口だけ番長の日記

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December 27, 2004

哲の彼女

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俺の最も、仲のよい友人の哲に彼女ができた。

日曜は哲の彼女のお披露目をかねて数人で飲んでおりました。

夜遅くだったこともあって、地下鉄がなくなったので、最寄りの駅から数人でタクシーに乗ることになった。

帰り先は多少違うが、みんなで相乗りしたほうが得だろうというこんたんである。

で、タクシーをつかまえて乗り込み、哲の彼女の「かおり」がまず自宅の行き先を告げた。すると運転手がハッと振り返った。

「あ、アンタ前にも乗ってくれたでしょ！　いやぁ、ベッピンさんの顔は忘ませんよ。お宅なら覚えてますさかい任せてください」

確かに哲の彼女は目鼻立ちがくっきりした常盤貴子似の美人。印象に残りやすいタイプではある。

タクシーの運ちゃんが覚えていてもべつに不思議ではない（自宅を覚えられるのは少々気持ち悪いようにも思うが）。

それでしばらくタクシーに揺られていたところ、ある豪邸の前で停車してドアが開いた。ここがかおりの自宅だということらしい。

この豪邸は某総合病院の医院長の家らしく近所でもちょっとした有名な家。

この女、前に見栄をはったな…

当のかおりは一瞬動揺した風だったものの、何食わぬ顔をして下車した。

哲の彼女はプライド高き女性である。が、そこまでして見栄をはりたいのかと思う。それとも、豪邸の令嬢に間違えられたせいで精神に変調をきたしてしまったのか。

というより、間違えて覚えられてる時点で全然ダメだと思うんですが。

まぁ、顔がかわいいんで許しますけど～。

哲は３か月もつかな～？

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