【優月よしえの癒し空間】心に響く話し方セミナ ーin大阪

【優月よしえの癒し空間】心に響く話し方セミナ ーin大阪

2007.10.24
XML
カテゴリ: がんと共に

hikari-s.jpg


   2006年7月31日――
   いよいよセカンドオピニオンを聴きに行く日が来た。


   その日は病院まで娘が運転をしてくれた。
   主人が闘病生活を送っていた時
   息子も娘もまだ免許を持っていなかったので
   病院への往復はすべて私が運転していた。


   でも今はこうして ふたりのこども達に頼って
   私は助手席でただのんびり座っているだけでいい。 






   夕方の6時の予約だった。 
   月末ということもあって道は大渋滞
   高速は諦めて、一般道を走る事にした。

   それでも何箇所か 渋滞に巻き込まれ
   時間に間に合うかハラハラしながらようやく病院へ到着。 

   叔母が10数年前にやはり乳がんで入院していた病院で
   その当時、お見舞いに行った事を思い出した。 
   とても古い建物で、内部もお世辞にもきれいとは言い難いものだった。




   しばらく待合室で待つ事になった。 
   担当医師がまだ来ていなかったからだ。



   刺すような痛みが背中を襲ってきた。 
   娘に背中をさすってもらいながら医者の到着を待つ。 

   周りを見回しても患者はひとりもいない。
   外来はとっくに終了している時間である。 当然か。


   セカンドオピニオンは 基本的には診察も検査もしない。

   意見を述べるだけのもの。
   だから時間外の診療となる。





   しばらくすると名前を呼ばれた。
   娘とふたりで診察室へと入って行った。


   私の手には4年前に手術をした病院からの病理検査の資料があった。
   取り寄せていた資料がやっと手元に届いたので
   それも合わせて判断を仰ぐことにした。



   担当医師は病院からの資料を一通り、目を通して、
   そして話し始めた。

   「なるほど… 確かに抗がん剤が一番有効であるとは思いますが…
    そうですねぇ~ あなたの場合はホルモン受容体なので
    先にホルモン治療をするというのもひとつの選択肢かもしれませんね。

    一度もホルモン剤を服用していないのであれば
    かなり期待が持てるかもしれませんよ。」


   そう告げられた。 予想外の言葉だった。


   ん? そうなの? あれ?

   どうしよ? 

   もう明後日には入院して
   翌日抗がん剤治療を始めるって決めてるのに…
   戸惑いは隠せなかった。




   しかし、とにかく
   選択肢がまたひとつ増えたことは嬉しいことだった。




   さてさて どうしようか?


   娘に意見を求めると 
   「お母さんの納得のいく方法をとればいい」と言ってくれた。

   でも入院は明後日 迷っている時間はない。
   でも迷うなぁ~~



   とにかくH医師にこの事を伝えて相談しないと…
   すぐにM総合病院へ電話してH医師に会いたい旨を伝えた。
   H医師は明日の夜でよければ時間を作ってくれると言う事なので
   早速予約を入れた。




   抗がん剤はできれば避けたい治療
   もし、ホルモン治療が有効ならそちらを先にしてみたい。
   でも抗がん剤をする気になって、入院の準備はもちろんのこと
   心の準備もばっちりできているのに…

   どうしたものか?
   私の心の中は乱れ始めた。

                    (つづく)






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.24 15:24:44 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

優月よしえ

優月よしえ

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: