金曜の夜ってば、






悪夢







１分おきに患者が来るんですよ。





「次、えーーと、熱発ね」

えーーーーーー、

またかいなー。

ってか、熱なんぼー？




「それを聞いたら怒るやろ」

聞かんでも怒ってるちゅうねんっ。


まって！

当てる！←（何を当てるねんっ）





３６．６度やろ？





「ブブー」

惜しいなぁ、３６．４度。

惜しいもクソもあるかいっ





あのさ、熱って何度からを言うの？

平熱の低い人にとっては、

３６．４度でも、熱発なんですかーー？


平熱ってのはそんなもんだろか、

そんなのありですかーー？（さまよえる蒼い弾丸す）









あぁ、


も、


イライラの沸点。

イライラの見極め。

イライラの回廊。

イライラの上から読んでも下から読んでも同じ、シンブンシ状態。



当直医も「断ってもらわれへん？」状態。




せんせ、無理。

来るねんもん。

ピンポン鳴らして来るねんもん。

ピンポンダッシュして来るねんもん。





ドアに張り紙しまよか？





「ただいまの時間は営業しておりません」

「医者、いてませんが」

「当直医、看護師、怒りの頂点ですが、いい？」

「出口はあちらです」




時間は夜の８時。



晩ご飯、食べてて良かった。

まだ患者、６人も待ってるやん。



結局、入院３人。

重症者２人だけ。




１５人来て、重症患者２人だけ？みたいな。

あれ、ここって、救急病院やなかったけ？みたいな。

救急指定病院の看板あげてなかった？みたいな。



思えばたやすくカバ主任と交代したから。



カバのバカ。




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もう二度と僕を許さないでしょう

あなたは僕を見放すでしょう


愛もあわれみも届かない

手に負えない血が脈打って　破廉恥なるわが正体