ジャンピングハグ・ファイナル

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Apr 26, 2011

テーマ： B’zに一言(459)

カテゴリ： ☆OH！GＩＲＬ

前回までのあらすじ

で、心マ、で、アンビュー。

モニターの波形は、アシストリー（心停止）

あたし　「せんせ、ボスミン入れて」

横井先生　「お・・、お・、オッケー！

じゃ、レスピ、つないで！」

（レスピとは呼吸器です）

あたし　「せんせ、レスピ乗せるのはいかがなものかと」

横井先生　「いいから、つないで！」

そこに家族到着。

家族　「お世話になります。どうでしょうか？」

横井先生　「・・・・・・・」←レスピの設定してる。

家族　「状態はどうでしょうか？」

横井先生　「・・・・・・・、

さあ、どうでしょう」

さあ、どうでしょう。

なんてアバウトな説明。

家族　「息、してますね」

横井先生　「・・・・・・、

ああ、そうですね」

ああ、そうですね。

なんて他力本願な説明。

あたし　「えと、今は呼吸器をつないでいるので、

それが動いています。

呼吸器をはずすと、多分、ご自分での呼吸は・・・」

（横井、なんかしゃべらんかいっ！）

家族　「でも動いてますやん、息、してますやん」

あたし　「動いているのは呼吸器です」

もうね、

だんだん腹が立ってきたわけですよ。

横井（もう完全にあたしの中では呼び捨て状態）、

何してるかと思うたら、

パソコンでオーダリングしてやがる。

見かねた救急隊員が、

「先生、もうかれこれ４０分たちましたが」

蘇生時間４０分しても、

戻ってこない場合は、

医師より、死亡確認がされる。

あたし　「せんせ、死亡確認」

先生は時計を見て、

２２時０８分、ご臨終です。

ところが家族は納得しない。

家族　「まだ息、してますやん！！」

いあいあいあー、

せやから、

これは呼吸器のなせる技であってーー。

言ったこっちゃない。

呼吸器なんか乗せたら、

今度取るのに時間がかかるし、

家族の同意が必要になる。

普通、８０才以上の高齢で、

普通、その家族は（ありがとうございました）と、

普通、親の死を認める。

それが普通。

ところが呼吸器の動きを、

親はまだ息をしている、

まだ生き返る、と。

こうなったらもう、

レスピははずせないよ、なかなか。

救急車で到着してから、

すでに１時間半経過。

あたしは救急隊員にお礼を言って、

帰ってもらった。

あたし　「で、せんせ、どうするんですか？」

横井先生　「上にあげよか！」

ええっ！？入院！！？

横井先生　「それしかないやん、この場合」

「それはないわぁ～～～」