値となり、反転して1.3倍になった場合、
  117円まで株価が上がることになります。
  買った値段100円を超えるのでナンピン買いは不要です。


 2.80円に値下がった場合
  この80円が最安値となり、反転して1.3倍になった場合、
  104円まで株価が上がることになります。
  買った値段100円を超えるのでナンピン買いは不要です。

 3.70円に値下がった場合
  この70円が最安値となり、反転して1.3倍になった場合でも、
  91円にまでしか株価は上がりません。
  買った値段100円は超えないため、
  利益を出すためにはナンピン買いが必要です。

  同じ株数1を70円で買うと、
  85円が平均取得価格になります。

  先の理論計算だと、この後66円まで下げても
  反転し1.3倍になったら85.8円。
  何とか利益がでます。

  ただ、今70円で66円に下がってもOK、っていうのは
  たったの4円しか安全圏がなく、
  次のナンピン検討ラインに達するのはあっという間ですよね。


  ということは、倍の2株購入が必要だと思います。

  70円で当初の倍の株数を購入します。
  すると100円+70円×2で240円、すなわち1株あたり80円となります。

  62円の1.3倍が80.6円になるので、
  62円が次のナンピン検討ラインになるということです。
  まぁ、これくらいならちょうどいいんではないでしょうか。


  といったことを次々繰り返し、最後は利益を出すというわけです。


  分かりやすく説明しましたが、正確には
  取得株価÷倍率 がナンピン買いの目安です。
  先の場合では、100÷1.3=76.92円となるので、77円を切ったら
  ナンピンを考えましょう。
  (逆を言えば、76.92円の1.3倍は100円になるということです)


  ただ、ナンピン買いの大前提は、あくまでも倒産しないことです。
  買い増しても最後紙くずになってしまっては、
  悲しい結果が増えるだけですから。

  また、株価が下がるほど、値動きは大きくなります。
  1.3倍だった最安値からの反騰倍率が
  1.5倍や2倍、3倍になることも多いでしょう。


  こんなことを参考にしてみてください。
  ただ、投資判断は自己責任で。


  ではでは。

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