【優月よしえの癒し空間】心に響く話し方セミナ ーin大阪

【優月よしえの癒し空間】心に響く話し方セミナ ーin大阪

2007.08.30
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カテゴリ: がんと共に
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   検査は次の日だった。
   一日ですべてが済むように、H医師が手配してくれた。
   何回も病院へ通う手間が省けて助かった。

   体調が悪いときに、こういう配慮はホントに嬉しいものだ。
   H医師に感謝!




   血液検査・胸部CTに腹部エコー そして骨シンチ
   カラダの内部をくまなくチェックするための検査だ。



   私のカラダはいったいどうなっているんだろう?


   絶望感…

   喪失感…

   恐怖感… 


   いろんな思いが交錯していた。



   もうダメかもしれない… …





   そんな思いの中 

   「そうだ、私が死んでも
    困らないようにしといてやらなければ…」



   通帳や印鑑・家の権利書・各種保険証券の保管場所
   を教えながら、ひとつひとつ
   こういう場合はこういう手続きを踏んで…
   などと説明していった。



   こども達はどんな気持ちで聴いていたのだろうか……


   きっとそんな思いだったに違いない。
   黙って耳を傾けながら、時々メモを取っている姿は
   とてもけなげだった。




   そうするうちに 娘の実印がない事に気がついた。
   息子の分は主人が亡くなった時
   相続の手続き上、必要だったのでその際作っていたが
   娘はその時、まだ20歳未満で
   親権が親にあったため、必要なかったのだ。

   私が入院する前にという事で
   すぐに手配をした。


   こども達の実印をそういう形で
   揃えなければならないとは皮肉なものだ。f(^^;)


   でも救いだったのは
   こども達が私のそんな姿を見ても
   ちゃんと受け止めて
   しっかり見守ってくれている事だった。


   こども達がとてもまぶしく見えた。



   息子が口を開いた。
   「お母さん、思い出作りにどっか家族旅行でも行く?
    お金なら僕が出すからさ」


   娘が言った。
   「お母さん、家事は私に任せて! お母さんは病気と
    向き合って今度こそしっかり治療して」




   視点は違うが母を気遣うその気持ちが嬉しかった。



    ありがとう


                     (つづく)







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Last updated  2007.08.30 15:51:11 コメント(4) | コメントを書く


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